2016年10月27日

人生の節目と物欲

お仕事関連ブログである「トリブレインブログ」の方にはすでに書いてますが、先月の頭に長年介護をしていた父が胆嚢炎で入院しまして約2ヶ月弱、父は幸い胆嚢炎は完治したのですが、高齢(87歳)のこともあって現在自力で起きることも食べることも困難になり、会話もほとんどできなくなってしまいました(つまり寝たきり状態)。
食べることができないというのは物を飲み込む「嚥下機能」が衰えたということでありまして、最初の内はゼリー状のものならなんとか口から食べることができたのですが、今はそれもできなくなり、鼻からのチューブで栄養補給をしている状態です。
ぼくは日々の介護から開放はされましたが、やはり父のことが気になって毎日見舞いに行って首の後揉んだり背中掻いたりしてやるのですが、調子がいい日の父は声を絞り出すようにして「ありがと」とか「気持ちいい」とか「嬉しい」とか言ってくれます。ただ、認知症も進行してるので、ぼくのことは誰だかわかってないようなのがちょい切ない(行くとずっと不思議そうにぼくの顔を見ているので「誰かわかる?」と聞くも、答えられない)。
で、これからどうなるのかというと現状としては、医学が今ほど発展する以前の時代ならすでに亡くなるような状態なわけで、自然で苦痛の少ない最後を…と姉と先生とを交えて相談した結果、いろいろ手段を講じて延命しても重度の認知症のために常に身体拘束することは避けられず(腕はよく動くので、チューブや点滴を抜いてしまう恐れがあるため)本人にとってはこのまま衰弱して眠るように亡くなるのがベターであろうと判断しまして、本人の生命力と僅かな点滴のみで過ごすことに決めました。
ちなみに現在入院している病院は救急車で運ばれたので救急病院だったのですが、救急病院は長期間の入院や終末医療ができない(たぶん)ため、近々転院することになりました。
転院すると現在の病院よりも遠くなり、毎日の見舞いができなくなりそうなのですが、ぼくもそろそろ仕事に集中しなくちゃいかんので、ちょうどいい感じなのかもしれません。

…とまぁなかなか暗い話題で始まりました今回のブログですが、命には必ず限りがあるわけで、高齢の父に至っては至極当たり前なことであります。
とはいえ、父のことを思うと母の時と同様にいろいろなことが思い出されて切なくなりますが、それと同時に長きに渡る(といっても約7年)介護に終止符が打たれるということが正直嬉しい、という気持ちもあります。

というわけで、ここからは人生の機微にはほとんど関係ない、物欲まみれのカメラのお話(笑)。

前回の記事で真夜中のプチ遠出をしてX-T1で夜間撮影を試みたのですが、改めてMFレンズの心地良さに心奪われてしまい、今持っているレンズ群をあれこれ見ていたら、X-T1にとっての標準域レンズ(オールマイティな画角でカッコイイ写真が撮れる率の高いレンズ:笑)はXF35mmF1.4R(フルサイズ換算52.5mm相当)と、ロシアンオールドレンズのミール1B 37mmF2.8(フルサイズ換算55.5mm相当)の2本が手元にあるわけですが、XF35mmF1.4は開放時のソフトフォーカス感も色収差も少なくてボケ味も良く、かなり優秀なレンズではあるものの、やはりマニュアルモードにしても結局電動なので「ジ・ジ・ジィ〜」みたいな段階的なフォーカスが全然心地よくない。
はたまたミール1Bは完全なるMFレンズで、解像感もバッチリな意外にも高性能なレンズでしたが、レンズの一部がコート剥がれなのか焼けなのかわかりませんが、微妙〜に色味が違って写る箇所があるということと、フォーカスリングのトルクがちょっと軽過ぎること(グリス詰め替えれば改善できそうだけど)と、なによりX-T1にはあまり似合わない形(レンジファインダー機なら似合いそう)なのが残念ポイントでした。
そこで「一番使いそうな標準レンズはもっと上等なMFレンズ持っておきたいな…」とあれこれ検索した結果、カールツァイス(コシナ)のDistagon T* 1.4/35 ZF.2(以降ディスタゴン35mmと表記)がベストなんではないかと、いきなり贅沢なものをターゲッティングしてしまいました。
贅沢というのも、なんせお値段が安くても15万円台!しかも中古はまず見つからない(今も軽く検索したけどニコンマウントのZF.2は無かった)という代物。
同じカールツァイスの35mmといえばもうちょい安いF2があるのですが、どうせ買うならF1.4がいいな〜と高望み。
しかしここ最近の散財で懐事情はかなりお寒くなっておりまして、いろいろ思案したあげく「手持ちのカメラ資産の中で使わなそうな物を下取りに出す」という、レンズ沼にハマった人あるあるな方法で思い切って購入〜↓
01 のコピー.jpg
ところが現物を見てその大きさに驚愕。今までデカいと思ってたXF16mmとの比較↓
02 のコピー.jpg
リアキャップの高さ違いもありわかりづらいですが、XF16mmより長いです。太さもチョイ太いかな。
で、下取りに出したカメラ資産というのは…
★KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 39,100円
★Voigtlander COLOR SKOPAR 20mm F3.5 SL II Aspherical 21,600円(フード300円)
★FUJIFILM フジノン XF 35mm F1.4 R 30,000円
★SONY Cyber-shot DSC-RX100 20,000円
となりまして、追加で38,130円支払い。ちょっと思い切りすぎたかなぁ…。
カラースコパー20mmは迷ったんですが、使用頻度が低いように思えたので思い切りました(フードは売らない方が良かったかも〜)。
意外だったのはRX100で、けっこう傷だらけだったにも関わらずかなりのお値段を付けてくれました。
というわけで、写真には一切関係ないけどカメラと組み合わせてみまSHOW(笑)。
まずはフィルムカメラのFE2との組み合わせ↓
03 のコピー.jpg04 のコピー.jpg05 のコピー.jpg06 のコピー.jpg07 のコピー.jpg
クラシックシリーズというだけあってFE2にも似合っちゃってる〜。
コシナ製カールツァイスのクラシックシリーズとZMシリーズは、レンズ先端のメタリックな輝きがカッコイイのですがフードもなかなかカッコイイ。
ぼく個人の好みとしては本来花形フードは好きじゃないんですが(特にプラ製のやつ)このフードは金属製な上に直線で構成されたデザインなので、FE2のような古いカメラでも違和感ありません。
しかもフード取付部のバヨネット機構もいちいち凝っていて、ロック用のリングとかバネが組み込まれており、その取付感も「スゥ〜カチ」という、なんかタマランものがあります(笑)。
もちろんバヨネット式なので逆さまに付けてコンパクトにもできます(レンズ自体はデカいけど)。
ではこれを本来の目的だったX-T1に付けてみましょ〜↓
08 のコピー.jpg09 のコピー.jpg10 のコピー.jpg11 のコピー.jpg
う〜わ、なにこのカッコイイカメラ。しかし標準レンズとは思えないデカさです。
マウントアダプターを挟むのでFE2の時よりかなり長く見えますが、FE2のフランジバック分も考えるとカメラ本体も含めた全体的な前後長はあまり差はないようにも思えます(デジカメは液晶モニターの厚みもあるから多少長くなるのかな)。

というわけで盆栽的な楽しみ方はここらへんにして試し撮り↓
12 のコピー.jpg13 のコピー.jpg16 のコピー.jpg
これはまだ夏の暑さが残る9月に、東京ミッドタウンにあるフジフイルムスクエアに行った時に撮りました。
2枚目の御食事処店内の写真は開放で撮ったのでストロー周辺に紫収差、ブラインドに緑収差が出てますが、なかなかカッコイイ写真になりました。
もちろん色収差はある程度絞れば出ません。
このくらいの色収差ならLightroom5で補正できますが、レンズ本来の特性の確認ってことであえて補正してません。ちなみにここの野菜カレーは非常に美味かった…。
3枚目のビル写真ではフレアとゴーストが出てます。これはちょっと意外でした。
バリバリ最新コーティングでこういうのは抑えられるのかと思いきや、オールドレンズっぽい雰囲気になりました。でもこの場合はむしろフレア&ゴーストがあった方がいい感じにも思えます。
ちなみに、なんでフジフイルムスクエアに行ったのかというと、実はこのちょっと前にX-T1を腰にぶら下げてバイクで移動した時にファインダーのアイカップを落として無くしてしまったので、ネットで買おうと思ったらなぜかX-T2用のものは売ってるのにX-T1用のアイカップだけネットでは売っておらず、仕方なくわざわざ出向いたわけです。
X-T2用のでも付けられるんですが、個人的にはX-T1用の形の方が好きなんです。
遮光性が悪いなんて意見もチラホラ散見しますが、ぼくは全然気にならないです。なんでだろ?
ちなみにこの日フジフイルムスクエアでXF35mmF2 R WRという最新レンズを触ってみましたところ、AF性能の向上はもちろんのこと、電動とは思えない滑らかなマニュアルフォーカシングができるようになってて驚き。
最近まで最新レンズの座にあったXF16mmですら「グググ」という段階を感じるフォーカシングだったのに対し、このXF35mmF2は「スル〜」と動く感じでした。
XFレンズが持つ「Xシリーズに特化して作られたカリカリの高性能」に加えてマニュアル操作感も違和感ないレベルになってきたとなると、MFレンズのアドバンテージは「操作トルクの心地良い重さ」とか「電気を使わない」とかデザインとかの精神・感覚的な好みの問題だけになってきますなぁ。

というわけで、これでX-T1にとっての標準レンズは完全マニュアルの明るいレンズに置き換えることができました(もちろんFE2にも使えるので2度おいしい)。
写真の写り的にはXF35mmF1.4でも全然問題ないんすけどね…やっぱり電動は好きじゃないんすよ〜。
で、それから約1ヶ月後、今度は下取りで手放したカラースコパー20mm、というかFE2にとっての広角域(もしくは超広角域)レンズがまた欲しくなってくるわけです(笑)。
これまでX-T1のことばかり考えてたので忘れてましたが、考えてみたらFE2に使えるレンズは前述のディスタゴン35mmより広角域のレンズが無くなっているわけで、やはり遠出した時にはX-T1と同じようなレンズラインナップで撮れないと面白くないように思えまして、ニコンFマウントの24mm以下のレンズを探す旅に出発した結果、Aiニッコール24mmF2.8S(以降ニッコール24mmと表記)の中古にターゲッティング。
お値段は18,360円。現在の相場から言うと少し安いし、ディスタゴンに比べたら微々たるもんです(ちょっと頭おかしくなってる)。
お店は横浜だったので車で行けるじゃ〜んと、お取り置きもせずに翌日直行(やはり中古はできれば実物を見てから買いたいので)。
現地に到着してみたらそこは昭和的な昔ながらの商店街で、数件隣にもレトロカメラ屋さんがあったりしてなかなかいい場所でした。
お店に入ると小さいながらもけっこう繁盛しているようで多数のお客さんがいらっしゃいまして、早速ぼくもその仲間になって物色…あれ?ニコンのレンズがほとんど無い…なにやら棚の中がスカスカな感じ。
そこでお店のおばちゃんに聞いてみたら、なんとその日はちょうど有楽町で開催されている「世界の中古カメラフェア」という、カメラ版のコミケやワンフェスみたいなイベントに出品しちゃってるとのこと。
おばちゃんは「実際に見てから買わなくても大丈夫なんで」と取り置きの電話をしてくれまして、早速有楽町まで突っ走りました。
会場に到着するとカメラ好きな方々で賑わってました。
ぼくも普段お目にかかれないような数のレトロなレンズやらカメラを片っ端から見回って眼福。
ひとしきり会場を一巡してからお目当てのショップ「ペンギンカメラ」さんのブースへ。
実物を見てみると「これ未使用品じゃね?」っていうくらいキレイな外観で、レンズ内も写りに影響無さそうなわずかなチリが見受けられる程度でした。
ヘリコイドはグリスが劣化しているのか、僅かに重く感じましたが実用上は問題ないレベル。
もちろん買ったさ(笑)↓
17 のコピー.jpg18 のコピー.jpg
ちなみに2枚目の写真にあるフードは会場内の別のブース(ムサシ商会さん)で買ったもので、お値段2,160円…この時は「まぁフードの値段って普通こういうもんでしょ。アルミ製だし、コシナのフードも数千円するしな」と思ってたんですが、家に帰ってからこのフードの名前「HN-1」で調べたらなんと数百円で売ってるではないか…!なんで?と思ってさらに調べたら、どうやら今回買ったこのHN-1はビンテージ物で、現在売ってる物よりも上質でフードマニアの方々の間では価値ある物のようです。
どこが上質なのかと言うとまず刻印が「刻印」であるということ。現代のものは印刷だそうで。
次に表面処理が現代のものはただのマットブラック(ブラスト処理かな?)なのに対し、これは削りだし→研磨→アルマイトといった感じの質感であるということ…全て写真の写りには関係ない!でもぼくはこの価値、理解できます…でも数百円で同じようなものが買えることを知ってたら、これは買わなかったかも…(笑)。
まぁコレクションアイテムが増えたってことで良しとしましょう。

で、これにてミッションコンプリート!となるはずだったのですが、やっぱりこういうお祭り会場ってのは世間の経済にはいいけど個人の経済にはよろしくないわけでして…「これでFE2の広角と標準(ノクトン58mm)は揃ったけど…中望遠が無い…」と気づいてしまったのが運の尽き。
買いましたさ、ニューニッコール85mmF1.8 Ai改(以降ニッコール85mmと表記)↓
23 のコピー.jpg
お値段27,000円。これは相場から言うと若干高いかもしれませんが程度がイイ!
外観もレンズ内も超キレイなので、さっき買ったニッコール24mmよりも程度良しと言えましょう。
ちなみに「Ai改」というのは…簡単に言うと、カメラが露出計を装備できるようになってから、時代を経る毎に何度も進化をしてきた露出機構に対応する方法として、他社はマウントそのものを一新していたのに対し、ニコンは基本的なマウント方式を変えることなく現在まで様々な技術革新に対応しており、つまりは「ユーザーのレンズ資産を無駄にしない」という思想に基いているわけで、1977年にAi方式が誕生してからも親切な対応が行われました。それがこの「Ai改」というやつで、それまでの非Aiレンズをニコンサービスステーション的なとこに持ち込むと、絞り環を交換してAi化してくれるというサービスでした。
したがって、見た目同じようなレンズでも「ニューニッコール(Ai時代以前に発売された旧レンズ)」とか「Aiニッコール(Ai時代に発売された新レンズ)」とか名称が違うことがありまして、ニューニッコールでAi改造されていないレンズはFE2では使えません(FMとFEなら使える)。
で、この85mmF1.8はどういうわけかAiニッコール版は発売されておらず、Ai対応の85mmF1.8は全て「ニューニッコールのAi改」だそうです(F1.4とかF2はAi版が発売されていたので、中途半端なF1.8は廃版ってことなんでしょうか)。
ちなみにニューニッコールAi改とAiニッコールの見分け方としては、レンズマウント側の形状とか、レンズコーティングの表面的な色(ニューニッコールはカラフルに反射する)の違いがあるそうで、これまたマニア心をくすぐります。

さて、これで今度こそミッションコンプリートだろ、と思って名残惜しみつつ会場をウロチョロしてると、ニッコール85mmを買ったブース(カメラのアルプス堂さん)の棚に気になるものが…Aiニッコール300mmF4.5S(以降ニッコール300mmと表記)が8,000円…。
見た感じジャンクじゃなさそうなのに妙に安い気がしました(この時はわかりませんでしたが後日調べたら現在の相場は1万円以上は確実)。
完全な望遠域レンズは使うつもりも予定も無かったんですが、これをX-T1に付けたら換算450mm!え〜どんなに遠くが撮れるんだろ?と興味が湧いてしまったのが運の尽き。
はい、買いました↓
28 のコピー.jpg
しかし長ぇ〜!さらにこれ先端部分が伸びてフードになるので写真の状態よりもっと伸びます(後ほど掲載)。
この時は思いつきませんでしたが、これ満月の夜にバイクの背景で月入れて撮ったら超カッコイイ写真が撮れそうな予感…今度やってみよう。
ちなみにこれを購入した時に、隣にいたお客さん2人組(だったかな?)も買おうかどうしようか迷ってたらしく、ぼくが店員さんに「これちょっと見せてもらっていいすか?」と聞いて出してもらったら横で「うわ〜程度いいな」とか「これ安いよね?」「うわ、買っちゃうんすか」みたいなことを言ってて(笑)その言葉に背中を押されて買っちゃったような気もします(お店のサクラだったりして)。
程度は外見もレンズ内も極上!なんでこんな安かったんだろ?
梱包してもらってたらそのお客さんの一人が「じゃその58mmを代わりに…」とぼくの腰にぶら下がってたノクトン58mmの付いたX-T1を指差して物欲しそうにしてて、お互いに「あははは〜」なんて和気あいあいなこともあったりして楽しかったんですが、これ以上この場に居たら破産してしまいそうなので、これにてホントにミッションコンプリート。

では早速カメラのファッションショー(笑)。
まずはAiニッコール24mmF2.8SとFE2↓
19 のコピー.jpg20 のコピー.jpg
ニコン純正のオールドレンズが付いたこの姿が本来のFE2の姿と言えましょう。
フードの付いた広角レンズはカッコイイな〜。
ぼくの好みですが、レンズは先が広がってるシルエットの方が好きなので、最近立て続けに発売されたフジフイルムのF2-WRシリーズのような先細りシルエットは、いくら高性能でもイマイチ買う気になれないんすよね。
ちなみにこのレンズは今でも新品で発売されています。お値段はなんと75,600円。ニコンのサイトには「手頃な価格の…」なんて書いてありますが「カメラレンズって高価な物なんだな」と改めて痛感します。そう考えると今回の購入価格は異様に安く感じちゃいます。
次はこのレンズをX-T1にくっつけて↓
21 のコピー.jpg22 のコピー.jpg
やっぱり違和感なし!
X-T1カッコイイな〜とまたしても惚れ惚れしちゃいますが「FUJIFILM」のロゴは世間では賛否両論らしいです。
言われてみれば確かに「FUJICA」ロゴの方がカメラっぽくてカッコイイようにも思えますが、まいっかという感じ。

お次はニューニッコール85mmF1.8 Ai改とFE2↓
24 のコピー.jpg25 のコピー.jpg
おぉ〜、これもカッコイイわ〜。前玉がいかにも大口径!って感じです(さらに大口径なF1.4も存在しますが、かなり高額相場)。
本体形状も程よく先太りなのがまたイイ。これのフードも探して買っときゃよかったな。欲を言えば古いやつ。
では同じくX-T1との組み合わせ↓
26 のコピー.jpg27 のコピー.jpg
うわ〜これも似合っちゃうな〜困ったな〜(アホ)。
もはや何の意味も持たないカニ爪も全然違和感なし。
こうやって見るとX-T1のデザインもさることながら、このヘリコイド付きマウントアダプターのデザインも秀逸だなぁと思います。
よくある短い土管みたいなデザインのアダプターと違って、オールドMFレンズの一部みたいになりきれるこのデザインはホント敬服。
ただこのアダプターには唯一の欠点がありまして、通常位置でロックしたりクリックしたりが無いので、時々いつの間にかマクロ寄りになってることがあり、撮影時には気をつけないといけません。

そして最後はAiニッコール300mmF4.5S。
まずはFE2に付けるとこうなります↓
29 のコピー.jpg30 のコピー.jpg
うお〜!長い!しかし、フードを伸ばすとさらに↓
31 のコピー.jpg
長〜い!
もはやカッコがどうとかデザインがどうだとかいうことがどうでもよくなるこの長さ。
でもちゃんとデザインは当時の他のレンズと同じフォーマットを踏襲してるんすね。どうでもいいけど。

※11月11日追記↓
X-T1にニッコール300mmを付けた写真アップするの忘れてました…↓
32 のコピー.jpg33 のコピー.jpg
上から見た写真は長すぎて標準レンズでは撮れなかった(部屋が狭すぎる)ので換算24mmの広角レンズで撮影(GM-1に14mmパンケーキ)。
最近までコンデジ使ってたぼくとしては、本格望遠レンズなんて使ったことないので異様に長く感じちゃいますが、レンズ交換式で超望遠域となるとこのくらいは当たり前みたいですね。
しかも世の中には1000mm以上の大砲みたいなのもあるわけで、そう考えるとこれはまだコンパクトな方なんでしょうか(笑)。※以上、追記分。

というわけでニコン純正MFレンズを一気に3本買ってしまったの巻でした。
実は今回初めてニコン純正MFレンズを触りましたが、思ったより高品質な印象でした(ウワサによるとコシナのレンズよりもチリが入りにくいとか)。
触ったり動かしたりした感触や表面の質感はコシナレンズの方が好みですが、ニコンレンズは本物のオールドレンズのままの姿ということでこれはこれで魅力的です。
ちなみにコシナレンズの筐体表面はアルマイト処理なのに対し、ニコンレンズは塗装のようです。でもただの塗装ではなく、恐らく粉体塗装なんではないかと思われます(FE2本体も同じかも)。

最後にこれらレンズ群を、またしても深夜のプチ遠出に持っていってテスト撮影してみました。
やはりカメラもレンズも使ってなんぼ…とか言いつつニッコール300mmは重くなりすぎるので今回はお留守番(笑)。
カメラはX-T1と、サブとしてGM1+14mmパンケーキ。FE2は本意気の遠出までおあずけ。
例によってX-T1で撮った写真は全てRAWで撮影、Lr5で現像、サイズを半分に縮小、データも極わずかに圧縮。
今回はISO200固定のみ、ほとんど三脚使用。現像時のノイズ処理は一切無し。
※11月21日訂正:サイズはアップロード時に自動的に1920pxに縮小されているので、半分ではないです(アップした画像は2448x1632。今まで気づかなかった…)。
まずはX-T1付けっぱなしレンズのXF16mmで、前回ノクトン58mmでカッコイイ写真が撮れた(笑)峠の茶屋前にて(ここからちょっとデカい写真が多くなります)↓
16a.jpg
絞り優先F5.6。
このレンズはフルサイズ換算24mm相当なので、今回買ったニッコール24mmをFE2に付けて撮ったのとほぼ同じ画角になります。コンデジのワイド端のような、スナップカメラでポピュラーな画角です。
ちなみに前回同様、今回も茶屋の自販機であたたか〜いコーヒーを買おうと120円を入れて光ったボタンを押したんですが、ウンともスンとも言わずに何も出てこない…。お釣りレバー押してもお金は戻ってこない。
「もう一回お金入れて他のボタン押したら2本出てくるかな?」と違うコーヒーを押したら普通に出てきました。1本だけ。グヌヌ…。
※現地を訪れる人のために書いときますと、今はどうなってるかわかりませんが、テープで補修してあるボタンは押さない方がいいです(笑)。

では新レンズ達の初陣です。
ニッコール24mm(フルサイズ換算36mm相当)↓
24a.jpg24b.jpg24c.jpg24d.jpg
絞りはF4とかF5.6だっけかな…またメモ忘れた。たしか開放は使ってないと思います。
1枚目と2枚目に少々ゴーストが出てます(幽霊じゃないよ)。2枚目のはどういう仕組みで出たんだろ?
フルサイズ換算36mm相当という、ぼくにはあまり馴染みのない画角でどう使ったらいいかよくわからないです。
まぁこのレンズはFE2専用の広角として買ったので、X-T1ではほとんど使わないと思います。
でも最後の写真はいい感じに撮れました。
ちなみにこの日は何本ものレンズをデカいバッグ無しで持参するために、このニッコール24mmのフードは外してお留守番。最後の写真はちょっと光が入ってたので手フードしました(笑)。

お次はディスタゴン35mm(フルサイズ換算52.5mm相当)↓
35a.jpg35b.jpg
これはX-T1で標準域となるレンズです。
1枚目は開放F1.4、2枚目はF2.8だったと思います。
やはり開放だと金属の反射部分に色収差がハッキリ出たので補正してます。
ディスタゴン35mmで絞りの比較↓
35c.jpg35d.jpg
1枚目が開放F1.4、2枚目がF5.6だったかと。
さすがにf5.6まで絞るとピント位置の解像感がグンとアップします。
同じくディスタゴン35mmにて、ピント位置の比較↓
35e.jpg35f.jpg
両方共開放F1.4。
強い光のコントラストが無ければ開放でも色収差はあまり気にならない…と思います。

次にニッコール85mm(フルサイズ換算127.5mm相当)↓
85a.jpg85b.jpg
85c.jpg85d.jpg
85e.jpg
1枚目は開放F1.8、2枚目はF5.6、3枚目が開放F1.8、4枚目はF5.6、最後がF8だったかな?
127.5mmというともはや望遠域なんでしょうか?かなり離れて撮影した記憶があります。
まぁこれもFE2専用の中望遠として買ったので、これもX-T1ではほとんど使用しないと思います。
やはり大口径レンズは開放で色収差が出やすいようで、このレンズも多少出てます。
最後の写真は絞ってるから背景ボケは無いけど、カタログ写真のようなクッキリ感でいい感じ。

場所を変えて撮影(XF16mm。ちょっと手前ピンになってしまった…)↓
16b.jpg
ここは前回の夜間撮影の時は通らなかった道で発見した神社の前にあった手水舎(←この名称今初めて知りました)ですが、実際は写真のような明るさではなく、もっと真っ暗な闇の中で手水舎の明かりだけが煌々と光っているという風景だったので、手水舎の屋根が赤いのも現像してからわかりました。
深夜なのであたりのシ〜ンとした中に手水舎の水が出て来る「ゴポッゴポポッ」みたいな音(たぶんポンプで汲み上げてるんだと思う)だけがひたすら聞こえ続けるという、風情があるんだか無いんだかの面白い場所でした。

ここからFE2専用として購入したレンズは面倒になって使ってません(笑)。
というわけでディスタゴン35mmで撮影↓
35g.jpg
絞り開放F1.4だったと思います。
先程のXF16mmより少し暗めに調整して手水舎メインな気持ちで現像。実際はもうちょい暗かったような。
フェンダーの反射の色収差を補正したらグレーになっちゃいました。
でも標準域らしいイイ感じな写真になりました。
明るさ2パターン↓
35h.jpg35i.jpg
両方共開放F1.4だったかな?
暗い方が実際に肉眼で見た印象の明るさですが、写真として見る場合はやはり多少明るく現像した方が見応えあるように思いました。

さらに場所移動(XF16mm)↓
16c.jpg16d.jpg
これも明るさ2パターン作ってみました。
明るい方はほぼカメラまかせの露出(絞り優先AE)。
暗い方が実際に肉眼で見た印象ですが、これは明るい方より暗い方がいい感じ。
明るい方は昼間撮ってるのとあまり見分けがつかないような感じで面白くない(深夜なのに昼間みたいに撮れたという意味では面白い)けど、暗い方は神秘的な深夜の暗さと月の明るさが再現できてるように思います。
ディスタゴン35mmにて、今度はわざと完全に昼間っぽく現像↓
35j.jpg
フィルムシミュレーションもプロビアだかを使用。もう何も言われなきゃ深夜の写真とは思えない(笑)。
フィルムシミュレーションといえば、どうやらカメラ本体内で行うフィルムシミュレーションと、Lr5で行うフィルムシミュレーションとではかなり色味の出方に違いがあるようです。
以前からLr5でのフィルムシミュレーションは、クラシッククロームとプロネガSTD以外のモードだと、やたら派手過ぎる印象があったのでほとんど使ってなかったんですが、本体内フィルムシミュレーションだともっと落ち着いた感じになるようです(実はまだやったことがない:笑)。
さらにX-PRO2やX-T2だとさらにいい感じにチューンナップされているらしいです。
ダブルSDカードスロットだとこういう時便利なんだろうな〜。片方に本体内フィルムシミュレーションしたデータ書き込んで、もう一方はRAWのみとかできるわけでしょ〜?よく知らんけど。
同じくディスタゴン35mmにて、アングル変えて撮影↓
35k.jpg
絞りはまたしても開放F1.4。もうちょい絞ったのも撮っておけばよかったな〜。
今度は実際の印象に近づけつつ、暗部ディテールも多少見えるように現像。これはなかなかカッコイイ写真にできました。
ちなみにこの場所、山奥な上にド深夜だったので撮影中はおろか移動時も一切他の車も人も出会いませんでした。なので異様な開放感に浸りつつ、三脚立ててじっくり撮影できました。ひと気のないとこ大好き(笑)。

またまた場所変え(XF16mm)↓
16e.jpg
今度は前回も通った長〜いトンネル内で三脚立ててリベンジ(前回は手持ちでバイクまたがったまま撮ったらブレて失敗)。
絞りは開放ですが、やっぱりこういう場合は少し絞ってもよかったのかなぁ。でもアングル的には広角らしいカッコよさは出せたと思います。

ディスタゴン35mm↓
35l.jpg35m.jpg
アングルとピント位置を変えて。両方共絞り開放。
これはなかなかいい感じになりました。
ちなみにこのトンネルの長さは約3km。写真の先は下りになっているので天井照明が下に向かって下がっているのが写ってます。

この後は前回も行ったダムで小休止してから帰宅(XF16mm)↓
16f.jpg
熊のイラストが入った看板、前回は無かったような。無視して入る人が多いのでしょうか。
熊は怖いので他のレンズは一切使用せず、トイレだけ済まして退散。
そういえばこの写真だけ手持ち(ISO200、F2、ss1秒)ですが、これはブレずに済みました。
その帰路でまたしてもウリ坊…いや、今度は親子連れに遭遇しました。
今度は親イノシシが子を守ろうとしたのかこっちをずっと見てたので撮影に成功(ブレブレですが)↓
P1290394 のコピー 2.jpgP1290395 のコピー 2.jpg
P1290396 のコピー 2.jpgP1290397 のコピー 2.jpg
最初の2枚がウリ坊を後ろに親イノシシが警戒してる様子。
後の2枚が親イノシシが逃げる(自分がおとりになってる?)様子。
カメラはGM1。こういう咄嗟の時はコンパクトなカメラは役に立ちます。
ちなみにぼくのGM1は咄嗟のスナップ専用と割り切ってレンズキャップはせずに、メインスイッチ以外のダイアルやスイッチ類はテープで固定(SS優先AEにして1/250固定)。
フラッシュも禁止にしてテープ止め(ふいに飛び出すことがあるので)して連写モードに設定。
14mmパンケーキ(LUMIX G 14mm F2.5 II ASPH.)はコンパクトなカメラ&レンズでありがちな繰り出し式レンズではないので、起動はかなり高速で手荒に扱っても故障しにくいというメリットもあります(過去使っていたRX100で、繰り出し式レンズは起動が遅い上にぶつけて故障する可能性が高いことに気づいた)。
これで手持ち撮影でほとんどブレずに撮れます…と言いたい所ですが、この写真は慌ててたのでブレブレ。
一応ウリ坊もブレながらも「らしき」姿が写ってます。

最後にダムのトイレで撮影した今回の装備写真↓
P1290398b のコピー 2.jpg
鏡なので左右逆転してたのをさらに逆転させてます(笑)。
前回はフルフェイスメットでしたが、かぶったままの撮影がしづらかったので今回はジェッペルに変更。
ゴーグルは去年だったか一昨年だったか、たまたま模型材料買いに入った近所の立派な模型屋さん(タムタム)のミリタリーコーナーで偶然発見・購入した新品のボレーの特殊部隊用(今となっては型遅れ物)でして、10年くらい前にサバゲーやってた時に愛用してたものと全く同じものなんですが、これがかなりの激安価格で売られていた(2,000円いってなかったような記憶)ので即買いしました。
このゴーグルがまたバイク用にうってつけで、レンズは二重密閉式(中空)で内面は防曇コーティングがされているようなのでまず曇らない(メガネは曇るけど…メガネ使用者はホント不便な人生を送ってると思う)。
デザインも昔のオフ用ゴーグルっぽい形なので好感度大。

寒さ対策は、前回より季節が進んで確実に冷えてきてるのがわかりきってるので、モンベルの冬山インナー(上下)とフリースジャケットを中に着用しまして、頭部もモンベルのバラクラバ被ってます。
このバラクラバがなかなかの一品でして、ぼくが20代の頃に行ってた雪山ツーリングなんかで使用してたバイク用アパレルのバラクラバとは雲泥の差。
縫い目がメットに圧迫されて頭痛がしてきたり、通気性が悪くて湿気でビシャビシャになったりしません。しかもちゃんと暖かい。山装備はバイクに最適だと思います。
ただ、フリースジャケットの上に着たウインドブレーカー的なジャケットのサイズが小さくて少し着ぶくれ野郎になってしまいました(フリースがLでウインドブレーカーがM。逆だったら良かったのに…)。
あとは首に毛足の長いフリースネックウォーマー。これは山装備ではなくて安物ですが、これは効果テキメン。
以上の装備でなんとか帰宅まで凍えずに済みましたが、真冬はこれじゃ無理ですな。
そういえばレンズやカメラ等はどこにあるのかと言いますと、ニッコール24mmとニッコール85mmはジャケットの腹部両ポケットに(なので出っ腹に見える…いや元からか)一番デカいディスタゴン35mmはマウントアダプターを付けたまま左後のポーチに、XF16mmは写真にも写ってますがX-T1に付けっぱなしで左腰部にぶら下げ、その後ろに折りたたんだ三脚を侍の刀のように挿してあります。
右側ポーチにはGM-1と予備バッテリー(GM-1とX-T1用両方)や小さい工具等の小物類、その後のポーチに財布とケータイ。
ポーチ類は前回同様コブラベルトで楽々一括装備。
グローブは操作性を優先させて、随分昔に買ったどこの馬の骨とも知れぬ薄っぺらい冬用でしたが、これはイマイチでした。
ブーツは…今回も履くのが面倒だったので普段履きのコンバース(ブーツじゃない)でしたが、靴下を婦人用防寒ニーハイソックスとフリースソックスの重ね履きで膝から下は無敵でした(太ももと腰回りだけ少し寒かった)。

今年の真冬は久々に遠出したくなってきました。
そのためにはジャケット類をもうちょい改善する必要ありかな…いやその前に仕事しなきゃもう懐ヤバす。

カメラネタのプチ遠出ですが、一応走行データも記録↓
総走行距離:158.1km
所要時間:約7時間
ガソリン代(ハイオク):546円
燃費:35.6km/l
食費:缶コーヒー1本で240円(怒)
posted by 文鳥 at 05:43| 東京 ☀| Comment(4) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする