2016年08月02日

帰ってきたバイクネタ

ブログ記事としても約5ヶ月ぶりですが、この度やっとバイクネタがカムバック!
ブランクが長かったので一応今までの経緯をざっくりと書いてみます。

今まであ〜だこ〜だといじくり回してたバイクは1993年式のHONDA XLR250BAJA(バハ)というやつでして、2005年の初春に購入してすぐに1970年代風味に改造し始めて、6年くらいそんな感じで乗ってました(その経緯はコチラに掲載してあります)。
世間の流行ファッションや音楽でも似たような感じですが、バイクも1970年代と1980年代以降とでは雰囲気がガラリと変わります(中身もバブル景気を受けて年々過激に進化していきます)。
ぼくのバハは基本設計が80年代半ばのものなので、フレーム形状やらリアサスの方式やらが70年代のバイクとは全然違い、上記の70年代風改造はけっこう強引な感じでした(お金もあまりかけなかったし)。
んで6年ほど過ぎた頃に「やっぱ本物の70年代マシンの魅力にはかなわんな…」と悟った(気づくの遅い)のと、XR500RとかTT500とかの大きな車格に憧れてしまったということもあり、フレーム形状的にも無理のない80年代スタイルへ改造することになったわけですが、2013年に一応の完成となって今まで乗ってみた結果、やっぱり70年代のバイクを諦めることは出来なかった…。

というわけで、2014年の秋頃に毎度おなじみタックインガレージさんとこで偶然見つけた1974年式のXL350(逆輸入車)を買ってしまいました〜!
この時は大きな仕事を立て続けにこなしたおかげで結構な額のお金を持っておりまして、調子こいて「預けなきゃできないような改造やレストアもやっちゃお〜!」と、以下の加工をタックインさんにおまかせ。
1:あまり好きではない形&音のマフラーをXL250の純正アップマフラーに交換(エキパイをワンオフ製作)
2:マフラー変更に伴うフレーム小加工
3:エンジンもフルオーバーホール。摺動部にはWPC処理を施工。
4:6V電装を12V電装に改造(ジェネレーター巻き直し。6V車はバイアルスで経験済みなので…)
5:バッテリーレス化
6:エンジンやフレーム等の外装部再塗装(今回はタックインさんのお隣にある菅沼塗装工業さんで施工)
7:シート張替え
8:主要金属部品は上質なクロームメッキ。その他ネジ類はとりあえずのユニクロメッキ。
9:ステンレススポークに張替え
…といった具合。今回はハナから思い切りよく大盤振る舞い。
マフラー形状の違いはこんな感じ↓
XL350 K0.jpgXL250 K1.jpg
ダウンマフラーの方が350。
YouTubeでこのXL350の音を聞くと、ちょっと抜けが良すぎるような爆音な感じだったので、250マフラーならもうちょい排圧抑えてあってぼく好みかな〜と予想(購入したXLは一度もエンジンかけずにバラしたので生音はまだ聞いてない:笑)。
エキパイワンオフっていうのは、やはり250のエキパイのままだと付かないし太さも違うので、ステンレスで特注(施工は過去にもタックインさん経由でお世話なってる藤竹金属工業所さん)。色は純正っぽさを維持するためにつや消し黒に塗装予定。
ちなみにこの写真の350は初期型のK0で、250の方は2型にあたるK1(共に輸出仕様)。
日本国内ではXL250とほぼ同じルックスのSL250が販売されていました。
今見ると超カッコイイスタイルだと思いますが、当時は軽量高性能な2スト勢人気に押されてイマイチ人気が無かったそうです。当時はまだ林道ツーリングブームが来てなかったからなのかな?
個人的にはツーリングなら絶対4ストがいいと思うんすけどね〜。あぁでも空冷2ストの音も確かに捨てがたい…でもやっぱ臭いとオイル飛散がなぁ〜。

で、実際に購入したXLのお姿がこれ↓
140904xa のコピー.jpg
まだバラす前の2014年9月の様子。
シートはもう張替え屋さんに出した後だったようなので、そこら辺に転がってた他車種のものを乗せてみました(笑)。
やっぱりこのリアタイヤが車体にめり込んでるような寸詰まり感は現代のバイクには無いよな〜。最高。
形式は2型にあたるK1になるのですが、これがけっこうややこしくて350のK0(初期型)と250のK1(2型)は発売時期が同じ1973年なので同じ「K1」という形式でも年式は1年ずれてるんです。
今回ぼくが買った1974年式の350はK1ですが、全く同じカラーの1974年式の250はK2になるんです。
1974年式から250も350もカラーが統一されたからさらに勘違いしやすいのですが、この赤黒350はK2ではなくK1。
350-K2というと、エンジンもフレームも大幅にリファインされたモデルになって全然違う形になります。
もちろんその250バージョンはK3になります…まぁ重箱の隅的などうでもいい話ですが(初期型をゼロにしたのがややこしさの原因か)。

購入から約1ヶ月後に仕入れられたXL250用マフラー…のカバー↓
141014g のコピー.jpg
国内仕様(SL250)とはロゴが違います。

エンジン周辺↓
140904xb のコピー.jpg
当時っぽい形のキャブが斜めに出てるのがカッコイ〜。今回はノーマルキャブでいこうと思います。

時は流れて2015年7月(もうほぼ1年経ってる…)。全バラし開始↓
150706gb のコピー.jpg150706gc のコピー.jpg
車体↓
150706gd のコピー.jpg
ブレーキは前後とももちろんドラムですが、リアブレーキはロッドじゃなくてワイヤーなんすね。ロッドはあまり好きじゃないからちょっと嬉しい。

同年7月末、腰下バラし開始↓
150728ta のコピー.jpg150728tb のコピー.jpg
このXL(SL)のクランクケースカバーは左右ともに軽量化を狙ってマグネシウム合金製になってますが、このマグ合金ってのがクセ物でして、けっこう水分で腐食するらしく、古い水冷CRなんかだと冷却水の通る部分が腐食してたりするそうです。雨水は大丈夫なのかな?まぁ外身は塗装するから大丈夫か。
オフ車といえば2ストが主流だった時代に、重たい4ストで勝負しようとしたホンダのエンジニアさん達の苦労が垣間見える部分でもあります。現代の水冷4ストオフ車の軽さが信じられない。
でも昔の重たい4ストはそれはそれで良さがあると思う今日このごろ。

ジェネレーター部分↓
150728tc のコピー.jpg
電装系は全然わからないぼくですが、このコイルの線を替えて巻き直すと12Vになるってのがまた不思議。
もちろんそれに伴いハーネスやらなんやらの電装系は全取り換えになります。
これはもう完全にぼく一人では成し得ない改造です。

同年8月、パッカーンなクランケース↓
150818g のコピー.jpg
今の車両は縦割りが主流のようですが、このXLは横割りです。この辺もぼくには手が出せない部分。
XLのエンジンはこの横割りケースもそうですが、ヘッドカバーにガスケットが使われてなかったり、ジェネレーター横のクラッチレリーズ調整穴を塞ぐのがゴムのフタだったりと、けっこうオイル漏れしそうな構造なのがちと心配。まぁドバドバ漏れることはないだろうけど、オイル滲みってけっこう汚くなるんすよね〜。

…で、ここからしばらく作業が停滞してしまいまして(タックインさんの方がなにやら忙しかった様子)その間XLをどうすることもできなかったぼくはカメラ趣味に走ってしまったわけであります。
先日7月21日、小雨降る自宅ベランダにて小さき来客↓
160721a のコピー.jpg160721b のコピー.jpg
カメラはFUJIFILM X-T1、レンズはXF16mm。両写真ともにトリミング&リサイズしてますが、画質補正や修正はほぼ無し(若干ハイライトを抑えたくらい)で全然キレイ。
フジフイルムXシリーズの開発だかの偉い人の話によると、JPEG撮って出しで満足できるような画作りを前提に作ってるそうで、RAW現像する必要がないくらいのレベルを目指してるとか言ってたことを思い出しました。
そういやプロカメラマンの世界でも最近RAWをいじった写真は納品できなくなったとかなんとか、どこかに書いてあったような記憶がありますが、フジフイルムはそれを意識してるのかな?

7月29日、家の前の木で鳴いていた夏の使者↓
160729 のコピー.jpg
カメラはX-T1、レンズはフォクトレンダーノクトン58mm。若干トリミング&リサイズ。
これは少しシャドウを明るくしました。シロウトはRAW現像がやめられません(笑)。

翌30日、タックインさんの様子を見に行く道中↓
160730a のコピー.jpg
カーブミラーで自撮り。
これもX-T1とXF16mm。トリミング&リサイズ。画質はほぼノータッチ(例によってハイライトを若干抑えただけ)。
外出時にはいつも身に付けてるコブラベルト一式(財布&携帯ポーチ、GM1ポーチ、X-T1をぶら下げるキャプチャーをセットしている)ですが、我ながらとてもシステマチックになってお気に入り。
以前の記事ではズボンのベルトに直接ポーチやらキャプチャーやらくっつけてましたが、これだとズボンを替える度にポーチ類も全部ベルトから抜いて付け直す必要があったのに対し、今はコブラベルト(FirstSpear アサルターズ ガンベルト)をズボンに通さずに装着しているので着替え&脱着も楽々。
そしてなんといってもピークデザインのキャプチャーは便利です。
ストラップのようにワチャワチャしないのでバイクによる運搬時にもしっかり身体に密着してるし、この写真のようにすぐ発進しなきゃならないような状況でも脱着は簡単(慌ててミスると落とすかもしれんけど…)。

同じくタックインさんへの道中にて↓
160730b のコピー.jpg
以前にもフィルムカメラで撮影したお気に入り場所です。カメラはX-T1、レンズはXF16mm。
X-T1購入当初「XFレンズの発色がCGみたいでちょっと大げさだな〜」と思ってその後しばらくどんな写真でもRAW現像時にキャリブレーションをPRO Neg.Stdにして派手さを抑えてたんですが、最近はそのままの方がいいように思えてきました(まぁシチュエーションにもよるけど)。
でもやっぱりホントは全部フィルムで撮りたい気分(コストがバカにならないので無理)。

んで、タックインさんに到着したら、長いこと停滞してた作業が少し進展してるのが確認できまして、今年こそはXL乗れる!?と気持ちが高揚している今日このごろでございます。
再メッキ(クロームメッキ)された金属部品類↓
160730d のコピー.jpg
キックアーム、クラッチやブレーキのレリーズ、主要シャフトやカラー類、などなど。
ちょっと純正っぽくないような気もするけど、組んでみれば面積的にそんなにギラギラはしないかな?

天気予報では今年の夏は猛暑だなんて言ってるし、ワクワクが止まりません。
なんにせよ、早く乗りた〜い!
posted by 文鳥 at 06:40| 東京 ☁| Comment(6) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
やっと見えてきたって感じですね!
読んだだけでも、ものすごいことになっているんじゃないかと思えてきます。
アップマフラーはフレーム加工が必要なんですか〜。
私のXLはK3ですから(350ccだからK2?)エンジン以外は別物のXLになるんですね。
ところで、コイルの巻きなおしをすると12V分の電力が発生すると言うことでしょうか?
私のXLも12V可をしていますが、ノーマルのコイルだと発電量が足りず、夜間走るとウィンカーが作動しなくなります。
近々TL250にナンバーを付ける予定ですので、コイルの巻きなおしも検討してみます。
それにしても楽しみですね!!
Posted by goto at 2016年08月03日 15:29
>goto様
お久しぶりです〜。
なんか今さらながらに「ノーマル状態でも乗っときゃよかったな…」と思ってます(笑)。

フレーム加工ってのは、マフラーの変更だけなら必要ないステーの除去(ひょっとしたらネジ穴増設もあるかも)とかぐらいで済むと思うのですが、今回はあとシートレールのテール部分の一体化もさせます。
というのは、恐らくテールランプ一式を簡単に脱着できるようにするためのものだと思うのですが、シートレールの後端部分がボルト2本で脱着可能になってて、メッキのループパイプが入るようになってまして、そこにテールランプ一式がくっついてます。
そのパイプを溶接で一体化させてフレームと同色にしてシンプルにしようというわけです。

コイルの巻き直しはぼくも専門外なので正確なことはわかりませんが、巻き方はけっこうシビアらしいですよ。
今回の施工は関西の専門業者さんに出してやってもらってるみたいで、機械で巻くらしいです。
手だと正確なピッチで巻くのが困難だからとかなんとか聞いたような記憶があります。

ぼくも以前6V車であるTL125バイアルスをノーマル状態で乗ってましたが、アイドリング時にウインカー点滅しませんでしたね(回せば点滅した)。
恐らく放ったらかしのバッテリーが劣化してたせいだと思いますが、ヘッドライトも昔のママチャリ用ダイナモライトに毛が生えた程度の光量しかありませんでした(まぁそれはそれで夜中の林道が楽しかったんですが)。
でもさすがマグネット点火なのでエンジンはマトモに動いてました。

巻き直しは発電の根本部分を替えるってことだから、正式に12Vになるんじゃないんでしょうか(回転数の違いもあるから安定して12V出力するってわけじゃないんだろうけど)。
ぼくも電装系はシロウトだからこれら発言についてはあまり自信ありませんが(笑)。
でも理屈で考えれば、6V車でも発電量と点火&燈火類の電力消費量のバランスが崩れてなければウインカーも正常に動くってことなんでしょうね。ライトは暗いんだろうけど。

あと今サラッと調べたら、車種によってはヘッドライトやテールランプはジェネレーターからの電力で、ウインカー&ストップランプはバッテリーからなんてのもある(他のパターンもあり)ようなので、どこかで電力を無駄に消費しちゃってるか、バッテリーがヘタてってるかの影響でウインカーが点かないってこともあるんじゃないでしょうか。
何にしても電装系は算数入ってくるし、アバウトな施工ができないからムズいっすね(笑)。
Posted by 文鳥 at 2016年08月03日 17:35
旧車と言えば電気系とオイル漏れにつきますね。
ハーネスを一新して、しっかりと12V可すればどれだけ快適かと思うばかりです。
エンジンからのオイル漏れも追求すると結局オーバーホールメニューだと思います。
なので、文鳥さんがお金をかけて乗るのは正解だと思います。
私のバイクのエンジンは文鳥さんのXLのエンジンと同じなので、次の更新が楽しみです(笑)
Posted by goto at 2016年08月04日 08:41
>goto様
ぼくとしては電装系が暗くてもちゃんと作動してくれれば御の字なんすけど、オイル漏れはやっぱり防ぎたいですね〜。
とりあえず完成したら、しばらく乗ってみてどんなもんか様子見です。

あとこれはオイル漏れとは直接関係ないけど、カム両端がただ凹みに置いてるだけってのが気になっちゃいますね。
こういう軸受けは現代の車両にもあるってことを考えるとそれほど重要なことではないのかもしれませんが、けっこう大胆な構造だな〜と前から思ってました。
昔のアメリカのメーカーだと思いますが、カム両端にベアリングを仕込むキットもあったらしく(もちろん要加工だろうけど)これはいつか入れてみたいところですね。

でもまぁ何はともあれ早く乗りたいっす。
Posted by 文鳥 at 2016年08月05日 01:34
突然のコメント失礼いたします。ブログ楽しく拝見させていただきました。
xlx250のエンジン(腰下だけでも)はお持ちではないでしょうか?もし差し支えが無ければ譲っていただけないでしょうか、、、、

返答心よりおまちしております。
Posted by 岡野 at 2016年10月12日 23:28
>岡野様
どうもはじめまして。
XLXのエンジンは残念ながら持ってないです。スミマセン。
XLXはフレーム材質もクロモリだったり、ツインキャブだったりして何気に贅沢な作りですが、タマ数少ないのが悩ましいですね。
個人的にフレーム形状はXLRより好きです。
いいエンジンが見つかるといいですね。
Posted by 文鳥 at 2016年10月13日 02:54
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