2018年04月06日

細かいレストア

XL250K2を購入してから約3ヶ月。
エンジンの調子は絶好調、金属部分もサビが少なく、過去のオーナーさんが交換したと思われる部品もあって程度はかなり良いものではありますが、さすがに44年も前のバイクなので所々ボロい部分も無いわけではありません。
何もいじらずにずっとオリジナルコンディションで乗るという手もあるんですが、外装ならまだしも操作する部品や作動する部品や著しくボロい部分は新しくしたいと思い、チマチマと手を入れました。

とりあえず新品にできる部品を購入↓
001.jpg
1はFブレーキレバー、クラッチレバー、レバー根元のゴムカバー、ウインカーリレー。
レバーとカバーはバハの80年代風改造でお世話になったホーリーエクイップさんにて購入。
ウインカーリレーはバハのものでして、ただ単にバハのウインカーが調子悪くなったのでついでに購入(なぜかこれしょっちゅう壊れる)。
2はCB750K3〜6用イグニッションスイッチ・ロックセット。
なんでキーを替えるのかというと、オリジナルのキーはスペアが無くて複製しようかと思ったんですが、このタイプの古いキーは現在複製できるところが無いらしく、できたとしてもこのオリジナルキーがそもそも複製の可能性もあり(複製の複製はキーがうまく回らなかったりするらしい)ハンドルロックやシートロックもちょっとボロいので、いっそのこと全部交換しちゃうのが得策だろうといろいろ調べた結果、70年代のZ系やCB系等の旧車用リプロパーツ(リプロダクト品。純正部品そっくりに作られたパーツ)を扱っているPMCさんとこでこれを見つけて購入(当時11,000円でしたが、現在少し値上げしちゃってます)。
XLに使えるかどうかは明記されてなかったのですが、形そっくりだしなんくるないさ〜とポチ。

次にハンドル左右のスイッチボックスなんですが、右はXS650を始めとした旧車に強いR-PROカンパニーさんとこで、XLと全く同じ形のCB750Four 1973-75用のものを購入(単体の写真撮り忘れた…。8,310円なり)。
で、左は…と検索するもののこれのリプロ品が見つからない。
あれこれ探していると運良くヤフオクでデッドストック品を発見!
すでに2名ほど入札が入ってましたが、即決で購入(入札してた人スイマセン…!)。
送料込みで1万円は安いと判断。だってリプロ品も無いんだもんね。↓
002.jpg
しかし、いざXLに取り付けようとしたら純正は配線が2分割されて一方はヘッドライト内部、もう一方はフューエルタンク内側のコネクター類の集積してるところにつながっていたので一旦部屋に戻って2分割させました(写真2)。ちなみにハイ・ロースイッチの配線は長さが足りなかったので端子部分から純正のものと交換。

それからエアクリーナーエレメント、フレームとフューエルタンクに貼られているコーションステッカー、右サイドカバーに貼ってある車名ステッカーも新品購入↓
003.jpg
あ、ここに右スイッチボックスの取り付け前写真がありました(1の左上)。
2の車名ステッカーの純正品はさすがにもう手に入らないのでセカイモン(要するにイーベイ)で検索したら、個人でステッカープリンター導入して作ってる強者さんを発見して購入したもの。
この車名ステッカーは古いってだけでなく、輸出仕様にしか使われてない(国内ではSL250Sという名称)から日本で見つかるわけないんすよね…ちなみにこのステッカーはXLの部分が赤いのでK2用。K1用だとここがオレンジで、K0はステッカー無し。なのでK0はSL250Sとほとんど同じルックスになります(SLそっくりの外見で計器類やコーションステッカーが英語ならXL250K0)。
車名ステッカーのお値段は4,579円。内、国際送料が2,323円、セカイモン手数料が800円。
英語が堪能でアメリカ国内で購入するだけなら1,456円(米国内送料800円)なので元はそんなに高くないんですが、やっぱ輸入となると送料半端ないっす。
でもまぁ今では手に入るはずのない激レアアイテムだし、純正価格も似たようなもんだろうからまぁいいか。

コーションステッカーはまだ使わないとは思うけど、いずれフレーム塗装した時のために注文。
車名の入ってるタイヤ指定ステッカー以外はなんとまだホンダ純正で注文できました。
車名の入ってるタイヤ指定ステッカーってのはコレ↓
003a.jpg
さすがにこれ作ってる人いないだろうな〜と思ってセカイモン検索したらさすがアメリカ。ありました。
でも純正で購入した他のコーションステッカーもセットだったので今回はパス(ダブっちゃうし送料がバカにならないので。先にこっち見つけてればなぁ〜)。

そして購入当初から替えるつもりだったハンドル↓
004.jpg
上が購入したヴィンテージハンドルバー ハイ(もちろんクロモリ鋼)。
これもホーリーエクイップさんにて。送料・税込み6,102円。
過去に乗ってたセローやバハでは、着座位置から極力腕が伸びるようにハンドルを前傾させて取り付けていましたが(肘が下がった姿勢は見た目が好きじゃないので)今回は純正らしいカッコよさを意識して、ハンドルを横から見た時に根元からの傾斜がフォークの角度に沿うように取り付け↓
005.jpg
着座位置からハンドルまでの距離もバハよりも若干遠い、というかシート座面が水平に近い感じなので着座自由度が高く、ハンドルを前傾させなくても自然に腕が伸びるようになりました。

細かい所ですが、フォークにくっついてる左リフレクターが曲がっていたので、修正するついでに塗装の劣化した右も合わせて樹脂ブラックで塗装↓
006.jpg
いろいろバラして観察してみるとどうも過去のオーナーさん(何人目かわかりませんが)はオフロードでけっこう激しく走ってたような痕跡(Fタイヤ後ろのフレーム等に砂利が強く当たってできたような点傷が多数あったり、フレームの奥まった部分に泥&砂埃が残ってたり)も見受けられたので、このリフレクターの曲がりもそういったハードな使用でコケたか倒したかで曲がったものかと思いましたが、ウインカーやエンジン周辺はキレイなので枝とかが当たって曲がったとも推測できます。

これも些細なことですが、フォークにくっついてるスピードメーターケーブル用のガイドについて↓
012.jpg
購入当初は外側からケーブルが入るようになっていましたが、これだと険しい獣道や廃道等で枝や草木がひっかかってしまう可能性も無きにしもあらずで危険なので、表裏を逆に取り付けました。
そういやバハのスピードメーターケーブルも横に大きく飛び出していて「近いうちになんとかしないとな…」と思いつつそのまんまになってました。なんとかしないとな…。
あとはバハにも使ってた、XR650Rのチューブバルブの根元にあるナットの代わりにつけるゴム部品を取り付け↓
011.jpg
別にレトロでもなんでもないんですが、たまたま部屋の隅に純正の袋に入ったままの新品が転がってたので付けてみました。
この部品の意味は、650の強大なトルクでタイヤとリムがズレた時にバルブがちぎれないようにするとかいう、XLには縁もゆかりもない事象に対処するものらしいです。

さて、ハンドルのスイッチボックスの配線をつなぐためにタンクを外すと、内側にはこのような配線やらカプラーやら電装品が詰まっているわけですが、ウインカーリレーと12V化キットの一部と思われるレギュレーターらしき部品がけっこうラフに取り付けられているのを発見。タイラップで留めてあるだけなのでブラブラしてます。
これはあまり精神衛生上よろしくないので改善↓
007.jpg
(1)青矢印がウインカーリレー、黄矢印がレギュレーターらしきもの、赤矢印が何かが刺さっていたはずの純正ステー。
(2)ウインカーリレーを見るとちゃんとゴムの差し込み部分があり、赤矢印のステーにピッタリだったのでそこに移動。
レギュレーターらしきものは反対側のイグニッションコイルの下にちょうどいい感じのボルトがあったので、そこに固定↓
008.jpg
タンクを取り付けて確認しましたが、どこも当たらずに問題なし。気分良し。

新旧シートロック↓
009.jpg
もちろん劣化してる方が古いもの。
鍵穴カバーが削れて(凹んで)少し行き過ぎてます。

新旧ハンドルロック↓
010.jpg
古い方はカバーが割れちゃってました。
こんなシンプルな部品で大丈夫なのかと不安になりますが、組み付けてみるとステム側に溶接された鉄パイプの中に収まる状態になり、鍵がないとバラせないし、壊そうとしても簡単には壊れないだろうなと思わされます。
ちなみにCB用のキーはご丁寧に「CB」と彫刻されていますが、どうせなら「HONDA」にしてくれれば流用しても違和感なかったんだけどな〜。まぁ重箱の隅な話ですが。

左右レバーの交換↓
013.jpg
元のレバーは表面がかなり劣化していて、右レバーは何かの樹脂でコーティングされていましたが、一部割れてたりしてかなりボロっちかったです。左レバーは根元のゴムカバーが割れてました。
新品に交換した状態↓
014.jpg
ちなみにこの左右レバーは純正でもまだ在庫はあるようですが、今回は若干安い社外品を購入。
最初はレバー先端が純正っぽくゴムカバーされていましたが、ゴム塗料にドブ漬けしたような感じで左右で長さが違ってたりしたので外しちゃいました。

次はエアクリーナー周辺↓
015.jpg
サイドカバーはご覧の通りかなり傷だらけの天使です。
※「傷だらけの天使」現在、TVKにて毎週月〜水の22:00から放送中。モロにこのXLが最新型として走っていた時代のドラマで、当時の日本の風景や雰囲気が垣間見えます。
純正ではカバー下にナットかボルトで固定されていますが、このXLは樹脂のプッシュリベットで留められているので、工具なしで開けられるようになってました。

カバーを外すとボックス内いっぱいの大きさのエレメントが現れます↓
016.jpg
全然劣化してないところを見ると恐らく過去のオーナーさんが交換したものと思います。
まぁせっかく純正新品のエレメントもあるので交換しちゃいましょう。
ちなみにエレメント後端の金具の取り付けがイマイチわからず「これ何の意味があるんだ?」と思ってましたが、ネットで見つけた取扱説明書で判明しました。正しい取り付け方は後ほど。
エレメント全体を外すと異様に歪んだ形をしており、最初はコケて潰れたのかと思いましたが、エレメントを外すと中の部品が元々そういう歪んだ形だったというオチ↓
017.jpg
1と2の写真を逆にしてしまった…というわけで2から説明。
(2)エレメント下部には吹き戻しでできたと思われる汚れが溜まってました。
(1)エレメントを外した状態。これだけでもゴミなんて入らなそうな厳重な構造です。
キャブ側から覗いたエレメント内部↓
018.jpg
内部にはパンチングプレートが仕込まれていました。これでいびつな形状を維持してるわけですね。
エレメントを交換して取り付け↓
019.jpg
後端の金具は写真のようにすると、ボックスにカッチリはまってガタつかないようになっていました。
でもやっぱりカバー側(外側)の金具はハマる所が無いので意味不明。

外したカバーはあまりにもボロっちいのでリペアします↓
020.jpg
(1)もはや欠かせない工作アイテムである、アシレックス粗目で全体を研磨した後、行きつけの車屋さんでサンドブラスト貸してもらって足付け処理(写真はブラスト前の状態)。
(2)このカバーの素材はPP(ポリプロピレン)なのでそのまま塗装するとパリッと剥がれる可能性が高いので、PPプライマーを塗布してから本塗装。
本塗装は元の色に近い色にしようと勘で選んだCBR1100XXの「チタニウムメタリック」にしましたが、塗ってみたら想像より明るい色でした。でもこれも悪くなさそうなので作業続行。
ところがブラストの砂がサビ取り用の粗目だったので、塗装してもそのザラザラ面が埋まらないという状態に。
いくら近年マット塗装が流行ってるとはいえ、この状態はマット過ぎてちょっと汚い。
そこで一旦塗料を乾燥させてからアシレックス細目で下地が出ない程度に研磨するとなめらかな肌になったのでフィニッシュ塗装して無事完了。
ちなみに元のガンメタっぽい色はクリアーを吹いてないような半ツヤ感だったので、ネットで調べるとやはり半ツヤっぽい仕上げが多数。したがってこれもクリアー無しで終了。

で、ここで新たな事実に気づいたのですが、ぼくのXLは1974年式のK2なので、ホントはサイドカバーの色はツヤ有り黒(PPの地の色)が正しいのです。
ガンメタ色はK0とK1なんすね。そういやこのカバーに元々貼られていたボロボロの車名ステッカーはXLの部分がオレンジだったので、サイドカバーはK1のものだったようです。
さらにヘッドライトボディの色も黒はK1かK3なんすよね。K0とK2はシルバーなんです。
そうなるともしかしてこのXLはK2ではない疑惑も出てくるのですが、サイドカバーとヘッドライトボディだけが違うので、たぶんK2なんでしょう。フレームナンバーの資料があれば一発でわかるんですがね〜。
ちなみにK0(初期型。国内版であるSL250Sも同じ仕様)はフューエルタンク形状はもちろん、マフラーガード形状も似てるけど違う形状で、シリンダーの左側フィンも無く、メーターボディも鉄プレスで、K1やK2とは部品自体が違う箇所が多いです。
K1とK2の違いは、フューエルタンク形状、サイドカバーの色、車名ステッカーとマフラーガードの車名エンブレムの色、ヘッドライトボディの色、前後フェンダーの色、とタンク以外の部品形状自体は同じようです。

オタクなウンチクはこの辺にして、作業の話に戻ります。
ここでレストアとは少し毛色が違うんですが、購入当初から気になっていた部分を改良しました。
それは何かと言うと「ブリーザーパイプの処理」です。
ブリーザーパイプ(略してブリパイ)とは、ピストンの上下動によって生じたクランクケース内の圧力を逃がすためのパイプなんですが、圧を逃がすだけではなく、ピストンの隙間から漏れた未燃焼ガスや、高温で揮発したエンジンオイルの成分や水分などの発がん性もあるような有害物質も出てくるらしく、けっこう前から大気開放することは違法となっており、対策としてオイルなどの液体をキャッチする箱(ブリーザーユニット)を経由してエアクリーナーボックスに接続して有害ガスを再度キャブに吸わせるようにする方法がちょっと前のバイクでは当たり前でした。
フューエルインジェクションになってマフラーに触媒も入ってる現在のバイクはもっと厳重にクリーンな仕組みになっていると思います。
それがこの1974年式のXLでは純正状態でブリパイが大気開放されているんですね〜。時代ですね〜。
さすが光化学スモッグが日常茶飯事だった時代のマシンです。
ちなみに光化学スモッグというのは、自動車や工場の排ガスが紫外線等とあーだこーだとなって発生する公害です。夏の暑い日に発生しやすく、ぼくも子供の頃よく息苦しくなったり目がチカチカしたことがありました。
ぼくの住む地域では中学生の頃まではよく発生していた記憶があります。
まぁそんな公害がどうのこうのっていうよりも、とにかく臭いのは嫌なので、この大気開放状態のブリパイをなんとかしようと思ったのが発端です。
しかもこのXLのブリパイはクランクケース後ろに垂れ下がっていて、パイプ末端がエンジンより下に突き出している状態なので、深い水たまりや川を渡る、なんてやるとクランクケース内に水を吸ってしまう恐れもあります。
そこでまずXLRの純正部品で、ブリーザーユニットからエアクリーナーボックスにつながるところの白いコネクターのような部品を注文。
そのコネクターがちょうどハマる大きさの穴径のゴムブッシュをガラクタ箱から探し出し、エアクリーナーボックスをこのように加工してコネクターを装着↓
021.jpg
ゴムブッシュはオフ車のフロントフェンダーのマウント部に使ってるブッシュが使えるかと思います。
そして適度な長さに切った純正ブリパイをぶっ刺すだけ↓
022.jpg
ブリーザーユニットは当初TTR250のもの(鉄部品が使われておらず、黒くてシンプルな形状だったので)を一式で新品注文したんですが、肝心のブリーザーユニット本体の在庫がもう無いらしく、ステーしか届かなかったのでやむなくパイプ直付けに。
ホントはパイプをもっと長いものに交換して、上に持っていってループさせてからエアクリーナーボックスにつなごうと思ったんですが(こうすればオイル等の液体は排出されずにクランクケース内に戻ると想定)よくよく考えてみると排出される液体ってのは直接液体がブバブバ出てるわけではなく(もしそんなに排出されてたらあっという間にオイルがなくなってしまう)揮発したガス状の成分が冷えて液化したものなんではないかと思ったので、長いパイプをループさせても意味ないかなと結論。
ブリパイが短くてもエアクリーナーボックスにつなぐことによって、キャブがそのガス成分を吸ってくれるはずなので、そんなにボックス内は汚れないだろうと想定していますが…しっとり汚れそうな気もするな〜。やっぱ間にブリーザーユニット付けるのが一番かな。
そして塗装の完了したサイドカバーを取り付けて貴重な車名ステッカーを貼って完成〜↓
023.jpg
最初は色が少し薄すぎたように思えたCBR1100XXのチタニウムメタリックですが、取り付けてみたらこれはこれでなかなかカッコイイと自画自賛。

何日分もの作業をまとめているのでまだまだ終わりません。
お次はリアサス。
純正サスでも見た目的には全く問題ないんですが、なんせヘタりまくってて乗り心地が悪い。
幹線道路のマンホールとかのちょっとしたギャップでも「デデン!」とショックが直に尻に来て、ダンパーが抜けきってるので場合によってはシートの上で尻がピョンピョン跳ねる事態にも。
オーバーホールしようと思ったらこの手の純正サスは基本使い捨てらしく、一応穴開けてオイル入れ替えて…ってやってくれるとこもあるらしいのですが、いくらかかるかやってみないとわからないらしく、内部のオリフィスとかもダメだったらどうするんだろ?と不安要素しかないので新品サスを探すことに。
んでネットで検索するも、出てくるのは別体タンクの付いたアルマイトギラギラのレーシーな最先端なやつばかり(怒)なんでみんな同じモンばっかなんすか!そんなに新しいものって偉いんすか!
…と取り乱しながら辛うじて見つけたものは旧車にも似合いそうなものが2種類。
一方はオーバーホールも可能な高額なサス(4〜5万円)、もう一方は使い捨ての台湾製15,000円。
まぁ相当な期間と距離走らないとオーバーホールなんてしないだろうと安い方にターゲット。
ところが問題がもう一つ。
XLのリアサス取り付け部分は一般的な「フレームから出てるシャフトにサスを入れてボルトで留める」取り付け部分と違って、フレーム側にコの字状にサスを挟むボックスのような構造があって、そこにサスを入れてボルトで外側から締める、という非常に効率の悪い(動きも悪くなるし剛性も低い)仕様になっているので、サス側の取り付け部分の穴径以外に、その丸い部分の厚みもある程度薄くないと入らないのです。
で、ネットで調べたサスの取り付け部分の厚みなんて情報はほっとんど出てこない。
辛うじて出てきたのはSL250Sのリアサスを交換した方のブログで、この方はタイ製の激安サスの取り付け部をグラインダーで3mmほど薄く削って取り付けてましたが、純正サスの写真をよく見るとぼくのXLより薄い。
どうやらSL250S(XL250K0)はサスも別物らしいです。
というわけで多分汎用サスでもK2ならそのまま付くだろうと判断。
15,000円のサスを売ってるショップは前述にもあるR-PROカンパニーさんで、幸い家から近い所にあるので、現物を確認させてもらいにGO。
ちなみにR-PROカンパニーさんはネット通販のみなので、現物確認もできない可能性もありましたが、ダメ元で店舗の異様に重たいスライドドア(内側からしか作動しない自動ドアだったのかな?)を少し開けて「すみませ〜ん」と声をかけると、すぐに中から若いお兄さんが出てきて親切に対応してくださいました。
ただ「SLの輸出仕様であるXL」なんて知らなかったようで「このXLのリアサスなんですがGB250のがちょうどっぽいんですけど、現物合わせって可能ですか?」と聞くと彼が持ってきたのはXL250S用の長〜いやつでした(笑)。
ホントはGB用サスの長さもどんなもんか見たかったんですが、まぁ取り付け部の厚みさえわかれば大丈夫だろうと思ってそのXL250S用のサスをあてがってみると…ギリギリ入りそう!
というわけで「じゃ後で注文しますんで」とお礼を言って帰宅。
で上記の右スイッチボックスと一緒に335mmのサスを注文しました(ホントは340〜345mmあたりが欲しかったんですが、その長さはカタログに無かった。335mmの次が405mmって…もうこんなんばっか…)。
そしてサス到着。早速純正を取り外して比較↓
024.jpg
やっぱり短い〜。大丈夫かなぁ。太さも若干あるなぁ。

XLをいつも使ってるスタンドで起こします↓
025.jpg
最低地上高がバハよりも低い上に車重も重いから上げるのに一苦労。久々に渾身の力を出した気がします。
新しいサスと取り付け部のアップ↓
026.jpg
ギリギリ入るには入るんですが、本来入れるはずのワッシャーは入りませんでした。
しかしこの取り付け部、純正もギリギリでワッシャーなんて入っておらず、ゴムブッシュが思いっきり側壁に挟まれて削れていたので、絶対動き渋いだろうな〜と思ったんですがベアリングとか入れちゃダメなんスかね?なんでこんな設計だったんだろ?
んで取り付けてみると、車高が若干上がるという方の穴に入れたせいか、見た目はさほど違和感は無く一安心でしたが、ちょっと走ってみるとやはり硬い。でもダンパーはちゃんと効いてる感じで尻がポンポン跳ねることはなくなりました。
他車種のスプリングでちょうどいい太さ&長さのものに替えたらもっと良くなるかなぁ。いや、やはり取り付け部の渋い締め付けを何とかするのが先決かも。こんなの緩まないように締め付けたら動き渋くなるよねぇ。

まだ終わりません。
次はポン付けかと思われたメインキーボックスと右スイッチボックスの試行錯誤です。
まずはメインキーボックスを取り付け終わり、いざエンジンを始動しようとキックするも、何回やってもかからない!
かくなる上は下り坂で押しがけじゃ!と転がしてクラッチをつないでも始動しないので、キーをカチカチやったらOFFで始動…そしてブレーキをかけるとエンジン停止。ニュートラルに入れても停止。
要はニュートラルランプかブレーキランプが通電すると停止することが判明。
いろいろ調べると…
★キーをオフにしても始動するが、ニュートラルランプは点かない。
★オンだとニュートラルランプは点灯するが始動できない。
そこでキーBOXのコネクターのテープを剥がして中を見ると、2本の配線の色がXL純正とは違う。
XLは赤・黒・緑・黒白なのに対し、CBのは赤・黒・茶・茶白。
ちなみにCB用のはONとOFF以外に「IGNITION」というポジションもあり、どうもエンジンかけたままキーが抜けるようなポジションらしい。
コネクター内の赤配線の位置もXL純正とは違うので、赤をXLのハーネスに合わせた位置にするとニュートラルランプが点灯しても始動するようになったが、左ウインカーとブレーキランプが点灯せず。も〜意味わからん!
そこで元の純正キーBOXを付けて走ると、テールランプ、ウインカー(両方)が点灯・点滅し始める。
どうやらバッテリーが完全に放電していたため、6Vのジェネレーターの発電量では12V電球を点灯させる力がなく、走行によりバッテリーに充電されてきたのでウインカー、テール共に点き始めたと思われ。
んも〜いろんな要因が絡んでくる上にわかりづらいから電装系トラブルって嫌いだわ〜!
でも諦めずにCBのキーBOXの配線溶接をハンダゴテでXLと同じような感じに溶接し直して取り付け。
すると前日の問題は解決。
ただ、本来のON位置では始動できず、IGNITION位置のみで始動するという変な状態に。
そのため始動中にキーが抜けてしまう。何らかの対策を講じないと下手すると紛失の恐れがありますが、とりあえずメインキーボックスはこのままにして、右スイッチボックスも付けてしまおうとトライ。

右スイッチBOXはやはり配線が全然違い、見た目のつながりをそのまま当てはめて接続したら、キルスイッチがRUNでは始動せず、OFFで始動するという、またしてもイグニッションスイッチと同じような状態に(RUNでニュートラルランプが点灯していたので点火しない原因がわからず、下り坂押しがけしながらスイッチを動かしてやっと気づいた)。
しかもライトは点灯せず。
そこで純正スイッチを繋いで、どの配線がどの機能を司っているのか抜きながら確認したところ、ライトを点灯させる配線が判明。繋ぎ直したら無事点灯。

次にCB用メインキーボックス内の接点位置を確認してON位置で始動できるようにしたものの、走ってる最中に日が暮れて暗くなってきたのでライトを点灯すると、メーターバックライトが光らない。
もしかしてとテールランプを見るとやはり光っておらず。
ブレーキは点灯するがスモールが点かないという状態。
あれこれ配線をつなぎ替えたあげくに、ON位置で始動、ライトとテールも全て正常に点灯するようにはなったものの、ライトをOFFにするとテールとメーターは消灯しないどころか、明るさが増える謎現象が発生。
まぁ点けっぱなしで走れば整備不良を切られることはないんですが、やはり完璧にしたい。

帰宅して右スイッチボックスをバラして内部を見比べてみると、スイッチ根元の端子の位置や数がそもそも違うというわかりやすい事実が判明↓
031.jpg
アホクサ…ていうか同じメーカーなのになんで逆やねん!
要するにCBのキルスイッチは導通時に始動、XLは絶縁時に始動、というわけ↓
033.jpg
1がCB用基盤、2がXL用基盤。
しょうがないので配線と基盤もろとも純正のものを移植。
ライトのON・OFFスイッチも全然違う端子&配線だったのでこれも純正と交換↓
032.jpg
1がCB用基盤、2がXL用基盤。外見はそっくりなのになんでこうも違うんだろか。
とにかくこれで右スイッチボックスは解決。
ちなみにセルボタンは配線を外して飾りになっています。

メインキーボックスもバラして見比べてみる↓
027.jpg
これは純正メインキーボックスの内部。
OFF時は緑と黒白の2本が通電、ON時は赤と黒の2本が通電。
これもCBとXLではボックス内部の接触位置が全然違うようで、配線基盤(ボックス裏側の配線が溶接されている丸い板)を回転させて端子の位置をズラしてみたんですが、3つある爪のハマる位置が決まっているので3パターンしかできず、そのどれもがダメだったので、よくよく調べてみるとボックス内部の回転金具ベース(と勝手に命名。キーで回るパーツ)の基本位置を90°回転させればXLの端子位置と同じになりそうに見えたので、回転金具パーツを角度変更しようとするも、180°しか変更できない切り欠きがあって基本位置の変更ができず。
そこで強硬手段として切り欠き部分に90°回転させた穴を彫ってみたが、元の穴の影響でガタガタになってしまったので、アルミパイプの切れ端をコの字に変形させて元の穴を埋める形にはめ込んで整形↓
028.jpg
1が90°回転させるために彫った切り欠き。2がコの字アルミを入れて完成させた図。半ばヤケクソ。
これでガタのない90°変更切り欠きが完成。
しかし配線基板をハメてみると、微妙〜にズレていて使えず。いじわる〜!
もう駄目かと諦めかけた時、配線基板のハマる切り欠きを横に少し拡大すれば微妙な角度調整できんじゃん!と気づいて早速加工↓
029.jpg
これで一気に解決!
ガタ防止のため、念入りに太い針金を3箇所に挿しておきました↓
030.jpg
何度も溶接を繰り返した無残な姿の基盤ですがちゃんと機能します。
IGNITIONポジションもちゃんと機能するので、エンジンかけたままキーを抜くことができます。
ちなみにこの汚い姿はゴムカバーで覆い隠されるので無問題。

純正右スイッチボックスの姿↓
035.jpg
キルスイッチは劣化でボロボロ。
配線カバーもご覧の通り↓
034.jpg
やはり軟質樹脂って耐候性低いんすね…でもこれ多分、夏の暑い日差しと紫外線を浴び続けたからかも。
交換後の右スイッチボックスの姿↓
036.jpg
レバーホルダー兼ミラーマウントも新品にすりゃよかったか。

両スイッチボックスともキレイになって気分良し↓
037.jpg
でもまだまだ改善すべき部分は多いです。

XL全体の姿↓
038.jpg039.jpg
この2枚の写真は先日の晴れ間が続いた日にちょっとした遠出をした際の写真ですが、そのネタはまた後日に。
ハンドルの高さもエンジンの調子も絶好調で気分良かったです。
posted by 文鳥 at 05:18| 東京 ☁| Comment(0) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。