2018年07月24日

リアサスとヘッドライトのその後

前回の遠出で応急的に交換したヘッドライトバルブをちゃんとしたものに交換しようと作業↓
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これが苦肉の策で取り付けたRP35改電球。
電球のガラス径がデカくて裏から入れられず、レンズを外して表から取り付けてあります(写真上)。
取り付け部のツメはニッパーで切り抜いて製作(写真下)

リフレクター面には取り付けた時に付いたと思われる指紋の跡があったので柔らかいウエスで拭いたところ、妙に細かい傷が付いて白く曇ってしまいました。
そこで、研磨して鏡面に戻してやろうと部屋に戻って電動リューターにバフを付け、コンパウンドでキュイ〜ンとやったら…↓
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こんななっちゃったよ〜!!
「え?これメッキじゃないの?なんでなんで!?」とネットで調べると、ヘッドライトのリフレクターに使われているメッキは通常よくある頑丈なメッキではなく、非常〜にデリケートな極薄メッキによって反射効率を最大まで引き出しているため、表面に触るのはご法度とのこと。
そんなん初めて聞いたっつーの。
これはさすがに個人では復活させられなそうなので、とりあえず以前バハに使っていた小糸製作所のライトユニットに交換↓
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レンズもリフレクターもプラスチックなので非常に軽量ですが、レンズの形があまりビンテージっぽくないのが残念。
横から見た時の形状が全然違います↓
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向かって左の丸く飛び出してるのが元のレンズ(CD50用。スタンレー製)、右が小糸製作所のもの。
まぁ興味ない人からすりゃどうでもいいレベルか。

そしてヘッドライトと同じく、前回の遠出で判明したリアサスの異様な硬さの原因を探るための作業。
「取り付け部の締め付けでギチギチになってたのではないか」という推測が合ってるか確かめるために、まずはリアサス上下のボルトを緩めてみましたが、結果は変わりなし。
シートに上から体重をかけて押し込んでもリアサスはほとんど沈まず…。
ということはもう完全にスプリングが硬いっつーことで確定です。見た目普通なんだけどなぁ。
そこで他車種のリアサススプリングで柔らかくて使えそうなものをネットで検索するわけですが、やはりスプリング内径とか自由長などの重要な(マニアックな)サイズを記載している人なんておらず、現物合わせという名のギャンブルをする羽目になりそう。

そんな感じでいろいろ調べているとXL250、350、そして国内盤であるSL250Sも、純正リアサスが2レート式(バネレートの違う2つのスプリングを組み合わせたもの)であることが今さらながら判明。
あれ?じゃぼくのXLに付いてたリアサスってなんなの?という謎が発生しますが、この辺はまだよくわかりません。
ダンパーの形を見ると純正っぽいので、恐らく当時のレース用とか重量の重い他車種用のスプリングに変えてあったのかもしれません。
元々輸出仕様であることを考えても、身体のデカい外人さん(体重100kg以上とか)がレースで飛んだり跳ねたりするためにバネレートの硬いものを入れていた可能性もあります。うん、たぶんそうだ。

そこで早速ヤフオクでSL用のリアサスを検索しましたがやはりそんなレアなものは無く、最後の神頼みであるセカイモンでXL用を検索。
ところが意外とリアサスが出てない。あってもかなりボロいのばっかり。全外人レースで使ってたのかよ!っていう感じ。
そんなボロいリアサス数件の中から安さと程度のバランスの良さそうなものをポチりました。
ちなみにセカイモンでもガスが残留してたり発生するようなものは輸入できない可能性もあり、リアサスも審議されたようです。
フューエルタンクなんてどうなんだろ?完全に揮発してれば大丈夫なのかな?

しばらくの期間を経て届いたのがこれ↓
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かなりボロいですが送料込みで5,993円。
表面はどういうわけか黒スプレーで乱雑に塗装…というかぶっかけられてます。それも車体に取り付けたままぶっかけた感じ。外人さんよ…。
くくりつけられていた紙には「Good」とか書かれてましたが、スプリングを外してみたらロッド曲がってやんの↓
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どこがグッドやねん(笑)。
まぁダンパーは必要ないのでどうでもいいんですが、それにしても汚い。
スプレー以外にも泥とオイルの混合汚れが全体にコーティングされていたのでツールウォッシュでクリーニング。
するとスプリングの本来の状態が現れました↓
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塗装はちょいちょい剥げてて、柔らかい方のスプリングにはフルボトムしたと思わしき剥がれもガッツリありました。デカい人が乗ってたんだろうな〜という印象。
これはフレームをダイヤモンドコートする際に一緒に出そう。いつになるかわからんけど。

んで早速取り付け…と思ったらダンパーが太くてスプリング間の輪っかが入らないので、リューターで36パイまで拡大↓
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スプリング内径は全然余裕でした。
そして取り付け完了↓
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手でシートを押してみると…おぉ!ちゃんと沈む!(それが当たり前なんすけど)
全体像↓
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リアサス上部の取り付けは車高が低くなる方(といっても誤差レベルのわずかなもの)にしました。
旧車ならではのヤレ感ありありな見てくれですが、始動性などの機関は絶好調。
お金貯まったらまたバハの時のように全バラしてキレイにレストアする予定です。

リアサスを取り付けたついでに、他の細かいとこも作業。
スキッドプレートの裏に溜まってた砂利やら石やらを除去しようとスキッドプレートを外したら、フレームにも溜まってました↓
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これは前回の遠出で気になっていた謎のビビリ音の究明の一環ですが、念のためタペットクリアランスもチェック↓
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吸気側が狭くてやりづらかったですが、吸・排気共に異常なし。タペット音ではなかったようです。

フロントブレーキワイヤーを新品交換↓
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ゴムカバーの形状やナットのサイズが変更されていますが取り付けには問題なし。

クラッチワイヤーも新品交換↓
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こちらも純正とはナットのサイズが違いますが、小さくなったので改良ということなんでしょうか。
ちなみにワイヤー類はリアサスと同時にセカイモンで注文。
元々付いてたワイヤー類は予備として保管。

そして後日、こんなものもセカイモンで買いました↓
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鍵付きフューエルキャップです。
純正キャップはシンプルでいかにもビンテージな感じでいいんですが、ちょっと薄すぎる上に浅い溝が外周にギザギザ入ってるものの全然グリップ感が無くて回しにくかったので交換しました。
日本国内でもCD50とかXL230のキャップなんかは鍵付きで回しやすい形状で、ぼくのXLにも使えるんですが、蓋のサイズが純正と比べると少しデカくてあまりカッコよろしくない。
そんな時たまたま検索してて見つけたこのキャップを購入したわけですが、届いてみたら海外製品にありがちなグリスコッテコテ状態だったので、すぐバラして清掃(写真下)。

取り付けてみたら…おぉカッコいいではないか↓
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サイズ感も形状も純正っぽさ、ビンテージ感抜群で回しやすくて言うことなし。
これで防犯度合いもアップ(笑)。

そして先日の東京の最高気温記録が40℃を越えた日、ワンフェス開催も近いのでやることもあったんですが、ふと「今富士山五合目って涼しいんじゃね?」と思いつき、リアサスの具合の確認も兼ねて昼の15時頃出発。
予定としては道志ルートで富士山五合目行って富士山周辺を回って、その日の内にすぐ帰ってくることにしました。
走ってみると意外と風が心地よく、町中でもそんなに苦痛は感じませんでした(さすがに日なたで信号待ちすると暑かったけど)。
服装も近所で買い物する時と同じようなラフなカッコ(Tシャツ1枚に薄手のズボンにバンズのスリッポン)で出動したので、けっこう開放感あり。
ちょい乗り感覚のプチ遠出とはいえ、キレイな写真も撮れそうな気がしてα7IIも持ってきてたんですが、これが後々ガッカリなトラブルを巻き起こします。


妙に狭い所にある道志ダム↓
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こじんまりとした佇まいと、やたらデカい看板がちょっとグッときます↓
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雑な合成パノラマ写真。
ゲート(というのか?)には昭和30年建造とありまして、そのレトロな文字と相まってゾクゾク感もアップ↓
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水面の高低差もたまらん。

富士山の近くでいい風景を発見↓
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この先は自衛隊演習地となっていて事実上の行き止まり。
結局富士山五合目は9月10日まで一般車両が入れなかった(バスのみ行ける)ので、富士山周辺をぐるりと1週して帰ってきたんですが、富士山スカイラインでは日が暮れたこともあって、都市部の酷暑というのが嘘のような寒さでガタガタ震えました。
日中も過ごしやすい気温だったんだろうなぁ。

途中の夕暮れの風景↓
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所々に設置されてる電光掲示板によると大体25℃前後だったかな。そりゃ寒いわけだ。

★走行データ★
総走行距離:288.5km
初回給油時の燃費:30.0km/l
2回目給油時の燃費:35.5km/l
平均燃費:32.7km/l

ガソリン代(ハイオク):1,957円
食費:338円(自販機缶ジュース込み)
総額:2,295円

…さて、皆さんお気づきでしょうか。
α7IIで撮影した写真が一枚も無いんです。
実は帰宅してからPCにカメラのSDカードを差し込んでデータを取り込んだんですが、αのデータは以前に撮影した仕事用のドール写真のみで、今回のプチ遠出の写真が一切記録されてませんでした…ギャーーーン!!
原因は恐らくSDカードを差し込んだ際に接触不良したままになっていたのではないかと推測。
α7IIはカードが入ってなくてもレリーズできる(シャッターが切れる)ので、ロクにファインダー情報を見てないぼくの不手際かと。
ちゃんとファインダーチェックしてれば「NO CARD」という表示が出てたんではないかと思われます(確認してないので確実にそうだったとは言い切れないですが)。
カードが入ってないとレリーズされないような設定もできたらこんなトラブルも無くなるのに…と思ったのでSONYに要望出しときました。
あ〜せっかくキレイでカッコいい写真何枚も撮ったのにな〜。
まぁ広角用として持っていったGM1でも少し撮ってたのと、αの撮影枚数もそれほど多くなかった(恐らく20枚も撮ってなかった)ことが不幸中の幸いでしょうか。

そして、最大の懸念だったリアサスの具合ですが、見事解決しました!
今まで度々感じていた、些細な段差や舗装の荒れ等でガツンガツンと内蔵に響くような不快なショックは解消!
やはり今までのスプリングはレートが硬すぎたんですね。
つーかなんであんな硬いスプリングが入ってたのか…。
せめてプログレッシブサス(途中で巻き数を変えたスプリング)が入ってたらこんな苦労はしなかったんだろうけど、おかげでサスについていろいろ勉強になりました。
こうなってくるとフロントフォークのバネレートも少し弱めたくなってきます(若干初期入力が硬い感じ)。
ただエンジン回した時に聞こえるわずかなビビリ音だけは今も原因不明。タンク裏に何か当たってるのかな。

ヘッドライトは流石に現代のライトユニット+ハロゲン電球なので何の不安も無い明るさでしたが、ハイビームトラブルはまだ手付かず。

あと今まで「80km/hが辛い」なんて言ってましたが、バランサーの無いエンジンから出る「ブ〜〜〜ン」という共振さえ気にしなければ、80km/h巡航できますね。
パワーバンド入ってからのモリモリ感もなかなかのものです。
考えてみれば、レースでぶん回して使うことも想定して作られてるのでそれくらいできて当然なんだろうけど、やっぱりカムやクランクシャフトの負担を想像すると共振の出ない60km/h以下で走りたくなります。
高速道路も無難な速度で走れるとは思いますが、長い区間休まず走ったらビリビリ振動で手がおかしくなりゃしないだろうかという心配もあり。
でもまぁ町中や田舎道を、適度な速度やトコトコレベルの速度で走った時の心地よさは、何物にも代えがたい魅力があります。
posted by 文鳥 at 20:06| 東京 ☀| Comment(2) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする