2020年10月16日

通行止め三昧

ちょっと前に晴れが続いた日々がありましたが、仕事とゲームに明け暮れているうちに秋雨前線と台風やらの影響で曇りや雨ばかりの毎日になってしまいました。
XLは8月末に近所を160km強走ったのを最後に指一本触れてなかったので「そろそろ乗らないと2ヶ月放置だなぁ…晴れないかなぁ」なんて思ってたら先日全国的に晴れました。
早朝に起床して窓から外を見ると、空に雲はあるけど鮮やかな青空が広がる気持ち良い秋晴れの空でした。
早速天気予報を見ると関東甲信越付近は概ね晴れでしたが、一部にわか雨もあるかもとのこと。
全く遠出する予定も立ててなかったんですが、2ヶ月近くバイク乗ってないのと、空の気持ちよさそうな色を見たら遠出せずにはいられなくなりまして「まぁにわか雨くらいならずぶ濡れにはならないっしょ〜。上だけ雨合羽あるし」と、朝08:49に出発。
前回記事で改造したメットの具合もどんなもんか確かめるのも兼ねてます。

家から数km走ったところでカムチェーンの音が前よりうるさくなった(コォ〜とかカァ〜というような音)ように感じた直後に「そういやオイル量チェックするの忘れてた」と思い出して交通量の少ない公園横の道で急遽オイル量をチェックすると、ゲージ下限ギリギリの量に減ってました。
まだそれほど走ってないし、カムチェーンの音も気になるので家に引き返し。
オイルは前回交換した際に余ったやつをとりあえず0.3L追加したらゲージ上限を少しはみ出すくらいの量になってしまいましたが、無いよりは遥かにマシでしょう。どうせしばらく走ったら減るだろうし。
そしてカムチェーンの音。
いちいちジェネレーターカバー開けてチェックマーク合わせてる暇は無いので、キックスターターで圧縮上死点を出してテンショナーアジャスターを調整(バルブクリアランスとカムチェーンテンショナーの調整はこのくらいアバウトでも大丈夫だと思います。要はキック踏んで圧縮が抜けてない段階で行えば良い)。
エンジンをかけて走り出したら明らかに静かになりました。
ただ、メットのチークパッドが無くなって、以前より音が聞こえやすくなったことにも気が付きました。
風切り音も意外と多い。
革ストラップが顔の横を塞いでくれるかと思ってましたが、あまりパツパツに締めるとあご下が不快なので、多少ゆとりをもたせた締め具合にするんですが、その影響で隙間風が発生します。
これはヒロタケアライのR-1のようにストラップの縁にスポンジかなにかを入れてぷっくりしたストラップにすれば改善できるかな?
というわけで結局家を出たのは09:25。36分のロス。

あと、今回はゴーグル無しのメガネのみで走行して目が耐えられるかという実験も兼ねてゴーグル無しで走っていたこともあり、それもあって風切り音が出まくりだったわけです(一応耐えられないとなった場合に備えてゴーグルも持参)。
20年くらい前にも米軍戦車兵用ヘルメットをかぶってメガネのみ、という今の世知辛い世の中では総バッシングされそうな装備で走ってたこともあったんですが、その時は特に目から涙が出てマトモに走れないなんてことは無かったので、今回もそれほど苦にならないだろうと予想。
最初のうちは50km/h超えるあたりから目に風が入って少々ウザくなり、60km/h以上で涙が出てきましたが、旅の後半では慣れたのか60km/h以上で走っても平気になりました(80km/h以上になると辛くなってくる)。
幸いXLでは鼓動感があって気分が良い低速で走ることが多く、目が辛くなる速度で走るのは大きな幹線道路とかで速い車の波に乗ってる時くらいなので、今後はゴーグル無しでも良さそうに思えました。
正直、メガネにゴーグルって面倒なんすよね。
ゴーグルが2重レンズで曇らなくてもメガネが曇る(曇り止めも付け焼き刃)し、かといってシールドにするとせっかくのビンテメットのカッコよさが損なわれる感じだし、なによりジェッペル特有の開放感が無くなってしまいます。
理想を言えば、ほぼ風をシャットできて曇らないメガネがあれば完璧なんですが、検索して出てくるのは最近の流麗なデザインのスポーツグラスとか、保護メガネとかばかりで、ビンテージバイクに似合いそうなレトロでオーソドックスな黒縁メガネっぽい形のものは皆無。
はいまた出ました〜「ぼくの欲しいものは売ってない説」。
ぼくの人生こんなのばっかりだから必然的に物作り能力が向上したのかもしれません(それでも作れないものが多くて悔しい)。
そもそも視力が良ければゴーグルだけで快適だったんすけどね…メガネっ子は面倒なこと多し。

前置きが長くなりましたが今回の旅の予定は、群馬県南部にある御荷鉾林道を埼玉側から長野へ向かうルートで通って、長野〜山梨を経由して帰ってくるというもの。
過去何度も通ったルートでもありますが、ルートの大半は覚えているので気軽に行けるルートです。
北に向かう定番ルートとして町田から青梅まで適当なルート(その時の状況・気分で選ぶ)で進み、成木街道を経て国道299号へ出て秩父へ。
299号へ出て秩父市街地へ向かう途中で道の駅「果樹公園あしがくぼ」へ入りました↓
01.jpg
普段はこの道の駅は人がいっぱいなのでスルーすることが多いんですが、この日は平日にも関わらずたくさん駐車しているバイクを見に行きたくなって入りました。
ちなみにここに来るまでにCBやZといった大人気大排気量車やCB92(たぶん)といった旧車とすれ違いました。

ホントはここで食料を買い込むつもりだったんですが、土産物と弁当(バッグに入れたらグチャる)しかなかったので自販機の紅茶だけ購入。
バイクの所に戻ると60代前後と思われるおじさんが「これ輸出仕様の…」と話しかけてくれまして、このXLが輸出仕様であることを知ってるってだけでマニアだとわかりまして「そうです!SL250Sの輸出仕様です〜よくご存知で!」と返答。
聞けばこのおじさんもSLを所有してて、かなり有益でマニアックな情報を教えてくれました。
埼玉の荒川河川敷で開催される「笹目ミーティング」という旧車乗りの集まりの話もあって、その時はよく聞こえなくて「ささみミーティング」だと記憶してたんですが、さっき調べたら笹目だったんすね(笑)。
ひとしきりマニア談義をした後におじさんが帰っていく様子を見るとピカピカなアメリカン系のデッカイやつに乗っておられました。
ガレージあるんだろうな〜いいな〜。

その後ぼくも出発しようとメットをかぶってストラップを引っ張ったら片方の前の縁がスポッと抜けてしまいました!
どうやら長時間の体温と発汗による湿気と、人工皮革の揮発成分によって粘着が劣化してしまった様子。
とりあえず他の箇所は抜けてないので、抜けたところを押し込んで出発。

昔ちょいちょい御荷鉾林道に行ってた頃は国道140号を北上して神流湖の東あたりに来たら左折して西へ、というルートをよく使ってましたが、メジャーな幹線道路ばっか走っても面白くないので、今回は秩父市街地で140号に入らずにそのまま荒川沿いに向かって進行。
川沿いの道をつなぎながら行こうというわけです。
するといきなりホームセンターが現れまして「こりゃ都合がいい!」と早速入店。
強力両面テープと梱包用テープを購入し、駐輪場に停めたXLの横でヘルメット補修・改善作業開始↓
02.jpg
工具セット持ってきてよかった〜。
革ストラップの内側上部に強力両面テープを使用。これを貼ればちょっとやそっとでは抜けなくなるでしょう。
エポキシ系接着剤の方が確実かと思いますが、数時間もかかる硬化時間を待ってられないのでテープにしました(未硬化では帽体に押し込む際にズレてしまう可能性大)。
一度上手くできたと思ったら微妙に左右バランスがズレていたためイチからやり直したりしつつも完成〜↓
03.jpg
もし次抜けたら接着剤とボルト(ナイロンベルトを帽体にとめる)でガッチリさせるつもり。

結局作業に40分もかかってしまい、時刻は作業終了時点で13:52。
ホームセンターを出てどこをどう通ったのかよく覚えてないんですが、いつの間にか和銅黒谷駅に到着↓
04.jpg
風情ある低い鉄道の陸橋をくぐった後に線路の先が見たくなってUターンして脇道に入ったら駅前に出たんだったかな?
踏切を渡った先は140号で「こりゃつまらん」となり、踏切に引き返すとちょうど貨物列車が通り過ぎようとしていたので慌ててカメラ(GM1)を取り出して撮影↓
05.jpg06.jpg
帰宅後に調べたらこの青い車両は「デキ100形電気機関車」という秩父鉄道のものでした。
いい感じのレトロ具合です。
引っ張っていたのは「ヲキ100形貨車」↓
07.jpg
ですが、末端には「ヲキフ100形貨車」がくっついてまして、顔(尻か?)が可愛すぎる↓
08.jpg09.jpg
ほっぺたのとこが赤いのが狙ってるとしか思えない(笑)。

踏切を渡って細い道をさらに北へ進むと墓地があり、傍らに歴史の有りそうなお地蔵さん達が並んでました↓
10.jpg
過去何度か訪れた山梨県北部の増富温泉近くにあったお地蔵さん達と同じく、一度首が落とされた痕跡がありました。
増富温泉のお地蔵さん達は可愛らしい頭が乗っかってましたが、こちらはオリジナルの頭が残っていたようです。
これは明治初頭の廃仏毀釈という、神道と仏教を区別する政府の意向が元になって全国規模で発生した民衆の破壊活動の痕跡と思われます。
オカルト的な話で語られる場合もありますが、真相はそういう歴史のいちページの出来事だったようです。

結局細い道は140号に接続するわけですが、その手前にこんな踏切がありました↓
11.jpg
XL購入直前にバハで実車確認に行った時にも同じタイプの踏切を見つけて喜んでたんですが、この辺の線路沿いにはたくさんありました。
全然珍しくもなかったという。
でもこういう単線の簡素な踏切には魅力を感じます。

そのまま140号を北上して、昔からよく通ってたルートである県道13号を使って鬼石まで行ったとこまではよかったんですが、曲がるべき所を間違えて直進してそのまま進行。
7kmほど行ったところで間違いに気がついたんですが、別に違う道でもつながってんだろとマップを確認して新たなルートを進行。
その道中で見つけた味のある給水塔↓
12.jpg
この辺は田んぼや畑が多くて開放感のある土地でした。

道はやがて山の中に入り、標高が高くなっていきまして眺めの良い所を発見↓
13.jpg
このすぐ先にはなにかの施設っぽい建物(グーグルマップによると「みはらし茶屋」という所らしい)がありまして、その先に行くと道は妙に広い丁字路にような感じになっており、左右どちらも山の中に続くダートになっていました↓
17.jpg
建物のある方が今来た道。
撮影地点から振り返るとこういう風景↓
14.jpg
かあちゃん茶屋と書いてある方の道はこんな感じ↓
15.jpg
道の入口にある看板にはこのような文言が↓
20.jpg
こうなるとこっちは行っちゃだめなんだろうなぁとなります。
反対方向はこのような感じ↓
16.jpg
右に降りていけそうな空間がありますが、これを降りていくとすぐだだっ広い整地された砂利の広場があるだけで行き止まりなので、実質奥に続く細い道1本のみ。

マップ(タブレットに入れたオフラインマップの「MAPS.ME」というアプリ)を確認すると実際の道と違う形…丁字路になってない。
ちなみに今グーグルマップで見比べてみるとグーグルマップの方が正確っぽい上に、MAPS.MEの道の形(周辺の道も)がぜんぜん違う!
なので当時はどっちに行けば西に出られるのかよくわからず、行っちゃだめって方には行かずにもう一方の道に進みます。

道はすぐにダートになりましたがそれほど荒れてなく走りやすい状態でした。
すると突然右の森の中に獣の姿が現れたので急停車。
見ると特別天然記念物のニホンカモシカではないですか↓
21.jpg
とりあえずエンジンを切ってバイクから降りずにスナップ用のGM1で撮影(またしても絞り優先で撮ってしまったためブレ発生)。
カモシカはじっとこちらを見つめて動かない。
では50mmレンズの高画質なα7IIでも撮影しとこう↓
22.jpg23.jpg24.jpg
カモシカは落ち着いているのか警戒しているのかやはり動かず。
時刻は15:54頃。

こりゃもっと近づいても大丈夫かな?と静かにバイクを降りて近づいていくとカモシカは急に逃げようと動いたんですが、なんとその左前足にはくくり罠がかかってまして、カモシカはその場から身動き取れない状態だったのです↓
25.jpg
これは逃した方がいいよね?と思ったと同時に、先日罠にかかったカモシカを逃がそうとして角で太ももを刺されておじいさんが亡くなったというニュースも思い出しました(太ももの動脈をやられてしまったんでしょうか)。
とりあえずカモシカが落ち着いて動かなくなるまで待ってから、ゆっくり近づいてみました。
カモシカはこちらを見つめたまま動きません。
罠を見ると蝶ネジを緩めてスプリングのテンションを開放すれば輪っかの部分が緩められるとわかりました。
カモシカの立っている場所はかなりの急斜面で、ぼくが罠に触ろうとすると向こう側へ逃げようと暴れるんですが、こちらに攻撃してくるような素振りは見せません。
幸いカモシカと罠の間には小さい木があってカモシカの動きはかなり制限されていたので上手くいけそうな気がします。
ぼくもなるべくカモシカを興奮させないように静かに緩やかに動くようにして、なおかつこちらが危害を加える気がないというオーラを発散させながら(笑)至近距離まで近づいて罠をいじり始めました。
ネジを緩めてスプリングのテンションを開放したまではすぐできたんですが、カモシカはぼくから遠ざかろうとするので輪っかが締まってなかなか緩めることができません。
なのでぼくは思い切ってカモシカの脚を左手で掴んで引き寄せることにしました。
「ほら、こっちこっち」とか「もうちょいもうちょい」とか、伝わるわけないのに日本語で話しかけながら脚を引っ張ります。
カモシカは最初のうちは「フゥーッフゥーッ」と鼻息を荒げていたんですが、ぼくが大きく動かずに脚に食い込んだ輪っかをいじってると次第におとなしくなっていきました。
しかしなかなかこっちへ脚を伸ばしてくれない(場所が斜面で体重もあるので引っ張ってもこっちに動かない)ので輪っかは緩まないんですが、それでも少しづつ足先の方にずらしてあとは蹄(ひずめ)さえ抜ければ脱出できるとなりまして、右手だけで輪っかをわずかながらに緩めつつ位置を下げていきます(左手は脚を掴んだまま)。
しかしかかとのあたりでワイヤーが引っかかってそれ以上下がらなくなりました。
そこで今度はつま先側のワイヤーをズリズリと蹄の上を押し広げるように引きずって…抜けた!
ぼくはすぐ立ち上がって後ろに下がると、カモシカは自分の脚を確認するなり振り返ってサクッサクッと森の中へ降りていきました。
暴れた時に脚が折れるんじゃないかと思うくらい変な方向に曲がったようにも見えましたが、走り方を見るに怪我はしてなさそうです。
「よっしゃ〜!」とぼくは大喜び。
助けることができたことも嬉しいんですが、特別天然記念物の野生のカモシカを至近距離で見て触って、なんとな〜くコミュニケーションがとれたような錯覚もあり、ヤマハのセロー225(セローはカモシカの意味)を2台も乗り継いだ経験のある身としても(笑)なんか縁を感じてしまい妙に嬉しくなりました。
ちなみに帰宅後にネットで調べると罠にかかって怪我したり死んでしまうカモシカはそこそこいるようで、もし見つけた場合は速やかに市役所なりに連絡したほうが良いとのこと。
今回のぼくの場合は地形や木々のおかげでカモシカの動きが制限されていたのがラッキーだったと思います。
あれがだだっ広い場所でカモシカの動きがほぼ制限されてない状況だったら抑え込む自信ありません。

カモシカの脚を掴んでいた左手のグローブ(ちなみに鹿革)は特に汚れることもなく、見た感じも掴む前の状態のままですが、一応それ以降は顔等には触れないようにして帰宅後に洗います。
野生生物との遭遇にしばらくの余韻を感じつつ進行↓
26.jpg
黄色く見えるのはほとんどが葉っぱのようです。
紅葉の時期ももうすぐ。
時刻は16:14。

日も落ちてきて、雲行きも少し怪しくなってきましたが、こういう空も嫌いではありません↓
27.jpg
空を基準に明るさを調整しているので、あたりがかなり暗く見えますが実際はまだ明るいです。
ぼくが使用しているRAW現像ソフトのLightroom5はもっと明暗差をなくすこともできますが、やりすぎるとリアリティが無くなったり、カッコよさが無くなってしまうので、写真によってはあえて明暗差を残します。

しばらくダートが続いた道はいきなり白い舗装路に切り替わった途端にこのような感じになりました↓
28.jpg
この撮影地点少し後ろでこの急勾配の坂道と、緩やかな登り坂の二股に分かれていました。
急勾配の先は恐らく行き止まりだろうとは思いつつ、バイクで行ってUターンできないくらい狭かったら怖いので歩いて登りました↓
29.jpg
坂の上から振り返るとこういう眺めになります。
頂上はやはり行き止まりで、少し広く整地された状態になっていました↓
30.jpg
この先どこに道を作るつもりなんだろうか?それとも家でも建つんでしょうか。
頂上からもう一方の道が見えます↓
31.jpg
遠くの雲からは局地的に雨が降っているっぽく見えます。

坂を降りてもう一方の道を進むと…↓
32.jpg
すぐにこっちも行き止まり。ズコー!
後ろを振り返った図↓
33.jpg
しかしこうやって長年山道観察してると、道を作ったりメンテしたりしてる人たちのありがたみを感じざるを得ません。
まぁそれ言っちゃうと衣食住等の人が生きていく上で必要不可欠なお仕事されている方々みんな尊いんすけどね。

この林道にはここ以外にも何本か分岐があり、その中でも行き止まりの林業用ではなく、どこかに通じてるっぽい道がカモシカを助けた地点から少し進んだところにあったのでそちらに進んでみましたが、その道は前述のみはらし茶屋の少し手前に出てくるだけでした。
となると残すは「行っちゃだめ」な道しかありません。
というわけで進行↓
19.jpg
ちなみに道の入り口から振り返るとこんな風景になっています↓
18.jpg
白線やガードレールまで整備されたアスファルト道と、両脇に鬱蒼とした木々があるダートが同居している様子は、千と千尋の神隠しみたいな異世界との境目のように思えます。

やはりこっちが本道だったようで、無事ふもとの県道175号に出られました↓
34.jpg
連日の降雨の影響で川の水量が増えているようです(グーグルマップと見比べてわかった)。
時刻は16:54。

あとはこの道を西進すれば御荷鉾林道につながるというわけで、また山の中へ突入。
やがて日が暮れて夜になりました。
厳密な地点がよくわからない山道からの夜景↓
35.jpg
そういえば今回の旅でも定番の野生動物である鹿にはやたら遭遇しました。
街灯の無いアスファルト道でロービームのまま走ってたら急に目の前に立派な角の雄鹿が仁王立ちしてて心臓飛び出そうになったことがありました(ギリギリで鹿が逃げたのでぶつからずに済んだ)。
こういう夜間の田舎道ではハイビーム必須だなぁと痛感しましたが、対向車にとっては目くらましになって危険だと思うのはぼくだけでしょうか。

無事御荷鉾林道へ入り、しばらく進むと崩落したアスファルトの道がある分岐に出ました↓
36.jpg
数十年前に来てた頃は崩落してなかったような記憶がありますが、結局一度もこの道には行かなかったなぁ。
絞り優先のままなので、フラッシュ使ってもブレちゃって悔しい。
撮ったらちゃんと確認すればよかったんだろうけど、GM1のモニターでは小さくてブレてるかどうか確認しにくいんすよね。いちいち拡大するのも面倒だし。
なので帰宅後、カメラの横に「ツーリング時には基本SS優先にすること」と書いたテープ貼っときました(笑)。

さて先を行きますかとバイクに跨って走り出して数m、通行止めの柵がありました↓
37.jpg
真っ暗だから数m先で通行止めになってるのがわかりませんでした。
理由は書いてませんでしたが、まぁ土砂崩れとかだろうなぁと納得。

分岐の別の道を下っていくとまたこんな看板が↓
38.jpg
でも工事期間がもう終わってるのでどこも通行止めにはなっておらず問題なし。

国道299号へ出るちょっと前あたりにあった看板↓
39.jpg
現在地は「施工箇所」のあたりなんですが、分岐があるだけで特になにも無く、迂回路の意味がわかりません。
どこの道に対する迂回なんだろうか。
現在地書いてないのもなんだかなぁ。

299号を進んでいたら道の駅「上野」が現れました。
14時頃にコンビニで購入した食材がまだ残っていて、カモシカ助けた後あたりの山中で食べようかと思っていたんですが、先に飲み物を飲み干してしまい、飲み物無しでパン類はキツいので、ここでようやく食事することにしました。
薄暗くて誰もいないテラスなんて最高にお気楽↓
40.jpg
厳密に言うとここまでの道中にも自販機はあったんですが、民家の近くだったりくつろげそうもない場所だったりで、イマイチいい食事スポットが無くてここまでスルーしてました。
時刻は19:26。

道の駅を出て299号から行ったことのない県道124号で長野へ出ようと丁字路を入った途端にこの看板↓
41.jpg
なんか通行止め多いなぁ。やっぱり長雨の影響でしょうか。

しかたなく馴染み深い299号で長野へ抜けることに。
ところがこの299号もこのようなことに↓
42.jpg
うっそ〜ん!じゃどっから長野へ抜けるん?とマップを見ると、幸いちょっと引き返した所に北上して南牧村に抜ける県道45号があるとのこと。南牧村からはまた西進する道があるのでそこを通ります。

45号へ入る分岐にはこのような道案内があります↓
43.jpg
真ん中あたりの看板にある「やまびこ荘」という宿は、20数年前にTLM200Rで御荷鉾制覇にチャレンジしようとして夜中にガス欠になり、藁にもすがる思いで助けを求めた所で、この時は夜中にも関わらず宿の人が軽トラからガソリンを数リッター分けてくれて、無事ガソリンスタンドのある国道16号までたどり着けたという、情けなくもありがたい出来事がありました(ガソリン代+お礼として500円だったか600円だったか支払いました)。
んで、今グーグルマップで見てみると…めっちゃデカくて立派な宿になっててビックリ!
ぼくが助けを求めた時は少し大きい民家くらいの宿だったような記憶でしたが…。
あの時のご主人(ぼくより年上っぽいけどけっこう若い好青年な印象)は今も宿で働いておられるのだろうか。
そもそもすぐ近くの「湯の沢トンネル」ってのも昔は無かったよなぁ?と思って調べたら2000年に着工、2009年に完成とのこと。
時の流れを感じざるを得ません。

南牧村に出ましたが…ここもかよ!↓
44.jpg
しかも2つあるルート両方とも通行止めって質の悪い嫌がらせでしょうか↓
45.jpg46.jpg
両方共に災害復旧工事。これもう完全に長雨のせいだろ。
こうなるともうあとは約17km東に戻って下仁田から国道254号に乗るしかない。
そしておそらく254号は長野に入るまでガソリンスタンドは無さそう(長野に入ってもあるかどうかわからない)。
そろそろXLのガソリンも少なくなってきたので少々焦り始めます。
雰囲気的にはめっちゃ静かなので夜中っぽく感じますが、この時点で時刻は20:48。

下仁田へ向かう途中にあった道の駅「オアシスなんもく」にて↓
47.jpg
なぜかグーグルマップにはこの道の駅の表記が出てこず「EV充電スタンド」としか表記されてないので探すの時間かかった(充電スタンドをクリックすると詳細ウィンドウに道の駅の名前が出る)。

下仁田から国道254号を西進してやっと長野県佐久市に入ったところ↓
48.jpg
なんとなく青い色が混ざっててホワイトバランスがおかしくなたのかと思ったらすぐ背後に信号がありました(青信号が点灯している)。
時刻は22:38。

これでガソリンスタンドもすぐ見つかるだろうと思ってたんですが、一向にスタンドが現れる気配がない。
正確に言うとスタンド自体はあるのにみんな閉店。
山梨へ近づいていけば開いてるスタンドも出てくるだろうと国道141号を南下していきましたが状況は変わらず。
佐久市街地から離れてまた田舎っぽい風景になり、XLのガソリンもリザーブに入ってしまい、危機感が増したちょうどその時、交差点の角に小奇麗な交番があるのを発見。
早速飛び込んで聞いてみましたが、年配の方と若いお兄さんの2人のお巡りさんも困った様子。
やはりこの時間にはもうこの界隈で開いてるガソリンスタンドは無いらしい。
若い方のお巡りさんが「バイクは何ですか?」と聞いてきたので「XL250っていうんですけどリザーブ入っちゃってるから2リッターくらいしかないんすよ、それで燃費が30km/lくらいだから走れるのは60kmくらいかなぁと」と答えると「あぁ〜なるほど」とヤバさを納得された様子で「じゃちょっとグーグルで調べてみます」とノートパソコンとにらめっこ。
しばらくすると「ガソリンスタンドありそうな所まで48kmくらいで行けそうですね(数値やセリフはハッキリ覚えてないけどこんな感じだったと記憶)」とのことで「え!マジすか!」と一気に安心感が広がりました。
「じゃ南下してみます!ありがとうございました!」とお礼を言って交番をスタート。

しかし、XLのトリップメーターはすでに想定以上に走っている(この時点で何kmだったか覚えてない。数字の記憶はホント弱い)。
満タンで6Lのはずだから、燃費が30km/lと少なく見積もって180km程度でガス欠になるはずなのに200kmを超えている。
「まぁ遠出でずっと走ってるから燃費いいんだろうな」と考えて、今はとにかく低燃費を意識して無理のない一定の速度(5速で3000rpm、40〜50km/h)を保って走行。

交番を出てすぐに妙に濃い霧が多くなってきて、ライトの光が帯になっているのがわかるようになってきました。
雨もライトの帯に映るようになってきて「う〜わ!雨かよ〜」と路肩に停車してモンベルのレインジャケットを着込む。
ところが停まってみると全然雨が降っているようには思えないくらい小雨。霧雨という表現の方が近いか。
でも走行してみると前面に水滴が短時間に集中するせいかメガネに水滴がついて視界が白っぽくなり、濃霧なんだか視界不良なんだかわからん状態に。
レンズをグローブで拭くと多少コントラストが向上するものの、霧も出ているのでやはり白っぽい。
そんな感じでガス欠の恐怖と水滴の視界不良に襲われながら走っていると、甲信越地方ならではのコレが現れました↓
49.jpg
ロールサイレージ製の牛。
最初に出会ったのが2010年の9月。
これがその時の写真↓
DSC01386.jpgDSC01387.jpg
小学1年生が命名した「うっしー」
次に見つけたのがコレ↓
DSC01388.jpgDSC01389.jpg
「かあちゃん」
この名札を見た瞬間吹き出しそうになりました。
小学2年生の命名だそうで、成長したネーミングセンスを感じます。

「あぁ〜なつかしいなぁ、まだ作ってたんだ」となんだかホッコリした気持ちになり、αでも撮影↓
50.jpg
霧の効果で妙にドラマチックな写真になりました。
バイクのバックミラーから水滴が滴り落ちそうになっているのが写っています。
もう雨天未使用とは言えなくなりました(まぁ過去のオーナーさんがハードな使用をしてたっぽいので雨天も使用してたんだろうとは思いますが)。
時刻は00:12。

濃霧と霧雨は高原地帯を抜けるまで続き、山梨の標高が低い地域に入るとカラッと晴れて、衣服の水滴もみるみる乾いていきました。
そして、山梨県の国道20号に入り、甲斐市でようやく開いているガソリンスタンドが現れました!↓
51.jpg
時刻は01:18。
ガス欠しないで済んだ〜。
トリップメーターは255.1km、給油量は7.8リットル!?
あれ?XLのフューエルタンクって6リットルじゃなかったっけ?どうやら8リットルだったようで勘違いしてました…6と8って似てるからよく間違うんすよね…(数字に弱い人間の感覚)。
でもガス欠ギリギリだったのは間違いなく、残り0.2リットルだったわけでヒヤヒヤもんです。
燃費は32.7km/lで、悪くはないんですが思ったほど良くはありませんでした。
もうちょい回して速度上げた方が効率よかったのかな?

ガソリンも入れて改めて開放された気分になって、のんびりサイドカバーを開けて自作ブローバイシステムの様子をチェック↓
52.jpg
あれ?白濁オイル吹いてる…。
薄々気づいてたけど、オイルキャッチタンクからエアクリーナーに戻る配管が長いっすね。
この長い配管で水滴が発生しているのかもしれません。
エアクリーナーの接続部分を変更すれば、キャッチタンクからの配管長をかなり短縮できそうに思うので、近い内に改善したいです。

あとは塩山から国道411号を通るルートか、このまま国道20号を通るルートか、河口湖から道志を経由するルートの3パターンのどれで帰るかを考えます。
河口湖ルートは交通量もそこそこ多く、長い時間標高の高い地域を走らなければならず、確実に寒そうなので却下。
20号は交通量が確実に多く、山梨から先はずっと片側1車線なので後ろから速い車が来たら面倒ということで却下。
やっぱり交通量が圧倒的に少なくて寒い時間も比較的少ない、定番の塩山ルートになります。
山に入る前にコンビニで食料を補給。
ちょうど腹も減っていたのでその場でのんびり食します。

コンビニを出発して、山梨の市街地から離れるに従って交通量がどんどん減っていって、ループ橋に入る手前頃にはだ〜れもいない貸し切りロードになります(深夜の話)。
ところが今度は強烈な眠気が襲ってきました。
このまま走ってたら事故りそうなので柳沢峠頂上の茶屋の奥にある公衆便所の前(車道から離れているので人目につきにくい)でバイクの横に寝転がって20分ほど仮眠↓
53.jpg
これは寝る前に三脚セットしてセルフタイマーで撮影。
時刻は03:09。
ちなみに夜の山の気温は10℃台前半だったと思いますが、トップスは厳冬用インナー、防風ジャケット、普段着のパーカー、フリースジャケット、レインジャケット、首にフリースボアネックウォーマー、顔にストレッチ素材の薄手のネックウォーマー兼マスク、ボトムスは下着とヒートテックと太めのデニムパンツ、足は普通の綿ソックス、で長時間走行でも凍えることはありませんでした。
でも真冬には上記セットをさらに強化しないと耐えられません。
ホントは見た目もビンテージにしたいところですが、さすがに快適性を犠牲にすると長距離走る気がなくなるので機能性を重視せざるを得ません。
理想は見た目ビンテージで機能は最新、みたいなジャケットやパンツがあれば最高なんですが、やっぱりぼくが欲しいものは売ってない。

公衆便所の明かりがいい感じだったのでαでも撮影↓
54.jpg
この写真を撮影していたら、茶屋に単気筒エンジンらしきバイクが入ってくる音が聞こえまして、エンジンを切って休んでいる様子。
奥で人が寝転がってるのを見たらさぞかしビックリしちゃうだろうな…。
このまま寝ちゃおうか出て行こうか迷いましたが、やっぱり眠気をある程度覚まさないと危ないので寝ることにしました。
寝転がって目をつぶると頭上の方数m先(山の方)で柔らかい足で歩くような足音が数歩聞こえましたが、幽霊や熊だったとしてももう恐怖も感じないほど眠かったし、斜面の土が落ちた音のようにも考えられるし、衣服の折れる音が遠くから聞こえたように錯覚したとも考えられるし、公衆便所の配管の音かもしれないし、なんて考えてたらそのまま寝てしまったようで、しばらくして地面の硬さで深く眠れないまま目覚めて、眠気を確認するともうけっこうスッキリしたので出発することにしました。
次の遠出までにはマットとタープくらいは買っておこうかな。

トイレから峠道に出る下り坂で転がしがけ(押しがけ)してそのまま走行。
茶屋で休んでいると思われる単気筒ライダーをビックリさせちゃったかもしれませんがまぁ仕方ない。
峠道を下り始めるとすぐまた濃霧が広がっていました↓
55.jpg
今度もやはり標高の高い間はずっと霧と雨のダブル攻撃でしたが、ズボンの太もも上面だけしっとり湿るくらいで濃霧&雨区域を脱したようでずぶ濡れにはなりませんでした。

そして毎度おなじみの道を通って無事帰宅↓
56.jpg
近所のガソリンスタンドにて。
時刻は06:35。
最後の最後まで絞り優先のまま気づかず撮影しててこれも微ブレ(怒)。
また泥汚れ早めに落としておかないと錆びが進行しちゃう〜と言いつつ全身筋肉痛でもう2日放置…。

今回は間違いや災害復旧工事でやたらルートを変更することになってガス欠の恐怖を久々に味わいましたが、いろいろと知らない道を走れたし、カモシカも助けられたしで楽しかった〜。
改造したヘルメットは途中でトラブルが起きましたが、無事リペアできてその後は問題なく使用できました。
ゴーグルなし走行はけっこう大丈夫でしたが、帰宅後の目を見たら真っ赤に充血してたのでやっぱりあまり目には良く無さそう。
これはなにか対策を考えた方が良さそうです。
ビンテージゴーグルはやはりつけ心地が良くありませんでした。
あと些細なことでは自販機で買ったものはちゃんと記録残しとこうと思いました。

**旅データ**

総走行距離:510.7km
所要時間:約22時間

★給油
13日 14:37 1回目給油:108.5km 3.60L 燃費:30.1km/l 493円 埼玉県秩父郡皆野町のコスモ
14日 01:20 2回目給油:255.1km 7.80L 燃費:32.7km/l 1,100円 山梨県甲府市の宇佐美(エネオス)
14日 06:37 3回目給油:147.1km 4.21L 燃費:34.9km/l 560円 近所のエネオス
ガソリン費用合計:2,153円(ハイオク)

★食事
13日 12:22 道の駅 果樹公園あしがくぼ
・自販機 午後の紅茶あたたかいストレートティー 280ml 130円
合計:130円

13日 13:52 ベルク公園橋店
・自販機 葉の茶 日本一の茶師監修 275ml 120円
合計:120円

13日 14:09 セブンイレブン秩父阿呆町店
・手巻きおにぎり辛子明太子 140円
・カロリーメイト フルーツ味2本 100円
・たまごサラダロール 120円
・ツナサラダロール 110円
・野菜一日これ一本 200ml 102円
・バイオマスレジ袋中1枚 3円
合計:620円

13日 19:36 道の駅 上野
・自販機 紅茶花伝ロイヤルミルクティー 270ml 130円
合計:130円

13日 21:26 道の駅 オアシスなんもく
・自販機 つぶコーンスープ 130円
合計:130円

14日 01:34 ローソン甲斐竜王バイバス店
・バターチキンカレーブリトー 268円
・手巻きおにぎりガーリックチキンマヨ 138円
・おかずコロッケ 80円
・アサヒホットカルピス 300ml 138円
・レジ袋 3円
合計:629円

食費合計:1,759円(自販機飲料の価格は記憶のみで書いてるので10円単位で間違ってる可能性もあり)

★雑費
13日 13:00頃 オリンピック秩父店
・3M 超強力両面テープ 698円
・透明梱包用テープ 148円
合計:929円

出費合計:4,841円
posted by 文鳥 at 13:21| 東京 ☁| Comment(1) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月10日

ヘルメットの話

ある日、ふとセカイモン(要するにe-bay)でビンテージヘルメットを検索してみると、面白そうなメットがいっぱい出てきました。
憧れのメットでもある、日本ではプレミア物のHA(ヒロタケアライ)のR-1はさすがに向こうでもプレミア化しているようで、めったに無い上にあったとしてもボロいのに手が出ない価格だったりしますが、個性的な形でカッコいい、McHALとか英国のスタジアムなんかは稀に買えそうな値段で出てたりしました(やっぱりボロいやつだけど、帽体さえあればいいという人にはお買い得な感じ)。
BucoやBELLはさすが欧米なので山程出てきますが、今はこの辺あまり興味無いんすよね〜。

今回ぼくが考えていたのは、R-1のようにテンプル(こめかみ)から後頭部まで革で覆うタイプのダブルストラップ(革ストラップとナイロンベルトの2重で固定するやつ)のメットを探すことだったんですが、やはりなかなか出てこない。
半帽やハーフジェット(半帽とジェッペルの中間的な形)でもそういうストラップのがたまにあるのでそれ狙いで探していたんですが、ストラップ形状を撮影していない出品者にはイラッとします(笑)。
そういう場合は、かろうじてはみ出して見えるストラップの一部だけで判断したりします。
よくあるのはY字のナイロンベルトだけで耳が丸見えになるタイプだったり、革ストラップが顎下まで無くて耳しか隠れないタイプで、これはちょいちょい出てくるんですが、ぼくが欲しいのはこれじゃない。
要するに60年代のレーサーがかぶってたようなやつが欲しかったんですね。
そういうメットで程度が良ければ後々C72とかの60年代車種に乗るときに使いたいなぁなんて思いもあったんですが、そんなの買えるのはいつの日になることやらなので、ストラップだけを今使ってるジェッペルに移植できないか試してみたいという思いもありました。
そうすればR-1っぽさがより向上するんではないかと(厳密にはR-1の帽体形状は一般的なジェッペルより耳部分の高さが少ないので、相当な加工を施さないと全く同じにはならない)。

そんな中、ハーフジェットのメットが何個か出てまして、そのうち2件のものはR-1と似たような革ストラップが顎の下まで伸びているダブルストラップでした。
1件は同じようなメットの2個セットで、程度は明らかに中古だけど使えそうなレベル。
もう1件はほぼ未使用っぽい雰囲気で付属品や当時の箱もついてる極上品。
値段は両方共同じくらい。
数日考えた結果、極上品を購入〜↓
01.jpg
お値段は送料込みで16,449円。

そして数日後到着したので内容確認。
まずは箱↓
02.jpg
「ロードマスター」なんて聞いたことありませんが、日本製のようです。
出品者さんがいつ購入したのかわかりませんが、値札には$9.97(1,000円くらい)という表記が。激安!
そして肝心の内容物↓
03.jpg
メット本体、バイザー2種、反射テープ。
反射テープにはご丁寧に説明書が同封されてまして、DeepLで翻訳してみますと…
「この素晴らしいヘルメットには反射板が同封されています。買い手が次のように希望する場合は、これを適用することができます:鉛筆で後ろの中心から前の中心にまっすぐな線を引く。裏面を剥がすと、テープは自己接着性のセメントでしっかりと固定されたままになります」
とのこと。この説明必要か?

そして肝心要のストラップ形状↓
04.jpg
これこれ!こういうのが欲しかったんすよ。
なんで最近のメットはこういうストラップ使わなくなったんだろうか。

ちなみに開閉可能なシールドは、ホックによって簡単に脱着できるようになっていましたが、マウント部の金具はリベットを除去しないと取り外せません↓
05.jpg
シールド自体は薄緑で小傷のせいかあまりクリアーな視界ではありません(磨けば大丈夫そう)。まぁこれは使わないと思うので別にいいや。

付属のバイザー2種は両方共に「Japan」の刻印&印刷が入ってました↓
06.jpg
黒い方はFRP製の物を型取りして、透明(スモーク)樹脂で複製したもののようで、一部にFRP特有のファイバークロスの跡が成形されています。

そしていざかぶってみると…ギッチギチのパッツンパッツン!
無理矢理押し込んでストラップを閉めてみると、頬の肉が強調されて下膨れのデカイ顔の出来上がり(ここ数年で少し太ったのもある)。
これはいくらなんでも使用不可!
みっともないというのもありますが、このキチキチさ加減は数分でギブアップの辛さです。
サイズはMだから大丈夫かと思ったのに〜(以前購入したビンテージのSHOEI EX-5はMでほぼピッタリだった)。
内装に貼ってあるサイズステッカーには大きくMと書いてある横に「HEAD SIZE 6 7/8〜7」とありまして、今更ながら調べてみると頭囲55cmのXSに相当するとのこと…全然Mじゃないじゃん!↓
07.jpg
ちなみにぼくの頭囲は57〜58cmほど。小さくていい形の頭蓋骨に交換したい…いや、いっそのこと全身まるごとモデルさんと交換したい。
ていうかアメリカはいつまでインチだのフィートだのマイルだの使ってんだよ!わかりにくいっつーの!
こないだ発表されたPS5(ゲーム機)の◯✕問題も腹立つわ〜!
なに後から勝手に変更しといて「ウチらが世界標準です」とか言ってんの?
ファミコンで育った人間は右が決定ってDNAに刷り込まれてるんだよ〜!
はぁ〜ぁ、もうSONYはガイジンに乗っ取られちゃったのかねぇ…日本人しっかりしようぜ。
…ハッ…取り乱しまして申し訳ありません。

そして泣きっ面に蜂とでも言いましょうか、箱の中には謎の青い破片がいくつもありまして↓
08.jpg
なんだこれ?とメットを見ると、内装のベースに使われている発泡ウレタンが加水分解で劣化したものでした。
劣化は部分的なもので、外周部はそれほど劣化してなかったんですが頭頂部付近はパリパリのポロポロでした↓
09.jpg
しょうがないのでこの青い内装は全剥がし。
まぁこのくらいなら個人でもリペア可能なのでいいんですが、やはりこのギチギチサイズはなんとかせんといかんというわけで、さっそくバラしてみました↓
10.jpg
今のメットと違って吊り天井方式なので、この頭囲を囲むベルト部分さえ拡張すればサイズ変更できそうな感じですが、あちこちけっこうガッチリ縫い込まれていて面倒になってきた上に、かぶれるようになったとしても今乗ってるXLにはちょっと似合わないだろうなぁと気がついて、思い切ってこの革(合成皮革)部分を今使ってるジェッペルに移植してみようと行動開始。

写真撮り忘れちゃったんで文字だけになりますが、要は革部分の縫い糸を解いて、取り外した革部分をジェッペルの発泡ウレタン内装の外側に強力テープで固定。
ジェッペルのチークパッドは取り外して、上記の内装を帽体にセットするという手順であっさり移植成功〜↓
11.jpg12.jpg
完璧を目指すなら革の裏面にも両面テープか接着剤を使用した方が良さそうですが、このままでも内装と帽体に挟まれてかなりガッチリ固定されており、ストラップだけでぶら下げても外れることは無さそう。

今までのストラップを固定していた部分には穴が開いたままなので、ロードマスターから取り外したアルミリベットを強力両面テープでくっつけて塞ぎます↓
13.jpg
ちなみにリベット横の白いホックは普段外出時に使ってる不織布マスクを引っ掛けるためのもの。
夏はこれでマスクくっつけて走ってました。

今回入手したバイザーの白い方をつけてみた図↓
14.jpg
なかなかレトロで真面目な感じでカッコいい。
ちなみに顎下のストラップの取り回しは30数年前に教習所で習った簡単に解けるやり方なんですが、この場合あまりカッコよくないですね。

ゴーグルはどうするか…と考えて、昔買ったものの着け心地が良くなかったのでそのまましまったままだったビンテージゴーグルを合わせてみました↓
15.jpg
おぉ〜これはなかなかいい感じ。ですが、やっぱりこのゴーグル着け心地良くないんだよなぁ。

かといって今までのゴーグルは…↓
16.jpg
バイザーが白になった途端に違和感が出ました。
顔に当たるスポンジもそろそろ劣化してポロポロしてきたし、この辺はなんか考えないといけません。
レンズは2重で全然曇らないから便利なんすけどね〜。

そんな感じであれこれ観察していたら、ストラップのベルクロがどうも個人が後付けしたもののようだと気が付きました↓
17.jpg
そもそもなんで茶色なんだよ。縫い方も雑。

R-1のこの部分はスナップボタンが4個付いており、ある程度サイズ調整できるようになっていますが、このロードマスターは最初からなにも付いてなかったんでしょうか?
とにかくここもR-1っぽくすべく、近所の手芸屋さんでスナップボタンを買ってきて取り付け↓
18.jpg
オス側に4個、メス側は2個にしました。
間隔は勘で取り付けましたが、全箇所に上手くはめられます。

教習所で習ったやり方ではなく、正式なやり方で締めました↓
19.jpg
やっぱりこの方がスマートでカッコいい。

なんかバイザーが無いほうがリムが強調されてカッコよく思えたので改めて上等なカメラで撮影↓
20.jpg21.jpg22.jpg
おぉ〜なかなかいいんではないでしょうかと自画自賛が炸裂。
今まで、オフ車なんだからバイザー付けないと様にならんなぁとなんとなく思ってましたが、XLは現代のマシンほどオフオフした形じゃないのでノーバイザーでも変じゃないかと思いました。ただ、バイザーがあると夕日の眩しさを遮られるので便利なんすよね〜。

最後にe-bayで見つけたアライの古いカタログより↓
23.JPG
上の段はパッと見R-1かと思いきや、よく見たらリムにステッチが無く、名称も「R-3」とあります。
少し新しい年代のカタログなんでしょうか。
下段R-8は今回購入したロードマスターと同じようなタイプです。
説明をみるとオフロード使用も想定したものらしいです。

上段C-1は子供用、下段L-8は軽量タイプでしょうか。ジョン&パンチっぽいです。↓
24.JPG
L-8のストラップは今でも半帽等でよく見るタイプです。バイザーは今回同梱されてた黒い方にそっくり。

R-6M↓
25.JPG
これはもうほとんど最近のジェッペルと同じですね。
ただ、妙に頭頂部が長いように見えてイマイチ…。

R-7↓
26.JPG
値段からして当時のフラッグシップでしょうか。
でもリムはR-1と同じ手縫いに戻ってます。こっちの方が手間がかかって高級だったんでしょうね。
しかしこの帽体もR-6と同じなのか上が長くてイマイチ…。
本来はこのようにおでこが若干見えるくらいが安全で正式なかぶり位置なんだと思いますが、最近は眉毛が見えるか見えないかくらいまで深くかぶれるように加工するのが流行ってるみたいです。
たしかに純正状態の浅いかぶり位置はカッコ悪いと思えますが、あまり深すぎると脳みそ容量が足りないみたいに見えちゃって、何事もやりすぎは禁物だなぁと思う今日このごろ。

結局R-1は載っておらず、もうちょい古いカタログが見たくなります。
あ〜頭蓋骨小さくならないかな〜。
posted by 文鳥 at 13:15| 東京 ☔| Comment(0) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月05日

いろいろ改良

これまでの改良・改造でいろいろ手を入れてきたXLですが、まだまだ細々とした問題が解決されずに残っていました。
まずはリアサス。
購入時からの経緯をサラッと書くとこのような感じに↓
1:やたら硬くてわずかな段差で内蔵に響くようなショックがある。
2:ダンパーが原因かと思って台湾製の安い新品サスにまるごと交換。
3:それでもやはり硬かったので、純正だと思いこんでいた購入時のスプリングに交換。
4:それでも改善せず。シートを手で押し込んでも全くストロークしないという異常な硬さ。
5:結局スプリングが諸悪の根源で、純正は2レートスプリングだったことに気がつく(台湾サスのスプリングも硬かった)。
6:純正2レートスプリング(サスまるごとだったがダンパーはロッドが曲がっていた)をeBayで購入して交換。
7:ダンパーも購入時に付いていた純正と思い込んでいたものに交換。
…という感じに紆余曲折を経て、とりあえずショック吸収能力はマトモになったのであります。

ところがある日、いろいろネットでXLの画像を見ていると、購入時に付いていたダンパーも純正ではなく、社外品だったことが判明。
そこでXL純正サスの程度の良さそうなものをeBayで購入↓
01.jpg
汚れはあったものの比較的錆は少なく、下部に貼ってあるSHOWAのシールが純正であることを物語っています。
ちなみにeBayで見つかるリアサスはもれなくイニシャルアジャスターが一番硬い状態になっているのが当たり前。やっぱガイジンさんは身体がデカくて重い人が多いからそうなっちゃうんでしょうか。

過去何度もeBayで部品を購入しましたが、中古品はもれなく汚れが落とされてないまま送られてくるのが定番なんすよね↓
02.jpg
現地の草が挟まったまま…こういうのって防疫法とかにひっかからないのかな?

上部取付部はけっこう錆びていましたが、ガッチリ圧入で組まれているので現状の環境ではバラせませんでした↓
03.jpg
今まで純正だと思いこんでいたサスはこの部分も非常にシンプルな構造でいともたやすくバラせたんですが、やはり本物の純正はしっかりしています。

バラし開始↓
04.jpg
砂だらけ。
バイクから取り外しただけだとしても、レースした後はまずは高圧洗車機とかで車体全体洗ったりしないのかねぇ…ガイジンさんには物を大切に扱うとか、購入したお客さんに失礼とか、そういう概念が無いんだろうか。

イニシャルアジャスターの内側に入り込んだ砂↓
05.jpg
恐らくきめ細かい泥だったんだと思います。
ハードなエンデューロレースでもしてたんでしょうか。

ダンパーを守るプラスチックガイドもハードな使用がされたせいかガビガビです↓
06.jpg
傷に入り込んだ泥汚れが落とせなかったので、ダイヤモンドカッターをつけたリューターでガビガビ表面を削って強引なクリーニング。

ダンパー表面にもダメージが多数↓
07.jpg
1:プラガイドとダンパーの間に泥が入ったままハードな使用をしたのか傷だらけ。
2:こんなとこが凹むもんかね?どういう使い方したらこうなるんだ?

イニシャルアジャスターにも謎の傷がガッツリ↓
08.jpg
なにがどうなってこんな深い傷が入るんだ?

プラガイドには傷以外にもこんなダメージも…↓
09.jpg
1:ニッパーでぶった切ったような断裂跡。
2:もはやどうやってこうなったのか想像すらできない欠損。
XLがレースを目的に作られたのはわかるけど、eBayで見つかるXLの中古パーツがほとんどこんな感じにボロボロなのがちょっとイラッとします。大事に街乗りしてた人はいなかったんでしょうか。

でもまぁ磨いて組んでしまえばほとんど見えない(気が付かない)ので良しとしよう。
錆が少ないのも良かった。
最後にウレタンクリアーでコーティング↓
10.jpg
ちなみにダンパー機能は片方がほぼ皆無、もう一方はわずかに効いているという感じなので、かなりフワフワな乗り味になりそう。

購入時に付いてたサスとの比較↓
11.jpg
1:購入時に付いてた社外品(スプリングも)
2:XL350純正
なんとストローク量も全然違う(純正の方がストロークが長い)。
そういえば2レートスプリングに変えた後も、そこそこ激しいギャップを越えた時に「ガツン!」とフルボトムしてる感触があって、この時代のサスはそんなもんかと思ってましたが、本物の純正はもっとストローク量があったんすね…この社外サスはオンロード用なんでしょうか。
走行してみると、ダンパーが抜けているだけあってギャップを越えた後に「フワンフワン…」というポンピングが若干後を引くような感じはあるものの、ショック吸収能力は抜群で観光バスみたいになりました(笑)。
というわけでリアサスはこれでまたさらに純正状態に近づいて、乗り心地も良く(?)なりました。
ダンパーのオーバーホールしてダンパー能力を復活させれば完璧なんですが、まぁこの乗り味でもいいかなと。

次に自作ブローバイシステムの再構築。
オイルキャッチタンクの向きと位置、出入力経路を変更することを考えると、バッテリーがあったスペースの無駄な構造物を除去する必要があると判断。
そうなるとそこに入っていたバッテリーレス用の自作コンデンサーの位置も変更となって、単体でステー固定する必要が出てきます。
というわけでコンデンサーの入っている箱にステーを取り付けられる加工をするためにコンデンサーBOXを開封↓
12.jpg
1:開けてみてビックリ。内部が水浸しになってました。
2:最初は上部の配線取り出し口のシール(シリコン系接着剤)が劣化したとこから水分が侵入したものと推測したんですが、雨天はほぼ未使用なので、保管時の湿気が長期間で溜まったのか、コンデンサーの発熱で結露した名残なのか、よくわかりません。
3:コンデンサーの異常圧力を逃がす部分も少し膨らんでいましたが、今の所機能的な問題は無いようなのでこのまま使用します。
4:防水性は個人のノウハウでは無理っぽいので、冷却性と排水性を重視して下部に穴を開けました。

バッテリーが収まるフレームパーツをまるごと取り外して、オイルキャッチタンクを設置↓
13.jpg
1:タンクだけならもっとフレームに近づけて設置したいところですが、配管が折れないようにしないといけないので、このようにクリアランスのある取り付け位置になりました。
2:配管説明。タンクはXR650用なので配管もXRと同じ経路にしました。

コンデンサーの取り付け↓
14.jpg
なんとか空いたスペースに入れることができましたが、もっとマフラーから離したい気もします(赤矢印の部分がマフラーとの隙間)。

キャッチタンク上部からエアクリーナーへ向かう配管もマフラーから離れたルートに変更↓
15.jpg
急激な角度で曲がる部分にはL字コネクターを入れてあります。今は便利なものが売ってますね〜。

コンデンサーをマフラーから離れた位置にしようとしましたが、今度はエアクリーナーBOXにネジが当たってしまいNG↓
16.jpg
もはやパズルのようにあーでもないこーでもないとステーの向きや箱の位置を変えたりして試行錯誤。

ステーを急遽追加してこのような位置にコンデンサーBOXを配置↓
17.jpg
なんとかギリギリまでエアクリーナーBOXに寄せて配置できましたが、少々キャッチタンクを圧迫してしまいます。
いつしか日も暮れてしまい、一旦この日は終了。

撮影した写真を見ながらあれこれ考えて、もっといい取り付け位置を思いついたので翌日実行↓
18.jpg
これでどのパーツも無理な接触もせずに、マフラーからも距離を空けて設置することができました。

左右から見ても後付部品が見えないようになりました↓
19.jpg
クランクケースからのパイピングが少々複雑になっているのが見える程度で、言われないと気づかないレベルかと思います。
これで無駄に長い配管も無くなって水蒸気が貯まることも無くなったのではないかなぁと希望的観測。
キャッチタンクの構造的にも理想的な配管経路になったかと思います。

次に、キャッチタンクの位置変更前に、中にガソリンを入れてジャブジャブ洗浄したんですが、この時フューエルコックのリザーブルートが詰まってポタポタレベルでしか出てこないことが判明したのでコックを取り外してみました↓
20.jpg
黄色矢印の穴がリザーブ、赤矢印が通常穴(ONの穴)、青矢印がタンクと接続するネジ穴。
結局、リザーブ穴にはタンク内コーティングが剥がれたカスみたいなものが詰まっていたようです。
最近の車種(ホンダで言うと恐らく70年代後半以降?)はこの取り入れ口にフィルターが付いているのが当たり前なんですが、この時代のコックにはそれが無く、コック下部にあるチャンバー部分にフィルターがあるという、これまた効率の悪い設計がなされています。
今回のように取り入れ口そのものが詰まるということは考えられなかったのだろうか…やはり人の発想は出てこない時には出てこないもんですね〜。

とりあえず正真正銘の純正になったリアサスと、位置変更したブローバイシステムの様子を見るためテスト走行↓
21.jpg
いつもの陣馬山へ向かう途中「バシッ」と胸に飛び込んできたカミキリムシ。
けっこうな衝撃がありましたがお互い怪我もなく、カミキリムシは近くの木に離してやりました。

いつもの眺めの良いところ↓
22.jpg
この日はまだ梅雨明け前で、たまたま天気が良かった日でした。

ホントは深城ダムと道志ダムを巡るつもりだったんですが、道を間違って山梨の塩山に出てしまいました↓
23.jpg
これ以上遠出にならないようにフルーツラインを通って国道20号へ。

20号から外れて適当に走ってて出くわした鉄砲水?の跡らしき工事現場↓
24.jpg
今年の梅雨は異常だったなぁ。

ブローバイシステムもサスも特に問題は起きず、気分良かったです。

<走行データ>
総走行距離:233.2km
所要時間:約7時間

★給油
17:40 1回目給油:188.2km 5.98リッター 燃費:31.4km/l 813円 キグナス相模湖S.S
※途中エンジンを切って転がった距離もけっこうあったので燃費はもうちょい悪いはず。
帰宅時給油無し(約45km走行)
ガソリン費用合計:813円(ハイオク)

★食事
13:30頃 自販機 リアルゴールドっぽいやつ 110円
16:22頃 自販機 ミルクティーっぽいやつ 100円
食費合計:210円

出費合計:1,023円

次に、取り入れ口にフィルターの無いフューエルコックが心配になったので、ネットで汎用フューエルコックを検索してみると、取り入れ口にフィルターが付いた使えそうな安いやつがあったので購入↓
25.jpg
2,207円なり(Amazonポイント227円分使用)。
ホントは純正と同じような長いボディのが欲しかったんですが存在しませんでした(ぼくの欲しいものは売ってない説炸裂〜)。
コックのプレートには「S」「ON」「R」と表記されてましたがイマイチわかりにくい。
ONはいいんですが、Rはリザーブですかね。んでSって何?セーフティ?OFFじゃないの?
しかもコック裏のルート溝が間違ってるのか、この表記通りにはなってません。
Sで両方のルートが開通、ONでリザーブのみ開通、Rで全閉(OFF)。さすがのチャイナクオリティ。
しょうがないのでコックを上下反転させるとSで全閉、ONでONのみ開通、Rで両方のルートが開通…と表記通りになりました(でもプレートの文字は上下逆さま)。

下部チャンバー内部のフィルターはこのような感じに↓
26.jpg
純正よりもシンプルな構造はいいんですが、網目粗くね?
ちなみに写真ではOリングがありませんが、さすがにこれはちゃんと付いてます。

早速取り付け↓
27.jpg
純正コックと見比べてみると違いが一目瞭然。
赤矢印が純正、青矢印がチャイナ製。真逆でやんの。
ちなみに上に写ってる丸いゴムパッキンの付いた網が純正フィルター。

ここでふと「純正レバーとプレート付けた方がいいな」と思いついてチャイナボディに純正レバーとプレートを移植してタンクに取り付けてみたら…↓
28.jpg
レバーが当たってリザーブが使えねぇ〜!
純正はプレートのストッパーが横位置なので、反転させてもレバーがタンクに当たってしまいます。
かといってチャイナレバーを下向きに取り付けるとONが使えない(常にリザーブかOFFの2択)。

そこでチャイナボディにくっついてたフィルターを純正ボディに移植することに↓
29.jpg
そのままでポン付けできるかと思いきや、穴を4mmドリルで拡大しないと入りません。
これでリザーブは取り入れ口にフィルターを入れることができました。
現代の車種ならONもフィルター付いてるんだけど、まぁこれくらい長いパイプが伸びてればゴミが入る確率は低いと思われます。

これで車体的にはクラッチアジャスター部のオイル漏れ以外は問題は無くなり、お気楽度合いが高まったわけですが、長距離ツーリングをする際の積載システムはまだまだ未完。
サイドバッグはタイヤへの巻き込みやサスとの干渉等を考えると特注サポートじゃないと不安なのでとりあえず保留。
そこで比較的簡単そうなドラムバッグの取り付けをもっとしっかりしたものにすべく行動開始。

まずはお手軽に元から付いてた肩がけストラップをバッグ本体下部から動かないようにボルト止めしてみました↓
31.jpg
1:バッグの側面。赤矢印がストラップを固定するボルト。
2:バッグ下面。黄色矢印がボルトで固定した位置。
下面に固定されたストラップをシートに挟めばガッチリ固定できるんではないかと予測。

バッグ側面の型崩れを防ぐことと、予備ワイヤーの収納も兼ねてこのようなホルダーを取り付け↓
32.jpg
1:ナイロンベルトとスナップファスナー(バチンと止めるホック)を利用してワイヤーを固定…したんですが、ちょっと保持力が足らず。
2:ワイヤーを仕込んだバッグの姿。ホルダーが足りないせいかワイヤーが動いてしまいイマイチ。

ちなみにボルトやスナップファスナーを布地に貫通させる際は、ほつれを防止する意味でなるべく糸を切らずに押し広げて貫通させています↓
33.jpg
裁縫用具の目打ちがあれば比較的簡単に穴を拡大できるんですが、手元になかったのでスパチュラで代用。
M6ボルトは太いので穴を作るだけで手が疲れます。

実際に取り付けてみましたが…やっぱりバッグ全体が動いてしまいます↓
34.jpg
形も内容物の状態で変形してウインカーが隠してしまいそうな感じ。

そこでふと「別に柔らかいベルトで固定しなくてもいいんじゃね?」と思いつき、早速そのための部品を考えて制作開始↓
35.jpg
1:サイドバッグ取り付けで使った自作サポートのアルミ板を流用してこのようなパーツを切り出し。
2:バッグ側に取り付ける部分としてアルミL字板をネジ止め。M6ボルトで固定して、アルミナベ頭ネジで回転止め。
3:左右の板を接続。
4:バッグの反対側の下面に長い袋ナットを取り付け。これがバイクのシートレールの穴に入って固定されます。

ガタを防止するためと、車体を傷つけないためのスポンジを貼り付け↓
36.jpg
スポンジはメーターベースの緩衝材にも使った、ホムセンで売ってたポロンスポンジ。

これだけではバッグは取り付けできても、荷物の内容物が少ない時等にバッグが潰れてウインカーを隠してしまうので、今度はバッグ内部にフレームを仕込みます↓
37.jpg
1:買ってきた材料。最初はカーボン管のデカイのを使おうかと思ったんですが、かなり高価なので断念。
2:バッグ側面のアールに合わせて鉄ステーを曲げます。

フレームのみで仮付け↓
38.jpg
予想では後部木材がフェンダーの上に乗るかと思ったんですが、思いの外デカくてフェンダーが空白部分にハマってしまいました。
これだと木材フレームが傷んでしまうのでさらに試行錯誤。

後部木材の位置をフェンダーの上に来るように変更↓
39.jpg
余って飛び出した鉄フレームはそのままボルトでバッグに固定。
ちなみに内部に使用するナットは袋ナットを使用して積載する内容物を傷つけにくいようにしてあります。

フェンダー上に来る木材をベースにゴム足を取り付け↓
40.jpg
これで多少のガタツキがあってもフェンダーは傷つかないかと思います。

側面にはこれまで通り予備ワイヤーを収納↓
41.jpg
保持力がイマイチなのもそのまま。

これで完成かな?と取り付けてみました↓
43.jpg
お〜なかなかキレイに付いたではないか。
これでウインカーが隠れることもなかろう。

取り付け手順はいたって簡単↓
42.jpg
1:シートを開けてシートレールの穴にバッグの自作フレームの突起(袋ナット)を入れて…
2:シートを閉めるだけ。これで完全にロックされてバッグが外れることはありません。

フェンダーの上にゴム足が乗って傷つきも防止しています↓
44.jpg
ただ、このゴム足は屋外使用を想定していないものなので、経年劣化が心配です。
ここはいずれバイク用純正部品のゴム足(純正シートの裏に使用されてるようなやつ)に変更したいところです。

横から見た図↓
45.jpg
この状態では上手くいったように見えますが、この後少し走行テストしたらバッグ形状が後部に崩れてウインカーを少し隠してしまい、視点の高いトラック等から見えにくくなりそうだったので要改修。

考えた結果、横から見たバッグの丸い形が崩れなければ大丈夫だろうと判断し、内部に丸い木材の板を仕込みました↓
46.jpg
予備ワイヤーの時とは違い、今度はガッチリ形状を維持してくれます。
ちなみに使用した各木材はそれほど重くないので大幅な重量増とはならず一安心。
★バッグ内部フレームの材料費:4,495円(取付部のアルミフレームは以前購入した材料や手持ちのネジ類を使用したので計算から除外)

テスト走行に出発↓
47.jpg
他府県への移動を控えてとのことで、東京都から出ないように檜原周辺の林道を探検。
この日は平日だったにもかかわらず、ぼくと同じこと考えた人が多かったのか道中かなりたくさんの人が遊びに来ていたのが見受けられました。
山の麓にある河原にはたくさんの釣り客や家族連れがテントを張ってました。

いつもは通り抜けできないピストン林道は入らないんですが、今回は近場で時間もたっぷりあるので枝葉のようにたくさんあるピストン林道もなるべく入ってみました↓
48.jpg49.jpg
改めて行き止まりまで来ると、人も来ないし意外と居心地がいいなぁと思いました。

ここも数十m進むと行き止まりなんですが、妙に開けていて珍しい雰囲気でした↓
50.jpg
行き止まりの先は林業用と思われる足場がありまして、これまたひんやりした冷気が流れてくる快適な場所でした↓
51.jpg
家を出てすぐ近所にあるスーパーでランチパック的な安い惣菜パンと安い飲料を積んできたので、こういう心地いい場所で食べようと思ってたんですが、まだこの時点では空腹ではなかったのでもうちょい移動してみることに。

路面の苔?がいい感じに残っている林道にて↓
52.jpg
いつも遠くに行きたくて、近場の檜原周辺はほとんど来たことがなかったんですが、林道も多くて散歩レベルの遠出としてはなかなかいい場所が多いように思います。
ただやはり道中には地方風情のようなものは無く、非常に見慣れた風景が続いているのが個人的には物足りなかった気もします。

檜原街道につながる林道内にて、ドラムバッグを積んだXLの姿を撮影↓
53.jpg54.jpg55.jpg56.jpg57.jpg58.jpg
ここに来るまでにけっこう荒れたガレ場も走行しましたが、バッグは型崩れせずにウインカーが隠れることはありませんでした。
積載内容は
・三脚
・工具セット
・予備ブレーキワイヤー
・予備クラッチワイヤー
・予備ブレーキレバー
・予備クラッチレバー
・予備H4バルブ
・レインジャケット
・防風ジャケット
・タオル
・ハンドタオル
・小物ポーチ1(予備電池、LED懐中電灯、T字カミソリ、爪切り、ボールペン、ミニ工具)
・小物ポーチ2(形見のバンダナ、ビニール袋多数、マイクロファイバータオル、メガネ拭き、ポケットティッシュ、パラコード)
・スーパーで購入した食材
これでもう少し小物が入る程度の余裕があります。
春・秋はネックウォーマーやフリース衣料も追加されるのでパンパンになりそう(冬は最初から着込むのでむしろ少ない)。
今後もっと積載が必要になったら、バッグ外部に取り付けられる改造するといいかも。
あと防水加工しとかないと。

そしてちょうど腹も減ってきたし全然誰も来ないので、アスファルトの上に座ってバイクを眺めながら、ウグイスの声を聞きながら食事するという至福のひとときを過ごしました。
今回は食材・飲料をいつも買い物してる地元で積み込んできたので、現地店舗に入ることはおろか自販機すら触らずに帰ってこれました。
この方法なら他県へ行っても問題なさそうに思いますが、他人から見ればそんなことわからないので、やはり控えた方がいいんですかね〜。
あ〜ぁ〜今年は東北行きたかったけど、当分お預けか…。
そういやここ数ヶ月、ちょいちょいバイク乗って左手が鍛えられたせいか、200kmレベルの走行距離ではクラッチの重さが気にならなくなってきました(しかも2本指引き)。
アシストスリッパークラッチなんていらない(けどあったらあったでいいなぁと思う)。

<走行データ>
総走行距離:167km
所要時間:約7時間

★給油
18:09 1回目給油:167km 5.03リッター 燃費:33.2km/l 689円 近所のエネオス
ガソリン費用合計:689円(ハイオク)

★食事
11:25頃 ベルク野津田店にて購入
スナックサンド タコスチーズ 88円★
スナックサンド ツナマヨ 88円★
スナックサンド 塩麹たまご 88円
スナックサンド トマトチーズ 88円
ホイップあんぱん 99円
C.Cレモン 78円★
おーいお茶 68円
合計:644円
当日消費額(★):274円

出費合計:1,333円
当日消費合計:963円
posted by 文鳥 at 21:05| 東京 ☀| Comment(0) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする