2015年07月25日

なんとかしRAW

前回の日記で、FUJIFILM X-T1一式を購入してウハウハしてましたが、その後少しづついろんなことがわかってきました。
今までRAWのみで撮影して、Lightroom5(以下Lr5)にて露出やダイナミックレンジを軽くいじる程度の現像をするだけで、けっこうキレイになってたので満足してました。
色味はそのままだとかなり鮮やかな発色で、それを見た当初「ちょっと派手すぎじゃね?」と思いましたが、目が慣れ(麻痺?)ていくとそれほど違和感を感じなくなっていました。
んである時「そういやフィルムシミュレーションってRAWで使えるのかな?」と思っていろいろ調べるとまずボディ内現像でできることが判明。でもボディ内現像は非常に簡易的で、ぼくとしては「え〜これだけ〜?」って感じでした。
次に「そういやLr5のバージョンアップでフジフイルムのプロファイルがどうのこうのって言ってたな」と思い出し、Lr5でこないだ撮影したRAWデータを開いてみると、レンズプロファイルのとこはX100シリーズだけしかなく「な〜んだよ〜つまんね」とガッカリしそうになった時、その下にある「カメラキャリブレーション」という項目に目が止まりました。
その中には「プロファイル:Adobe Standard」とあり、そこをクリックすると…ありましたフィルムシミュレーションの数々↓
00.jpg
それらをクリックすると自分でいじったパラメータはそのままに、フィルムシミュレーションの効果が付加される感じで、なかなか使える処理でした。
ちょっと同じような画像が並びますが一応例を掲載(画像は全て縮小・圧縮をしてるので軽いです)。

元のデータ(Adobe Standard。自前で露出近辺をいじった、前の日記に載せたやつ)↓
00a のコピー.jpg

PROVIA/STANDARD↓
01PRO のコピー.jpg

Velvia/VIVID↓
02VEL のコピー.jpg

ASTIA/SOFT↓
03AST のコピー.jpg

CLASSIC CHROME↓
04CLA のコピー.jpg

Pro Neg.Hi↓
HI のコピー.jpg

Pro Neg.Std↓
ST のコピー.jpg

MONOCHROME↓
07MC のコピー.jpg

MONOCHROME+Ye FILTER↓
Ye のコピー.jpg

MONOCHROME+R FILTER↓
R のコピー.jpg

MONOCHROME+G FILTER↓
G のコピー.jpg
…という感じ。
CLASSIC CHROMEとPro Neg.Stdはかなりぼく好み(Pro Neg.Stdはシャドウ部だけ少々明るくしたかも)。
普段の写真はPro Neg.Stdにして、レトロ風にいじくる写真はCLASSIC CHROMEがいいかも。
早速他の写真に適用。まずは元の状態↓
12 のコピー.jpg
これをPro Neg.Stdで処理↓
13 のコピー.jpg
CGみたいに白々しかった空の色がまともになりました(元の色もキレイだけど)。
芝の色も若干彩度が落ち着いて、アスファルトの影も青味が抑えられて現実的になりました。

次に、先程の水飲み場写真にCLASSIC CHROMEと自前の粗い粒子加工を施してみましょう↓
レトロ のコピー.jpg
写ルンですでL判プリントした雰囲気になりました(もっとダイナミックレンジ狭かったかな?現物と見比べて調整しないとダメか)。

というわけでまぁ色味に関してはこれにて一件落着なのですが、実は一つ気になることがありまして…どうもこのX-T1のRAWは正直なRAWではなさそうなのです。
過去にRX100のRAWも歪曲補正がRAW自体にかけられていて、それを解除する方法がSONY専用のソフトにしかないということがありましたが、今回はもうちょい厄介な話。
最初このカメラのRAW画像を見て「ノイズ少ないな〜。まるで補正かけられてるようだ!」と感動してたんですが、どうもホントにRAWの状態でノイズリダクションがかかってるようなのです。しかもそれを解除することができない…。
さらに、このノイズリダクションの影響なのかどうかはわかりませんが、ある条件が満たされた画像がまるでゴッホの油絵のような感じに処理されているということ。
まぁ等倍拡大してわかるレベルなんですが、これがけっこう気持ち悪い。
先ほどの水飲み場写真の、ピント位置を奥に設定した写真を例に見てみましょう↓
ポップコーン現象a.jpg
これはオリジナルの半分のサイズに縮小してるので原寸拡大してもそれほどわからないと思います。
※2016年11月21日訂正:サイズはアップロード時に自動的に1920pxに縮小されているので、半分ではないです(アップした画像は2448x1632。今まで気づかなかった…)。
ところがこの画像中央付近の芝生を等倍拡大するとこうなってます↓
ポップコーン現象b.jpg
なにやら芝生の草がニョロニョロしています。なんかキモいです。
さらに拡大↓
ポップコーン現象c.jpg
影やハイライト部分が曲線を使って同化してるような感じ?
海外では「マッシュポテト現象」とか呼ばれているらしいですが、日本では「ポップコーン現象」といった記述の方が多いみたいです(桜の花びらがポップコーンのように写ったらしい)。

なんにしてもこれはせっかくのローパスフィルターレスの肩書が無駄になってるんじゃないでしょうか。
これだったらGM1の方が素直で高解像な画像のようにも思えます。多少ノイズ出やすいけど。
センサーの物理的特性とかだったらもうご愁傷様としか言いようがありませんが、画像処理エンジンが悪さしてるのであれば早急にファームウェアアップデートで改善してほしい!
ていうか、なんで素のデータであるべきはずのRAWに解除できない処理かけてんだよ!って感じ。
多少ノイズ出てもいいから元の像を壊すような真似はしないでほしい。
「大きなお世話処理」はコンデジのJPEGだけにしてくださいって感じ。
まぁ等倍拡大しないとわからないレベルなんで、スナップ写真なんかはそれほど目くじら立てるほどのことではないとは思いますが、フラッグシップ機としてはあるまじき事なんではないでしょうか。
ファームウェアアップデートでどうにもならないとかだったら…X-T2が出た時に無償交換してほしいっす(笑)。

それにしても、カメラに限らずデジタル化や電子制御化ってのは便利なのはわかるけど、ど〜もぼくは100%信頼できなくて好きになれない。
初歩的、もしくは基本的なレベルの電子制御だったらまぁいいんだけど、なんでもかんでもネットに接続したり遠隔操作したり、細かいさじ加減をコンピュータがやってくれるとか、挙句の果てには全自動だなんて…悪しきエスカレートに思えます。
まぁ多くの人々が軽い気持ちで扱うような機械ならバリバリ電子制御でも全然いいと思う(お年寄りや体の不自由な人のこと考えると)んですが、趣味性の高いカメラや車やバイクまで電子制御化で埋め尽くすこたねーだろっていう思いは長年抱いております。
だったら昔の銀塩フィルム使ってればいいじゃんとも思うんですが、大掛かりな設備無しに現像ごっこができるデジカメなんて最高に楽で面白いわけで、そういう大雑把な部分はデジタル万歳なんですが、細かいとこまで勝手にコンピュータにやらすな!っていう感じなんすよね、今の機械って。
ネオクラシックな感じの商品はけっこう好きなのですが、失ってる部分も多いというか、帯に短し襷に長しな場合があるから悩ましい。
車もバイクも同じ。
点火時期を電子制御するのは耐久性や利便性から考えてもまぁわかるんですが、スロットルコントロールまでは頼んでねーよ!って感じ。
まぁメカに興味ない&疎い人や超ドヘタな人が車やバイク運転するより、バリバリ電子制御の車両に乗ってもらった方が安全で低燃費なので、そういう人たちにはそういう乗り物がベストなんだとは思いますが、だからといって全部そうすることないじゃん!っていう。

でもX-T1は形が最高にカッコイイから手放す気は無い!
フジフイルムさん、ポップコーン現象なんとかして〜!
posted by 文鳥 at 19:13| 東京 ☀| Comment(2) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする