2015年12月28日

FE2とフジカラー100

もはやバイクのブログとは思えない状態になってる今日このごろ。
先日、FE2とフォクトレンダーレンズ2本を持って試し撮りしてきました。

フィルムについては以前、近所のキタムラのフィルム品揃えがイマイチで、欲しかったネガのASA100が置いておらず、やむを得ずASA400(スーペリアプレミアム400)にしたという経緯がありました。
個人的にはASA100の方が安いし粒状感も少なくて好きなので、今回はASA100を使おうと、もう一つある近所のキタムラ(前述の店舗よりほんの少し遠い)に行ってみました。
するとASA100どころかモノクロやリバーサルフィルムまで置いてあったのでフジカラー100(カラーネガ)、ネオパン100アクロス(モノクロ)、ベルビア100(リバーサル)、の3本買ってきました。
この店舗はベテランっぽい店員さんがいて、以前フィギュアキットの同梱写真をプリントした時にブツ撮りのアドバイスをしてくれたこともあったので、2回目の現像からはここで出すことにしたのですが、さすがフィルムの品揃えもしっかりしてました。
ただベルビア50と100はありましたが、同じリバーサルのプロビアは置いてませんでした(売り切れてたのか、それとも店員さんの好み?)。

てなわけでまず初っ端はオーソドックスなカラーネガのフジカラー100を装填。
FE2は、前回の記事で書いてたアイカップとシンクロターミナルキャップも装備して準備万端↓
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昔はこの丸いファインダーとアイカップがあまり好きではなかったのですが、今こうして見るとレンズからファインダーにかけてのつながりがひと目でわかるというか、いかにも光学機器!みたいなスタイルに惚れ惚れ(病気か)。
ただこのアイカップ、目を密着させていると体温がこもってファインダーレンズが曇ってしまうので、使用時はペコッと反対側に折り曲げて使うことにしました。
まぁ光の遮断という機能は無くなりますが、眉毛あたりを押し当てる際にゴムのおかげで冷たさやゴツゴツ感も無くなり、快適なホールドは維持。
通常時と折り曲げ時の様子↓
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もちろん1が通常時、2が折り曲げ時。
ちなみにず〜っと折り曲げたままだとアイカップがすぐ傷みそうなので保管時は元に戻してます。

ではいよいよFE2の初陣↓
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レンズはノクトン58mm。絞りはf2だったと思います(そういやまた撮影データメモるの忘れた…)。
なんかいい感じ〜。フィルムの雰囲気ももちろんですが、ノクトン58mm…好きかもしれない。
粒状感はやはりASA400と比べたらかなりきめ細かくてこれまたGOOD。この感じが欲しかったんす。
ちなみに写真は全て現像したフィルムをスキャナーで取り込んで(取り込み時の形式はTIFFにして、出力時はJPEGにしてます)Lightroom5(Lr5)で色味や明暗の微調整を施してますが、粒状感はそのまま。カラーノイズだけ除去しています。

ほぼ同じ場所にてレンズをカラースコパー20mmに交換して撮影↓
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絞りはf8くらいだったかな?
アングルのせいか、歪曲の少なさからか、それほど超広角という感じはしませんが、全景を捉えるスナップレンズとしてはすごく活躍してくれそうな気がします。

同じくカラースコパー20mm↓
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なんとか超広角らしい感じで撮れました(笑)。
m4/3のプロミナー8.5mmもそうでしたが、超広角って風景探しが他の画角より難しい気がします。
適当に撮るだけだと凡庸なスナップ写真にしかならなくて、歪曲補正された四隅の広がりが活きる景色(アングル)を見つけないとカッコよくならない、みたいな。

同じ場所にて、ノクトン58mmで2枚↓
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絞りf11だったかな〜。
街と空の2パターンで撮ってみました。
両方ともに夕日を入れてますが、さすが現代のレンズです。フレアもゴーストもほぼ皆無。
逆にこの場合オールドレンズの方が、よりカッコイイ写真になったりしそうな気もします(笑)。

日と場所を改めてノクトン58mm↓
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やっぱ一眼レフと上等なレンズだと、ネガフィルムでも解像感あるな〜と感じます。
近いうちに写ルンですとかバカ◯ョンで撮った昔の写真と比べてみようかな。意外と変わらなかったりして。

これもノクトン58mm↓
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f2くらいだったと思います。開放だとピント合った部分も若干ソフトフォーカスっぽくにじむ感じになるのが嫌で避けてたんですが、試し撮りなんだから開放も使ってみればよかった…。

ノクトン58mm↓
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これはf2より少し絞ってたかなぁ〜?
全然カッコイイ写真ではありませんが、この鳥達はぼくがエサでもくれるのかと勘違いしたのか、大勢で近寄ってきました。可愛かったです。
ちなみにこの日は絞り優先AEは使わずに、手動でシャッタースピードダイヤルを回してたんですが、露出計の針が目盛りと目盛りの間にある場合、ダイヤルでは針ぴったりに合わせられないので、露出固定させる以外ではAE使った方が無難だなと思いました。
そもそもFE2はセルフタイマーレバーをレンズ側に押しこめば露出ロックできるので、今度からは無理せずAE使お〜っと(笑)。

これもノクトン↓
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若干露出オーバー気味でしょうか。
フィルムはオーバー気味の方が像が残りやすいなんて話をネットで見たような記憶があったので、露出計の針が中途半端なとこにある時はオーバー寄りにセットしてたんですが、それほど補正の許容範囲が高いようには思えませんでした。RAWに慣れすぎちゃったからそう感じるのかな?ちなみにRAWだとアンダー気味の方が補正しやすい気がします。
ちなみに鳥達はエサをもらえないとわかったのか、寄ってきてた群れが一斉に引き返して行く後ろ姿が写ってます(笑)。

カラースコパー20mm↓
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ちょっと斜めったかな。
しかしやはり超広角はムズい…コンデジとかでも撮れそうな感じになってしまいました。

これもカラースコパー20mm↓
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フレアとゴーストは若干発生して四隅に流れが見受けられますが、木の影とベンチのおかげか、多少いい雰囲気になったかな?
でもやっぱり超広角の良さは活かしきれてないように思います。

最後はノクトン58mm↓
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豪快に斜めってしまいました。
この後もまだ時間があったのでバシバシ撮ろうと思ったのですが、フィルムを巻き上げたら「グッ」と途中で止まってしまいました。
あれ?36枚撮りのはずなんだけど…ひょっとして初日でぶっ壊れ…!?と焦りましたが、カウンターは24で止まってます。
「あれ?24枚撮りだったっけ?」と狐につままれたような気持ちでしたが、とりあえずこのままではどうしようもないので、巻き戻ししてフィルムを取り出してみると、見事に24枚撮りでした。焦った〜!
裏蓋の窓にフィルムの箱の切れ端入れとく意味がこの時初めてわかりました(笑)。今度から入れとこう。

このノクトン58mmはX-T1に付けてる時はわからなかったのですが、FE2で覗くと肉眼と全く同じ縮尺で見えるのでちょっと感動しちゃいました。ってことは58mmが標準レンズど真ん中ということでしょうか。
ボケや画角の雰囲気もお気に入り確定です。
カラースコパー20mmはもうちょい修行しないと使いこなせないように思いましたが、超広角というほどの異質感はそれほど感じなかったので、当面はスナップレンズとして、時には修行用として、ノクトンとバーターで使って腕を磨くことにします。
そんなわけで無事FE2は完璧に使える確証を得ました!
めでたくFE2とノクトン58mm、カラースコパー20mmのセットはお気に入りセットに認定〜!

さぁ次はモノクロにしようか、それともほぼ初体験のリバーサルにしようか、楽しみ〜…っていうか、もうちょいバラエティに富んだ写真撮りたいな…遠出してぇ〜っていうか年賀状書いてなかった!あと仕事な!
posted by 文鳥 at 03:34| 東京 ☀| Comment(5) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月18日

シンプルニコン

前回の記事でニコンマウントのフォクトレンダーレンズを2本購入したわけですが、部屋の中でフォクトレンダーを付けたX-T1をあれこれ触っていたら、やっぱり電源関係なしにファインダー覗いたらレンズの先の光景が見えるレフレックスカメラの魅力に改めて痛感してしまいました(意味ないけどレンズからもファインダーの先の光景が見えるってのもなんか魅力的)。
なんといってもOVF(Optical view Finder=光学ビューファインダー)の見えやすさ&生々しさは、X-T1の評判のいいEVF(Electric view Finder=電子ビューファインダー)でもかなわない。
もちろんX-T1でも撮影に難儀するほど見にくいわけじゃないので大丈夫なのですが、元ジャンキー(笑)のMEスーパーと比べてもOVFのダイレクト感は圧倒的に心地良く感じます。
そこでふと「このフォクトレンダーレンズをレフレックスカメラで覗いてみたい…ついでにフィルムでも撮影してみたい」という欲求が湧いてきました。
しかしもちろんMEスーパーにはニコンマウントレンズは付けられない(フォーカルレデューサーアダプターは存在するけど、どこの馬の骨とも知れぬレンズが1枚間に入るのは少々納得行かない)ので、ここはやはり中古でニコンのフィルム一眼レフ(もちろんレトロな年代のやつ)を買ってしまおうかなと思い立ちました。

てなわけで、以前からデザインが好きだったEMとかFGあたり(安いし)を探している内に「プラ外装の多いEMとかよりも、金属外装の方がいいかな」となってさらに「AEオートはMEスーパーがあるから、どうせ買うなら機械式シャッター(電子制御じゃないやつ)がいいなぁ」とニコンFから調べ始め、F2にたどり着き、いろいろ調べていくと、測光素子の素材と露出計の種類で悩むことに。
というのは、F2もFと同様ファインダー部分が様々なタイプに交換できるようになっているのですが、露出計を内蔵しているファインダーにも何種類かありまして(露出計の無いアイレベルファインダーってやつだと急に高価になるのでこれは却下。シロウトだから露出計無いと困るし、別体のものを使う気はないし)測光素子の素材がCdS(硫化カドミウムを使用している古いタイプ)とSPD(フィルムカメラで主流となったシリコンフォトダイオード)の2種類があり、CdSは経年劣化しているものが多い(劣化しやすい)らしく、その点を考慮するとSPDの方が絶対いい(ちなみにMEスーパーはGPD=ガリウムヒ素リンフォトダイオード。後年、素材の有害性等から使われなくなった)。
露出計も2種類あって、一つは指針式というアナログな針メーターで表示されるタイプ。もう一つがLED式。
F2のLED露出計はLEDが3個しかなく、これが妙に使いづらそうな印象だったので、露出計は指針式がいいなと。
ところがF2ではSPD素子で指針式ってのは存在しないようで…CdSの指針式か、SPDのLED式か。なんで〜。
そんなわけでSPD素子を使ってる他の機械式シャッターの機種を探してみると、F2より新しいFMシリーズが見つかります。
FM、FM2はSPDだけどLED式露出計なので却下。でもFM3は指針式!
機械式シャッター(FM3は電子制御も可能なハイブリッドシャッター)で指針式露出計でSPD測光素子なんて完璧じゃん!と中古を検索してみると…た、た、高けぇ〜!最安でも4万円台!?
最初探してたEMなんて数千円で買えるってのに(軽自動車と高級車を比べるようなもんなので当たり前だけど)。
結局あーだこーだと悩んだあげく、電子制御シャッターだけど機能的にはほぼFM2と同等(ちょい上)で指針式露出計のFE2に絞られていきました。
一瞬FEでもいいじゃんと思いますが、シャッタースピードが最大1/1000秒ってのはMEスーパー(1/2000秒)より劣るので、1/4000秒のFE2となるわけです。
MEスーパーでは夏のピーカン屋外で少々厳しいシーンもあったような気がしたので1/4000秒もあれば余裕でしょうという思いもありました。
んで検索してみると…1万〜2万円台。おぉ、買えなくはない値段(当初の予定では数千円のジャンクギリギリのEMにするつもりだったので2万以上は出す気がない)。
その中から、程度の良さそうなものを選んで購入〜!ついでに取り扱い説明書も探して買っちゃいました↓
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本体は16,590円、説明書は972円(共に送料・税込み)。
まず驚いたのは、新品と見まごうばかりのその外見。ピッカピカやん!
確かにネット上で「程度良さそうだな」と思わせてくれた箇所があったのですが、ここまでピカピカだとは思ってもみませんでした。
背面・底面・内部↓
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バーコードシールはショップの管理タグだと思います。
底面は傷がつきやすい箇所ですが、ご覧の通りピカピカ。前オーナーさんは絨毯の敷いてある保管庫にでも入れてたのでしょうか。ていうかこれ使ってたのかなぁ?
レンズの時にも同じようなこと言ったけど前オーナーさん、大切に保管してくれてありがとう!
内部はフィルムが乗るガイドの上部分に少々アルミ腐食らしき部分が確認できましたが、蓋を閉めると対面側にくるフィルム押さえの板(たぶんアルマイト処理したアルミ)との間に起きた何らかの腐食っぽく見えます。
その対面の板は相対する箇所に、黒アルマイトが1mm程度の大きさで剥げてる点が3〜4箇所あるくらいで腐食はしておらず、使用に支障は無さそうです。

前述の「程度良さそうだなと思わせてくれた箇所」というのはこれ↓
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この写真はサイトに貼られていた写真なんですが、赤矢印部分のモルトがかなり新品っぽい。
他にも程度良さそうな個体はあったのですが、全てモルトが劣化してそうな感じだったのでこれを選んだわけです。
これならモルト交換する必要もないかなと思ったのですが、モルト交換どころか掃除する必要も無かったとは。
もちろん届いてから確認するとモルトはやはり新品同様でした(背面のモルトも同様)。

そしてありがたい装備も付属してました↓
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視度調整レンズです。
ぼくは近視なのですが、この-3.0でバッチリでした。助かるわ〜。
ちなみに健全な目をお持ちの方はわからないかと思いますが、近視の人が視度調整できないファインダーを裸眼で覗くと、どんなにがんばってもピントが合ってるようには見えないのです(悲)。なのでスプリットフォーカスがあればかなり助かるのですが、それでもスプリット内の像はぼやけてるのであまり気持ちよくありません(ピントが合ってない時の方がクッキリ見えたりする)。
なので今まではメガネかけたまま覗くことでなんとかしてましたが、やはりメガネの厚み分目を離すことになってファインダー内視界が狭くなるのが難点でした。
そんなお悩みもこれでオサラバ!
そして実際にレンズをつけて覗いた印象は…クッキリハッキリ気分いい!
レンズもファインダーもほぼ新品同様なので、今までのゴミだらけのアサペンSPや、マット面がザラついて見えるMEスーパーより遥かにクリアな視界!
しかもこのFE2のファインダーはファインダースクリーンを簡単に交換できるので、さらに明るくなるというFM3用スクリーン(いろんな種類があるけどもちろんスプリットマイクロ)を後日注文して交換したのでさらにクリア度アップしました。ついでにアイカップとシンクロターミナルキャップも購入。今も新品の部品が買えるってのはありがたい。

そのファインダー内の様子(これはスクリーン交換前なのでFE2純正です)↓
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左に見えるのが露出計、上部の窓が絞り数値。
絞り数値はレンズボディにある刻印をペンタ部前面にある小窓からプリズムを通して投影するようになっているという100%アナログ機構。
露出計は上の緑針が本体シャッターダイアルの位置。Aは絞り優先オート。
下の細い針が露出計のはじき出したシャッタースピードを指します。この時点では電源オフ。
レリーズボタン半押しで電源オンになり、ピコンと黒い針が持ち上がり、その時捉えた像の中央部で測光したデータと絞り数値に基づく適切なシャッタースピードを指します。
マニュアルの場合、シャッタースピードダイアル回して緑針を黒い針に重なるようにセットすれば大丈夫、という仕様。意図的にその針セット位置をずらせば、露出オーバー&アンダーも演出可能。非常にわかりやすい。
ちなみにレンズから本体への絞り数値の伝達はもちろん電子接点ではなく、レンズマウント部にある突起のある輪っかをレンズの絞りリングが引っかかって動かす、というこれまたアナログな「Ai方式」という機構。
フォクトレンダーレンズのニコン用マウントのものもちゃんとAi方式(厳密に言うとCPU&電子接点を搭載したAi-s方式)になってます。
↑訂正:Ai-S方式というのは、Ai方式採用以降に登場したSS優先AE等のプログラムAEの際に起きる、カメラ本体側からの絞り値コントロールにおける誤差を無くすために改良されたAiレンズのこと。
AiレンズとAi-Sレンズの見分け方は、レンズの絞り環最小値(一番絞った数値)がオレンジ色になっているのがAi-S。
ちなみにCPU内蔵のMFレンズは「Ai-P」というらしい。2016年11月8日訂正。
FE2は自動絞り機構(SS優先オートではない)なので、レンズを取り付けると絞り自体はどこに設定してても基本的にシャッターを切った瞬間だけ閉じるようになっており、撮影毎にいちいち絞りリングをいじらなくても開放で精密なフォーカシングが可能(測光精度の向上効果もあり)。
さらにレンズ横にあるレバーを押すことで絞りを作動させて被写界深度を確認することもできる、というアサペンSPでもお世話になったプレビュー機構が搭載されてます(この機構好き)。
もちろんフォクトレンダーレンズもこのプレビュー機構に対応してます。
MEスーパーはこれが出来なかったのが残念ポイントでした。
ちなみにX-T1にもデジタルなプレビューモードはありますが、さすがにMFレンズの機械式プレビューはできないので、MFレンズで精密フォーカスする際は、いちいち絞りリングを開放にしてピント合わせてから、絞りを任意の位置にセットしないとならずちょい面倒(ペンタックスのオートタクマーみたいなスイッチがレンズに付いてればもうちょい楽ですが)。

というわけで、フォクトレンダー ノクトン58mmを付けたFE2のお姿↓
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キャ〜カッコイイ〜!!
やっぱりゴムリングより金属削りだしリングの方が絶対イイ!
ただちょっと欲を言えば、本体ダイアルの文字は印刷じゃなくて凹モールドだったらもっとよかったなぁ。
レンズ部分の長さはX-T1のようにアダプターを必要としないのでレンズ本来の長さに。ザ・標準レンズって感じ。

カラースコパー20mmを付けたお姿↓
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やっぱこれもいいっすね〜。
これで58mmも20mmも本来の画角で撮影できます。フィルムだけど。
でもそのフィルムがまた楽しみなんすよね〜(超広角域のフィルム写真が特に楽しみ)。
こないだMEスーパーで撮ったのは劣化したASA100と新品ASA400でしたが、次は新品のASA100で撮りたいと思います。

黒い三連星↓
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なんかもはやプラモデルとかモデルガンみたいな楽しみ方のような…いや、ちゃんと写真も撮るぞ〜と言いたいところですが、ここ2日は首を激しく寝違えて外に出れず。
posted by 文鳥 at 01:57| 東京 ☁| Comment(4) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月11日

カッコイイレンズ2

今年も残すところあと僅かとなりまして、毎日の家事に加えて仕事やら年賀状やらバイクやらカメラやらゲームやらと、やりたいこと&やらなきゃいけないこと山の如しの今日このごろ。
レストア&カスタム発注してるXL350はどうも年内には完成しなさそうな感じになってきまして、その待ち遠しさをごまかすかのように、ついついまたカメラレンズのことばかり考える日々を過ごしてしまった結果、買ってしまいましたフォクトレンダー。それも立て続けに2本。

まず1本目、NOKTON 58mm/f1.4 SLII N↓
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別売フード付きの中古を見つけてしまい購入。送料込みで36,850円。
フードをつけるとこんな感じ↓
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事の発端はGM1をメインで使ってた時に買ったKOWAのプロミナー8.5mmの質感が忘れられず(まだ持ってるけど)こんな質実剛健なMFレンズがX-T1にもあったらいいのにな〜という発想が元でした。
オールドMFレンズも悪くないんですが、やはり数十年前のものだと大抵どこかが劣化してる(バルサム切れや曇りがあるタマが多い印象)し、今でも売ってるニコンのMFレンズなら新品で買えるけど、ゴムグリップとかデザインが若干理想とは違うし…やはりオール金属削り出しでプラ部品一切無しってのが欲しいんすよね〜。
そうなると思い当たるのはライカとかカールツァイスとかフォクトレンダーくらい。
ライカレンズはベラボウに高いので即却下(最も安くて18万以上…)。
カールツァイスとフォクトレンダーは幅広い価格帯&スペックのレンズがあり、この2社を比較するとカールツァイスの方が若干高めの価格が多い感じ。
ちょうど中望遠レンズが欲しいなぁと思ってたのですが、フォクトレンダーの最も安いモデルがこのノクトン58mmで、APS-CセンサーのX-T1につければ85mm相当の中望遠レンズとして使える。そしてなんといってもデザインがカッコイイ!
スペック的にはフジフイルムにも似たようなレンズはあるのですが、やっぱり電源入れないと動かないデジタルなレンズだし、しかも値段がこのノクトンより全然高い!まぁたしかに最先端ならではの高性能を誇っているとは思いますが、ぼくが欲しいのは高性能とかよりカッコと質感&操作感なのです(もはや写真関係ないし)。
とはいえ、レビューとか作例とか見ると何十年も昔のオールドレンズよりは進化すべき部分はちゃんと進化してるようで、そこがまたそそられます。
てなわけで新品でもさほど高額ではないので新品買おうかと思ったらこれが全然売ってない。
どうやら生産分が全部売れてしまったようで…でも再生産する可能性もあるし〜なんて思いましたが、いつ生産するかわからない(メーカー問い合わせ不可)し、もしかしたらこのまま生産終了しちゃうかも…!なんて考えたら焦ってしまい、中古を検索しまくって見つけたのがコレ。
状態は非常に良く、新品と偽って売っても気づかれなそうなレベル(笑)。別売フードもついてこのお値段ならお買い得と言えましょう。

しかし、これだけではこのレンズを使うことはできません。なぜならこのレンズ、マウントがニコン用だから。
もちろん速攻で恒例のヘリコイド付きマウントアダプターを購入。
しかしヘリコイド付きは普通のアダプターより高額なので結局このレンズ一式で55,650円な〜り。
でもやっぱこのアダプターはカッコイイのでコレ以外には考えられない↓
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うっひょ〜う、やっぱX-T1にはこういうレンズが似合うわぁ〜。
ちなみに以前買ったKマウント用ヘリコイドアダプターよりも、ギザギザが大きくなってていとうれし。
フードを付けた状態だとこんな感じになります↓
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これまたカッコイ〜。いかにも中望遠っぽい長さです。
今までぼくは長いレンズはあまり好きではありませんでしたが、これを触って考えを改めました。
持ってみるとちょ〜どいいしっくり感のある長さ&太さ。
フードを取ればもうちょい短くなり、持った感触がまた気分いいのですが、これはなんかフードを付けておきたい気分です。
ちなみにこのフードは金属製なので、硬いものに接触した時のメタリックな音がまたイイ。
肝心のフォーカスリングの操作感はKOWAのレンズよりは軽いものの、デジタルレンズには無い「グリスが入ってる」感のある、程良いトルクがあります。
絞りリングもKOWAに比べれば軽めですが、マニュアルレンズらしいしっかりとしたクリック感があり「気づかぬ内に回ってた」なんてことはないと思います。
やはり現代のマニュアルレンズは、デジタルレンズにもオールドレンズにもない魅力を感じます。

しかし、ここ最近の散財でそろそろ懐が寒くなってきたので、このレンズを買った後にもう使わないであろうオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8(初めて買った交換レンズ)と、パナソニックのLEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7と、GM1の純正キットレンズをドナドナ。総額53,800円な〜り。ほぼノクトン&アダプター分の値段になりました。
ズイコー25mmは仕事と遠出で1回使ったきり、パナライカ15mmはモーターサイクルショーと近場にバイクで持ってっただけ、GM1キットレンズは買ってから試し撮り程度にしか使ってなかった、という全部キレイなままだったのが功を奏しました(笑)。もちろんキットレンズ以外は箱あり。
パナライカ15mmはホントは持っていたかったんですが、高精細クッキリレンズはX-T1にまかせてGM1は日常スナップ専用にしようと割りきりました。
売却先は新宿のマップカメラで、新し目のものなら「ワンプライス買い取り」ってやつで買い取ってくれるのでかなりお得だと思います。

で、新宿行ったついでに買ったばかりのノクトンの試し撮りしてみようとしたのですが、すっかり日が落ちていたのと、何を撮ったらいいかわからないまま何枚か撮った結果、スマホでも撮れそうなつまらない写真や手ブレ写真ばかりになってしまいました。
その中から、辛うじて見れるであろう1枚↓
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開放f1.4。
この場所で何枚か撮ったんですが、ブレてないのはこれだけ(笑)。
しかも極薄ピントのおかげで、よく見ないとどこにピントが合ってるのかわからないし。
その上、カメラ内のMFレンズ焦点距離設定を50mmのまま撮影してしまいました(でもこれ何に影響するんだろ?)。
まだまだ修行が足りません。

バイクに乗らない時はこのノクトンを付けっぱなしにするつもりだったのですが、帰宅してから「中望遠って難しいなぁ」と思い知り、ノクトンを付けっぱなしにするのは修行ハードルが高いようにも思えたので、もうちょい広角気味のレンズを探してみた結果が今回購入した2本目となる、COLOR-SKOPAR 20mm F3.5 SLII N↓
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これも別売りフード付き(もちろん金属製)の中古で42,800円。小さいけどノクトンより少し高いですが、別売りフード付きなのでやはりお買い得と言わざるを得ません。
程度はやはり新品同様。どこが中古なのか見ただけではわかりません。箱は無かったけど。
フルサイズセンサーなら20mmの超広角ですが、X-T1だと30mm相当の画角になります。
30mmといえばパナライカ15mmも換算30mmでした。これは気軽に使えそう。
ちなみにこれも本来はニコン用なので、ノクトンと同じマウントアダプターをはさみます。
フードの付いた状態↓
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X-T1に合体させてみるとこんな感じ。まずはフード無し↓
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おぉぉ、これまたイイっすね〜!
このレンズはパンケーキ型ですが、アダプターと合わせるとちょうど標準レンズっぽいサイズ感になりました。
フードありの状態↓
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うお!これはかなりぼく好みのシルエット!
以前買ったオールドレンズのリケノン21mmに似た雰囲気。

形ばっかりあーだこーだと言ってるとカメラが盆栽になってしまいそうなので、早速この2本を持って試し撮りに行ってきました。
例によって写真は全てRAWをLightroom5で現像。
基本は露出とダイナミックレンジの調整、明瞭度の微増、写真によってはフィルムシミュレーションを使い分けてます。ノイズ消しやトリミングはしてません。
アップロードするにあたってサイズを半分に縮小してますが、圧縮はほんのわずかだけしかかけてないので容量は大きめです。
※2016年11月21日訂正:サイズはアップロード時に自動的に1920pxに縮小されているので、半分ではないです(アップした画像は2208x1472。今まで気づかなかった…)。
カラースコパー20mm↓
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これまた焦点距離設定をノクトンの58mmに合わせたまま変更するの忘れて撮影。
この設定がファンクションボタンに設定できれば楽なのに、いちいちメニューから辿らないと変更できないってのがちょいクソ仕様。でもまぁキレイに撮れました(実はこの日、全て58mm設定で撮影してました…トホホ)。
ちなみにノクトンもカラースコパーもCPU搭載してるので、ニコン機ならこういったレンズ情報が自動で記録できたり、本体のいろんな機能を使うことができるそうです。いいな〜。
レンズ情報が記録されるだけでも便利だろうな〜。
このレンズの描写や特性に関しては、レビューとか見ると周辺歪曲がけっこうあるとか見かけましたが、APS-Cならほとんどわからんのでお気楽。

これはノクトン58mmだったと思います↓
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絞りは恐らく開放ではないと思います。f2とかf2.8だったかな?
さすが現代のレンズだけあってけっこうな解像感です。
ぼくはボケを活かした写真ってのがイマイチ好きではなかったのですが、このレンズだとそういう写真を率先して撮りたくなる気がします。ボケ写真も好きになれそうです。

これもノクトンかな?↓
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このサイズに縮小すればわかりませんが、元画像ではこのお地蔵さんの表面がポップコーン現象(詳細は過去の記事参照)を起こしてるのがわかりました。
どうやらこの現象はX-Transセンサーのカラーフィルター配列に起因してるとか…だとしたらファームウェアアップデートじゃ治らないんじゃねーの?だったらンガ〜ン。
画像処理エンジンのアルゴリズムいじって改善できないんすかね。専門的なことはよく知らんけど。
まぁ元画像の等倍拡大でないと見えないくらいだから重箱の隅な話なんですが、この現象を発現しやすい芝生やコケ、こういった石の表面や砂地なんてよく撮る風景なんでリンダ困っちゃう。
ベイヤー配列センサーでローパスレスのSONY a7Rはモアレ対策どうしてるんだろ?

これはカラースコパー20mm↓
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恐らく開放f3.5だと思います。
それほど明るくないf3.5とはいえ、開放だとやはり像や光が若干滲んでしまうようです。
フジのXF16mm(最新レンズ)も開放でやはり少し滲んでましたが、これはどんなレンズでも起きることなんだろか?キャブレターの流体力学と同じく、光学関連の話はさらに想像しづらくて難しい…。
でも解像感が無いというわけではなく、程よくカッチリした印象を受けます。

同じ場所からノクトン58mm↓
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これは絞りいくつだったかな〜。ピント部分のカッチリ具合からして開放じゃなさそう。

カラースコパー20mm↓
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これも絞り不明。背景からして開放じゃなさそう…f8とかかな?
太陽を入れてみましたがフレアもゴーストもほとんど出ませんでした。さすがのコーティング技術。
しかし四隅の空と木のあたりには色収差が見られます。
ノクトンもカラースコパーも完全なデジカメ専用設計ではなく、元々はフィルムカメラ用なので、この辺の大味さは致し方ないのでしょう。信じるか信じないか…いや、これも味と捉えるか欠点と捉えるかはあなた次第!

ノクトン58mm↓
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上と同じ場所にて。これはなんか開放っぽいな〜(何一つ覚えてない)。
上部の空と葉っぱが混ざってるあたりは元々は色収差(紫)がかなり激しい部分でしたが、Lr5で補正したらモノトーンになっちゃいました。
あと、この1枚だけ若干青寄りにWB調整しています。ちょいやり過ぎたか。

カラースコパー20mm↓
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これは開放かな〜、いやf5.6っぽい気がするな。
家を出た時間が遅かったのでもう日が暮れかかってます。

ノクトン58mm↓
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上と同じ場所にて。これは間違いなく開放f1.4でしょう。
個人的にはやっぱりもう一段絞ってカッチリさせた方が好きなんですが、この撮影時のファインダー像だけではその辺の良し悪しまで判断できないんすよね〜。三脚持ってきてじっくり煮詰めればよかったなぁ。

カラースコパー20mmの絞り比較↓
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ボケてる方が…開放じゃないよなぁやっぱりf5.6かな?
締まってる方が…f11とかf16かな〜?すんげー適当。三脚使ってないから位置ズレしてます(比較なのに…)。
今度ちゃんと三脚使って全絞り比較しとこうかな。

同じくノクトン58mmの絞り比較↓
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これはボケてる方が開放っすね。
締まってる方は…なんだろ?f5.6くらいかな?もうちょい浅いかな?
…なんか数値がハッキリしないから比較した意味無いような気がする(笑)。

ノクトン58mm↓
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なんか開放気味な写真ばっかりになっちゃったような…。
色収差は逆光気味だからなのかな?それとも開放だから?絞れば出ないのかな?今度その辺も調べよう。

時計撮ってたらちょうど米軍輸送機が視界に入ってきたので咄嗟に撮影。ノクトン58mm↓
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絞り開放ですが、元画像では米軍機に書いてある文字やマークが辛うじて確認できたので、ちゃんと絞ったらもっとよく写ってたんだろうな〜。

カラースコパー20mm↓
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長いこと洗車してないから汚ったねぇ〜。年内中に洗ってやらんと…。
絞りはそこそこ絞ってると思います(もはや数値を書くことを諦めた)。

ノクトン58mm↓
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たしかこれはf11だったような記憶があります。
最大絞りはf16ですが、小絞りボケを極力少なくしようとf11にしたような気がします。
三脚がわりにコンクリ柵の上でホールドして撮りましたが、置いてセルフタイマーかけた方が確実だったか。
微妙〜にブレてるようにも見えます。

…というわけで、ほとんどデータの無い試し撮り写真でした。
次はちゃんとメモっとこう…。
あと最近いろいろ撮影してて思ったのは、漠然とうろついて撮影ネタを探すってのは意外と難しいってこと。
明確な目的・目標が決まってる、もしくは興味あるものが被写体として存在している方が楽しいし、魅力的な写真が撮れるってことでしょうか(当たり前か)。
適当に街をぶらついてカッコイイ写真をバリエーション豊かに撮れる人は実は凄いんだと思い知った2015年冬。
そんなスキルが欲しい。

最後に換算28mmレンズ(GM1+LUMIX G 14mm/F2.5)で撮影したカッコイイカメラの写真(笑)↓
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やっぱ広角のパースが付いた写真は迫力出ますな〜。
しかしやっぱりフジフイルムのXマウント用にもレンズ作ってくれないかなぁ〜コシナさん。
シェア低いから無理かなぁ。
でも純正レンズって電子制御ばっかりだしデザインや質感が好きになれないのばかりなんすよね〜…なんかバイクと同じこと言ってんなオレ。
まぁマウントアダプターかませばマクロ能力も追加できるから他機種レンズでも満足なんですが、レンズデータのやりとりができる電子接点は羨ましいですね。
さらにデジカメ対応光学設計で防塵防滴性能まで装備してくれたら絶対買っちゃう…そんなMFレンズって今までにあっただろうか?

…存在しないレンズの妄想するようになったらもう重症だろうか。いかんいかん。
話変わって、ノクトンのレンズキャップはフードの中に入る形なので簡単には落ちませんが、フォクトレンダー純正キャップはイマイチホールド感が弱かった(しかもハメにくい)ので、フジフイルム純正キャップに交換しました。
カラースコパーのキャップはフード用のもの(フォクトレンダー純正)しかついてなかったのですが、これがノクトンとは逆にかなりホールド性はよかったです。しかしこのキャップ、フードの中に入るタイプではない上にツマミ部分が外に飛び出してるので、ちょっと脚や身体が触れただけで外れることが頻発。
おかげで公衆トイレで小をしようとしたら思い切りキャップが外れて「カランカラン!」と便器の中へ落下するというバッチィ事故が発生。もちろんすぐ洗いにいきましたが、その水道の水圧が異様に高くて「ブシャーーー!!」となってしまい、飛沫がカメラにかかるという泣きっ面に蜂状態。
でもX-T1は防塵防滴だもんねー!レンズは違うけど…(まぁ大丈夫でしたが)。
翌日すぐヨドバシカメラへ、フジフイルム純正レンズキャップを買いに行ったのは言うまでもありません。
ちなみになんでフジフイルム純正キャップなのかというと、本体がフジ機だからってのもありますが、このキャップ、角が斜めになっている上に薄型なので、キャップが表にむき出しでも何かに当たったり引っかかって外れることが少ないのです。
しかもセンターつまみと外周つまみ両方対応なのでフードの中でも脱着楽々。

…いいかげんそろそろ仕事モードに切り替えんといかんな…時間経つの早いってば。
posted by 文鳥 at 05:08| 東京 ☔| Comment(2) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする