2020年01月26日

マフラーの塗装と廃ロープウェイ

前回の記事から早2ヶ月半ほど、時はいつしか年が明けて2020年となりました。
正月に義兄の家に挨拶にいってから全然触ってなかったXL250K2(以降XLと記述)ですが、そろそろマフラーを再塗装しとかないと近い内に錆(さび)で穴開いちゃうような気がして、ちょうどお金も少しあったのでマフラー一式を外して塗装屋さんに出すことにしました↓
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エキパイ部分はこの有様。錆憎し!
まぁ今のうちならブラストかけても穴は開かないだろうと予想。
もし開いちゃったら一旦引き取ってフジタケさんに溶接で塞いで整形してもらうか、エキパイ部分を丸ごとリメイクしてもらうか、と計画。

で、塗装屋さんですが、過去にバハのカスタムでお世話になった西村コーティングさんにまた出そうと思ってたんですが、いきなり埼玉に引っ越しされていたので断念(現物見ながら説明する方が手っ取り早いので)。
そこで新たに近場で高性能な塗装をしてくれる塗装屋さんを検索。
見つけたのは「鈴友株式会社」さん。
なんと以前シートの張替えでお世話になった大木製作所さんのご近所でした。
使用する塗料は「セラコート」というもので、かなりの強度・耐候性があるとのこと。
しかもマフラー用断熱塗料の「サーマルバリアー」ってのがすごくて、ガンガン走り込んだ直後のエキパイに素手で触っても火傷しないという、夢のような塗料もあるとか!?
この塗装なら真夏の渋滞で左内ももが熱くて地面に足下ろせないなんてこともなくなる〜!と喜び勇んで問い合わせしてみると…残念!サーマルバリアーは廃盤だそうで、同様の塗料「ブラックアイス」というのもあるんですが、塗膜表面がかなりザラザラになってしまうようなのでこれは諦めました(泥汚れが落ちにくそうな気がしたので)。
したがって施工してもらう塗装は耐熱のセラコート「C-7600グレーシャーブラック」に決定。
これも通常の耐熱塗料よりも断熱性あるようだし、1200℃に耐えるって凄すぎ(XLのエキパイにはオーバースペック…)。

外したマフラーとその他パーツ↓
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マフラー本体の下にある金属板は、マフラーとバッテリー搭載位置の間に設置される遮熱板。
裏側にはポリプロピレンと思わしき樹脂板がリベットでくっついています↓
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セラコートは1液性の常温乾燥なのでプラにも塗れそうですが、やっぱりちゃんとバラして鉄板だけ塗りたいのでドリルでリベット除去。

メインのヒートガードには車名のエンブレムが、はめ込みのリベットみたいなやつ?(名称不明。切れ込みの入った薄くて丸い鉄板で断熱材らしきものを挟んでいた)で固定されていたのでラジオペンチで再利用できるように外しました↓
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エンブレムとガードの隙間にはアメリカのものかもしれない泥汚れが残ってました(笑)。

アポとってGO!↓
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写真は帰り道の銀座。
過去、バイクネタ以外でもなにかとここを通ることがあるんですが、どういうわけかいつも混雑せずにスイスイ走れる好きな道。

仕上がり予定は現在受注が多くて2月中旬になっちゃいそうとのことだったんですが、きっかり1週間で完成!
速攻で受け取りに行きました。
マフラー本体↓
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持ち込みに行った際、塗装見本を見せてもらったんですが、全く同じでスベスベ塗膜。
ただ、やはりサビ跡は残るわけでこのような感じに↓
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まぁこれで赤錆は湧いてこなくなっただろう。

ヒートガードはこんな感じに↓
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こっちはほとんど錆びてなかったのでキレイなもんです。
あれ?でもなんか一部凹んでるような…今まで気づかなかった…まぁ気づかなかったということは些細なレベルだ(と自分に言い聞かせる)。
ネジ穴(写真2)の中までちゃんと塗れています。
ちなみに写真3は裏側。けっこう細かい錆びがありましたが消え去ってます。

その他マフラー関連パーツ↓
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一番大きいのがインナーヒートガードとも言うべきもの。
左下がバッテリー部遮熱板。
三角の部品はマフラー本体のステー。
丸いのがマフラー根元のフランジ。
その下にあるパイプを割ったような2つの部品はフランジとマフラーの間に入る押さえ部品。
ナットのくっついてる小さなステーはメインのヒートガードをエキパイ付近で固定する部品。

エンブレムも再利用部品ですんなりくっついたので、白部分にあった剥がれをチープに補修↓
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そういやこういう金属エンブレムってのも昨今の車両では無くなりましたね。

バッテリー部遮熱板にプラ板取り付け↓
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ホムセンで売ってたアルミリベット(1袋100円)だけ買ってきてハンマーで潰して固定!
いつものようにガサツな作業によって表に少し傷ついちった。
その遮熱板を取り付けるとこのようになります↓
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う〜んいい色!
ちなみに塗膜に付いた傷は「パリッ」と剥がれるようなことは全く無く、少し柔らかさのある塗膜が「ネリッ」と削がれるような雰囲気です。
柔らかいといっても、塗膜表面は硬さを感じるのが不思議。
かなりの密着性があるようで、恐らく下地の金属は出ていないと思われます。
塗膜の厚みもコッテリしてるのかと思いきや、ミクロン単位のかなり薄いもののようで、マフラー本体の細〜い線で刻まれた刻印もクッキリ残っていました。

そして組み立てたマフラーを取り付けてフィニッシュ!↓
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うぉ〜!違和感無し!いい色!いいつや消し具合!
気になるお値段は…
マフラー本体 20,000円
ヒートガード 5,000円
遮熱板・インナーヒートガード 各2,000円
その他小物 各1,000円
合計38,500円(税込)
でした。
プロの設備でブラストから塗装まで熟練の職人さんがやってくれると考えれば納得のお値段だと思います。
自前で塗装できる環境をお持ちの方は、塗料だけでも買えるようなのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

エンジンを掛けてみると塗料の焼けるような匂いを微かに感じます。
これは小一時間乗って揮発を促したくなる…というか、ただ乗りたいだけ。幸い今日は季節外れの温暖な気候だし。
というわけでまた陣馬山へ↓
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ここは和田峠越えた西側のベンチがある所の手前。
改めてマフラーと車体のハーモニーを堪能↓
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路面には水が流れてたり濡れてたりする所もあったので、もうエキパイに泥色が付いてしまいました。
でも塗膜表面がスベスベなので、たぶん汚れも落としやすくなってると思います。
ちなみにこの2枚の写真は昨年末に購入したフォクトレンダー(コシナ)のAPO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical(以降アポランター50と記述)を付けたα7IIによるもの。
標準域レンズはすでにオールドレンズで3本、フォクトレンダーNOKTON 58mm F1.4 SLII N(以降ノクトン58と記述)とか少し広角寄りのフォクトレンダーNOKTON 40mm F1.2 Aspherical(以降ノクトン40と記述)もあるんですが、オールドレンズはともかく比較的新し目のノクトン40でも開放近くでは高コントラストな部分に色収差が出てしまうようで、メッキや金属部分の多いバイクを背景ボケで撮影しようとすると、反射光部分に色収差が顕著に出て悩ましかったんです(Lightroom5で補正も可能な場合もあるんですが、収差と近い周波数の背景や被写体の色(青や紫や緑)にも補正がかかってグレーになってしまうなんてこともよくありました)。
昨年末に発売されたこのアポランター50はこの色収差を、電子補正ではなく光学的に極限にまで出ないようにした高性能レンズで、今までの他メーカーなら数十万円してしまうような性能が十万円ちょいで買えてしまうってんで予約購入しました(残念ながらノクトン58と40の2本を下取りに出したので実質12,000円程度で買えたんですが、ホントは2本とも置いときたかった)。
前出の写真を撮影した時は開放(F2)とF2.8の2枚で撮ってましたが、開放でも色収差が強力に抑えられており、F2.8にすればほぼ完全に出なくなりました。夏場の強力な日差しのメッキ反射がどうなるか…見ものです。

話は元に戻りまして、この日は夜19時以降に佐川急便から荷物(バイクネタ)が届く予定だったので、あまり遠くへは行かずに100km程度で済ませるつもりでしたが、気温も異例の暖かさで非常に快適だったということと、いつものコース(町田〜陣馬山〜相模湖〜町田)を1周すると2時間程度で終わって物足りないという気分もあって少し遠回りすることに。
山梨・長野方面へ行く際の定番ルートの途中にある小菅村を通って、定番ルートなら北上して丹波山村へ行くところですが、さすがにそこまで行くと19時までに家に帰れなくなりそうなのでここらで折り返し。
とはいえ来た道引き返すのはつまらないので小菅村から東へ進んで奥多摩湖へ↓
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奥多摩は地元バイク乗りの方々にとっては超メジャースポットなのですが、ぼくはどういうわけかあまり来てませんでした(周辺の道はちょいちょい通るけど)。
なので奥多摩湖周辺の道はあまり知らなくて、家に近いルートはどこなのかもわからず、方角と標識の地名を頼りに進行。
「すぐ帰ってくるし、身軽に行こ〜」と地図的なものは一切持ってこなかったのです。

なんとなくで奥多摩周遊道路を通ることにしたんですが、このあたりから少々ウンキッシュな状態がじわじわ始まりました。
「まぁまだ全然我慢できるし、そのうちどっかコンビニあるっしょ」と進行。
すると奥多摩周遊道路に入ってすぐの広い駐車場の中に、いきなり中途半端な高さの鉄塔が現れました↓
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よくみるとロープウェイの支柱のようです。
「あ!これあの廃ロープウェイのやつか」と気づきました。
過去いろいろ廃墟とか廃線とか調べててその存在は知っていましたが、徒歩で長時間歩かないと行けないようなとこなんだろうな〜と思って行こうとは思わなかった場所。
そういや奥多摩湖にあったんだと思い出しました。
そのワイヤーロープをたどって山の方を見ると、木々の向こうに何かが見える↓
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この場所はどうも道からそれほど遠くなさそうで、歩いてすぐ行けそうな気がしたので周囲を見回すと、ブロック塀の一部が斜めになっているのが見えました。
「階段あるじゃん!」と早速バイクで階段の根元へ行ってみる↓
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立入禁止看板とか柵とかは何もなく、入っても怒られなそうなのでこれは行くしかないでしょう。
ちなみになんでこの写真が白黒なのかというと、広角スナップ用で持ち歩いてる安いレンズのGM1による撮影なので、空と木々のハイコントラスト部分にけっこうな色収差が出てしまって見苦しかったからです(Lr5で補正もできなかった)↓
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階段の写真の左上の空部分を等倍拡大した状態です。
木々と空の境目に鮮やか過ぎる青や紫の色が見えるかと思います。
もしかしてもっと露出を暗めにすれば色収差も抑えられるのかなぁ?と今思った。
というわけで以降、たまに白黒写真があります。

もちろんここからは徒歩です。
トライアル競技やってる人ならバイクでも行けるだろうけど、階段の先はかなり低い柵しかないようなので万が一転落したらヤバそう。
登ってみると上の方の階段には土が堆積しており、昨日まで雨(雪?)が降ってたせいかかなりスリッピー。
階段を登り切るとこんな建造物が木々に囲まれて佇んでいました↓
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入っても怒られない廃墟で、ここまでしっかり残ってるのは今時珍しいんではないでしょうか。
建物横からはプラットホームの全体が見えます↓
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こんな状態で残してくれているのがありがたい!
普通、車両とかの乗り物って真っ先に撤去されそうなもんですが、なんでこんなに残ってるんだろう?

建物入り口↓
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せっかくのレトロ廃墟に無粋な落書きはヤメてぇ〜。
せめて建物の時代に合ったレトロな落書きを…いやそういうことじゃない。

入り口を入ると目の前に受付だったと思われるカウンターがあり、そこには旅ノート的なノートとペンがありました↓
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こういうのは建造物に直接被害が無いし、景観的にもほとんど影響しないからいいっすね。
欲を言えば汚れや風雨に耐えるように缶に入れておくとベスト。

カウンターを裏側から見た図↓
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あのコーヒーカップ、もうちょい小さけりゃカウンターに置いてあるように見えたのに…ってそういうことじゃなくて、落書きすんなっつーの。
まぁ意味不明で若干可愛げのあるタッチなのは嫌いじゃないけど。

男子トイレ↓
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ここも残ってはいるものの、かなり荒らされてます。
小便器↓
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一番右端はかろうじて使えるか。
しかしなんで壊しちゃうかねぇ。破壊以外にストレス発散の仕方を知らないのかなぁ。それか、発散が追いつかないほどストレス抱えちゃってる不憫な子なのか…。

謎の部屋↓
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安いレンズ(14mmパンケーキ)付けたm4/3機のGM1だけど、超コンパクトであるメリット以外に、たまにこういういい雰囲気の写真も撮れちゃうから手放せません。
m4/3の弱点である高感度時のザラザラノイズも、見方を変えればフィルムの粒状感に見えなくもない…。
ちなみにこの時はα7IIも腰のポーチに入れており時々撮影しましたが狭い空間が多く、広角レンズじゃなかったのでなかなかいい構図で撮れず。

機械室↓
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暗くてよくわかりませんでしたが、モーターは無かったっぽい(実は対岸にある)。
この写真はRAW現像時にかなり明るく補正しているので、肉眼で見ると実はかなり真っ暗。

ロープウェイの規格看板↓
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昭和36年10月といえば、中岡俊哉さんの有名な著作「恐怖の心霊写真集」第1巻(昭和49年初版)の表紙の写真がちょうど同じ年月の撮影。
子供の頃は心霊写真が大好きで、この「恐怖の〜」シリーズは全6巻だったと思うんですが、ぼくは「鑑定入門編」以外の5冊を持ってます。
なぜ鑑定入門編は買わなかったのかというと、子ども心にもネタ切れ感のある内容で文字が多く、あまり面白くなかった印象だったから。
このシリーズを今読み返すと、昭和の風景や当時の人々のリアルな姿が大量に掲載されていて、たまに使用したカメラやフィルムのことなんかも書いてあって、昔とは違う視点で大変興味深い本です。
心霊写真のネガを今のスキャナーで取り込んだらもっと鮮明に見えるんだろうな〜。
ちなみに「耗」という単位は「mm」のことだそうです。

改札↓
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AFだから奥ピンになってしまいました。MFで撮ればよかった…。

改札を乗り場側から撮影↓
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しかしこのロープウェイ、片道いくらだったんだろう?

そしてプラットホーム↓
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やはり色収差が醜いので白黒化。
怪我の功名か、カラーよりカッコいい気がします。
意外にもカゴ(正式名称はなんていうんだろうか)自体には落書きがほとんど無くて一安心(小さいのはある)。

カゴの中↓
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けっこう暗くなってきてたのでシャッタースピードが遅くなって微ブレしてます。

カゴの中から↓
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上部のメンテ用なのか、ホーム両側には上に登るハシゴがあります。

駅名表示↓
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「みとうさんぐち」と書いてあります。
対岸の駅は「かわの」。
恐らく向こうにも行けそうな気がしますが、時間的にあまりのんびりしてられないということを思い出し、そろそろ帰ることにします。
ちなみにこの写真はα7II+アポランター50。
RAW現像時の補正無しでも空部分に色収差はありません(ハイライトとシャドウの明暗を若干バランス調整している他はノータッチ)。

カゴのアップ↓
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これもαで撮りたかったんですが、50mmだとかなり距離を取らないと全体が入らず、なかなかいい構図で撮れなかったので断念。
個人的価値観かもしれませんが、やっぱりこういうシンプルな水平垂直基調のデザインって魅力的だな〜と感じます。
やっぱりこういう無骨で味気ない(…はずなんだけどなんか可愛くなることが多い)形の方が好きです。

帰り道は先程登ってきた所を戻るだけなんですが、階段は途中までしかなく、そこまではスリッピーな土の斜面が人の通った跡っぽくなってるだけなので、けっこう気をつけないと滑落・転落の危険性ありです。
足腰の弱い方や運動が苦手なお子様は登らない方がいいかもしれません。

ここまでの探索でウンキッシュ気分も次第に大きくなっていき、バイクのシートに座ると肛門の裏からたくさんのウンコ達が「早く出せ〜!」と大きな丸太ん棒を抱えてグイグイ押してくるような高圧によって、いつもの姿勢で座るとなんか気分が良くない。
しかたなくアーウィン女性探偵社の女性ライダーの看板(わかるかな?)のように尻を後ろに突き出して走行。幸い前後はおろか対向車もほぼ皆無。
時間的にも19時までに家に帰れるかかなり微妙な感じになってきたので(廃墟を出る頃で16:40過ぎ)どっちにしても先を急いだ方が良さそう。
なにはともあれまずこのウンコ達の暴動をなんとかしないと気分良く走れないので、公衆便所かコンビニを探しながらの走行となるわけですが、まぁ〜何もない。
途中に「山のふるさと村ビジターセンター」という施設が現れましたが見事に閉館時間を過ぎていました。
次第にあたりに霧が立ちこめるようになってきて思わず撮影↓
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あまりのんびりしてられないとか言いつつ、霧はレアなのでやっぱり撮影しとかないと。
いい風景とかはどんな天候でもそこに行けば見ることができますが、霧は見たいと思ってもそう簡単には見ることができないってのがレア感あると思うんすよね。
この写真の後にもうちょい濃い霧に遭遇したんですが、過去経験した濃霧(前に伸ばした腕が見えなくなるレベル)ほどの濃さにはならなかったのが残念。
その濃霧はまだ20代半ばくらいの頃だったと思いますが、真夜中2時頃にセローで長野の人里離れた山の中を彷徨ってて(勘で道を選んでた)牧場とかダウンヒルコースの真っ只中を通ったりしてたら突然濃霧に出くわしまして、歩くような速度で進むしかなくて怖さもあったんですが、それ以上にメチャクチャ面白くて、濃霧にはもう一度出くわしたいなぁと常々思ってます。

霧が晴れた所で見えた荘厳な山々の姿↓
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やっぱり山はいいなぁ〜。
…としみじみしている場合ではなく、その後も変な姿勢で走り続けましたが、駐車場はあれど公衆便所が無くて「いよいよ野グソすることになるのか?」と覚悟をして「アクセスしやすく、なおかつ人が来なそうな場所」も選択肢に入れて探しながら走っていると、やっと公衆便所のある駐車場が出現!

※お食事中の方は気分を害される可能性がありますので以下の文は食後にお読みください※

もちろんすぐ飛び込みましたが、街灯はおろか建物内にも電灯が全く点いていない…。
しかしもうここで出しとかないと次いつトイレに出会えるかわからない(土地勘のない場所)ので携帯電話のLEDライトを点灯させてウンコ暴動軍を奈落の底に落とすことにしました。
そう、現代の幼い子どもなら怖くて泣き出してしまうという、今はなかなかお目にかかれなくなったボットン便所ってやつです。
形状も和式で、水洗のように水たまりのようなスペースもなく、便器の枠から内側は全て暗黒の大穴が空いているので、携帯電話や財布等を落としたら確実にゲームオーバー。一撃死です。

携帯電話の明かりだけを頼りに眼の前にある小さな棚(予備のトイレットペーパーを置く場所と思われる。もちろんここにはトイレットペーパーなどという文明的なものも無いのでポケットティッシュを使用することになる)に明かりの点いた携帯電話を置き、ズボンを下ろしてしゃがみこもうとしたその時、いきなり真っ暗闇に!
どうやら携帯電話のLEDライトは時間制限があるらしく、わずか30秒しか点灯しない(点灯時間を設定することもできない。バカじゃねーの!)。
携帯電話のライトを再び点灯させようするものの、扉を閉めた個室はもちろん真っ暗闇で、スイッチの位置がよくわからない。
というのもぼくの携帯電話はまだガラケー(Gz'One TypeX)でして、物理スイッチだけなんです。
物理スイッチなら手触りでわかりそうな気がしますが、このライトのスイッチが側面の狭いスペースに他のスイッチと共に並んで配置されていて、なおかつ常に外側にむき出しの場所なので、知らぬ内に押してしまわないように外装とほぼツライチにデザインされており、手触りで凸凹が認識しにくく、さらにライトスイッチの両隣にはよくわからない(使ったことない)スイッチがつながって配置されている(一つのスイッチの大きさは3x6mmという極小サイズ)ので適当に側面を押さえても謎の機能が起動するばかり。
ライトスイッチはちょうど押しにくい真ん中あたりの位置に配置されてるという悪夢。しかも閉じた状態では点灯せず(全て誤作動をさせないための設計なんでしょうね〜)。
本当なら普段遠出する時は小さなLED懐中電灯を持っていくんですが、この日に限って「すぐ帰ってくるし〜」と、またもや過去の自分のアホ思考によって持ってきていなかったのであります。
しばらく真っ暗闇の中、ズボンを下げたまま仁王立ちでスイッチを探っていましたがライトが点灯することはなく、暗黒の穴からはハエの飛ぶ音だけが虚しく響き渡る…。
しょうがないので扉を開けて外の薄暗い月明かりを頼りにスイッチの位置を確認して点灯。
30秒で消えちゃうので、もう頭上の棚に置いて使用することができず、常にしゃがんだ膝と胸の間に挟んでおくしかない。
こうすれば消えてもすぐ点灯させられるんですが、落下の危険性もあるので少々難易度高めのゲームです。ライトゲーマーはまずやらないゲームです。

やっとのことで暴徒達を奈落の底に落とし終えましたが、次はケツ拭きという試練が待ち受けています。
上着のポケットに入っているティッシュを取り出そうとするんですが、今度はそのポケットが右胸の内ポケで、しかもこれがけっこう深くて左手をかなり突っ込まないと取り出せない状態になっていました。
しかもこの時はウエストに巻くように装着していた2つのポーチ(財布&携帯電話&GM1入れとα7II用)が汚い地面に触れないように首にかけていたのでポーチが邪魔になって一悶着(公衆便所によくある扉についたフックなんて便利なものも無い)。
そんなこんなでなんとか取り出したティッシュはなんと真っ二つにちぎれていました。どうやら長年ポケットに入れっぱなしだったために何度も折れたりしているうちに真ん中のラインから切れたようです。
なので1枚ではもちろん拭き取れるどころか確実に奴らが手に付いてしまうことうけあい(by菓道)なので、4枚(本来の2枚)程度を取り出して使用。
ところがこういう時に限って肛門にしがみついた暴徒の残党がなかなか落ちず、ティッシュ1袋使い切ってしまいました。
そこでもう一度ポケットを探ってみると幸いもう一袋ありました。しかも切れてない!
結局その一袋も使い切ったところでちょうど拭ききれたようで、なんとかこの高難易度ゲームをクリアできました。
やはり公衆便所は電灯と荷物置き場と清潔さが必須なんだなぁと痛感しました。

すっかり真っ暗になった道をまた走り出します。
もう変な姿勢で乗らなくても大丈夫!
気分良く進むと先程の公衆便所から1kmも進んでない距離に電灯どころか自販機すら存在する駐車場が現れて「なんやねん!!」と突っ込まざるを得ませんでした。
あとは東に進路をとってあきる野市を通って帰宅(今マップで調べたら上野原市通った方が早かったかも)。
時刻はすでに19時を30分くらい過ぎていましたが、まだ配達は来てないようです。
「よかった〜」と安心してバイクにカバーをかけていたら佐川の配達員さんがやってきたのでその場で受け取り。
なんというジャストタイミング!
そんなわけで、今回もなにやらウンコ臭いプチ遠出となりました。

<旅データ>
総走行距離:173.9km
所要時間:約6時間

★給油
15:51 1回目給油:78.9km(スタート時のトリップメーターがたしか94kmほどと記憶していたが、正確ではないので推測値) 5.69リッター 938円 燃費:30.3km/l(推測値) 出光小菅給油所
ガソリン費用合計:938円(ハイオク)

★食事
13:56 ファミリーマート八王子西インター店
本格肉まん
ファミチキ
手巻き寿司シーチキンマヨネーズ
手巻き寿司サーモン
午後のミルクティー
*焼きそばパン
*和風ツナパン
*ハムカツタマゴパン
*ビスチョコデニッシュ
食費合計:1,257円
内、持ち帰り(*印):519円
当日消費額:738円

出費合計:2,195円(持ち帰り分減算=1,676円)
posted by 文鳥 at 04:00| 東京 ☁| Comment(0) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする