2018年10月25日

秋前のメンテナンス

真夏の2000kmオーバー遠出から約2ヶ月経ちました。

帰宅後に事故で紛失・傷ついた部品をセカイモン(e-bay)で注文しましたが、フロントフォーク一式は内部のオイルが駄目だったのか、輸入できずにキャンセルされてしまいました(セカイモンは航空機で輸入するので、可燃性物質が含まれる商品は輸入できないそうです。船便もやってくれりゃいいのに)。
でも以前リアサスは輸入できたことを考えると、カシメ等で密封されている(可燃性物質が外に出る可能性が低い)ものは大丈夫なのかな?

そんなこともあってか、その他の部品が家に届いたのがつい先日。1ヶ月半かかりました。
ちなみに今回購入したのは…
★左クランクケースカバー:23,340円
★オルタネーターカバープレート:4,277円
★ガスケットセット:4,894円
★カムチェーンテンショナーゴムキャップ:2,846円
以上4点。総額:35,357円なり(もちろんこの代金は事故の相手のおじさんからいただいてます)↓
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写真に写っているのはガスケット類以外の部品です。
右下にあるピンと黒い物体は、クランクケースカバーに付いてたクラッチ関連のピンと、ニュートラルスイッチ。
左下の黒くて丸いのがゴムキャップ。

以前からどういう構造なのか気になっていた、クラッチレリーズ(パーツリストではクラッチレバーと表記されていますが、ハンドルのレバーとの混同を避けるためにレリーズと勝手に呼称)の調整機構部分↓
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赤点線の所にクラッチレリーズが入り、青点の所にクラッチリフターロッドを押すピンが入ります。
調整穴の下にある真鍮っぽい色の部品はグリスニップル。
ここからグリスを注入すると、このようなルートでグリスが入っていきます↓
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赤矢印がグリスの通るルート。
レリーズとピン両方にグリスが行き渡るようになっていますが、めちゃ入り組んでて複雑な構造。
よくこんな複雑な形状を鋳造できたな〜(もちろん鋳造後に穴あけ・切削もしてるんだろうけど)。
グリスよりもエンジンオイルに浸した方がクラッチ操作が軽くなりそうな気がしますが、この時代はまだ手探り状態で作ってた車両が多いので、こういった効率の悪い仕組みがいたるところに散見されます。
ある程度走行してからこの調整穴周辺を見ると、ニップルからなのかゴムカバーからなのかわかりにくいんですが、エンジンオイルが滲むレベルで漏れます。
1980年代以降の車種ではこのへんはもっと部品点数の少ないシンプルな機構になっていくので、オイル漏れなんてしないんすけどね〜。
ニップルを除去してメクラ蓋して、ゴムカバーをねじ込み式のアルミキャップ(Oリング付き)なんかに改造したら良さそうな気もします。

ドライブスプロケット周辺の壁面には腐食や鋳巣(鋳物にできる空洞)が見られます↓
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まぁ組んでしまえば見えない部分ではありますが、なんか今使ってるカバーの方が程度いいかも…。
マグネシウム合金はたしかにアルミ合金よりも軽いんですが、水分で腐食して穴開いたりするのが困りもの。
空冷エンジンならまだしも、冷却水がクランクケースカバー内を通る、古い時代の水冷CRだと思いっきり腐食してるのがあるみたいです。
多少重くてもいいからアルミで作ってほしかった…なんて今の時代の目線で言っても、当時のホンダとしてはオフロードレースを視野に入れて少しでも軽く!と作ってたモデルだから、経年劣化なんて考えてるわけないんすよね。
まさか数十年後にビンテージバイクなんてムーブメントが起きて旧車の需要が高まるなんて、当時のエンジニアさん達は夢にも思わなかったことでしょう。

部品の話はここまでにしといて、家の前でカバーかけて放置してる実車はどうなっているかチェックします↓
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全体的には長旅から帰ってきた時とさほど変わりない状態でしたが、シリンダー表面に白いアルミ腐食がガッツリ出てました。
でもこれはブラシ等で磨けば落ちるので、それほど大きなダメージではありません(このまま放置したら良くないだろうけど)。

エキパイはやはり購入時よりサビが進行してます↓
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雨天走行はほとんどしてないレベルなんですが、やっぱりカバーで屋外ってのは湿気までは防げないです。雨ざらしよりはマシだけど。
はぁガレージ欲しい。

マフラー上部にはカバーの縫い目から漏れ出た雨水がシートを伝って落ちていたせいか、局部的に赤錆が発生↓
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エキパイも含めて、ブラストで穴が開くくらい腐食が進行する前に西村コーティングに持ち込んだ方が良さそうです。

左クランクケースカバーの下部は長旅から帰ってきた時と同じ、オイルが滲み漏れしてる状態でした↓
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滴り落ちるほどではないので急を要するレベルではないとは思いますが、ガスケット挟んでもこんなに漏れるってのはどういう精度なんだろか。面研した方がいいのかなぁ。
それともこのオイルはひょっとして、上にあるカムチェーンテンショナー調整ネジのとこから漏れたやつかな?

見た目はこんな感じに少しづつ劣化が進行している状態ですが、中身はどうでしょう。
バイクはエンジンがかからなければただの臭いオブジェになってしまいます。
バッテリーは以前コンデンサーに交換してバッテリーレス仕様にしてあるので長期放置でも問題ありません。
早速キーをオンにして、チョークノブ引いて、スロットルを僅か〜に開け気味にして、圧縮上死点から1ノッチ進めた所からキック。
やはりかからない。
以前、5月頃に2ヶ月放置後に1発で始動したことはありましたが、その時となにが違うんだろうか。気温?湿度?キャブ内ガソリンの状態?
しばらくキックを何回かしていると、以前にもあった圧縮が抜けているような感触が…。
タペットの蓋開けて確認しましたがバルブは正常に動いています。
アイドリングノブを締め込んでやっても始動せず(アイドリングをかなり高めにセットすると始動率アップする場合があります)。
以前この症状が出た時は、バルブとポートの隙間にゴミが噛んで圧縮が抜けていたのではなかろうかと予想してたんですが、長期放置した後に発生するってのはどういうメカニズムなんだろうか。
もしかしてエンジン切った後に圧縮上死点で放置してたので、バルブ接触面のカーボンが圧力で接着した状態になって、放置後のキックでカーボンが剥がれやすくなってたとか?
ぼくとしては給排気バルブを閉じた状態なら長期放置でも湿気がシリンダー内に入らないからいいかなと思ってたんですが、考えてみれば多気筒エンジンだと全バルブ閉じるなんてできないわけで、この保管方法はさほど意味ないかな。

いくら予想してても埒が明かないのでプラグを取り外して見てみると、意外にもカラッカラに乾いた状態(以前はカブってました)。
火花はちゃんと飛びます。
「これひょっとしてガソリン来てないとか?」と思い、キャブを外してみると↓
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本来ガソリンで濡れてるはずのシリンダー側もカラッカラ。
圧縮が抜けてるからガソリンを吸ってないのか、キャブ内で詰まっているのかわからないので、とりあえずジェット類の導通を確認すべく、キャブをバラしてメインジェットとスロージェットの穴をエアブラシで吹いてみましたが、詰まってませんでした(エア1発で軽い詰まりが取れた可能性もあり)。
ちなみにフロート下部にあるドレンボルトらしきネジを緩めると、隣のドレンからガソリンが出てくるのかと思いきや、ネジ穴からしか出てこないという、時代を感じるメンテナンス性の悪さを感じます↓
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隣のドレンは横倒しになった時等のオーバーフローで出てきます。

キャブを組み付ける際に、フロートチャンバーガスケットをマトモな新品に交換↓
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というのも、以前キャブをバラしたらガスケットのOリングがかなりデカいサイズの物が入ってて、どう頑張ってもOリングが余ってはみ出てしまうので、仕方なく切断してちょうどいい長さにしてたわけです(1がこれまでの状態。2が新品Oリングを入れた状態)。
しかしそれまでどうやってオーバーサイズのOリングを切らずにキレイに収めてたのかが謎。これ組んだ人は相当器用な人だったのか?

キャブを組み込んで、ガソリンコックをオンにして、いつもどおりの手順でキック。
するとなにやら始動しそうな気配が(混合気がシリンダーに入って点火しかけた感)。
その後数回のキックで無事始動。
アイドリングを調整した後も安定して始動。
灯火類も問題なし。
ちなみに始動後は何度キックしても圧縮抜け感は無くなってました。謎〜。
最後にオイルをチェックすると、ゲージの下端ギリギリまで減っていたので500mlほど継ぎ足してXLのメンテ終了。
結局始動不良(圧縮抜け感)の原因は不明のままですが、何にせよ長期放置はあまり良くないすね。たまに乗らないと。

長期放置といえばバハも約10ヶ月放置になってしまったので、この際だからと始動チェックしてみることにしました↓
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カバーを取るとやはり過去の耐サビ改造が功を奏して腐食はほとんど発生しておらず(耐サビ加工してないところは進行してる)。
久々にまたがってみると、XLより重心が高いにも関わらず、車体が異様に軽く感じます。
クラッチも超絶軽い!あ〜XLもこのくらい軽ければなぁ〜。
まぁかかるわけないかとキックを数回。
するとこちらも圧縮抜けのような軽さが…かなり久々だったので「元々こんなんだっけ?」と一瞬思いましたが、圧縮上死点でのデコンプレバーも異様に軽い。もう意味不明。
プラグを見てみましたがカブってはいないものの、しっとりと湿っていてガソリンが来てる状態であることがわかります。
その後何回かキックしているといきなり点火しそうな気配があったかと思ったら無事始動!
キック回数はそれほど多くないのに意外とあっさり始動していとうれし。

バハも以前始動困難になるトラブルが何回かありましたが、その原因はどうやらメインキースイッチボックスの接触不良だったらしく、そこを対処すると安定して始動できるようになりました。
バハも長期放置せずに、たまに乗ってれば快調な始動性を維持できそうです。

ところが灯火類をチェックするとやはり左前ウインカーが無反応(リアはハイフラ状態)。
「やはり」というのは最後に乗った時(XLの実車確認で郡山行った時)すでに左前ウインカーがどうしても点灯しなかったので、リレーがぶっ壊れてんのかなと思いつつ、交換する時間もなかったのでそのままにしていたのです。
右ウインカーも長期放置の後は、数十秒〜数分つけているとやがて点滅し始めるという感じだったので、完全にリレーを疑っていたんですが、いろいろ調べてみると、どうも左前ウインカー本体に問題があるらしく、内部のサビをゴシゴシ取ってみたりしているうちに薄っすら点滅するようになり、さらに磨いていくとまた点灯すらしなくなり、やがてプラス配線の根本が簡単にポッキリ折れてしまいました…不良の原因はここだったようです。
おそらくソケットに圧着されていたこの配線の金具部分が、すでに折れる寸前で、他のサビ箇所も相まって導電性が著しく低下していたのではないかと推測。
これは予備で持っている同型ウインカーを使って修理すべし。
というところで日が暮れて終了。
ウインカー直ったら久々にバハも乗ろうかな。
posted by 文鳥 at 18:27| 東京 ☀| Comment(6) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月07日

西日本の友人巡り

前回の記事冒頭に「今年の夏はデカい遠出をしよう」と書きましたが、8月後半に行ってきました2,000kmオーバー!
今回の主目的は西日本の各地にいる友人を尋ねること。
京都・大阪・広島・愛媛の4箇所を巡る予定で、その間の移動でいい景色を見つけられたらいいなぁという感じ。

ぼくが遠出で一番重要だと考えるのは天気でして、準備が整ってからしばらくは週間天気予報なんかをチェックして晴天の続きそうな日を待ちました。
そして友人のスケジュールも考慮した結果17日(金)の昼過ぎに出発。
ちなみに今回持っていったカメラは、SONY α7II、Panasonic GM1、フィルムカメラの NIKON FE2の計3台。
レンズはαとFE2兼用のAiニッコール50mm F1.4(標準域)、Aiニッコール24mmF2.8S(広角域)、GM1用でLUMIX G 14mm F2.5(広角スナップ用)、LUMIX G VARIO 45-150mm F4-5.6(望遠域)。
35mm換算で24mm〜300mmまでをカバーする構成です。

持ち物はコブラベルトに3つの小型ポーチを付けて、財布、携帯電話、α7II+レンズ1本、GM1+14mm、予備電池や懐中電灯、爪切り等や携帯工具を常時身につける形で収納。
そしてワンショルダーバッグを改造した大型ウエストバッグに防風ジャケット、レインジャケット、厳冬用インナー上下、着替えTシャツ&下着数枚、カメラに装着してないレンズ、三脚、ウエス、タオル、ティッシュ、レンズケア用具を収納。
これで全ての収納はパンパンになってしまったので、ホントは持って行きたかったα専用のフォクトレンダー40mmは割愛。
ちなみに大型バッグの重さは約7kgになりました。

というわけでスタート。今までの記事も長文でしたが、今回はさらに長くなっております(笑)。

家の近所にて↓
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この日の天気はドピーカンで酷暑でしたが、予報では4〜5日晴天が続いた後には雨が降るとのことだったので、それまでには帰宅する予定。

毎度おなじみ陣馬山の眺めのいいところ↓
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雲ひとつ無いド晴天です。
寄る予定の場所は、京都、大阪、広島、愛媛の4箇所ですが、友人のスケジュールも考慮すると順序は大阪ー(状況によって広島か愛媛のどちらかが先)ー京都という感じになります。
時間や距離を考えると普通は高速道路で一気に行くところですが、XLのエンジンに無理をさせないために、あまりぶん回さず60km/h前後でのんびり走ることを考慮して全て一般道で、しかも極力、車の交通量の少ない道を進むことにしました。
ということで初日は甲信越方面に向かう際の定番コースである山道や林道を通って琵琶湖まで出て、そこから大阪へ行って1泊する想定です。
ただ、家を昼過ぎに出てるので、どう考えても途中で夜になることは確実。なので大阪までは徹夜走行です。

家から75km走った地点で、以前から気になっていたビビリ音(どこかが軽く接触してる音)が酷くなってきまして、走りながらいろいろ聞き耳立ててみると、どうもタンク裏に原因がありそうな感じだったので、休憩も兼ねてタンクを外してみることにしました↓
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ところがここに来て遠出用工具セットを持ってくるのを忘れたことに気が付きまして(毎度必ず何かしら忘れ物をするクソ脳みそ)車載工具のみで作業する羽目に。
ビビリ音発生箇所の予想は大当たり。
イグニッションコイルの横に走ってるスロットルワイヤー2本が、タンク裏に接触してワイヤー表皮に擦れた跡と粉末が付いてました。
そこで一旦イグニッションコイルを外してワイヤーがコイル裏を通るように配置しました(この辺の写真も撮っときゃよかったなぁ)。
あと、大型ウエストバッグの重さも相まって、かなり尻の尾てい骨あたりが痛くなってきまして、いろいろシッティングポジションを変えながら走ってましたが、シートに付いてるタンデム用ベルトの上に座って余計に痛くなってしまうこともあったのでベルトも外しました。

これまた毎度おなじみ塩山(現・甲州市)のループ橋の途中にて、今回は別の入口から旧道へ入りました↓
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この道は結局それほど走らない内に元の道に合流する形でした。

塩山市街で初回給油。燃費は30.2km/l。
塩山市街からは、やはりおなじみの川上牧丘林道山梨側入口付近(琴川ダム付近)へ向かい、そこから分岐して北西へ進むクリスタルラインへ行くわけですが、ダム付近の道で今まで出会ったことのなかったキツネに遭遇↓
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残念ながら写真は間に合わなかったんですが、キツネはこの写真の道を横切って横の草むらに入って行きました。

今年の春は通行止めで断念、梅雨入り前には疲れて行かなかったクリスタルラインに向かいます↓
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これはその分岐からすぐの所にあるダムにかかる橋にて。
その橋からは水没旧道も拝観できます↓
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相変わらずゾクゾクさせてくれます。

ここも過去何度も訪れたことのある分岐↓
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向こうに見える小屋は真新しい公衆便所ですが、20年前くらいに来た時は廃墟のような山小屋でした。
ここで昼間の酷暑が嘘だったのかと思うくらいに、かなり寒くなってきたので防寒装備を着込みました。

ここは以前車で大阪へ行った時の帰りに、台風の影響によりギリギリでゲートが閉められてしまい、長い距離を引き返すことになった地点↓
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その時の写真はコチラ
当時は霧が出ていてかなり幻想的でした。
ちなみに車で来た時はこの写真の奥からこっちに抜けようとしてたわけです。

次第にあたりは暗くなって、キレイな夕焼けが登場↓
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そういやいつの間にか雲が出ています。

琴川ダムから全くだ〜れにも会わないくらい貸し切り感満点の道なので、道の真ん中で三脚立てて長時間露光撮影してみました↓
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カメラはα、レンズは50mm、絞りはたしかf2、シャッタースピード(SS)は15秒、ISOは3200。
ちょっと明るすぎたかな?でもいい雰囲気に撮れたと自画自賛。
時刻は19:33。

さらにクリスタルラインを進んでいくと、やはり何度か通り過ぎたことのある増富温泉に到着↓
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ちょうどいい時間だったし寒いし、ここで一泊しちゃおうか一瞬迷いましたが、よくよく考えたらこの辺はなんか値段高そうだし、距離もまだまだ稼ぎたいのでこのまま進むことにしました。時刻は19:58。

増富温泉をスルーしてさらに進むと、みずもちゃんとラジウム星人でおなじみ(?)のみずがき湖に出まして、さらに北上して山道(クリスタルライン)に入り、北西に進むと鬱蒼とした森が一気に開けてこのような景色になります↓
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人工衛星か航空機の軌跡も写っててカッコいいです。
ここは2010年に偶然発見したポイントなんですが、それから何度かここに行こうとしたものの行けなかったという場所です。
8年ぶりに来ましたがここは相変わらずのようです。
こないだの6月に再訪した八ヶ岳の西にある広大な草原はソーラーパネルで無残な風景になっててガッカリしたばかりだったので、ここの風景が変わってなくて一安心。

ちなみに2010年の時の写真はコチラ↓
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この時はまだ豆粒センサーのコンデジだったので、今見ると解像感も奥行き感も希薄です。
2010年の時のように乗車した状態でも撮りました↓
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カメラはα、レンズは24mm、絞りは開放(f2.8)だったかな?SSは5秒、ISOは1600。

眺めのいい場所から西へ進み、国道20号に出たとこで2回目の給油。燃費は27.5km/l。マップ確認や撮影のため何度も停車したためか、イマイチ良くない。
このあたりでさらに寒くなったうえに、眼鏡のヒンジ部分のネジも脱落してどっかいっちゃったので、偶然見つけたドン・キホーテ茅野店に入って防寒装備と脱落したネジの代わりになるものを探すことに。
防寒装備になるような衣服はけっこう高かったので、テニスプレイヤーがしてそうなヘッドバンドをネックウォーマー代わりに購入。
ヒンジに使えるネジなんてニッチなものはもちろん無かったので、針金クリップを購入。クリップを伸ばしてヒンジの穴に通してぐるぐる巻いて応急処置。
そして出発。ネックウォーマー代わりに買ったヘッドバンドの効果は、無いよりはマシといった具合でした。
20号は夜中だというのにお盆真っ只中のためか交通量がけっこう多かったので、諏訪湖の手前で山道に入って南アルプスの西側へ抜けます。
その途中と思われる夜景↓
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時刻は01:10。18日になりました。

伊那市から天竜川沿いを南下して、飯田市に到着するまでの間のどこかにある(覚えてない)道の駅らしき場所で撮った1枚↓
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ツバメの親子が熟睡してましたが、ぼくがカシャカシャやってたので親鳥を起こしてしまいました。メンゴ。

飯田市のロータリー交差点にて↓
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家や店舗がたくさんある町中なのに深夜(03:40)なので、めっちゃ静かでだ〜れもいなくて時が止まったような幻想的な雰囲気でした。
ロータリー交差点は人生初の経験でしたが、他の車がいないので普通の道と変わらない気分。

飯田市の西にある飯田峠の頂上↓
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けっこう標高高くて寒いです。
厳冬用防寒インナーに防風ジャケット、さっき買ったインチキネックウォーマー、そして一番上にレインジャケットも着てたんですが、けっこう寒かったです。フリース装備も持ってくればよかった〜と後悔。
やはり信州の夜は真夏でも寒かった…。

峠の真っ只中にある茶屋に到着…といっても、まだ04:41なので営業してません↓
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背後には展望台もあったんですが、疲れと寒さで登る気なんてさらさらありません。

ついに岐阜県に突入↓
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ちなみにこのすぐ後ろにも茶屋がありましたが、やはり開いてません。

馬籠という地域にあった妙にだだっ広い駐車場らしき場所↓
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ここでトイレ休憩。

さらに西進すると国道19号の中津川バイパスに出たので3回目の給油。燃費は32.4km/l。なかなかよろしい。
19号をず〜っと進んで、並走している中央本線の釜戸駅のあたりで旧中山道に入ると、それまでの交通量が激減…というか皆無になりまして、なかなかいい雰囲気の場所に出ました↓
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この時はまだマップ確認してない段階なので、バイクの向きが進行方向とは逆になっています。
そこから少し進んだところにも歴史のありそうな謎の屋根付きの塀がありました↓
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傍らには石碑もあったんですが、徹夜走行の疲れも出ていたせいか写真を数枚撮って、そそくさとその場を立ち去ってしまったので詳細不明。

旧中山道の途中にあった眺めのいい場所↓
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αで撮るほどじゃないなと思ったのでGM1でスナップ。
しばらく進むと国道21号に出まして、ひたすら西進。
この辺から風景は普通の幹線道路沿いの街中になっていき(あまり異国情緒も感じない雰囲気)車の交通量もお盆真っ只中ということもあってかかなり多くなり、先程までの寒さも夢幻の如く、酷暑に変わっていきます。
徹夜の疲れもありましたが、それよりも交通量の多さと暑さのおかげで写真を撮る気などさらさら起きず、上記の眺めのいい場所から3時間ほど走って琵琶湖の近くに来るまで1枚も撮影しませんでした。

やっと車の往来の無い、いい感じの道を見つけて撮影↓
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ここで、フィルムカメラで1枚も撮影してないことを思い出し、FE2に50mmレンズを付けて撮影してみました↓
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2年以上室温で放置してたフジフイルムのカラーネガASA100でしたが、それほど劣化してなかったようで一安心。

琵琶湖の縁までやってきました↓
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またしても進行方向とは逆向きに停めてしまいました。
暑さは酷暑と呼ぶにふさわしい激烈なもので、防寒装備が拷問装備になってしまったので、琵琶湖沿いを進んでいて見つけた公衆トイレの個室の中で夏装備に着替えました。

そのまま琵琶湖沿いをひたすら南下していくとまた広大な景色に遭遇したので、早速横道にそれて撮影↓
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「この広大さは広角っしょ〜」と50mmから24mmに交換。
さらにフィルムで50mmと24mm両方使ってみました↓
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50mmの方はS表記の無い前期型のためか、若干露出オーバー気味になってる気がします(名称の末尾にSが付いてないAiニッコールレンズは絞り伝達機構の設定に若干ズレがあるらしい)。
この横道をさらに進むと川沿いの土手に出ました(なんか同じようなアングルばかりになってしまった)↓
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これはGM1+14mmで。画面中央あたりにはトンボが写ってました。
この時点での時刻は12:07。
そういや書き忘れてましたが、食事はちょいちょいコンビニに入ってサンドイッチやら唐揚げ類を食ってしのいでいました。風情ゼロ〜。

琵琶湖周辺で4回目の給油。燃費は32.2km/l。よしよし調子いいぞ。
琵琶湖の下端まで来たら、京都の南をかすめて淀川沿いを大阪方面へ進行。
ちなみに京都には友人その1、このブログによくコメントしていただいてるgotoさんがお住まいなんですが、スケジュールの都合でgotoさん家は帰りに寄ることに。

大阪の都市部に入るともう酷暑と車の数がとんでもないことになっておりまして、まさにカオス!でした。
どこに向かうにしても渋滞の嵐。
人里離れたルートを通ろうなんて考えても、そんなルートはありません。
徹夜明けの疲れも相まって、もはや写真なんて撮る余裕もありません。
迷路のような一方通行だらけの複雑な道を、マップを確認しながら進みます。
今回もマップはオフラインでも使えるMAPS.MEとかいうタブレットのアプリを使ったのですが、見た目的に車体にタブレットを取り付けるのは絶対嫌だったので、使用する度にバイクを停めて、バッグのポケットから取り出すという面倒なことをしなければなりません。
幸いXLの始動性は絶好調だったので、何度停めてもそれほど苦にはならなかったんですが、走りながらマップを確認できないのはけっこう不便でした。

そして友人その2、個展の際にもお世話になった山本氏と中川氏がいると思われる新大阪スタジオ(SOS)に到着。
実はここまで彼らには何も連絡を取っておらず、いきなり登場して驚かしてやろうと思い、ニヤニヤしながらスタジオの扉を開けようとしたら鍵がかかっている。勝手口も同じく。しかしエアコンの室外機はフル回転していて、スタジオ内にも明かりがついている。
しかも少し横のシャッター前には中川氏の高価そうな自転車が鍵もかけずに置きっぱなしになっていました。
「こりゃ中にいるな」と思って呼び鈴鳴らしたり、ケータイや店舗の電話にもかけてみましたが応答無し。
なにか事件でも起きたのか?と不安になりましたが、しばらくすると山本氏から電話が返ってきて、彼は本職(内装業)の方でバタバタしているらしく、すぐには行けないとのこと。中川氏のことは山本氏にもわからず。
とりあえず、すぐ近所に親戚の叔母(母の妹)が住んでいるので、山本氏が来れるかどうかわかって連絡してくるまで叔母の家にお邪魔させていただくことにしました。
こちらもアポなしで行った方が面白そうだったので、そのまま行ってみたら叔母はメチャクチャビックリして歓迎してくれました。
ありがたいことに焼きそばやら何やらごちそうもしていただきまして、しばらくおしゃべりして休んでいると山本氏から連絡があり、やはり今日は無理とのこと。
あわよくば、以前のようにスタジオに泊めてもらおうかと思ってたんですが(図々しい)残念。サプライズもこれにて失敗!
というわけで、SOSも帰りに寄ることにして叔母に別れを告げ(いろいろありがとうございます)先に進むことにしました。
叔母の家を出てから5回目の給油。燃費は31.6km/l。信号待ちが長い上に渋滞多めな街中にしてはいい方か。
琵琶湖から大阪までの燃費が良かったのかな?

次は愛媛に住む友人その3か、長距離トラック運転手やってる友人その4(兵庫在住だけど、日程的に広島にいる)のどちらかに会うことが目標になるわけですが、さすがにもうHP(体力)はゼロに近く、ゲージが真っ赤っ赤な感じなので、大阪から脱出したあたりでホテルを探すことに。
どちらの友人に会うにも西進することになるので国道2号をひたすら西進。
約3時間ほど走ると神戸の三宮に到着。
三宮駅周辺に近づくとホテルがたくさん現れたので、安そうなところを探します。
しかしさすが大都市なだけあってどこもけっこうなお値段。体力的にもそんなに何軒も回れず、許容範囲内の価格(6,400円)のアパホテルに決定。
ところがホテルのビルにはバイクを停める場所が無いらしく、バイク客には少し離れた場所にある市営駐車場を案内してるとのこと。
地方のビジホだとビルの横とか車の駐車場の片隅に停められるんだけどな〜。やはり都市部はビル敷地も狭くて駐禁にも厳しいようで。
もうチェックインしてしまったし、すぐにでも風呂入りたかったので仕方なくその市営駐車場とやらに向かうと、意外と遠くて道に迷ってしまい、あれこれ走り回ったあげく、近くにいたタクシーの運ちゃんに聞いてみたらそこからすぐ近くに入り口がありました。
その市営駐車場は地下型で、バイクでこういう駐車場に入るのは初めてでした↓
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バイクがいたずらされないか少し心配になりましたが、この駐車場には防犯カメラがあるとのことなのでまぁ大丈夫でしょう。
ちなみに駐車料金は800円。ホテル代と合計で7,200円。安くはないな…(でも他のホテルはもっと高かった)。
しかしホテルまでけっこう歩くぞこれ…(マップで確認したら約1kmでした)。
普段からバイクや車ばっか乗ってる上に、徹夜&長距離走行(ここまでで約650km)そしてクソ重たい荷物を持って1km歩くのは拷問なり。

やっとこさホテルに到着。
冷房の効いた館内が天国のようだ!
部屋の広さはいたって普通のビジホといった感じです↓
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しかしやはり、一人自由気ままに過ごせる個室というのは疲れを癒やすには最適。

家を出てから2日経過して19日になりました。
ホテルをチェックアウトしてから国道2号に乗り、淡路島へとつながる明石大橋のある神戸市垂水区へ。
垂水区には叔父(母の弟)が住んでいるので、またしてもアポなしでご挨拶。
驚いたリアクションは薄めでしたが(笑)いろいろと体調を崩しているにも関わらず暖かく迎えていただきました。
しばらくおしゃべり&食べ物をいただいた後に出発。お世話になりました。

一旦近くのコンビニに入り、広島にいる長距離トラック運転手の友人イワセ氏(高校時代からのバイク友達)に連絡。
今から広島に向かえば夕飯時には到着できそうだと伝えましたが、どうも彼はスタジアム(サッカー)に搬入のため、スタジアム内のトラック周辺からあまり離れられず、しかもそこは関係者以外入れない所なので、全て終わるまで会えないとのこと。
では仮に愛媛の友人を先に訪ねてから、となると今度は日程的にもう広島を発って神奈川に向かってしまうので結局会えなさそう。
というわけで、いつかこっち(我が家)近くに来た時にでも会おうぜ〜、ということでイワセ氏に会うのは断念して愛媛に向かうことに。

明石市役所近くの防波堤にて↓
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遠くに見えるのが明石大橋。これを今から渡ります。
GM1で自撮り↓
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半袖シャツの下に着ているのはホムセンの作業着コーナーで売ってた冷感インナー。
さほど涼しくはないんですが、日焼け防止にもなるので着用(別に美白を維持しようってわけではなく、ひどい日焼けすると後が面倒だから)。

で、明石大橋を渡ろうと橋の根元付近まで行ってみたんですが、どこにも入口はおろか案内看板すら無い。
いったいどこから入るんだよと付近をウロウロしたもののわからず。
マップを見てもよくわからず。
しかたなくコンビニに入って聞いてみると、どうやらかなり内陸の方から入るようになっているようで、コンビニのお姉さんも「ここからだとちょっと遠いんですが…」と苦笑いしつつ細かく教えてくれましたが、実際に走ってみると「こんな内陸なのかよ!」とツッコミ入れたくなるくらいでした。
ていうか海岸近くにも入口案内の標識をデカデカと設置してほしいところです。

結局橋は高速道路の一部なので、不本意ながら高速に入らないと渡れません。
これまで80km/h以上はほとんど出さなかったんですが、さすがに高速では80km/h以上出さないと他車に迷惑になりそうなので、仕方なくスロットルを開けて走ります。
XLはトランスミッションが5速までしか無いので80km/h以上になるとけっこうブン回る感じになりますが、これ6速あればバハと同じように飛ばせるんだろうな〜と思いました(バハはブン回して120km/hくらい)。
ただXLにはピストンの振動を打ち消すバランサーが無いので高回転域になると「ブ〜〜ン!」といった振動がけっこうくるので、たとえ6速あったとしても、やはり3,000rpmあたりでマッタリ走る(6速あれば70〜80km/h巡航になるのかな)のが気分いいんだろうな〜とも思えます。

さて、明石大橋は渡り終えましたが、この先どこでこの高速を降りればいいのか、全然下調べしてなかったから全くわからない。
できれば高速は最短で終わらせたいんですが、淡路島で降りても結局四国に渡るためにまた高速乗らないといけなくなるので、このまま高速で淡路島をパスしてしまおうかと思い、最初の出口である淡路I.C、その次の東浦I.Cをスルーした矢先、四国の徳島(降りるべき所)が75km先という標識が…!(ホントは淡路I.Cの先にも「徳島81km」という標識があったが見落としてた)
「えー!淡路島ってそんなデカかったの!?」とびっくり仰天。こりゃ早く降りないと料金が大変なことになる!というわけでその先の北淡I.Cで降りました↓
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料金は2,370円…くっそ、けっこうな額いってしまった。

降り立った道は淡路島の西側で、今マップで確認すると東側よりマイナーな雰囲気です。
交通量はそれほど多くはないんですが、少なくもないので、もっと人里離れた感のある道を進みたいな〜とマップを見ても海岸沿いの道以外は東側に連絡する道ばかりで、山の尾根をつたって南下するような道が無い。
メインの道をそれて寄り道↓
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別にキレイでもなんでもない風景ですが「こんな場所にきましたよ」という記録。

海岸沿いなのでやはりちょいちょい海水浴場があり、夏休み真っ只中の人たちがたくさん来ていました。
そんな風景を間近で撮影してたら通報されそうなご時世なので、そういった場所はスルーしてやはり人のいない横道に入って探検↓
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遠くに海水浴場が見えます。
しかし淡路島ってこんなデカかったのかと改めて実感。地図で見るとすぐ走りきれる大きさのように錯覚してしまいます。

暑さは相変わらず炎天下の様相を呈していて、少しでも涼を求めるべく、途中から内陸を走る道を通ろうと山の方に伸びる道に入りました↓
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しかし暑さは変わらない上に、結局しばらく進んだら海岸沿いに戻っちゃいました。

ず〜っと退屈な海岸沿いを進むと巨大な風車が現れました↓
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レンズのゴミのように見えるものは無数に飛んでたトンボです。でもこんなに飛んでた記憶ないんだよな〜。
同じ場所にて↓
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こっちにはトンボが写ってません。なんで?
淡路島を出る前に6回目の給油。燃費29.8km/l。高速のブン回しが影響したのか燃費悪くなったっす。

淡路島南I.Cから高速に入り、鳴門北I.Cで降りました↓
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料金は930円。最初も最短で降りてればこのくらいで済んだのかなぁ。

いよいよ四国です。
最初に降り立った徳島県鳴門市からはどこをどう通ったのかイマイチわからないんですが、鳴門北I.Cから約1時間後にはこんな山中にいました↓
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この分岐を右に進みます。
するとこんな感じの道に↓
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やっぱ海より山が好きだな〜。真夏は海より山行った方が絶対快適なのに、なんで多くの人達は海に行くんだろ。
でもまぁ人がいないからこそ山がいいってのもあるので、大多数の人達が海に行くのは大賛成。
しばらく進むと久々のダートが出現↓
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ダート区間はけっこう長めな印象でした。

ダートの写真から約30分後にはこんな感じの道を走ってました↓
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交通量も少なく雰囲気も牧歌的でいい感じ。
甲信越地方のどこかって言われたら信じちゃいそうな感じです。
ここから先はこれまたどこをどう通ったのか覚えてないんですが、やたら真っ直ぐで、妙に狭い農村の住宅街の道(恐らく県道139号)に出ましてひたすら西進。人がいる感じが希薄で快適でした。
その辺は疲れのせいかボッケ〜と惰性で走ってる感じだったので、写真1枚も撮ってなかったのが悔やまれます。
この写真のあたりで時刻は16時前頃。

恐らく美馬市あたりだと思うんですが、そこら辺から県道12号に入ってひたすら西進。
最初のうちは車も普通に走ってて自由なペースでは走れない感じでしたが、次第に往来する車の数が減っていき、ついには前後に全然車がいない状態になって非常に快適な環境になりました。
ところがそのあたりから今度は雲行きが怪しくなってきて雨がポツポツと降ってきましたが、チョイ漏れしちゃったくらいの雨だったので全然濡れずに進行。
そして徳島県三好市の分岐をこれまたボッケ〜と走ってたら道を間違えて、かなりの大回りをする羽目に。
国道32号〜国道377号と北にぐるっと弧を描くように進み、香川県観音寺市で7回目の給油。燃費は33.4km/l。よ〜し回復。

県道241号に入ってしばらく進むとキレイな夕焼けが見渡せるポイントが出現↓
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ここで愛媛の友人その3、原型師友達のY氏に夕飯時には着きそうだと連絡。
ここまで全然写真撮ってませんが、疲れというよりも早くY氏宅に行ってダベりたい気持ちが強くてのんびりできませんでした。
この時点で18:51。あれ、すでに夕飯時じゃんかよ…まぁいいか。

県道241号から国道11号に入ると車は少し増えましたが、煩わしいほどではなく快適にひたすら西進。
マップ確認のために入ったコンビニの駐車場にて↓
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いつの間にかバッタが2匹、それぞれ別のメーターに乗ってました。
結局Y氏宅に到着したのは20時だか21時頃かと思います(この辺の時間がわかる記録が一切無くて推測)。
久々のよもやま話もそこそこに、近所の飯屋にでも行こうと2台のバイクで町に繰り出しましたが開いてる店がない(笑)。
しょうがないのでコンビニで買ってY氏宅で食べることに(飯も風呂もゴチになりました)。
Y氏はぼくと同じフィギュア原型師で、約6年前にウチの近所から愛媛に里帰りしてからずっと会ってなかったんですが、仕事環境がかなりグレードアップしていて、かなりデキる男になっていました。やっぱ堅実な思考ができる人は違うな…。
ぼくは雪の降る中行き倒れるキリギリスが、自分の生き写しのように思えて仕方ありませんでした(笑)。もう遊んでばっかじゃだめだ…。
40代ダベり場は夜中の3時過ぎまで続きましたが、さすがにもうヤバイということで就寝。
寝床はエアコンがありませんでしたが、少し窓を開けてただけで全然快適な気温でした。

翌朝はきっかり07:00に起床。家を出てから3日経過して20日になりました。ちなみに8月20日は母の命日。
昨夜コンビニで買っておいた朝食をダベりつつ食し、いざ出発!
Y氏いろいろありがとさんでした!
Y氏宅からまっすぐ寄り道せずに、しまなみ海道(もちろん有料道路)に向かい今治料金所へ入ります↓
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またしても下調べしてなかったので、今治I.Cより北上した所に今治北I.Cという入口があったことを今知りました…また余分に料金払う羽目に。
さて、四国に入った時は淡路島の一般道を通って節約しましたが、今度はどうするか。
しまなみ海道にある島は1つではなく何個も別れてます…一気に全部パスすることに決定〜(なんか面倒になった)。
しまなみ海道は片側1車線の場合がほとんどだったので、他車にすぐ追いつかれないようにそこそこのスピード(80km/h以上)で巡航していたのでちょっと辛かったです。登坂車線はもちろん遅い車の車線を走ります(笑)。
途中でパラパラと雨が降りましたがやはり本降りとはならずダメージゼロ。
そんなこんなで思いの外長かったしまなみ海道を渡りきり、広島県尾道市へ入りました。
しまなみ海道の料金は3,910円。グハッ(吐血)。今思ったんですが四国ってフェリー使えばもう少し安く行けたのかな?もう遅いけど。

とりあえず国道2号で東進。予定としては本日中の夕飯時頃に大阪に到着できればベスト。
福山市で8回目の給油。燃費は31.1km/l。しまなみ海道で飛ばしてたけどけっこういい数値。
国道2号はやはり車の交通量が多く、渋滞も度々起きてかなり辛かったので、どこだったか覚えてないんですが、何度か横道にそれて快適な道を探しつつ進行↓
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これは今グーグルマップで調べてもどこなのかさっぱり見当つきません。鉄ちゃんならわかるのでしょうか。
広島県福山市から岡山県岡山市の間であることはわかってるんですが。
この時点で時刻は11:31。

結局横道は大回りになる上に、ウネウネしてて時間もかかるので、時間優先の本日の走行では国道2号を基本に進まなければなりません(金銭的に高速は使いたくない)。
しかしその国道2号がまた風景も大して面白くない上に、交通量や渋滞が多く本当に苦痛でしかない道でした。
早くこの苦痛な道を抜けたい一心で走ったので写真は一切無し。
兵庫県たつの市で9回目の給油。燃費は32.0km/l。順調順調。
後半は慢性的に渋滞が発生するようになってきて、ついに我慢の限界がきて有料バイパス通ってしまいました(合計320円)。

そんな感じにひたすらマシンのうような心境で走り続け、大阪に入りました。
さすがに連日着ていた冷感インナーはもはや単なるベタベタする特殊スーツのようになって不快度100%だったので、渋滞の車列をかいくぐって横にあった公園に飛び込み、そこで脱いてTシャツ1枚になりました。あぁ〜快適〜。
日焼け止めも持ってきてたので明日からはそれを使用します。
そんな地獄のような大阪市街地をすり抜け&かっ飛びしまくって(四国渡りの高速で長いことブン回してもけっこう大丈夫だとわかった)予定通り、夕飯時の20:00頃にSOSに到着しました↓
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あぁ〜やっぱここいいアジト感あるなぁ。
室内に佇むXL↓
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こんなガレージが欲しい…。
ちなみにY氏宅からここまでで約354km走行。距離的には大したことないんですが、今までの疲労の蓄積と、道中の酷暑と渋滞の車列から放出されるエアコン排熱、尻の痛み、クラッチ側の指の痛み(バハと違ってクラッチがかなり重い)等で非常に疲れました。
そういえば、行きに寄った際に行方不明だった中川氏はいったい何をしてたのかというと、前夜にしこたま飲酒したせいでスタジオ内で爆睡してたらしいです…(笑)。
昨年秋以来の再会を祝して近所のお好み焼き屋(大阪だけど広島風専門店。この旅初のグルメっぽい食事)で祝杯を上げ、散々くだらない話を展開してスタジオに戻り、ひとしきりダベった後、さて宿泊をどうしようとなるわけですが、さすがにこの蓄積した疲れはスタジオのシャワールームでは解消できないと思ったので、近くのホテルに泊まることに決定。
SOSの二人が検索&予約してくれたおかげで格安でホテルを取れました(5,500円。やっぱ予約すると安いのか)。
ホントは関西弁が乗り移ってくるまでダベってたかったんですが(笑)お互い明日のことも考えると無理はできないので23時前にお開き。

ホテルはSOSからほど近いところにある大阪ガーデンパレス↓
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思いのほか広い!冷蔵庫にはミネラルウォーター1本がサービスで入ってまして、入室してすぐ飲み干しました。生き返る〜。
バスルームはこんな感じ↓
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広くはないけど全然狭くない!
ちなみに駐車場は都市部の割に敷地が広いためか、建物入口のすぐ横にある従業員用と思わしき駐車場を使わせてくれました。
もう次から大阪泊まる時はここにしよう。

家を出てから4日経過して21日になりました。
昨日は風呂入ってバタンキューだったのでコンビニにも行かず、朝飯がなかったので朝8時頃コンビニへ。
今まで食に対して全然気を使わずに、コンビニおにぎりとかサンドイッチとか唐揚げばっかだったので、デザートとしてちょっと洒落たものを↓
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…ていうかホントはコンビニじゃなくて個人経営の美味しい店とかが旅グルメってやつなんだろうけど、なんか探すのが面倒になっちゃうんすよね〜。行き当たりばったりで食べたい時に食べる感じなので、どうしてもコンビニになってしまうという。
そもそも今までの人生で一番美味かったと思う食材が旧型カロリーメイトの流動タイプ(今は売ってない)なんていうジャンキー舌なぼくは、そういうご当地の美味いもん屋さんの食べ物食べてもそれほど感動しないんだろうな〜と予想できます。
もちろんちゃんとしたお店で食べる食事は、手間もかかっててジャンキー感も無くて美味しいというのはわかるんですが(昨夜のお好み焼きもボリューミーで美味しかったです)、地方のだだっ広いコンビニの駐車場とか、人里離れた山道の途中にぽつんとある自販機の前とかで、バイク眺めながら食うジャンクフードや缶ジュースでも同じくらいの満足度を得られてしまうという精神構造に問題あるのかな〜。
遠出の道中で買ったものの、食べずにバッグにしまったままぺちゃんこになった惣菜パンとかを家に帰ってから食うってのもなかなか美味しいもんです(頭おかしい)。
ちょっと脱線しますが、なんで日テレの夕方のニュース内の特集って食べ物企画ばっかなんだろ。全然面白く(以下自粛)。

さて本日は京都の友人gotoさん宅を訪ねるわけですが、距離的にそれほど遠くないので、出発ものんびり10時前にチェックアウト。
そして淀川沿いを北上。
大阪府高槻市で10回目の給油。燃費は30.4km/l。まぁ街乗り数値ですな。
しばらく川沿いの細い道を北上し続け「今回はけっこう悩まずに行けそうだな」なんて思ってたら、高槻市を越えたあたりの淀川が分岐するところで道に迷ってしまいました。
そんな途中で見つけた風景↓
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今グーグルマップで確認したら、この写真ではどういうわけか進行方向とは真逆の方向に進んでいて、この近辺でかなり迷ったことが伺えます。
どうやらいつからかタブレットのコンパスがおかしくなっていたようで、どっち向いても矢印の向きが固定されて動かない(動こうとしてるのにブレるだけで結局元の方向になる)現象が起きていました。
移動しながら見るとちゃんと方向が正しくなることから、GPSは正常な様子。
そのため交差点なんかでマップ確認した際に、矢印の向きに騙されて真逆の方向へ行ってしまうことが多発しましたが、標識の表示でなんとか行くべき方向がわかり進行。

ところが、信号待ちで片側2車線の道に差し掛かり、ぼくは左側車線で配送業の軽トラ(幌車)の後ろに停車すると、その軽トラのバックランプが点灯。そして問答無用で勢いよくバックしてくる!
クラクションも鳴らす間もなく軽トラはXLのフロントタイヤに衝突してもなお止まらず、そのまま乗り上げてきて、ぼくはバイクごと倒れましたが辛うじて脱出に成功。
軽トラはやっとぶつかったことがわかったのか、すぐ前進して運転手が出てきました。
ぼくは20年近く無事故できてたのに、よりにもよって部品もなかなか見つからない貴重なXLにぶつけられたことと、真後ろが見えない幌軽トラなのに平気でバックしてきた運転手のゼロセンスに怒り爆発。
生まれて初めてこんなに人に対して怒ったことがないというくらいに激怒して、運転手に「ふっざっけんな〜クソが〜!!」とか「どーしてくれんだよぉぉこれ〜!!」と大声をぶつけました。
XLを見るとクラッチレバーが根元付近から折れ↓
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シフトペダルが曲がってチェンジできずニュートラルに入れられない状態に。
とりあえずロックしたままのリアタイヤを引きずって路肩に停車させると運転手が謝罪してきました。
見ると運転手は60代くらいと思われる人の良さそうな白髪のおじさんで、メチャクチャ謝っていました。
それを見たぼくの怒りは1段階下がり、落ち着きを取り戻していきました。
まず被害状況の確認。
XLはクラッチレバー以外に機能的損害は無いようで、Lグリップサイドが少し破けたのと、Lクランクケースカバーに傷が入った他は、Fフォークやリムの歪みも無く(傷は付いてたけど)、タンクも凹まずといった具合で、想像以上にマトモな状態だったせいか怒りレベルがまた1段下がりました。
最初はもうこれでXLは最悪廃車か、良くても大規模修繕しなくちゃいけなくなったかと思ってたので、これは不幸中の幸い。
ぼくの身体は無傷。まぁ長旅の影響でクラッチ側の手と尻がかなり痛くなってますが。

おじさんはなぜバックしてきたのかと言うと、自分は真っ直ぐ進行するつもりだったが、左車線が左折専用になっているのに気づかずに入ってしまい、気づいた時には右車線にはすでに2台ほど車が並んでたので、バックしてその後ろに付こうとした…という無茶苦茶な理由でした。
ぼくは「いやいや、普通そういう場合はそのまま左折して、それからUターンするなり、他の道行くなりするでしょ〜、車線内でバックするなんて見たことないすよ」と説教。
あと「こんな後ろの見えない車であんな勢いよくバックするってのもおかしいっすよ」と説教その2(内心、このおじさんは免許返納して別の仕事探した方がいいように思いました)。
とりあえずおじさんはお巡りさんに連絡。ぼくはクラッチレバーが無いことには走れない(帰れない)のでどうするか考えた結果、今からお宅に伺う予定だったgotoさんに電話して、クラッチレバーの予備が無いか聞いてみることに。
幸いなことにgotoさんはぼくのXLと共通パーツの多いXL250K3も過去持っていたのでレバーはあるとのこと!
非常に恐縮しましたが、それが以外手っ取り早い解決法は思いつかなかったので、そのレバーを持ってきてもらうことにしました。
事故現場までは1時間ほどで行けるとのこと。ありがたやありがたや〜。

そしてお巡りさんが来ていろいろ調書をとると「では警察の仕事はここまでですので、あとはお互いの保険屋さんに連絡してください」といったようなことを言って去っていきました。
おじさんも保険屋に連絡すればもう立ち去ってもいいんですが、なぜかずっといる。
いろいろ話してると、どうやらこういった事故で保険を少しでも使うと次の保険料がメチャクチャアップしてしまう(運送業だからか)そうで、なんとか示談で済ませられないかとのこと。
ぼくも保険屋に連絡したりいろいろ手続きするのも面倒だったし、レバーとかの破損したり傷ついた部品のパーツ代くらい貰えればいいやと思ったので相談した結果、Fフォークや、Lクランクケースカバーやガスケット等の必要部品を購入できる額(後日セカイモンで検索して見つけたパーツの額)+αを丸々支払っていただけました。

話もついたのでおじさんには「お仕事もあるだろうしもう行っちゃっていいすよ。でもホントバックする時は特に気をつけてくださいよ」と言うとおじさんは何度も頭を下げて去っていきました。
それからしばらくぼくは道端の木陰で、すぐ近くの会社ビル前にあった自販機で飲み物を買ってがぶ飲みしつつgotoさんを待っていると、後ろから「文鳥さん」と声をかれられ、振り返ると同世代くらいのおじさんが。これがgotoさんとの初対面でした(笑)。
gotoさんは「とりあえず外す時間もなさそうだったんで」とハンドル一式を持ってきてくれたので、パパッとレバーを移植。
あっという間にXLは復活しました!
やはり持つべきはビンテバイク友ですな(笑)。

あとはgotoさんの車の後についてお宅まで連れて行ってもらい、gotoさんのTL250(公道仕様になる予定)やカメラコレクションを見たり触ったりマニア話しながらお庭で焼き肉をごちそうになるという、楽しいひとときを過ごさせていただきました↓
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ただ、おしゃべりに夢中でTLの写真撮るの忘れてたのが非常〜に悔やまれます。何やってんだか。
gotoさんの下の息子さんもよくしゃべる可愛らしい子で面白かったです。
カメラの集合写真にあるコンデジは息子さん用なのか、ぼくがビンテージカメラを集めて撮影しようとすると、息子さんはサッとコンデジを横に置いてgotoさんに「こんなの入れちゃダメ」みたいなこと言われてて笑っちゃいました。もちろん一緒に撮ってあげました。

事故がなければちょうど昼頃に来れたんですが、実際は15時着くらいになってしまい、gotoさんのお仕事の予定も17時くらいからあるとのことだったので、残念ながら16時半頃にはお開きとなりました。
帰りは分岐近くのコンビニまでgotoさんに案内してもらい、そこでお別れ。
ほんとに今回はいろいろお世話になりました(レバーは大切に使わせていただきます!)。

さぁあとは家まで一気に走り抜けるわけですが、自分の仕事(通販でお客さんをお待たせしたまま)もあったので、あまりのんびりできないぞと、気合を入れて走り出します。
軽トラが乗り上げたXLのフロントまわりは全く問題なく、35mm径フォークやアルミリムって意外に丈夫なんだなと思いました。
まぁ軽トラがほとんど空荷だったことも幸いだったのかもしれません。

京都の北から山道を抜けて琵琶湖まで出て「さてどのルートで帰ろうか」とマップとにらめっこ。
結局、時間や体力も考えて最短距離の琵琶湖大橋を渡り、来た時とほぼ同じ道を通ることに(ちなみに琵琶湖大橋の通行料は100円)。
まぁホントの最短距離は琵琶湖から名古屋市街に入って東海道通るルートなんでしょうが、あっちは絶対車多いし気温も高いしで無理と判断。
多少距離は伸びるけど、山の低気温と人里離れた環境で、自由に快適に休みながら進めるルートの方が絶対楽だとぼくは思うわけです。
とはいえ、琵琶湖からしばらくは国道21号の地方らしい市街地を延々と東進する必要がありまして、名古屋の北を東に抜け切るまではそれほど山深くはなりません。
滋賀県米原市で11回目の給油。燃費は30.2km/l。順当な街乗り数値です。

またしてもひたすらマシンのように走り続け、市街地を抜けて田舎らしい風景になってきたあたりで、また小雨が降ってきました。
今までほとんど濡れない程度の雨でしたが、今回は少しズボンの太ももがしっとり湿るくらいになったところで止みました。でもすぐ乾いた。
多少行きの時とは違うルートを通りましたが、夜中になった静かな田舎の風景を走り抜け、岐阜県中津市で12回目の給油。燃費は30.6km/l。あれ、あんまし良くならないな。まぁ街乗りだったってことか。
この辺で日付変わって8月22日になりました。家を出て5日経過です。

岐阜県中津川市からは国道19号をそれて県道7号を通り、長野県木曽郡に入り東進。
関西の喧騒が夢であったかのような、静まり返った山道をウネウネと進み、行きの時にロータリー交差点のあった飯田市に到着。
ここからはなんとなくの気分で天竜川を渡って東側の道を北上します。
天竜川を渡ったところには喬木村があり、その中を南北に通る県道18号は4年前の夕暮れ時にバハで通っていて、何枚かいい写真が撮れた場所です。
しかし今回は真夜中なので風情ある景色は期待できません。
なのでオレンジ照明を利用して撮影↓
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時刻はちょうど午前4時頃で、尻や手の痛みももちろんですが、やはり眠気が強くなってきてここで小休止。
ところがこの辺にはなんかウンコ臭が漂っていたので長居するのはやめました(笑)。
たしかここで寒さ対策の装備も着込んだと思います。
ケータイを見るとSOSの中川氏からメールが来てたので返信して出発。

途中から山の中に入る道を進み東進。
ず〜っと山道を走っている内にいつしか空が明るくなってきました。
トンネルを抜けると大鹿村役場のある交差点に出ました。
ここでマップを確認するとやはり方向が全然間違ってまして「だまされないぞ」と正しい道を進みます。
この頃にはもう眠気がやばいことになっていて、走りながらウトウトしてきました。
「やばい、どっかで寝たい…」と思いながら走ってると道の左右に木々が立ち並び、右の木々の向こうに川が流れる静かで清らかな道が続き、しばらくはガードレールも無くなり、突然木々が無くなって芝生だけの小さなスペースのある場所が現れました。
恐らく河川整備か林業の人達が使うスペースかと思いますが、これが非常に良い雰囲気。
思わずバイクを芝生の中に停めて、どこかで寝っ転がって寝ようかと思いましたが、芝生がしっとり濡れていてちょっと気が引けたのでバイクのシートの上に上半身を乗せて寝ようかとチャレンジしましたが、やはり脚が立ったままなので寝られず、先へ進むことに。

心地よい木々の中を通る道を走っていると、右側にさっきの芝生地帯より広い平地に木々が立ち並び、その中の広いスペースに木で作られた庵が建てられているのを発見。
入口には簡単な柵が置いてありましたが、もう睡魔が限界まで迫ってきてたのでお邪魔してバイクを停め、庵の中で休憩↓
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眠気の他にもけっこう空腹だったので、買い置きしてたカロリーメイトブロックとお茶で軽く食事をして、このベンチの上に寝転がって1時間ほど寝ました。
この写真を撮った時点(寝る前)で06:39。

さすがに夜が明けて一般の人達も活動し始める時刻なので、たま〜に背後の道を車が通り過ぎる音が聞こえましたが、だれもぼくに気づいてないのか、減速する様子もなく走り去っていきます。
しっかり眠れたのかよくわかりませんが寒さで目覚め、先程までの睡魔はどこかへ姿をくらましてスッキリしたので再出発!

交通量が少なくて超快適な国道152号をどんどん北上していくと、見たことのある場所に出ました。
過去にバハで何度か訪れたところです↓
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「なんだ、ここにつながってるのか!」と一気に家の近所に帰ってきたような気分になりましたが、ここはまだ長野県。
ここからさらに北上するとエメラルドグリーンの水(砂?)の流れる美和湖に出るんですが、今回は帰るのでこの丁字路を東に進みます。

勝手知ったる道を進み、途中にある公衆便所で小を済ませ、体調万全で山へ入っていきます。
林道は北東の方向へ進み、南アルプスの北にある入笠山の方に抜け、最終的に中央本線青柳駅付近の国道20号に出るんですが、この林道がけっこう広大で分岐も多く、様々な表情を見せてくれるので大好きなスポットです。
まず現れたのは入笠牧場のゲート↓
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このゲートは自由に通行できるようにロックはされていないんですが、通った人はちゃんと閉めてから去ることがお約束です。
同じ場所にてαで撮影↓
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なんて名前か知りませんが、たくさん咲いている黄色い花と、抜けるような青い空と、緑の森の色合いが最高。

少し進むと展望台のある広場に出ます。
そこであまり使ってなかった三脚を使用して自撮り↓
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やっぱ長野の高原はいいなぁ〜。
あまりの気分の良さのためか、さっきまでの眠気はどこへやら。
ちなみにズボンはホムセンで売ってたストレッチ性バツグンの作業着。

FE2も使いましょう↓
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やはり少し露出が高いですが、これはこれで夏っぽい雰囲気でいいんではないでしょうか。と自画自賛。
欲を言えば今回の旅で、もっと昭和っぽい町並みを見つけてXL置いてフィルムで撮影したかったなぁ〜。

展望台へ行ってみました↓
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ここは5年前訪れた時にデッカい蜂の巣があって、速やかに立ち去ったなんてこともありましたが、さすがにもう蜂の巣はありません。
…と思いきや、中に蜂の巣の残骸が散らばってました↓
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ハチ達が何度も作りにくるのかねえ。
展望台の中にはなにやら文章が書かれた看板がありました↓
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内容は「白蛇石碑の縁起」というタイトルから始まって、要約すると昭和38年にこの林道が自衛隊の皆さんによって開発されていた際に、工事責任者が夜寝ていた時に見た夢に白蛇が現れたので不思議に思い、あたりの現場を見回っていたらブルドーザーに押し出された土中に蛇の形が彫られた石があり「これは!!」となってこの場所に祀られることになったとのこと。
この石は「入笠観音」としてこの山の安全や発展を見守っておられるそうです。
その入笠観音さまの祀られた場所の写真↓
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帰ってから前出の看板の説明書きを読んでびっくり、もっと石のディテールがわかる写真撮っときゃよかったなぁと思いました(等倍拡大してもイマイチピンぼけ)。
どう見ても人工的に彫刻されたとしか思えない石なんだけど、ホントに自然にできたものだとしたらけっこう凄い話だぞこれ。
一応ちゃんと拝んできました。

さらに道を進むと「マナスル山荘本館」という施設に到着しまして、ちょっと昼には早い感じでしたが腹減ってたので中の人に食べ物はないか聞いてみた所、10時からとのことでした(この時まだ9時台)。
外に出て「そういやもう一軒山小屋があったよなぁ、あそこならそばドラ(そば粉を使用したご当地どら焼き)売ってるかも」と、山彦荘へ行ってみると、こちらはもう食事が出せるとのこと。
やった〜と牧場牛乳とカレーライスを注文↓
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いやはや牛乳は濃厚、カレーも最高でした。
日テレのニュースで特集されるようなグルメではないのかもしれないけど、こんな静かで清々しい景色を見ながら食べる食事が不味いわけない。
カレーと牛乳を完食後、やはりそばドラも買いました↓
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これはやはり5年前に訪れた時に初めて買ったんですが、ジャンク舌のぼくにはそば粉と小麦粉の違いなんてわかりませんでした。
5年経って少しは成長したジャンク舌は今回新たな発見ができるのか…同じでした。そば粉ってどんな味?
でもここはけっこうお食事メニューも豊富なので、いつか全種類制覇したいところです。

山彦荘から快適なダートを進みます↓
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何度も言うけどやっぱこの山好きだわ〜。
同じ場所にて、FE2に24mmレンズをつけて撮影↓
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やはり24mmは適正露出っぽいです。

これまたおなじみの交差点↓
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そういや車で大阪から帰ってきた時もここで撮影したなぁ。

これもおなじみのカーブミラー↓
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遠くの街も展望できるスポットです。
また別のカーブミラー↓
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ここは背景がつまらんのでミラーのアップで自撮り。
この時着ているインナーは例の汗でベタベタになった冷感インナーではなくモンベルの厳冬用。
さすが高原の山は日中でも全然暑くありません。

やっと山を降りて馴染み深い国道20号を通って帰ろうかと思いましたが、やはり車の往来が激しい道は好きじゃないので、八ヶ岳寄りのマイナー道を進むことにしました↓
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これは標識の通り原村のあたり。この地域の雰囲気も最高に好き。
そこから少し進んだ所↓
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あ〜いいね〜こういう風景。
でも真冬はどんな感じなんだろう。過去、真冬にセローで国道20号を通って美ヶ原の方まで行った時は、寒いっちゃ寒いんですが、それほど豪雪って感じでもなかったような記憶があるんですよね〜。意外と住みやすいのかなぁ。
原村の近くで13回目の給油。燃費は31.3km/l。まぁ林道通ってこれならいっか。

最高な景色の中をいつまでも走っていたいところですが、どうしても山梨の酷暑市街地を避けて通ることはできません(秩父の方まで大回りすればそれほど大都市を通らずとも帰れそうな気もしますが、やはり距離がやばくなる)。
それでも意地になって適当にマイナー道を通ってたら次第に気温が高くなってきて、もうどこを走っても高原の爽やかな空気はなくなってしまいました。
途中、眠気も復活してきた上に、あまりにも暑いので道端の木陰で休んでバイクを眺めてたら、カムチェーンテンショナーを調整するネジをカバーするゴムキャップが無くなってました〜↓
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恐らく事故の際の、シフトレバーの曲がりを直そうとした時に脱落しちゃったものと思われますが、酷暑のせいかゴムが溶けてるっぽいんすよね…。
まぁこれはセカイモンで新品売ってたからまぁいいか。
しかしもうこの辺で酷暑も全開になって、眠気、体力、身体の各所の痛みも限界にきて「このクソ重い大型バッグが無ければ快適なんだろうな〜…あ、そうだこのバッグだけ宅急便で家に送っちゃえばいいんだ!」と思いつき、早速マイナー道から幹線道路に出ました。
するとなんとタイミングのいいことか、マイナー道から出てすぐの幹線道路沿いにヤマト運輸の営業所を発見!
速攻で飛び込んで財布、ケータイ、GM1+14mm、その他小物ポーチ以外の物全部をダンボール箱に詰めてウチへ発送〜。
α一式も送ったのでめっっちゃ身軽になりました。
ただ、余分な出費1,345円がかかりましたが…。

あとは酷暑の国道20号をそれてそのまま南下して、富士五湖を回って帰るルートにすれば比較的涼しく帰れるかと思い、適当に進んだんですが、なぜか道に迷ってしまいました。以前夜中に通った時はすんなり行けたんだけどなぁ〜。
酷暑の街中をウネウネ走り回ってぶっ倒れそうになった時、こじんまりとした消防署を発見したので、涼しい建物の中に入って道を訪ねようと思ったら「御用の方はインターホンで」みたいな感じで入口の中にすら入れず、仕方なくインターホンを押したら署員全員ですか?というくらいにワラワラと消防署のお兄さんたちが出てきて建物には入れませんでした(笑)が、とても親切に道を細かく教えてくれました。
あとはおなじみにも程がある道を通って無事帰宅。
最後に家の近くのGSにて14回目(ラスト)の給油。燃費は34.1km/l↓
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お〜ここにきて最高燃費が出た。やはり知ってる道だからいちいち停まってマップ確認したり撮影したりせずに、一気に走ったのが功を奏したんでしょうか。
ただ、酷暑の中いたるところでブン回したせいか、Lクランクケースカバーのつなぎ目からのオイルにじみが「漏れ」に近いレベルになってきてるのが気になります。近い内に各所メンテしないといかん。
それにしてもこのXL、過酷な環境の中、長い距離を走り続けて事故にも遭ったのにほとんど壊れず、よくがんばってくれました。

…いぃやぁあ〜〜〜長かった〜〜〜(旅もそうだけどこのブログも。過去最長確実でしょう)。
今回の遠出で友達と会ったのは楽しかったけど、道の気持ち良さとか風景の良さを考えると、やっぱり長野とか東北や北海道の方が魅力的かなぁ。
そういや九州は全然知らないんだよな〜。いつか行ってみたい。
四国の南の方もまだまだ未知なんだよな〜。
あと、やはりお盆真っ只中というのもやめた方がいいっすね。街の混雑っぷりが違う。
そしてスケジュール的にももっとゆとりを持たせた方がいいっすね…っていうかホント仕事しようぜ、自分よ。

★旅データ★
総走行距離:2,141.8km
最低燃費:27.5km/l
最高燃費:34.1km/l
平均燃費:31.2km/l
ガソリン代合計:10,981円(ハイオク)

★有料道路
淡路島 北淡 2,370円
淡路島 鳴門北 930円
しまなみ海道 向島本線 3,910円
神戸 明石西 110円
神戸 須磨 210円
琵琶湖大橋 100円
合計:7,630円

★宿泊
アパホテル 6,400円+駐車場 800円=7,200円
ホテル大阪ガーデンパレス 5,500円(ミッドナイトプラン+駐車場)
合計:12,700円

★食費
合計:8,809円(自販機未記録)

★雑費
ドン・キホーテ茅野店 636円
ヤマト運輸 須玉センター 1,345円
合計:1,981円

★総額:42,101円

★後日談★
帰ってからフィルムがかなり余ってたので、近所の公園で使い切ってから現像に出しました↓
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カモの視線がなかなかいい感じ。
posted by 文鳥 at 10:11| 東京 ☀| Comment(4) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月14日

ヘルメットの話

長年の夢だった70年代のオフロードバイクも手に入り、今年の夏はデカい遠出をしようと行き先やルートを考えたりしてて、持ち物を考えてたら急にメットのことが気になり始めちゃいまして、メットももうちょいビンテっぽい雰囲気にしたいなと。
ビンテメットといえば以前、バハの80年代風カスタムを始めた時に買ったSHOEIのEX-5がありますが↓
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これはモロに80年代なので、1974年式のXLには似合わない。

そこでやはりジェッペルだっぺとなるわけでありまして、現在使用しているメットを観察↓
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単体で撮った写真が無かったので、いろいろ付属品がくっついてる状態ですが、これはずいぶん昔(90年代だったと思う)に近所のバイク用品店が店じまいする際に4,000円だか3,000円の激安価格で買ったダムトラックスのビンテ風ジェッペルです。
ちなみにジェッペルとは、顔以外がスッポリ隠れるタイプであるジェットヘルメットの略称です(しかしなんでジェットって言うんだろ?やっぱ戦闘機乗りのヘルメットから来てるのかな?)。
リムの幅やステッチはなかなかビンテっぽいんですが、テカテカブラックの帽体はせっかくの幅広リムが見えにくくてパッとしません。

このメットを買った当初は「リムのステッチがビンテっぽくていいね…ていうか安!」くらいにしか思ってなかったんですが、後々ビンテージ物をあれこれ調べていく内に、1960年代のヒロタケアライのR-1というメットを知って「これが元ネタか?」と思いました↓
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やはりリアルビンテ物はめちゃくちゃカッコいい(画像は拾い物です)。
ちなみにヒロタケアライ(HA)というのは現在のアライヘルメットの昔の社名「新井広武商店」のこと。海外での呼び方なのかな?
以前SHOEI EX-5を買った時の検索でも何件か見つけて惚れ惚れしてたんですが、その時は80年代らしいフルフェイスを買うつもりだったし、R-1はなんせ高額なので買うまでには至りませんでした(現時点で安くても5万円前後はします。程度の良い物なら10万近くするかも)。

このR-1の何がカッコいいのかというと、ベルトが今のヘルメットにはない形で、これが最高にイカしてるんです。
タイムリーな話、現在TVK(テレビ神奈川)で放映中の「帰ってきたウルトラマン」に登場するMAT隊員たちがかぶってるヘルメットのベースがR-1なんですが、動画で見るとさらにそのカッコよさにシビレます↓
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太い革巻きリムももちろんですが、こめかみあたりから首の後までスッポリとカバーする形の革ベルトが特にカッコいい!
真夏は暑そうな気もしますが、そんなことはどうでもいい。カッコ良ければ全て良し。武士は食わねど高楊枝。

でもこんなレアで高価なヘルメットを買うほどの余裕は無いので、現在使ってるジェッペルのビンテっぽさを向上させることにしました。
さすがに特殊な形状の革ベルトは作ってる暇がないのでこれは置いといて、とりあえず色だけでも変えてみようということに。

内装の取り外しとステッチを解く作業↓
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メットの塗装は内装外さなくてもリムだけ剥がしてマスキングすれば簡単に塗れるんですが、今回のリムはステッチで縫い付けてあるので、これをバラすために内装も外さないといけません。
近年のヘルメットは帽体に発泡スチロール内装が接着されているのがほとんどなので、最初バラす時に少し苦労しますが、デカいマイナスドライバーとかタイヤレバー等でバリバリ剥がして、内装を壊さず取り外しに成功すれば、その後の脱着は比較的簡単にできるようになります(安全性に影響あるかと思いますので自己責任で)。
このメットは購入当初、内装の形状を自分の頭形状に合わせる加工をするためにバラしていたので、内装は簡単に外せます。
リムを縫い付けている糸…というかヒモはかなり太くてちょっとやそっとじゃ劣化しなさそうな、恐らくナイロンだと思いますが、蝋引きまでされているのか少しペタペタした手触り。
切らないとダメかと思いましたが、やってみたら切らずに簡単に解くことができました。
一応、代用となる糸を手芸屋に探しに行ったもののやはり売ってない(革工芸用品店だったらあったのかなぁ)ので、その手芸屋で一番太くて強そうな糸を買ってきましたが、とりあえず今解いたオリジナルのヒモも切断せずに取っておきます。

内装の発泡スチロールにはチェックシールみたいなものが貼ってありました↓
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96年の4月30日とあります。やっぱりこれ買ったのは90年代後半ですね。
文字からして台湾製のようです。
中国製品はなにかと不安ですが、台湾製なら安心感があります(台湾製品は質が高いものが多いと思う)。
まぁバラしたり改造してる時点で安心もクソも無いですが…。

リムを剥がしてみると、裏にはボリューム感を出すためと思われる薄いスポンジと粘着テープ部分もあって、組付けしやすくなってました↓
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結構な年月使ってましたが、意外と劣化してません。
リムの材質は残念ながらフェイクレザーです。

内装とリムを外した状態↓
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こうして見ると思いの外テカテカ度合いが高かったんだなぁとしみじみ。

スナップファスナー(バイザー等をバチンと止めるホック)も外してペーパーがけ↓
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スナップファスナーはカシメで取り付けてあるので、裏からダイヤモンドカッターを付けたリューターでカシメ部分を切削して取り外しました。
帽体表面を研磨してみると、白い粉が出てきて「これちゃんとクリア吹いてたんだ!」とビックリ。
というのも、自分でツヤ黒塗装するんだったらウレタン黒だけで済ましちゃうから。
それだけで十分なツヤが出ると思うんですが、まさかマジメにクリアまで吹いてるとは、なかなか上質な塗装してたんすね…。

塗膜には深い傷が2箇所くらいしかなかったので、細かい傷消しと足付け程度の研磨で終わらせました↓
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この方が塗料の食いつきも良かろう。

食いつきという意味では、このままサーフェーサー無しで本塗装しても大丈夫そうな気もしますが、今回塗る色はいかにもビンテージっぽいアイボリーにしたので、明るい下地吹いとかないと発色悪くなる、というわけでサフ吹きします↓
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使用した塗料はいつも使ってるグレーのサフではなく白サフ↓
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しかも缶スプレーではなく缶入りでエアブラシを使うタイプだったので、うすめ液として専用シンナーも購入。
購入は毎度おなじみ「ぺいんとわーくす」さんにて。
この下地塗料はかなりの速乾性と硬質な塗膜を発揮するのでかなり扱いやすいんですが、有害な成分もふんだんに含有しています。
一昔前まではオートバックスとかでも売ってるソフト99サーフェーサーもこれと同じような成分だったんですが、やはり有害性からかいつしか成分変更されて非常に扱いにくいサフ(乾燥が遅い上に塗膜に弾力が残る)になってしまって使わなくなった、なんてこともありました。
上塗り塗料なら弾力があってもそんなに困ることはないんですが、サーフェーサーとしては傷や凹みを消すための精度の高い研磨ができないというのは致命的でした。

そしていよいよ本塗り。使う塗料はコレ↓
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これは近所のホムセン(ユニディ)で買ってきた缶スプレー塗料です。
しかし吹いてみてビックリ。匂いや塗膜の質感が高性能(有害)なサフとほとんど同じ!
缶の説明書きをよく見てみると成分にはニトロセルロース、そして「危険」と銘打たれた項目が何個も書かれていました。
ニトロセルロース(硝化綿)が入ってるのがいいんすよね〜(身体には良くない)。
耐久性や耐黄変性もあるのに安かったけど、扱いやすさも兼ね備えてました。
したがって隠蔽力もかなりのもので、もしかしたら白サフも必要なかったのかもしれません(この塗料自体がサフとしても使えそう)。
あ、でもそうすると1本じゃ量が足りなくなるか。

塗装完了〜↓
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今回はクリアーは吹きません。
なぜならビンテージメットも大概そんな感じだから(笑)。
旧車の純正塗装もそうですが、現在の高性能塗料とは違うツヤ感というか、ギラギラなツヤではない感じがするんです。
この本塗装も上手く塗りすぎるとけっこうハッキリとしたツヤが出てしまうので、わざとゆず肌が残るような塗り方にして緩いツヤにしました。

塗装が終わったので組み付けに入ります。
まずはスナップファスナー。
元から付いてたものは肉厚もあって丈夫そうなものなんですが、カシメ部分を切削して短くなってしまったので再利用は不可能。
なのでこれまた手芸屋でも売ってる肉厚の薄いスナップファスナー(以前買ったものがたくさん残ってた)を使うわけですが、これに付いてるカシメも短すぎてメットには使えません。
そこでネジ止め方式にするわけですが、スナップファスナーの凹みにスッポリ入る頭径でM5ネジでステンレスってのが無い!
ネジ径を細くすれば使えそうなものもあるんですが、スナップファスナーの「バチンバチン!」に耐えられる強度を考えると最低でもM5は欲しいかと。
キャップボルトなら頭径はいけそうなんですが、頭高があるので使えず(高さを削れば使えそうだけど、削る分が多くて工作機械無いと無理)。
そこで見つけたのがこのネジ↓
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「超極低頭小ねじ」というらしいです。これもユニディにて購入。
これなら根性旋盤で径を小さくできる!と購入してやってみました根性旋盤。
ちなみに根性旋盤というのは、手持ちドリルに取り付けて高速回転させた対象物にヤスリを当ててギュイーンと削ることをぼくが勝手に命名したものです。
上記写真の黒いドリル先端に付いてるネジが根性旋盤後のネジ。下に置いてあるのが元の状態。
ネジをドリルに取り付ける際は、ダブルナットを付けてネジ山が傷まないようにします。

そんな感じでスナップファスナー取り付け完了〜↓
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ネジがスナップファスナーの凹みにちゃんと収まっているのがおわかりいただけたでしょうか。

次はリムの取り付け(縫い付け)。
元の状態ではミシンで縫ったような縫い方で、手縫いではどうやったらいいのかわからなかったので、端から端まで並縫いして折り返して並縫い、という縫い方にしました(それ以外の縫い方を知らない)。
糸はとりあえず元々の丈夫なヒモを使用。長さが足りなかったら買ってきた糸でやり直すつもりでしたが十分足りました(なぜかかなり余った)↓
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リムも元々の穴を使ったのですが、場所によってはリムを強く引っ張って縫う所もあり「これ大丈夫か?」と思いながらやってましたが、なんとかキレイに元通りになりました。

最後に内装とベルトを取り付けて完成〜↓
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ちなみにDカンの付いてる方のベルトは元々はなにやら英語のロゴみたいな印刷(DAMMTRAXとか書いてあったのかな?よく覚えてない)が施されていたのですが、それがあまりかっこよくなかったので、タックインガレージの店長が夜逃げする前にくれた本革ベルトを使用(80万円返せ)。
反対側のベルトは行方不明とのことでもらってなかったので、Dカン側だけ交換という形に。反対側のベルトはフェイクレザー。
あと、後ろ下部にあるゴーグルストラップを留めるベルトのスナップファスナーも、元はダムトラックスの今風なロゴがプレスされていたので、手芸屋の無地白のものに交換してあります(笑)。

いや〜なかなかいいんじゃないでしょうか。と久々に自画自賛が炸裂。
posted by 文鳥 at 09:28| 東京 ☀| Comment(0) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする