2015年07月25日

なんとかしRAW

前回の日記で、FUJIFILM X-T1一式を購入してウハウハしてましたが、その後少しづついろんなことがわかってきました。
今までRAWのみで撮影して、Lightroom5(以下Lr5)にて露出やダイナミックレンジを軽くいじる程度の現像をするだけで、けっこうキレイになってたので満足してました。
色味はそのままだとかなり鮮やかな発色で、それを見た当初「ちょっと派手すぎじゃね?」と思いましたが、目が慣れ(麻痺?)ていくとそれほど違和感を感じなくなっていました。
んである時「そういやフィルムシミュレーションってRAWで使えるのかな?」と思っていろいろ調べるとまずボディ内現像でできることが判明。でもボディ内現像は非常に簡易的で、ぼくとしては「え〜これだけ〜?」って感じでした。
次に「そういやLr5のバージョンアップでフジフイルムのプロファイルがどうのこうのって言ってたな」と思い出し、Lr5でこないだ撮影したRAWデータを開いてみると、レンズプロファイルのとこはX100シリーズだけしかなく「な〜んだよ〜つまんね」とガッカリしそうになった時、その下にある「カメラキャリブレーション」という項目に目が止まりました。
その中には「プロファイル:Adobe Standard」とあり、そこをクリックすると…ありましたフィルムシミュレーションの数々↓
00.jpg
それらをクリックすると自分でいじったパラメータはそのままに、フィルムシミュレーションの効果が付加される感じで、なかなか使える処理でした。
ちょっと同じような画像が並びますが一応例を掲載(画像は全て縮小・圧縮をしてるので軽いです)。

元のデータ(Adobe Standard。自前で露出近辺をいじった、前の日記に載せたやつ)↓
00a のコピー.jpg

PROVIA/STANDARD↓
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Velvia/VIVID↓
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ASTIA/SOFT↓
03AST のコピー.jpg

CLASSIC CHROME↓
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Pro Neg.Hi↓
HI のコピー.jpg

Pro Neg.Std↓
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MONOCHROME↓
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MONOCHROME+Ye FILTER↓
Ye のコピー.jpg

MONOCHROME+R FILTER↓
R のコピー.jpg

MONOCHROME+G FILTER↓
G のコピー.jpg
…という感じ。
CLASSIC CHROMEとPro Neg.Stdはかなりぼく好み(Pro Neg.Stdはシャドウ部だけ少々明るくしたかも)。
普段の写真はPro Neg.Stdにして、レトロ風にいじくる写真はCLASSIC CHROMEがいいかも。
早速他の写真に適用。まずは元の状態↓
12 のコピー.jpg
これをPro Neg.Stdで処理↓
13 のコピー.jpg
CGみたいに白々しかった空の色がまともになりました(元の色もキレイだけど)。
芝の色も若干彩度が落ち着いて、アスファルトの影も青味が抑えられて現実的になりました。

次に、先程の水飲み場写真にCLASSIC CHROMEと自前の粗い粒子加工を施してみましょう↓
レトロ のコピー.jpg
写ルンですでL判プリントした雰囲気になりました(もっとダイナミックレンジ狭かったかな?現物と見比べて調整しないとダメか)。

というわけでまぁ色味に関してはこれにて一件落着なのですが、実は一つ気になることがありまして…どうもこのX-T1のRAWは正直なRAWではなさそうなのです。
過去にRX100のRAWも歪曲補正がRAW自体にかけられていて、それを解除する方法がSONY専用のソフトにしかないということがありましたが、今回はもうちょい厄介な話。
最初このカメラのRAW画像を見て「ノイズ少ないな〜。まるで補正かけられてるようだ!」と感動してたんですが、どうもホントにRAWの状態でノイズリダクションがかかってるようなのです。しかもそれを解除することができない…。
さらに、このノイズリダクションの影響なのかどうかはわかりませんが、ある条件が満たされた画像がまるでゴッホの油絵のような感じに処理されているということ。
まぁ等倍拡大してわかるレベルなんですが、これがけっこう気持ち悪い。
先ほどの水飲み場写真の、ピント位置を奥に設定した写真を例に見てみましょう↓
ポップコーン現象a.jpg
これはオリジナルの半分のサイズに縮小してるので原寸拡大してもそれほどわからないと思います。
※2016年11月21日訂正:サイズはアップロード時に自動的に1920pxに縮小されているので、半分ではないです(アップした画像は2448x1632。今まで気づかなかった…)。
ところがこの画像中央付近の芝生を等倍拡大するとこうなってます↓
ポップコーン現象b.jpg
なにやら芝生の草がニョロニョロしています。なんかキモいです。
さらに拡大↓
ポップコーン現象c.jpg
影やハイライト部分が曲線を使って同化してるような感じ?
海外では「マッシュポテト現象」とか呼ばれているらしいですが、日本では「ポップコーン現象」といった記述の方が多いみたいです(桜の花びらがポップコーンのように写ったらしい)。

なんにしてもこれはせっかくのローパスフィルターレスの肩書が無駄になってるんじゃないでしょうか。
これだったらGM1の方が素直で高解像な画像のようにも思えます。多少ノイズ出やすいけど。
センサーの物理的特性とかだったらもうご愁傷様としか言いようがありませんが、画像処理エンジンが悪さしてるのであれば早急にファームウェアアップデートで改善してほしい!
ていうか、なんで素のデータであるべきはずのRAWに解除できない処理かけてんだよ!って感じ。
多少ノイズ出てもいいから元の像を壊すような真似はしないでほしい。
「大きなお世話処理」はコンデジのJPEGだけにしてくださいって感じ。
まぁ等倍拡大しないとわからないレベルなんで、スナップ写真なんかはそれほど目くじら立てるほどのことではないとは思いますが、フラッグシップ機としてはあるまじき事なんではないでしょうか。
ファームウェアアップデートでどうにもならないとかだったら…X-T2が出た時に無償交換してほしいっす(笑)。

それにしても、カメラに限らずデジタル化や電子制御化ってのは便利なのはわかるけど、ど〜もぼくは100%信頼できなくて好きになれない。
初歩的、もしくは基本的なレベルの電子制御だったらまぁいいんだけど、なんでもかんでもネットに接続したり遠隔操作したり、細かいさじ加減をコンピュータがやってくれるとか、挙句の果てには全自動だなんて…悪しきエスカレートに思えます。
まぁ多くの人々が軽い気持ちで扱うような機械ならバリバリ電子制御でも全然いいと思う(お年寄りや体の不自由な人のこと考えると)んですが、趣味性の高いカメラや車やバイクまで電子制御化で埋め尽くすこたねーだろっていう思いは長年抱いております。
だったら昔の銀塩フィルム使ってればいいじゃんとも思うんですが、大掛かりな設備無しに現像ごっこができるデジカメなんて最高に楽で面白いわけで、そういう大雑把な部分はデジタル万歳なんですが、細かいとこまで勝手にコンピュータにやらすな!っていう感じなんすよね、今の機械って。
ネオクラシックな感じの商品はけっこう好きなのですが、失ってる部分も多いというか、帯に短し襷に長しな場合があるから悩ましい。
車もバイクも同じ。
点火時期を電子制御するのは耐久性や利便性から考えてもまぁわかるんですが、スロットルコントロールまでは頼んでねーよ!って感じ。
まぁメカに興味ない&疎い人や超ドヘタな人が車やバイク運転するより、バリバリ電子制御の車両に乗ってもらった方が安全で低燃費なので、そういう人たちにはそういう乗り物がベストなんだとは思いますが、だからといって全部そうすることないじゃん!っていう。

でもX-T1は形が最高にカッコイイから手放す気は無い!
フジフイルムさん、ポップコーン現象なんとかして〜!
posted by 文鳥 at 19:13| 東京 ☀| Comment(2) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月23日

思い切ってしまった

前回の日記でオールドレンズという、また散財するネタを発見してしまいましたが、案の定、かなり散財してしまいました。まぁ仕事のギャラも入ったというのもあるんですが、今回はちょっとやり過ぎた感もあり、この夏ひとしきり遊んだらすぐまた仕事に戻らんといかん気がします(笑)。

まずその散財の第一歩↓
01.jpg02.jpg03.jpg04.jpg
リコーのRIKENON 21mm/F3.8(m4/3だと42mm相当の画角になります)。
径はマウントとちょうどいい感じで、形もぼく好み。
これはネットであれこれ検索しまくってたら無性にたくさんのオールドレンズを肉眼で見たくなって、台風が上陸しそうな天気の中、新宿のショップまで行って買いました。29,800円也。
そのショップには山ほどのオールドレンズが置いてあって、心のなかで「うぅおぉ〜」と雄叫びを上げながらいろいろ拝見しましたが、駐車料金が気になってあまり長居しませんでした(都心部はこれが気になっちゃう)。
でも店員さん(店主さん?)がいろいろ教えてくれて楽しかったです。
その会話の中で「オールドレンズならやっぱりフルサイズいいですよ〜」とオールドレンズを付けたα7を触らせてもらったことで、ぼくの心の中に新たな欲望が生まれたような気がします(後の散財に対するフラグ)。

駐車場に戻る道すがら、持参したGM-1でスーパータクマー28mm(換算56mm)と今買ったばかりのリケノン21mmを試し撮りしてみました。まずはスーパータクマー28mm(以下、大きな写真は一応半分のサイズに縮小してますが圧縮はかけてないので、昔の非力なパソコンでは全部表示されるまで時間がかかるかも)↓
※2016年11月21日訂正:サイズはアップロード時に自動的に1920pxに縮小されているので、半分ではないです(今まで気づかなかった…)。
04a.jpg
うお、オールドレンズってこんなフレア出ちゃうの?それともレンズ内の汚れのせい?フードがないから?それともただ単に撮り方がヘタクソなだけ…?
とりあえずLr5(Lightroom5)で、連写した内の2枚目を補正してみました↓
04b.jpg
撮影時の露出が少々明るすぎたのか、補正してもあまりスッキリしませんでした。

次にリケノン↓
04c.jpg
今度は露出が空に合わせ気味なためかフレアは少ないですが、周辺部は若干流れ気味でコントラスト比の強い部分にはフリンジが出てました。
これもLr5で少々いじくってみました↓
04d.jpg
おぉ〜なんかカッコイイ写真になった(ちょっと補正が大げさすぎたかな)。
スーパータクマーは室内で物撮りした時は特に異常は感じなかったので、汚れのせいではないとするとやっぱりフレアが出やすい特性ってことなのかな?
もっとじっくり時間かけて撮ればよかったんですが、駐車場代も気になるし雨も降ってきたのでこれにて帰宅。

で、実はこのショップに来る前にネットで他のショップにレンズを注文しておりまして、リケノンの後にこれが届きました↓
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旧ソビエト連邦のレンズ、VOMZ MIR-1B(МИР-1B:ミール1B)37mm/F2.8。11,800円也。
まずなんといってもこのソ連特有のキモカッコイイデザインがたまりません。
ソ連時代の工業デザインってなんか魅力的なんすよね〜。
強く印象に残ってるのは、アメリカが長崎に落とした原子爆弾「ファットマン」のコピーっぽい原爆。
シルエットはファットマンそっくりなんだけど、色は0系新幹線の運転台みたいな緑で、弾頭部分にオバQの目みたいな窓がついてたりしてキモかった記憶があります(笑)。
まぁそんなことはさておきこのレンズ、デザインもさることながら機構もちょっと変わってます。
パッと見フォーカスリングと思われる部分(一番幅のあるリング)は、フォーカスではなく絞りを開放から設定した値までの間でシームレスに調整できるリングなのです。
フォーカスはこのレンズのチャームポイントでもある派手なギザギザリングです。
ぼくこのギザギザリングが好きなんすよ。あとリングとリングの間に段差があって凸凹してる形も好き。
なんで最近のレンズはこういう凸凹が無いのばっかりなんだろ…。
ちなみにミール1Bは前期後期に分かれてデザインが違うようで、このギザギザタイプは前期型。
後期型はキャラメルパターンがビッシリ敷き詰められたような形で、前期型と比べておとなしい印象です。

で、ここからが今回の日記のタイトルにある「思い切った」ことになるわけですが、そうなる経緯を順に書きますとまず、ミール1Bの径が思いの外小さくて、マウントに付けたらちょっとイマイチだったので、もうちょい細いヘリコイド付きマウントを探し始めます。
で、どうせマウント新たに買うんなら別機種用のマウント2種を組み合わせようと思い、検索してる内に「遠出先で何度もレンズガチャガチャ換えるのも少々面倒だな…」と思って高精細写真用とオールドレンズ用の2機種体制にしようと考え、カメラ本体をあれこれ考察。
まず候補になったのは現在中古でけっこう安く買えるパナソニックのGX7。
これならレンズもそのまま共有できるし、手ブレ補正も付いてるし、ファインダーも付いてるからオールドレンズの手持ちでも気軽度アップしそうだなと。でも新しく発表される後継機のGX8は手ブレ補正が強化されてて防塵防滴も付いてるから、バイクでむき出し運搬可能になる!よし、これが出てから決めよう…と思って数日、いざGX8の詳細が判明すると…うぅ〜んなんかコレジャナイ感。
手ブレ補正はレンズと組み合わせての6軸(しかも回転ブレ補正は無し)なので、レンズに手ブレ補正入ってないと4軸のみ。
そしてなんといってもデザイン。まぁレトロ風味ではあるんだけど、なんかまだ試作品のような煮え切らなさを感じてしまう雰囲気。そして妙に縦に長く(背が高い)サイズ自体がかなりデカい。
お値段は安くても14万くらい。買えないことはないけど、この値段じゃイマイチ欲しくない…。
その値段ならα7IIの中古買った方が絶対お得な気がするし。
理想としてはGMシリーズみたいな超コンパクトか、フジフイルムのX-A1のようなデザイン&大きさが良かった…。
そうだX-A1ってカッコイイな、と調べるとセンサーはAPS-Cなのでm4/3より画質が期待できるなぁと思いきや、X-A1ってたしか軍艦部がプラだったよな〜と思い出し急速に幻滅。
ところが上位機種のX-E1は上質な作りで中古が安い(GX7と同じくらい)。
でも調べていくとフォーカスが遅いとか性能的にイマイチな話が多く、最新機種のX-E2はどうなんだと調べるといろいろ改善されている。
しかもフジフイルムのサイトを見ると、オールドレンズを付けることを意識してるフシがあり、かなり魅力を感じまして近所のヨドバシカメラにX-E2の実機を見に行きました。
実際に見てみると、意外とデカいけどGX8ほどではなく、質感も悪くない…とあれこれ触ってると横にX-T10という新型機がありました。
サイトで見た印象だと軍艦部が縦長過ぎてちょっとレトロ過ぎるなぁ〜なんて思えてイマイチだったんですが、触ってみるとX-E2より幅が狭く思いの外コンパクト、そして質感もかなり良い上に値段がX-E2より少し安い…。
やばい、これ買っちゃうかも…でも内蔵フラッシュなんて使わないんだよな〜カバーもプラだし…とか迷いながらX-T10を触りつつ横を見るとX-T1という、X-Pro1と並ぶフジフイルムのフラッグシップ機がありました。
置いてあったのはぼくの好きなブラックモデルで、ちょうどいいレトロ具合(70年代っぽい気がする。X-T10は60年代?)のデザインが非常にカッコイイ。
もちろん触ってみると…X-T10を凌ぐ塊感と上質感!さすがフラッグシップ機。しかも防塵防滴!
これならバイクでむき出し運搬できるけど…10万超えは確実だな〜。10万超えと言えばα7IIだよなぁと触ってみましたが、やっぱりちょっとだけ大き過ぎるような気もするし、レンズがカッコ悪いのばっかという感じだったので、X-T1ほどのトキメキは感じませんでした(フジフイルムのレンズデザインは最近のレンズにしてはカッコイイ方だと思った)。
「つーか最初中古の安いのをオールドレンズ用にするつもりだったんだけど、なんでこんな高いの触ってんの?」と一瞬思いましたが「よくよく考えたらこの質感&性能で本体が10万チョイってけっこう安いよなぁ」と自分で自分を洗脳してしまったが最後、迷いながらも心の中ではすでに購入決定の鐘が鳴り響いていました。
途中から話しかけてきた店員さんもフジフイルムの人で、マニアックなセールストークがなかなか好印象(根っからのカメラ好きとわかる)だったこともあり…思い切って買っちゃいました〜!
お金はまた仕事すりゃいいのさ〜(仕事があるってありがたい…としみじみ)↓
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レンズはキットズームではなく単焦点のXF35mmF1.4 Rにしました↓
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このレンズのぱっと見もオールドレンズの55mmとかを彷彿とさせる雰囲気(もちろんよく見りゃ最新!って感じだけど)なので本体にもよく似合う。
しかしやはり現代のデジタルレンズなので、絞りリングは軽く、電源入ってないとな〜んにも動きません。
画角はフルサイズ換算で53mm相当なので、仕事関係でたまにやらせていただいてるスタジオ撮影にもちょうどいい感じ。

そしてもう一つ、これが無いと意味が無い。防塵防滴レンズのXF16mmF1.4 R WR↓
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これも単焦点です。サイズも重さもXF35mmを上回ってますが、他の防塵防滴レンズは90mmかズームしかないのでこれにしました。
画角もフルサイズ換算24mm相当なので常用スナップにいいかと。

早速家の中で動かしてみると、XF35mmはフォーカスが「ジージー!」とかいって一昔前のAFみたいな緩慢さでしたが、ぼくはほとんど風景とか静物ばっかりしか撮らないからまぁいいやって感じ。
しかもインナーフォーカスではないのでレンズ先端がフォーカシングの度にギコギコ動きます。
MFレンズだと違和感なかったけど、電動だとデリケートそうでちょい不安。
XF16mmは最新なだけあってフォーカススピードは早く、音も「グッグッ」って感じに静か(パナソニックのレンズはもっと静かだったけど)で、レンズ先端が動くこともありません。しかしちょっとデカい。
本体の操作性はやっぱりGM1とは比べもんにならないくらい良いです。
GM1もいろいろ便利で扱いにくいってわけではないんですが、なんせ小さいので気づかぬうちに背面ダイアル回しちゃうことが多く、いつの間にか設定変わってたなんてことが多発しますが、X-T1の操作系はGM1よりデカいだけあってゆとりあるスイッチ配置です↓
13.jpg
恐らく慣れたらファインダー覗きながらのブラインド操作も可能になるんではないかと思われます。
そのファインダーも巷ではEVFに関していろいろ悪い話も多く聞きますが、X-T1のEVFを覗いた感じでは、全く不快感や見づらさは感じません。EVFであることを忘れて操作に没頭できます。
ただレンズの絞りリングは2本ともかなり軽いので、これがいつの間にか回ってることがあります。
まぁ撮影時にしっかりチェックするクセを身に付けろってことでしょうか。

購入翌日に追加の買い物でヨドバシ行ったついでに非常階段で試し撮り。
一応前もって言っときますが、非常に気軽に手持ちでパシャパシャと撮っただけなので、あまり面白い写真ではありません(腕前と経験値とセンスがあればそれでもいい写真になるんだろうか…)。
まずXF35mm↓
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3枚目は2枚目の等倍トリミング。
パソコンに移して見て「おぉ〜」って声が出てしまいました。
GM1の時もRX100との比較で「おぉ〜」となったし、さらにさかのぼってRX100とそれまでのコンデジとの比較でも「おぉ〜」となったわけですが、機種をステップアップする毎に解像度もステップアップしてます。
てことはやっぱりフルサイズ機と比べたらまた「おぉ〜」となるんでしょうか。
この日は曇りの夕方だったので、ピーカンの真っ昼間にじっくり時間かけて撮ること考えてワクワク。

次にXF16mm↓
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これも上記と同じく3枚目は2枚目の等倍トリミング。
広角でも解像度は35mmとほとんど変わらない感じです。
周辺の流れやボケもぼくには確認できません。やっぱり最新のレンズってゴイス〜。
フレアやゴーストの耐性ってのもオールドレンズ使ってみて初めてわかりました(笑)。
RX100やGM1の時はRAWデータを必ずLr5であれこれ補正してからでないと満足できませんでしたが、この一連の写真はLr5によるRAW現像時に、ダイナミックレンジと露出を軽く調整しただけで、ノイズ補正もWB調整もかけてません。撮り方が上手ければ(経験値が高ければ)補正一切無しでもいけそうです。
前述のミール1Bの物撮り写真もX-T1で撮りましたが、解像度と同時にノイズ耐性もかなり良さそうです。
ただ、まだ買ったばかりなので、フィルムシュミレーションとか点像復元処理ってのはまだ試してません。

カメラ一式はこれで万全…ていうか当初の予定では安い中古カメラをオールドレンズ専用機にするってことだったのに、いつしかメイン機を買い換える話になってた…。
まぁGM1には絶対他機種には凌駕できない性能「コンパクト性」ってのがあるからサブ機として現役続行させます。
でもパナライカ15mmとかオリンパス25mmあたりは出番無くなりそうな予感…プロミナー8.5mmやパナ45-150mmはまだ代役が無いから使える。
買い替えと言えばかなり長い年月使ってきた三脚も換えることにしました↓
22.jpg
これはかれこれ13年前(だったと思う)に買ったベルボンのCX200。
ハッキリ言って安物です。アルミパイプとプラ部品が奏でるキシキシ感、そしてフルサイズ一眼レフ乗せたら自動的に逆立ちしちゃうんじゃないかと思わせる軽さが凄い。
当時の銀塩一眼レフ持ってる友達から鼻で笑われた不憫なヤツ(笑)。
でもこれが長〜いこと室内の物撮りで大活躍してくれました。
屋外で使ったことはないけどもうボロボロで、脚を広げるとセンターの支柱のアウターチューブが下にすっぽ抜けたりします。
長いことお疲れ様でした。でも捨てるのはなんか可哀想過ぎる気がするので置いとこう…。
んで新たに買ったのがコレ↓
23.jpg
同じくベルボンのUT-43Qです。まぁ高級でもないけどそこそこのお値段で、かなりしっかりしてます。
ちなみにもうすでに改造してあります。
カメラと三脚を接続する部分、雲台のクイックシューを替えました↓
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SUNWAYFOTOのDDC-42LR、要はアルカスイス規格のクイックシューです。
純正のクイックシューも同じようなもの(マンフロット規格?)で、どちらかと言えば純正の方がよりクイックな脱着ができるんですが、実は随分前(GM1買った頃)に用意したPeak DesignのCPOV-1↓
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という、カメラ本体を服のベルト等にカチッと脱着できるプレートがアルカスイス規格でして、それと共用できるようにしたわけです。
↓これが純正クイックシュー
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レバーを倒すとバネの力でカチピョンと外れます。取り付けは押しこむだけ。非常に簡単なんですが、ちょっとサイズが大きいことと、細かいディテールが少々安っぽいこと、そしてなにより規格が違うのでお役御免。
ちなみに純正雲台からこのクイックシューを外すには、表面に貼ってある板を剥がしてガッチリネジロックされてるプラスネジを外す必要があります↓
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ちゃんとプラスネジのサイズに適したドライバーを使わないとかなりの確率でなめます。それほどガッチリ固着されています。
↓これがアルカスイス規格クイックシューに対応するPeak DesignのMICROプレートforキャプチャー PL-M1(上下逆に置いてしまった)。
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GM1用として買ったのでかなり小さいですが、X-T1にもちゃんと使えます↓
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こうしておくと、移動時は腰のベルトに付けて、撮影時は三脚に…という一連の運用が非常にスピーディ&楽になります。
いちいちネジくるくる回したり、ストラップがワチャワチャしたりすることもありません。
CPOV-1へのカメラ脱着も、赤いボタンを押しながらなのでロックも確実(赤ボタンにもロック機構あり)かつ迅速に行えて、しかもストラップのように肩に負担がかかることは一切無いという特典もあり。
ただ唯一の欠点はストラップ類が一切ないので、万が一手が滑った際にはカメラの落下を覚悟しなくてはなりません(笑)。

話は元に戻って三脚UT-43Q改の収納状態↓
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この状態で272mmと、かなりコンパクトですが最大に伸ばすと1550mm(両方共カタログデータ)となり、ぼく(身長1780mm)の目線くらいになります。CX200の収納時サイズはこれよりデカいのに、最大時サイズは全然低いです…時代の進歩を感じざるを得ません。
脚の伸縮ロック機構も一風変わっていて、脚の先端部を持ってひねるだけでロックのオンオフができ、そのタッチも「クキッ」って感じでわかりやすい。
一般的な三脚にある、ダイヤル回して(もしくはレバー開いて)脚のばして…と2タッチする必要はなく、正にワンタッチで伸縮&ロックオンオフができます。
ちなみに薄い鉄パイプ製で「カチンカチンカチン…」と伸ばしてひねってロックさせる超コンパクト三脚ってのも古くからありますが、これは強度も剛性も堅牢性も桁違いに弱いのでコンデジくらいにしか使えません。
でも軽くてコンパクトでかなり伸びる(1mちょい)ので今まで遠出用に使ってましたが、それももうお役御免になるでしょう。

次に、X-T1にオールドレンズを取り付けるためのマウントアダプターを物色。
やはりヘリコイドは便利なので必須として、今回も2種のマウントを合体させるお得な方法で考えます。
候補にあがったのは高級レンズに多いライカMマウント経由か、安くて種類もそこそこ多いペンタックスKマウント経由。
前回のm4/3で選んだマウントはキャノンEOS用だったのでかなり径が大きく、付けられるレンズもあまりオールドレンズって感じじゃないのばっかだったので、今回はそのへんも考慮しました。
とりあえず安価に買えそうなKマウントレンズなら気軽度が高いだろうということでKマウント用の組み合わせを選択。
m42マウントは無限遠が出るというタイプ(レンズと本体のスキマに厚みが加算されないってことかな?)を選択しました↓
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ではレンズを取り付けてみましょう。
まずはペンタックス スーパータクマー28mm/f3.5↓
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以前のEOS用マウントより径が小さいのでさらにピッタリサイズになりました。
次はリコー RIKENON 21mm/F3.8↓
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こちらもピッタリ径。GM1より本体がデカイ分、レンズ先端が広がってる形状がけっこう似合います。
お次は旧ソビエト連邦のレンズ、VOMZ MIR-1B(МИР-1B:ミール1B)37mm/F2.8↓
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これはまだ径も色味もちょっと差があるので取ってつけた感がありますが、マウントのツヤをもうちょい抑えたら似合いそうな気がします。

その他オールドレンズの、内部の程度があまり良くないもの(オートタクマー55mm、SMCタクマー55mm、XQ MINI ZOOM 39-80mm)と、程度はいいけど持ち運ぶのをためらうアトムレンズ(スーパータクマー35mm)と、程度はいいけどデカすぎるもの(シグマ 70-150mm)は試し撮りに持っていかないので割愛。

あと、屋外撮影には関係ないんですが、室内での物撮りやスタジオ撮影で必須のACアダプター。
これも揃えたんですが、ここにはちょっとした落とし穴があります。
X-T1のACアダプターは、GM1と同じくバッテリーの入る部分にDCカプラーを入れてACアダプターとつなぐ方式なんですが、そのまま本体にDCカプラーを入れるとフタが閉じられない状態になり↓
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三脚が使用できなくなります(フタを取るか延長パーツみたいなので三脚接続すればいけそうだけど)。
そこで必要になるのが「縦位置バッテリーグリップ」です↓
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レビューとか見るとほとんどの人が「単なる予備バッテリーの入るグリップ」としか捉えていないのが残念。
実はACアダプターと三脚を使う場合は必須になるんです…なんか腑に落ちないけど。
DCカプラーと縦位置バッテリーグリップを組み合わせるとこうなります↓
38.jpg
そもそもバッテリーのフタにGM1みたいにゴムの小さいフタつけといてくれればこんなん必要ないんすよね〜。
三脚使わない場合はこのグリップは無くてもいいんですが、三脚でACアダプター使うのであれば約20,000円余計に必要となるわけです(ひでえ)。
まぁ「予備バッテリーが入って操作もできる縦位置グリップ」という機能も加算されるんで大損するってわけではないんですが…やっぱりなんか腑に落ちない。

てなわけで、この一連のシステム一式で約30万円使ってしまいました…でもここに記載したほとんどのアイテムは、ヨドバシさんで交渉して価格.com最安値とほぼ同じ水準までお勉強していただきました。感謝。
んで、完全にカメラ沼にハマったキリギリス野郎は今回揃えた新装備群を持って、この暑い真っ盛りに近所の公園に試し撮りしにいってきたわけでございます。
まずは装備写真(GM1+45-150mmズームで撮影)↓
01gm.jpg
バイクの遠出時の装備ってことで、グローブもしてみました(笑)。
X-T1はCPOV-1プレートによって腰のベルトからぶら下がります。
X-T1の横のポーチにはズームレンズの付いたGM1が入ります(開けっ放しで撮っちった)。

今回持参したレンズ群と三脚(X-T1+XF16mmで撮影)↓
02xf16.jpg
今回持ってきたレンズはXF16mm、XF35mmの現代レンズ2本と、前述の取り付け写真にもあったスーパータクマー28mm、リケノン21mm、ミール1B37mmのオールドレンズ3本。
あとサブでGM1+G VARIO 45-150mmズーム。
ちなみにバイク遠出時にはこのデカいケース(工具箱でもお世話になったプラチナムエッジ…笑)は持っていけない(なるべく軽量に済ますつもり)ので、これは車の時だけ。
さらにちなみに三脚は最後の方でしか使ってません(実は2日に分けて撮影してて、初日は三脚未使用。なのでレンズ比較なのに位置がバラバラ)。

てなわけで各レンズで撮り比べ。
※冒頭の写真同様、以下の写真は全てRAWをLr5で現像したものですが、ダイナミックレンジと露出の調整のみで、色味やノイズは全くいじっておりません。サイズは半分に縮小してますが圧縮はかけてないので、昔の非力なパソコンでは全部表示されるまで時間がかかるかもしれません。
※2016年11月21日訂正:サイズはアップロード時に自動的に1920pxに縮小されているので、半分ではないです(アップした画像は2448x1632)。
それから、ぼくはカメラに関してはシロウトなので、かなりテキトーで主観的なインプレであることを宣言しておきます(笑)。

まずは現代のレンズ、XF16mm↓
03xf16.jpg
前回ヨドバシカメラの非常階段で撮った時はわかりませんでしたが、上部が少し流れてる…と思ったら枝が揺れてブレてるだけのようです。つーかすげー解像度〜。そしてすんげ〜色。
GM1の時はしょっぱなからこんなにコントラストの強い画にはならなかったので、最初この写真を見た時「RAWに最初から補正かかってんのか?」って思いましたが、思い起こせば確かに現場は真夏のドピーカンなのでこんな感じだったように思えます。
「フジフイルムのカメラはフィルム屋さんだけあって発色がいい」なんて話をネットでたくさん見ましたが、なるほど納得です。
そもそもLr5でほとんどいじらずにこれってのがすごい。

次はXF35mm↓
04xf35.jpg
これまた強烈な解像度です。
しかも光源入ってるのにゴーストが見当たらないし、フレアもわずか。これが現代のレンズってやつなんでしょうか。そういやGM1のレンズ群もゴースト&フレアは出にくかったな〜。

次は同じ場所でスーパータクマー28mm↓
05pt28.jpg
オールドレンズとはいえ、これも解像度すごいや〜ん。でもフレアとゴーストは先程の現代レンズと比べると多少出てます。
冒頭のGM1での試し撮りではこれほどの解像感はありませんでしたが、やっぱりセンサーの差なんでしょうか。

次も同じ場所でリケノン21mm↓
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ひょっとしたら微妙に手ブレも入ってるかもしれませんが、周辺部が流れて解像度が落ちた感じになってます。
でも中央部はそこそこ解像感あります。ゴースト&フレアはいい感じに出てます。夏っぽいです。

次も同じ場所でミール1B37mm↓
07mi37.jpg
うお!なにこの現代のレンズにも引け劣らない解像感!
ゴーストは下の方にハッキリ出てますがフレアはリケノンほど強くなく、光芒がキレイです。
レンズの見た目はほとんどコーティングされてないような感じ(シングルコート?)で、レンズまわりのギザギザ斜面(なんて言えばいいのか…部品名がわからん)もプラ感丸出しの成形時のツヤが残ったままな感じなのに、こんなにキレイに写るもんなんすね〜。いやはや驚いた。

持ってきたレンズ5本全て撮ったので、今度は場所を変えてみましょう。
XF16mm↓
08xf16.jpg
やっぱり凄い発色です。池の水はキレイじゃないけど写真はキレイ。

XF35mm↓
09xf35.jpg
隅から隅まで高解像。色も16mmと同じく。
XFレンズの中でも一番安いレンズだけど写りは素晴らしい。でもフォーカシングモーターはうるさい(笑)。
MFにしても電動ってのは悲しいなぁ。まぁ写りには関係ないけども。

スーパータクマー28mm↓
10pt28.jpg
解像度はやはりなかなかですが、周辺部にいくと少々甘くなってます。
空との境界もちょっと不自然(露出が適正じゃないのを補正したからかな?)。
その空を見ると色味が違う!焼け以外でもレンズで色が違うこともあるんすね。

リケノン21mm↓
11ri21.jpg
やはり周辺部は流れてますが中央部はしっかりしてます。色味はスーパータクマーと似てます。

ミール1B37mm↓
12mi37.jpg
こちらはやはり解像度がイイ。周辺部もほぼ変化なしですが、フルサイズで使ったらどうなんだろ?
色味は他のオールドレンズと同じ感じ。XFレンズが特殊なんだろか。

場所変更してXF16mm↓
18xf16.jpg
いい場所だな〜。子どものラクガキもいいアクセントになっております(笑)。
この日は平日だったので人が少なくて気楽に撮影できました。
それにしてもCGみたいな空だ…。

XF35mm↓
19xf35.jpg
うお〜やっぱすごい。奥の送電線もクッキリ写ってます。

スーパータクマー28mm↓
20pt28.jpg
XFレンズと比べちゃうと多少落ちますが、それでもかなりの解像感があります。
コントラストも幾分柔らかめです。

リケノン21mm↓
21ri21.jpg
やはり周辺部へ向かう早い段階で像の流れがあります。フルサイズで使ったらどんな印象になるんだろ。

ミール1B37mm↓
22mi37.jpg
うわやっぱすごいなこのレンズ。中央部の解像感はXF35mmと大差ないように見えます。
調べてみるとこのレンズは1950年代にカールツァイス・フレクトゴンを参考に作られたもので、1992年までこの形で製造されていたようです。
やっぱりカールツァイスを元にしてるってのが効いてるんでしょうか(笑)。
でもロシアンレンズはアタリハズレが多いらしいです。これはアタリなのかな?

ここまでの写真は全て絞りf5.6で撮影してましたんで今度は開放と比較してみます。
XF16mm、絞りf5.6↓
23xf16.jpg
ハイライト部分の露出をあまり抑えないようにしたので、空の色がこれまでの写真より薄く(明るく)なりました。
この日のセッティングでは、まだ買いたてだったこともありイマイチわかってないことも多く、測光モードをマルチにして露出補正ダイアルをマイナスにしてたんですが、ドピーカンだったので明暗の差が激しく、現像に悩む写真も多かったです。NDフィルターも買っときゃよかった。

次はほぼ同じアングル(手持ち)でXF16mm、絞り開放f1.4↓
24xf16.jpg
ピントを置いた箇所も若干甘くなりましたが、いい感じです(もしかして手ブレしてる?)。

XF16mmのマクロ撮影↓
25xf16.jpg
もうちょい寄れそうな感じ(カタログスペックでは最短15cmと書いてあります)でしたが、虫が逃げちゃいそうだったのでこの距離で。
ここから別の場所まで歩いて行こうとしましたが、けっこう遠い上に駐車場の門限(17時)が迫ってたのでこの日はおしまい。

翌日別の公園にて、XF35mmで開放f1.4↓
26xf35.jpg
ボケが周辺部に向かう感じで流れてますが、ピント合わせたとこはバッチリです。
今回は三脚使って、全てマニュアルフォーカスでトライしてみました。

次はミール1B37mmの絞り5.6↓
27mi37.jpg
ピントは光が当たってる草むらあたり。相変わらずの解像感です。

次にミール1B37mmの絞り開放2.8↓
28mi37.jpg
ピントは手前の長めの草。開放もキレイです。

撮影場所を探し歩いてたら急に足元で何かがワサワサ!と動いたので見るとトカゲがぼくの足に踏まれてまして、慌てて足をどけたら怪我はしてなかったようで一安心↓
29xf16.jpg
XF16mmにて撮影。中央付近にいます。びっくりしたのかしばらく固まって警戒してました。

リケノン21mmたぶん絞りf5.6↓
30ri21.jpg
フレアによってコントラストが低下しましたが、ゴーストがいい感じに写りました。
この後に三脚使って手でゴースト&フレア遮って撮影しましたが、微妙にゴーストが写ってイマイチでした。

ラストはキレイに撮れた写真で締め↓
31xf16.jpg
XF16mmで絞りf5.6。
ゴーストもフレアも見事に抑えられてます。そしてこの解像感。
デザインがイマイチだったり、電子制御リング類のダイレクト感の無さとか、電源入れないと何も出来ないとかいろいろ不満もありますが、やっぱり現代のレンズは最高にキレイに撮れます(笑)。

2日目は歩いた距離がかなりあった上に、猛暑のおかげでヘトヘトになってしまい、これにて退散。
マニュアルフォーカスはファインダーと拡大アシストのおかげで、GM1より遥かにやりやすかったです。
奥行きがある場所で狙った被写体が細かったり小さかったりする場合はMFの方がいいように思えました。
時間は多少かかりますが、懐かしのアサヒペンタックスSPで「どんな風に撮れるかな?」ってやってた頃を思い出してなんだか気分いいです。
デジタルスプリットイメージは前々から「デジカメで昔の一眼レフみたいなズレを合わせるマニュアルフォーカスができるやつってないのかなぁ」と思っていたので、これを知った時は狂喜しましたが、実際に使ってみると草木みたいなランダムで細かい風景の場合はちょっとわかりづらい印象だった(白黒ってのもちょっと残念)ので拡大のみにしてました。
あとはもうちょいX-T1を使いこなせるようになって、遠出で撮りまくりたいとこです。
posted by 文鳥 at 15:24| 東京 ☁| Comment(3) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月13日

やっぱり懐古趣味

先日ネットでカメラのレンズをいろいろ検索しているうちに、やっぱりオールドレンズ(主に1960〜70年代)ってカッコイイな〜と思ってさらに調べると、ミラーレスカメラはマウントアダプターを使うことでオールドレンズを楽しめるとのこと!これはぜひ試してみたい!
そこで「そういやウチにも古いカメラがあったよな…」と押入れを探してみるとこんなのが出てきました↓
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この二眼レフはAIRESFLEX(アイレスフレックス)のZってやつでしょうか?1952年発売。
程度のいいニッコールレンズ付きのものは3万4万するみたいですが、これはズイコーレンズの下位モデル。
程度はシャッターの動きが渋かったりレンズが汚れまくってたり、革ケースもあるけど糸が解れてボロボロだったりするのでジャンク扱いなんでしょうか。
まぁこれはレンズ流用できなそうだし、今のところ二眼レフにはあまり興味ないのでこれは元の場所に保管。

次にこれ↓
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このコンパクトカメラはAIRES VISCOUNT(アイレスバイカウント)。1959年発売。
「VISCOUNT」なんてどう考えても「ビスカウント」とか「ヴァイスカウント」とか読んでしまいますが、バイ(ヴァイ)が正しいようです。
これも程度はあまり良くなく、各部機能するみたいですがやはり動きが渋い箇所多々あり。
レンズも内部のネジが緩んでいるのかガタがあります。これもレンズ固定式なので元の場所に保管。

そしてもうひとつ↓
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これはアサヒペンタックスS2(の初期型?)。1959年発売。
この黒塗装、過激な剥がれや、塗り自体がヘタクソ(笑)なところを見るとオリジナルではなさそう。
レンズも磨きキズだらけで、巻き上げも不可の完全なるジャンク状態。
でもこのカメラ、ぼくがまだ幼い頃に父が使っていたような記憶がおぼろげにあります。
レンズ(オートタクマー55mm/f2)は傷だらけですがまぁ何も写らないわけではないので、これは遊ぶ価値ありです↓
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程度悪すぎな正にジャンクレンズ。フォーカスリングもグリスが切れたのかトルク感も無く、少しカタカタしてます。でもまぁ使えないことはないでしょう。どんな写真が撮れるんだろうか。

押入れにはこの3機種と、あとは80年代のプラスチッキーなバカチョ…コンパクトカメラが数個あるくらいでしたが、ぼくが20代の頃に友達からもらったアサヒペンタックスSPが見つからない…あれならもうちょい程度いいはずなんだけどな〜と、自室の収納BOXを調べてみると…ありました↓
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アサヒペンタックスSP。1964年発売。
これはぼく自身、何度も使ってたので馴染み深いです。
このカメラを入手する以前に、デザイン専門学校でカメラの基本的なことは学んでましたが、落ちこぼれ学生だったこともあり、画角なんて理解せず、被写界深度をあーだこーだとこだわることもなく(ボケ味なんて言葉は最近知った)ただ撮りたい被写体にピント合わせてファインダー内の露出計が適正範囲をはみ出さないようにセッティングして撮ってるだけでした。
でも白黒フィルム使うとなんかカッコイイ写真になった気がして悦に浸ってました(フィルムも一番安い銘柄のASA100オンリー)。
なんて思い出は置いといて、このカメラ、いつの間にか前述のS2と同じく巻き上げ不可になってまして、自力で直そうと底蓋開けてちょいちょいバラしたものの途中で諦めて戻してたら小さいワッシャーが1個飛んで無くなってしまいました…。

まぁカメラ本体はどうでもいいんです。
そう、レンズが欲しかった。これで傷だらけのオートタクマー55mm/f2と、内部に細かい汚れ(ホコリみたいに見えるけどたぶん違う)がそこそこあるけど撮影にはほとんど影響ないと思われるSMCタクマー55mm/f1.8↓が手に入りました。
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これはさっきのオートタクマーより遥かに程度良し…と思ったらフォーカスリングのトルク感はヘナヘナで、絞りリングの動きが異様に固い!回らないことはないけど何かホコリが混入して劣化したグリスでも詰まってるんだろうか。

これだけならガックリして中古オールドレンズでも改めて買うところですが、なんと嬉しい事に、このアサヒペンタックスSPが入ってた箱には他にもレンズが何個も入ってました!
SPくれた友達からはレンズももらってたんすね…完全に忘却の彼方に置き去りにしてました。
20年も前のことだけど感謝感激雨あられ!
…しかし、なんでレンズ交換しなかったんだろ?過去の自分よ(一度も交換した記憶無し)。
というわけでそのレンズ群をご紹介↓
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スーパータクマー28mm/f3.5(初期型)。
これは問答無用で程度良し!後玉から覗くとSMCタクマー55mmと同じような細かい汚れが内部に見えますが、これも撮影にはほとんど影響ないと思います。外見もすごいキレイ。
ちなみにマイクロフォーサーズにフルサイズ機のレンズを付けると画角はレンズに書いてある数値の倍になるそうで(つまりレンズのイメージサークルをフルに使えず、トリミングしたみたいになる)このレンズの場合は56mm相当の画角ということでしょうか。
広角レンズにはなりませんが、標準レンズとして十分使えます。

次↓
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SMCタクマー35mm/f2。ってことは換算70mmになりますか。
スーパータクマー28mmよりもレンズ内の汚れは少ないんですが、レンズ焼けしてます↓
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写真に対する影響としては、色味が黄色く写るとか露出がより必要になるとからしいのですが、色味や露出なんて現代のデジカメでは撮影後でも好き勝手にいじれるのでほとんど障害にはならない気がします。
ちなみにこのレンズ焼けするレンズってのは通称「アトムレンズ」と言われてて、酸化トリウムを含有したガラスを使って写りが良くなっている(集光率アップ?)らしいのですが、弊害として微量の放射能を出しているとのこと。でも人が肌身離さず長時間身に付けるとかでない限りは無害らしいです(バイクツーリングには持っていけないな…)。
しかし世の中「良薬口に苦し」があらわすように、苦しさや不便なものや不味いものが健全で、楽なことや便利なものや美味いものに限って生物にとって何らかの副作用とか害があったりする(これをことわざにしたら「毒薬口に甘し」になるのか)のはなんでだろうか。
「良薬口に甘し」でもいいじゃんかよ〜!ってこの世を作った存在に文句言いたくなります。
放射性物質はいろいろ便利だけど、非常に危険でもあるなんて、実に意地悪な設定だと思うこと山のごとし。
チートを絶対許さないゲームみたいに面白くない。

おっと脱線、では次のレンズ↓
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シグマのXQ MINI ZOOM 39-80mm f3.5 MULTI-COATED(換算78-160mm)。
これは前玉の裏面におもいっきり曇り、後玉にはカビがあり、キレイには撮れなさそうです。
フォーカスリングのグリスも切れかかってます。
でもズーミングしても鏡胴が伸び縮みしないのが非常にカッコイイ。
マクロ機能もすごい便利。かなり寄れます(アサヒペンタックスで確認済み)。

次もシグマのズームレンズ、70-150mm f3.5 MULTI-COATED(換算140-300mm)↓
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前述のミニズームよりキレイですが、レンズ内にカビ少々。
これもマクロ機能が付いてるんですが、これがまたカッコイイ(ちゃんと掃除してから撮ればよかった…)↓
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フォーカス&ズームリングを一番引いた位置でMACROと書いてある方向に回すと「クッ」という感触と共に鏡胴がパカリ〜ンと回転しながら伸びるんですが「え、こんなとこが伸びるの!?」っていう意外性とメカニカルな見た目がグリスの効いたトルク感と相まって、変形ロボ的なカッコよさを感じてしまいます。
まぁ全体的な見た目はそれほどではないんですが、このギミックはかなりカッコイイです。

んで前置きが長くなりましたが、これらレンズ群をGM-1にくっつけて遊ぼうというわけで、ネットでマウントアダプターを探すと、このレンズ群のマウント「M42」とマイクロフォーサーズ(M4/3)って組み合わせだけでもけっこういろんな種類があります。
そうなると製品の出来以外にもデザインとかが気になってくるわけで、単なるアダプターだと素っ気ないデザインのものが多く、なんかレンズと本体に似合わないのがほとんど。
理想としてはレンズの一部みたいに見えるのがいいんですが、ほとんどが「いかにもアダプター付けました」みたいなのばっかり。
そうして検索していると、単なるアダプター以外にも「ヘリコイド付き」とか「チルト・シフト機構付き」なんてのもあったりして、中にはかなりカッコイイのがあったんですが、値段が2〜3万円とか、今は売ってないとかでなっかなか使えるのがない。
中でもチルト機構の付いたやつがチャイナ製でしたがかなりカッコよくて、これを検索しまくったんですが出てくるのはメチャクチャな日本語のアリババ(中国のアマゾン的なもの?)のページとかロシアのページばっか。
これでかなり時間を費やしてしまって「出ーた出た、ぼくが欲しいものは絶対売ってない説〜」とふてくされそうになりましたが、ふと「そういやフルサイズ機のアダプターってめっちゃ薄いな」と気づいたことで一挙に問題が解決しました。
要はM42からフルサイズ機へのアダプターと、そのフルサイズ機からM4/3へのアダプターを組み合わせればいいのではないか!と。
そうして購入したのがこれ↓
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NEEWER M42レンズ-キャノンEOS用アダプターリングと、STOK キャノンEFレンズ-M4/3用アダプター (ヘリコイド付)。
チルト付きも考えたんですが、チルトよりヘリコイドの方が使用頻度も高いし便利そうだったのでこれにしました。
お値段は2個で3,643円。安い!そしてなんといってもデザインがレンズの一部っぽい(笑)。
さらにヘリコイドで伸縮するようになってるので、いかなるレンズにもマクロ機能を付加できるのであります!
早速届いた(中国製だから時間かかるかと思ったけど全然待たされなかった)ので取り付けてみました↓
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2枚目の写真はヘリコイドを伸ばした状態。レンズはスーパータクマー28mm。
ちょっとレンズとの繋ぎ目の段差が大きいですが、全体的な径も同じくらいでメカメカしくていい感じ。
中国製ということで気になる品質は、マウント同士の接続が若干固めですが壊れることなくカッチリ付きました。ヘリコイド部に若干のガタつきがありますが、回転軸方向なので撮影には影響ないと思います。
ちなみに使っているとチルト方向にガタが出たので、一回分解してみたら内部のネジ3点が緩んでただけでした。一応バラしてみると摺動部ではないパーツ同士の接続面(ネジ穴がある)にまでグリスがこってり塗られていたので、摺動部以外のグリスを拭きとってから組み直しました。

いざ、それをカメラにドッキング↓
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うぉぉ〜なんかカッコイイ〜!
欲を言えばもうちょいマウントの径がGM-1の高さからはみ出なければ完璧だったかな〜。
こういうレンズが似合っちゃうGM-1のデザインもやっぱり素晴らしい。
でもこういうゴツいデザインのレンズって今ほとんど無いもんな〜。なんでみんなシュッとしたのばっかなの?
以前KOWAのプロミナー8.5mmを買いましたが、あれもオールドレンズっぽいカッコよさを感じました。
しかもこういうレンズは総じてオール金属削り出しなので重い!でもそれがいい!
モデルガンと同じく重いのは持ってるだけで癒される気がします。でもダンベルじゃ癒やされない。メカじゃないから。
そしてエッジの効いた冷たい金属の触感、クリック感の強い絞りリングも非常に心地良い。
やっぱり現代の電子式のスイッチと変わらない絞りリングはダメだ!と言いたくなります。
電子制御の操作系ってのはバイクも車もそうですが、面白くないというか、心地良くないんすよね。
そもそも電力がないと絞りすら動かせないなんて…あ、また脱線してしまいました。

話は戻って、冒頭の古いカメラとレンズ単体の写真はGM-1とSMCタクマー35mmで撮影(SMCタクマー35mmの写真はスーパータクマー28mmで撮影)しました(ちなみにGM-1本体が写ってる写真はRX100で撮影)。
全然問題ないっすね!これは普段で使える〜。
お次はSMCタクマー35mmをくっつけた状態↓
19 のコピー.jpg20 のコピー.jpg21 のコピー.jpg
28mmより若干細いけど十分カッコイイ。
この頃のレンズには絞りのオート・マニュアル切り替えスイッチってのが付いてるのが多いですが、デジカメでもなかなか便利です。
普段はオートにしておくと絞りを絞っててもモニターの映像は明るいままなので、ピント合わせが快適に(モニターの表示シャッタースピードが落ちない)確実に(被写界深度が浅くなるのでシビアに合わせられる)できます。
もちろんシャッターを切る時にはスイッチをマニュアルにしないと絞りが開放のままになってしまうので要注意ですが、いちいち絞りリングを開放にしてピント合わせ…なんて考えるとこのスイッチは些細だけどありがたい。

次はSMCタクマー55mmとの組み合わせ↓
22 のコピー.jpg23 のコピー.jpg24 のコピー.jpg
径は35mmと同じですが、長さが短いので35mmよりバランス良く見えます。
しかしフォーカスリングの軽さと絞りリングの重さが残念。これはオーバーホールしないと快適には使えないです(中古買ったほうが安い&早い?)。

次はアサヒペンタックスS2に付いてたオートタクマー55mmを合体↓
25 のコピー.jpg26 のコピー.jpg27 のコピー.jpg
一連のレンズ群の中でも一番小さいせいか、取ってつけた感があります。
色的にも銀黒GM-1の方が似合うように思います。
このレンズもフォーカスリング後の突起のようなスイッチがオート絞りなんですが、後玉の横にあるピンを押さないとオートが解除されないのでデジカメでは使用できません。
ピンを押したままに固定できれば使えそうです(そういうマウントアダプターもあるようです)が、どっちにしてもキレイな写真は撮れません。
試し撮りしたら傷のおかげで全体的に白いモヤがかかったような画になりました。
Lightroom5で補正してもキビしいです。
ちなみにこの3枚の写真は、一連の写真を撮り終わって三脚やら照明やらを片付けた後に撮り忘れてたことを思い出し、いいかげんな照明角度&三脚無しで撮影したものなので、他の写真に比べるとちょっとヘボいです。

次はシグマのXQ MINI ZOOM 39-80mm↓
28 のコピー.jpg29 のコピー.jpg30 のコピー.jpg
径はマウントとピッタリサイズでメカメカしさもあってカッコイイんですが、個人的にはゴムグリップは好きじゃないんすよね〜。樹脂素材って劣化するから嫌。
幸いこのゴムグリップはそれほどボロく劣化はしてませんが、絞りリングのグリップは接着が剥がれてクルクル回っちゃいます。
ゴムグリップっていつ頃出だしたんだろ?デザインの雰囲気からして70年代後半かな?
あと、これまた後から出てるピンを押した状態じゃないと絞りが機能しませんが、根元にある銀色の丸いスイッチを押してる時だけ設定した絞りになるので、シャッター切るときはこれを押しとく必要があります(もちろんデジカメだけの話です)。
試し撮りしたらやはりオートタクマー55mmと似たような白モヤ写真になりました。

最後はシグマの70-150mm↓
31 のコピー.jpg32 のコピー.jpg33 のコピー.jpg
なんか、サイボーグのかなまら祭りって感じです(笑)。
これは正直あんまかっこ良くないな…。
絞りも前述のミニズームと同じくピン押さないと絞れないんですが、外側にオート解除スイッチが無いので、デジカメで実用するにはピンを押したままに加工する必要あり。
でも試し撮りはけっこうキレイでした。まぁ同じ倍率のレンズなら現代の手ブレ補正付きの持ってるからこれは使わないだろうな…。

といった感じで、近いうちにスーパータクマー28mmあたりで遊んでみようかと思っております。
posted by 文鳥 at 04:32| 東京 ☀| Comment(4) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする