2016年08月27日

思いがけず遠出

ここしばらくは雨続きで仕事や家事だけの日々でしたが、昨日(25日)は久々に晴れ。
日中はとある仕事の打ち合わせの流れでクライアントさんのBMW(バイクじゃない方)を運転させてもらい、家からちょっと離れた約20年ぶりくらいの懐かしい道を走ったりして楽しかったわけですが(何の打ち合わせなんだか…)その旅情に似た感覚が尾を引いていたのか、風呂あがりのサラサラ快適度合いも相まって「夜間撮影でもしに行こ〜」と、夜23時過ぎにバイクで出発(ホントは他にも仕事何件かあるんですがまぁ息抜きってことで…)。

7年前に母が亡くなってから始まった父の介護生活は、夕食後は朝まで特に何もしなくても大丈夫だったので一日で一番長い自由時間となり、よく夜中に原型師友達と焼き肉屋でダベったり、バイクや車で100kmくらい走ったりしてましたが、ちょっと前から父の認知症が進行したのか頻繁に徘徊するようになってきたので、最近はあまり夜に外出する気が起きてませんでした。
でもここ1ヶ月くらいはあまり徘徊しなくなった(その代わりトイレにも滅多に行かなくなってオムツ交換の頻度がアップ)ので久々に外出する気になったわけです。
ちなみにぼくが外出する際は、徘徊防止のため必ず玄関ドアに外鍵をかけます。

そんなわけで、遠出と言っても毎度おなじみ陣馬山あたりを巡って帰る約100km程度のレベルか、もうちょい走ったとしても空が明るくなる前には帰ろうと考えてました。
持ち出す撮影機材はX-T1にXF16mmとフォクトレンダーノクトン58mmと三脚。
そういえばX-T1ではまだマトモに夜間撮影したことありませんでした。ていうか100km超える遠出にすらまだ持ち出してない…早くXL乗りたい。
さて、どこへ行こうかと考えて、とりあえず山方面とは全然真逆方向だけどタックインさんまだやってるかな?と様子を見に行きました。
到着するとシャッターが閉まってたので諦めて山方面へ向かおうと走ってると、店長のトランポに遭遇(笑)。
今から山行ってくるということを言うと「え!今から〜!」とビックリするやら呆れるやらといったご様子。XLはまだ無理そう…。

んで走り始めたんですが、平地のベッドタウンだってのにけっこう涼しい。
この分だとTシャツに半袖シャツだけでは絶対凍えることになると確信できたので一旦家に戻って装備しなおし。といってもTシャツの上にモンベルの防風ジャケットだけ。
ついでに家の近所のGSで給油(時刻は0時ちょうどくらい)。
やはり前回乗車から長期間(約1ヶ月)放置していたので、この時点で計算した燃費は27.6km/l(ちなみにタックインガレージと自宅の往復で約30km走行)。
そこから毎度おなじみ陣馬山へGO〜。峠の茶屋前に到着↓
01.jpg
X-T1+NOKTON58mm 絞り優先(f1.4)ISO200固定。時刻は01:27。
例によって大きな写真は全てRAW撮影、現像はLightroom5、サイズを半分に縮小、データは未圧縮です。
※2016年11月21日訂正:サイズはアップロード時に自動的に1920pxに縮小されているので、半分ではないです(アップした画像は2448x1632。今まで気づかなかった…)。
RAW現像は明暗の微調整だけで済んでるのがほとんどですが、一部ホワイトバランス(WB)にバラつきがあった写真はWB調整もしてます(この写真は撮影時そのままのWB)。
さほどカッコよくない写真はサイズを小さめに縮小して圧縮も僅かにかけてます。

これの前にXF16mmでも何枚か撮影しましたが、やっぱり広角はよーく考えないとカッコよく撮れない…ただのスナップになってしまったので割愛。
それにしてもやはりX-T1のノイズ耐性はすごい。RAW現像時のノイズ処理一切無しでこんなにキレイ。
しかし使用したレンズ(ノクトン58mm)はデジタル専用設計ではない、昔のレンズ設計(トプコール58mm f1.4が元になってるらしい)のためか色収差がよく出ます(コーティングは現代のものなのでフレアやゴーストは出にくい)。
この写真でもフェンダーやアルミパーツの輝き部分に青や紫の色収差がでてましたが、これはLr5で補正。
でもこのレンズ、カッコよく撮れる率高いからやっぱ好きだわ〜。

本日の装備↓
02.jpg
シャッタースピード(SS)が遅かったのでブレブレで非常に不鮮明ですが、赤矢印がカメラホルダーのPeak Designキャプチャー、黄矢印が三脚(ベルボンUT-43Q改)、青矢印が予備レンズポーチ。
反対側に財布やケータイ等の日常使用ポーチがあります(予備バッテリーはここにあり)。
これら全てがコブラベルト(FirstSpearアサルターズガンベルト。上着に隠れて写ってないけど)にくっついており、ズボンのベルトループは通さずに装着しているので脱着(着替え)も楽々。
通常のカメラバッグやバックパック等では肩に負担がかかり長距離走行で苦痛になりますが、これなら全然平気。
ちなみにズボンは最近ユニクロで買ったストレッチパンツなんですが、何年も前に買ったやつ(過去の遠出で使用)より遥かに快適になってて感激。そういやFOXブーツ履くのを忘れてた。

定番の和田峠展望ポイントにて↓
03.jpg
X-T1+XF16mm 絞り優先(f5.6)ISO200固定。
現場の暗さ(雰囲気)を忠実に再現することを重点に置いて現像。実際肉眼で見たらこんな印象です。
画面右の空に流れ星が写ってました。

同じ場所で縦にして撮影↓
04.jpg
X-T1+XF16mm 絞り優先(f5.6)ISO200固定。
これにも流れ星が2発写ってました。流星群でも来てるんでしょうか?群ってほどじゃないか。
星空と月もまぁまぁキレイに撮れましたが長時間露光なので流れてしまいました。
絞り開け気味でISOも高めで取れば流れずに済んだのかな?天体撮影経験ゼロなのでよくわかない。

さらに同じ場所でノクトン58mm↓
05.jpg
X-T1+NOKTON58mm 絞り優先(f5.6)ISO200固定。
う〜んやっぱり適当に撮ってもカッコイイ〜。
実はこの時、車に乗った若者達(男女混合)がやって来まして、ホントはもうちょいあれこれ試したかったんですが、この夜景を独り占めするのも悪いので長居せずに退散。
でもちょっと話してみたら青春まっただ中の素直な若者達といった感じでほっこり。
ちなみに時刻は01:48。

そこから頂上の茶屋前を越えて山梨側を望む展望ポイントでも撮影しようかと思ったんですが、先ほどの若者達とまた遭遇するのもなんか気まずいので(笑)そのままスルー。
ちなみにこの展望ポイントでは以前夜に来た時、遠くに見える山頂あたりから上空に向けて謎の光点が何個も上がっていくのを目撃したことがあります。
山道を走る車のライトなら下に下るか、坂を上がるにしても斜めに動くわけですが、その光点は真上に上がってたので今でも謎。やっぱりUFOだったのかな〜。
UFOといえばその目撃よりも昔の話ですが、府中の免許試験場近く(東八道路)をバイクで走ってて、前方斜め上の上空(100mもないような中途半端な高さ)に銀色に輝くメタリックで真ん丸な球体を見つけて「??なにあれ??」と、前の車との車間に気をつけながら何度も上を見てその正体を確認しようとしてたのですが、上を見てる時にちょうど歩道橋の下をくぐって、歩道橋を過ぎたらその球体は跡形もなく消えていて、「???ぅえ???」みたいにビックリして辺りの空をキョロキョロ探したんですがどこにも見当たらず、なんてこともありました。
歩道橋に隠れた瞬間に消えるなんて何かタネがありそうなイリュージョンみたいなことしないで、見えてる状況でパッと消えてくれればUFO確定だったんだけどな〜(笑)。

…脱線しました。
和田峠を降りて、普段ならここから遠近2パターンある国道20号へ出る道を通って帰るわけですが、気温も装備しなおしたおかげで超快適だったので遠まわりする方の道を選択。
その途中で工業団地の横を通り過ぎるのですが、そのあたりの分岐点で間違えて行ったことのない道へ入ってしまいました。
風景はモロに工業地帯的な感じになって「あ、間違えた」とすぐ気づいたんですがUターンするのも面白くないので「まぁ方角的にこっち行けば20号出れるっしょ」と適当に走ってたら次第に風景が山奥な感じに…。
実は間違えたすぐ後に丁字路が出てきて、そこで左折すればすぐ20号に出れたのに、この時方向感覚が狂ってて真逆の右に行ってしまったのです。
この日は一応ユピテルのポータブルGPSマップ「ASG-CM12」も装備してたのですが、バッテリーが劣化してたのかすぐ切れてしまって役立たず(ちゃんと定期的に充電してたのに…だからバッテリーに頼るシステムって嫌いなんだよな〜)。
その後、交差点に出て「一応知ってるんだけど位置感覚が全然わからない地名」ってのが標識に書いてありまして「あ〜この地名知ってるんだけど、どっちが家に近いのか?」みたいな状況に陥りました。
その標識があったのが上野原市の棡原(ゆずりはら)あたり(グーグルマップによると清水屋酒店の前)で、右は藤野(知らん)、左は小菅村(知ってる)、まっすぐがあきる野、檜原(知ってる)、となっているわけですが、実は今来た道を戻れば20号っていう標識もあったんです(今グーグルマップ見て気づいた)。
でもそれが対向車線向けの標識だったのと、深夜の暗さで全然気づかなかったわけで。
しかもこの交差点、過去に何度も遠出の帰りに通ってることなんすよね〜。
しかしそれも深夜の暗さと、過去とは真逆の方向から来てるということもあって「な〜んかここ来たことあると思うんだけど、どっちが20号だ?」みたいな感じでチンプンカンプン。
方位計搭載の腕時計も装備してたんですが、この時完全に忘却の彼方(ていうか勘で進む気満々で、使う気無かったといった方が近いかも)。
結局あきる野方面だと距離ありそうだし(勘だけど)遠出の度に何度も目にしたことのある小菅村に行ってみようと判断。
実際今グーグルマップで見たところ、どっちに行っても似たような距離走りそうな感じなんすよね。
まぁ道を間違えた所まで引き返すのが距離的には一番家に近いんだけど、まだ時間も気持ちも余裕ある感じだったので、多少遠回りでも今日走ってない道を使おうと思ったわけです。

んでこの選択したルートは2010年晩夏に行った遠出(←ちなみにこのページの最初の写真がUFO目撃地点)でも通ってたはずなんですが、夜ってことと随分昔のことなので「なんとな〜く見たことある」くらいの印象の道でした。
そんな、そこそこ長い田舎道の途中にあったマップ↓
06.jpg
行けども行けども20号に出れそうな気配が感じられず「こりゃどっかでマップ確認した方がいいな」と思った矢先にこの地点に出まして休憩&撮影がてら停車。時刻は02:43。丑三つ時まっただ中。
どのタイミングでシャッターが降りたかわからずに動いてしまい、こんな感じになりました。
ここで陣馬山の峠の茶屋前の自販機で買った「あたたか〜い」コーヒーを飲みましたが、走行風ですっかり冷めて全然あたたかくな〜い。
んでマップ確認後、なんとか問題ない時間に帰れそうだとわかって安心して撮影していたら、いきなり山の方から「キュイー!!」という鳴き声が大音量で聞こえて、初代バイオハザードの洋館の廊下で犬がガッシャーン!って出てくるところを初めて経験した時のようにビックリしました。
まぁすぐに鹿の鳴き声だとわかって安心したんですが、その声がずいぶん長いことキュイキュイキューキュー続いてまして、距離的には道の横にある茂みの中2〜3メートルって感じ。
そこでぼくも家で飼ってる鳥(文鳥)を呼ぶ時のようにチュウチュウ鳴いてみたら何度か反応してて面白かったです。でもさすがにこっちまで出てきてはくれなかった。
そういえば他の場所ですが走行中に、ウリ坊が目の前をトコトコトコ〜と横切ったのも目撃しました(そんなに飛ばしてなかったのでじっくり目撃できました)が、めちゃ可愛かったな〜。
もちろん写真を撮ろうと思いましたが、すぐに道横の茂みに入ってしまい無理でした。
あと、和田峠を下っている時、民家の前の道のど真ん中になにやら小さい獣の塊みたいなものがあって、慌てて避けて戻ってみると、子猫が数匹団子のように固まって寝てたのも可愛かった。
でもヘタすると車に轢かれちゃいそうな場所だったので、とりあえず写真を撮ってからどけてあげようと思ってカメラを構えようとしたら蜘蛛の子を散らすように逃げちゃいました。
あと遭遇した動物は狸(たぶん)かな。走行中に急に横から飛び出してきて危うく轢き殺すとこでした。あの焦げ茶色の丸っこいシルエットは猫ではないと思います。
山は普段見かけない動物を見られるのが楽しみの一つと言えましょう。

マップに従って小菅村からは国道139号に入りましたが、約2年前の晩夏の遠出の時に工事まっただ中だった所(帰りに道を間違えた所)も今は完成していたようで、この時はそれに全く気づかずに新しいバイパス道に入り、異様に長いトンネルに入って初めて「あれ?こんな所にこんな長いトンネルなんてあったっけ?」と思って撮影↓
07.jpg
陣馬山を降りた麓あたりで1台車とすれ違って以降、ここまで動物以外には遭遇していないというひと気の無さで、このトンネルも同様。まぁ深夜2〜3時にこんなトンネルに誰かがいたら逆に怖い(しかも徒歩だったりしたら恐怖度高し)。
全然誰も来ないからこうして道の真ん中で停まって撮影できるんですがブレちゃいました(一応ISOオートにして許容範囲広げたけどダメか)。SS固定で撮りゃよかった。ていうか誰も来ないんだから三脚立てて撮ろうかとも思ったんですが、時間的にそんなにのんびりしてられないということと、万が一カッ飛びバイクor車が来たら危険だし、こういうトンネルは待避所あたりに24時間監視カメラがあることが多く、怪しい行動してたらマイクで怒られたりすることもあるのでやめときました。

長〜いトンネルを抜けると今度は真っ暗な山間にダムが現れました↓
08.jpg
X-T1+XF16mm 絞り優先(f7.1)ISOオート(6400)。
三脚使ってんのになんでISOオートにしてたんだろ?と思ったら、さっきトンネル内手持ち撮影でオートにしたのを忘れてそのまま撮影してしまったものと思われます。おかげでノイズがかなり出ました(Lr5にて補正)。
ちなみにもっと手前からチラッと見えた時のダムの姿はなかなかゾクッとするものがありました(その写真は無い)。
実際はもっと暗いのですが、リアルな感じにするとあまりカッコよくなかったのでこんな感じに調整。
時刻は03:14。もちろんダムにひと気は感じられず(当直の管理人さんとかいるのかな?)開放感満点。
このダムは「深城ダム」というそうで、ダム湖の名前が「シオジの森ふかしろ湖」…なんか今風なネーミングだな〜と思ったら竣工が2004年だそうで納得。オシャレなダム。

ダムの真上を通る道の入り口↓
09.jpg
X-T1+XF16mm 露出マニュアルf1.4、SS1/250、ISOオート(6400)。
これは手持ちでしたがSS1/250にしたのでブレずに済みました。トンネルもこうやって撮ればよかった。
しかしISOは6400なのでノイジー(たしかこれもLr5で少しノイズ補正してると思います)。
手前の看板には「平成28年5月25日 13時30分過ぎ ダム管理地内に熊が出没しました。これより先の侵入を禁止します。 深城ダム管理事務所長」と書いてあります。
深夜のダムと熊…心理的な怖さと物理的な怖さのコラボ。

ダムを去る前にキレイな公衆トイレ(さすが新しい施設だけあってオートライト)で用を足し、外の壁に張り付いてたデカい蛾を撮影↓
10.jpg
X-T1+XF16mm 絞り優先(f5.6)ISOオート(6400)。
手持ちでSS1/20でしたが辛うじてブレませんでした。でもやっぱりISOが高くて解像度悪し。
鱗粉が無けりゃフサフサ部分を触りたいとこなんだけどな〜。時刻は03:29。

この後はそろそろ時間がヤバそうな気がしてきたので、撮影もせずにハイペースで国道20号→国道413号と経て帰宅。いつもは混雑する津久井湖周辺からの道も深夜ならではの空き具合(とはいえ都市部だから普通に車が走ってる)。
最後に家の近くのGSで給油したら燃費は32.3km/l。まぁまぁ調子良し。この時点の時刻05:15。
上記の「まぁまぁ」というのは、アイドリングが少々不安定なことと、標高700〜800mあたりで低回転からの吹け上がりが悪化してたので。エアクリ掃除とパイロットスクリュー調整で治りそうな気もします。

今回は100kmちょい程度で写真少し撮ったら帰るつもりでしたが、道を間違えたおかげでちょっとした遠出気分を味わえました。気温も快適だったし。
でもやっぱり丸一日使ってもっと遠い地方に行って関東には無い風情を味わいたいなぁ。
もう今年のXL完成は諦めてバハで行っちゃおうかな…ていうかその前に仕事終わらせよ。

この日の走行距離:約200km
所要時間:約6時間
食費:缶コーヒーの120円
消費ガソリン量:5.05g=641円(ハイオク)
燃費(出発前の給油から計算。タックイン方面へ行った分は放置期間の揮発もあるので除外):32.3km/l
posted by 文鳥 at 00:49| 東京 ☀| Comment(2) | 遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月02日

帰ってきたバイクネタ

ブログ記事としても約5ヶ月ぶりですが、この度やっとバイクネタがカムバック!
ブランクが長かったので一応今までの経緯をざっくりと書いてみます。

今まであ〜だこ〜だといじくり回してたバイクは1993年式のHONDA XLR250BAJA(バハ)というやつでして、2005年の初春に購入してすぐに1970年代風味に改造し始めて、6年くらいそんな感じで乗ってました(その経緯はコチラに掲載してあります)。
世間の流行ファッションや音楽でも似たような感じですが、バイクも1970年代と1980年代以降とでは雰囲気がガラリと変わります(中身もバブル景気を受けて年々過激に進化していきます)。
ぼくのバハは基本設計が80年代半ばのものなので、フレーム形状やらリアサスの方式やらが70年代のバイクとは全然違い、上記の70年代風改造はけっこう強引な感じでした(お金もあまりかけなかったし)。
んで6年ほど過ぎた頃に「やっぱ本物の70年代マシンの魅力にはかなわんな…」と悟った(気づくの遅い)のと、XR500RとかTT500とかの大きな車格に憧れてしまったということもあり、フレーム形状的にも無理のない80年代スタイルへ改造することになったわけですが、2013年に一応の完成となって今まで乗ってみた結果、やっぱり70年代のバイクを諦めることは出来なかった…。

というわけで、2014年の秋頃に毎度おなじみタックインガレージさんとこで偶然見つけた1974年式のXL350(逆輸入車)を買ってしまいました〜!
この時は大きな仕事を立て続けにこなしたおかげで結構な額のお金を持っておりまして、調子こいて「預けなきゃできないような改造やレストアもやっちゃお〜!」と、以下の加工をタックインさんにおまかせ。
1:あまり好きではない形&音のマフラーをXL250の純正アップマフラーに交換(エキパイをワンオフ製作)
2:マフラー変更に伴うフレーム小加工
3:エンジンもフルオーバーホール。摺動部にはWPC処理を施工。
4:6V電装を12V電装に改造(ジェネレーター巻き直し。6V車はバイアルスで経験済みなので…)
5:バッテリーレス化
6:エンジンやフレーム等の外装部再塗装(今回はタックインさんのお隣にある菅沼塗装工業さんで施工)
7:シート張替え
8:主要金属部品は上質なクロームメッキ。その他ネジ類はとりあえずのユニクロメッキ。
9:ステンレススポークに張替え
…といった具合。今回はハナから思い切りよく大盤振る舞い。
マフラー形状の違いはこんな感じ↓
XL350 K0.jpgXL250 K1.jpg
ダウンマフラーの方が350。
YouTubeでこのXL350の音を聞くと、ちょっと抜けが良すぎるような爆音な感じだったので、250マフラーならもうちょい排圧抑えてあってぼく好みかな〜と予想(購入したXLは一度もエンジンかけずにバラしたので生音はまだ聞いてない:笑)。
エキパイワンオフっていうのは、やはり250のエキパイのままだと付かないし太さも違うので、ステンレスで特注(施工は過去にもタックインさん経由でお世話なってる藤竹金属工業所さん)。色は純正っぽさを維持するためにつや消し黒に塗装予定。
ちなみにこの写真の350は初期型のK0で、250の方は2型にあたるK1(共に輸出仕様)。
日本国内ではXL250とほぼ同じルックスのSL250が販売されていました。
今見ると超カッコイイスタイルだと思いますが、当時は軽量高性能な2スト勢人気に押されてイマイチ人気が無かったそうです。当時はまだ林道ツーリングブームが来てなかったからなのかな?
個人的にはツーリングなら絶対4ストがいいと思うんすけどね〜。あぁでも空冷2ストの音も確かに捨てがたい…でもやっぱ臭いとオイル飛散がなぁ〜。

で、実際に購入したXLのお姿がこれ↓
140904xa のコピー.jpg
まだバラす前の2014年9月の様子。
シートはもう張替え屋さんに出した後だったようなので、そこら辺に転がってた他車種のものを乗せてみました(笑)。
やっぱりこのリアタイヤが車体にめり込んでるような寸詰まり感は現代のバイクには無いよな〜。最高。
形式は2型にあたるK1になるのですが、これがけっこうややこしくて350のK0(初期型)と250のK1(2型)は発売時期が同じ1973年なので同じ「K1」という形式でも年式は1年ずれてるんです。
今回ぼくが買った1974年式の350はK1ですが、全く同じカラーの1974年式の250はK2になるんです。
1974年式から250も350もカラーが統一されたからさらに勘違いしやすいのですが、この赤黒350はK2ではなくK1。
350-K2というと、エンジンもフレームも大幅にリファインされたモデルになって全然違う形になります。
もちろんその250バージョンはK3になります…まぁ重箱の隅的などうでもいい話ですが(初期型をゼロにしたのがややこしさの原因か)。

購入から約1ヶ月後に仕入れられたXL250用マフラー…のカバー↓
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国内仕様(SL250)とはロゴが違います。

エンジン周辺↓
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当時っぽい形のキャブが斜めに出てるのがカッコイ〜。今回はノーマルキャブでいこうと思います。

時は流れて2015年7月(もうほぼ1年経ってる…)。全バラし開始↓
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車体↓
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ブレーキは前後とももちろんドラムですが、リアブレーキはロッドじゃなくてワイヤーなんすね。ロッドはあまり好きじゃないからちょっと嬉しい。

同年7月末、腰下バラし開始↓
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このXL(SL)のクランクケースカバーは左右ともに軽量化を狙ってマグネシウム合金製になってますが、このマグ合金ってのがクセ物でして、けっこう水分で腐食するらしく、古い水冷CRなんかだと冷却水の通る部分が腐食してたりするそうです。雨水は大丈夫なのかな?まぁ外身は塗装するから大丈夫か。
オフ車といえば2ストが主流だった時代に、重たい4ストで勝負しようとしたホンダのエンジニアさん達の苦労が垣間見える部分でもあります。現代の水冷4ストオフ車の軽さが信じられない。
でも昔の重たい4ストはそれはそれで良さがあると思う今日このごろ。

ジェネレーター部分↓
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電装系は全然わからないぼくですが、このコイルの線を替えて巻き直すと12Vになるってのがまた不思議。
もちろんそれに伴いハーネスやらなんやらの電装系は全取り換えになります。
これはもう完全にぼく一人では成し得ない改造です。

同年8月、パッカーンなクランケース↓
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今の車両は縦割りが主流のようですが、このXLは横割りです。この辺もぼくには手が出せない部分。
XLのエンジンはこの横割りケースもそうですが、ヘッドカバーにガスケットが使われてなかったり、ジェネレーター横のクラッチレリーズ調整穴を塞ぐのがゴムのフタだったりと、けっこうオイル漏れしそうな構造なのがちと心配。まぁドバドバ漏れることはないだろうけど、オイル滲みってけっこう汚くなるんすよね〜。

…で、ここからしばらく作業が停滞してしまいまして(タックインさんの方がなにやら忙しかった様子)その間XLをどうすることもできなかったぼくはカメラ趣味に走ってしまったわけであります。
先日7月21日、小雨降る自宅ベランダにて小さき来客↓
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カメラはFUJIFILM X-T1、レンズはXF16mm。両写真ともにトリミング&リサイズしてますが、画質補正や修正はほぼ無し(若干ハイライトを抑えたくらい)で全然キレイ。
フジフイルムXシリーズの開発だかの偉い人の話によると、JPEG撮って出しで満足できるような画作りを前提に作ってるそうで、RAW現像する必要がないくらいのレベルを目指してるとか言ってたことを思い出しました。
そういやプロカメラマンの世界でも最近RAWをいじった写真は納品できなくなったとかなんとか、どこかに書いてあったような記憶がありますが、フジフイルムはそれを意識してるのかな?

7月29日、家の前の木で鳴いていた夏の使者↓
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カメラはX-T1、レンズはフォクトレンダーノクトン58mm。若干トリミング&リサイズ。
これは少しシャドウを明るくしました。シロウトはRAW現像がやめられません(笑)。

翌30日、タックインさんの様子を見に行く道中↓
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カーブミラーで自撮り。
これもX-T1とXF16mm。トリミング&リサイズ。画質はほぼノータッチ(例によってハイライトを若干抑えただけ)。
外出時にはいつも身に付けてるコブラベルト一式(財布&携帯ポーチ、GM1ポーチ、X-T1をぶら下げるキャプチャーをセットしている)ですが、我ながらとてもシステマチックになってお気に入り。
以前の記事ではズボンのベルトに直接ポーチやらキャプチャーやらくっつけてましたが、これだとズボンを替える度にポーチ類も全部ベルトから抜いて付け直す必要があったのに対し、今はコブラベルト(FirstSpear アサルターズ ガンベルト)をズボンに通さずに装着しているので着替え&脱着も楽々。
そしてなんといってもピークデザインのキャプチャーは便利です。
ストラップのようにワチャワチャしないのでバイクによる運搬時にもしっかり身体に密着してるし、この写真のようにすぐ発進しなきゃならないような状況でも脱着は簡単(慌ててミスると落とすかもしれんけど…)。

同じくタックインさんへの道中にて↓
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以前にもフィルムカメラで撮影したお気に入り場所です。カメラはX-T1、レンズはXF16mm。
X-T1購入当初「XFレンズの発色がCGみたいでちょっと大げさだな〜」と思ってその後しばらくどんな写真でもRAW現像時にキャリブレーションをPRO Neg.Stdにして派手さを抑えてたんですが、最近はそのままの方がいいように思えてきました(まぁシチュエーションにもよるけど)。
でもやっぱりホントは全部フィルムで撮りたい気分(コストがバカにならないので無理)。

んで、タックインさんに到着したら、長いこと停滞してた作業が少し進展してるのが確認できまして、今年こそはXL乗れる!?と気持ちが高揚している今日このごろでございます。
再メッキ(クロームメッキ)された金属部品類↓
160730d のコピー.jpg
キックアーム、クラッチやブレーキのレリーズ、主要シャフトやカラー類、などなど。
ちょっと純正っぽくないような気もするけど、組んでみれば面積的にそんなにギラギラはしないかな?

天気予報では今年の夏は猛暑だなんて言ってるし、ワクワクが止まりません。
なんにせよ、早く乗りた〜い!
posted by 文鳥 at 06:40| 東京 ☁| Comment(6) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする