2018年05月17日

いろいろ改良

前回の記事にある遠出の時もそうだったんですが、購入から2ヶ月放置とかもあってバッテリーがもうダメになってました。
バッテリーは一度上がってしまうと、いくら走って充電しようとしても蓄電されないようで、遠出から帰宅した時もウインカーは回さないと点滅しない状態でした。
まぁXL250-K2の点火はマグネット式(ジェネレーターからの電力をバッテリーを介さずに点火に使うシステム。厳密には小さなコンデンサーが間に入ってます)なので、始動や走行は全く問題なかったんですが、ダメになったバッテリーをそのまま使っていると、レギュレーターとかの周辺電装品にも悪影響があるとかいう話もネットにあったので、こりゃなんとかしないと、と行動を起こしました。

ぼくは前々からこのバッテリーというものがどうしても好きになれなくて、現代のバイクがほとんどバッテリー点火(ジェネレーターからの電力は全て一旦バッテリーに貯めてから、いろいろな箇所に分配するシステム)になってしまったことが残念でなりません。
バッテリーがダメになったら押しがけもできないなんて、バイクのメリットが一つ無くなったようなもんだと思います。
過去に乗ってた2000年式セローを手放すきっかけもこのバッテリー問題が原因でした。
毎日通勤に使うとかしてればバッテリーでも問題はないとは思いますが、そうしょっちゅうバイクに乗らない生活ではバッテリー車だとすぐ上がってしまうので、2005年のXLR250BAJA購入以降は「バッテリーレス車以外考えられへん!」となっておりました。

XL250-K2は純正状態でバッテリー搭載車ではありますが、現在当たり前の12Vではなく、6Vでシステムが組まれています。
しかし今回購入したXLは過去のオーナーさんが12V化キットを導入していたようで、電装類は全て12V用のものになっています。
電装系は全然勉強してなかったのでよくわかりませんが「12V化」といってもジェネレーターコイルの発電量は何も変わっておらず、結局バッテリーにちゃんと充電されていないと12Vの恩恵は得られないというもののようです。
しかもバッテリーがしっかりしていた頃は、ハイビームは現代の車両並に明るかった(といってもハロゲンレベル。これで十分!最近のHIDとかLEDヘッドライトは嫌い)のですが、ロービームは本来の6V電球より暗いんじゃないかという状態でした(昔の自転車のダイナモライトに毛が生えた程度な感じ)。
これはハイビームがバッテリーからの電力で点灯する回路であるのに対し、ロービームは点火と同じくバッテリーを介さずにジェネレーターの電力をほぼそのまま使用する回路のためで、これじゃ夜間はバッテリーがダメだと話にならない(むしろ6Vのままの方が明るかったのではなかろうか)。

いろいろネットで調べて勉強すると、最終的にはやはりジェネレーターコイルの巻き直しをしないとならないんですが、今回はその前段階ということで、バッテリーレス化することにしました。
一番重要なのはなんといってもバッテリーの代わりとなるコンデンサー。
コンデンサーといってもいろんな種類がありまして、一般的にバッテリーレスキットに使われているのは「アルミ電解コンデンサー」というものです。
コンデンサーのスペックは主に静電容量(どれだけ電気を貯めることができるかという数値)と耐電圧値(どれだけの電圧に耐えられるかという数値)と耐熱温度(表記以上の温度で使用すると寿命が極端に短くなる=表記以上の温度では使わない方が良い)で表されており、静電容量はμF(マイクロファラッド。ちなみに100万μFで1Fになる)、耐電圧値はそのままV(ボルト)、耐熱温度は℃で表記されます。
容量は多いに越したことはないのですが、一番重要なのは耐電圧値。
ジェネレーターからの電力は6V車だからといって6Vしか出ていないというわけではなく、回転数によってその数値は変動し、時には瞬間的に大きな電圧が発生することもあるようで、コンデンサーの耐電圧値は使用電圧の2倍あれば安心とのこと。
容量はかなり大きい数値のコンデンサー(万単位のμF)でも、バッテリーに比べると屁みたいなもので、エンジンをかけてないとすぐ放電しきってしまう程度です。

ここで余談ですが、いろいろ調べていくと最近はコンデンサーの世界にも革新的な物が登場しているようで「電気二重層キャパシタ(EDLC)」という存在が出てきます。
驚くべきはその静電容量。なんと普通に10F(大容量とカテゴライズされる1万μFの電解コンデンサーが1,000本分…)とかあります。
そうなるとやはりこのEDLCを使ったバッテリーレスキットを自作している人がチラホラいらっしゃるようで、なんでもエンジンを止めて数十秒もウインカーを作動させたとか、キックスターターのあるバイクはこれ積んどきゃいいんじゃないかとか魅力的な話が出てきますが、EDLCは耐電圧値が電解コンデンサーよりかなり低いものが多く、直列で何個か繋げば耐電圧も上がるんですが、充電のバラつきを抑えるための回路が必要になる上に、直列でつなぐと容量が「1/つないだ本数」に減ってしまうとのこと。
しかも耐熱温度も電解コンデンサーに比べると低いので、XLに搭載する位置(マフラーとエアクリボックスの間)を考えるとちょっとマズそうな感じなので今回はEDLCはパス。

というわけで前置きがかなり長くなりましたが、購入した電解コンデンサーはこれ↓
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22,000μF 25V 85℃を2本(写真1)。
秋葉原の秋月電子にて、1本450円(税込み)安い…。
それをスポンジでくるみます(写真2)。
スポンジはホムセンで売ってた「ポロンスポンジロール」ってやつ。
コンデンサーの底面(上面?)の平らな部分には十字のモールドが入ってますが、これは万が一の過充電だかで内圧が異常に高まった際に、破裂を防止するために、この十字から裂けて内圧を逃がす仕組みらしいです。
なのでこの面にはスポンジは貼っていません。

その他バッテリーレスキットに必要な部品類↓
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太めの配線、コンデンサーの入る箱、配線の出るとこに使うグロメット。
近所の電子パーツ屋さんにて、合計787円(税込み)安い…。

組み立て開始↓
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箱内部の基盤取り付け用ネジ穴を削除するとコンデンサー2本がぴったり入りました。

コンデンサーを並列繋ぎ↓
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ちなみに直列繋ぎだと容量は1/本数に減ってしまいますが耐電圧が上がり、並列だと容量が加算されます(耐電圧には変化無し)。
この場合、44,000μFとなります。ちなみに電解コンデンサーには極性があって、端子の短い方、又は本体のラインのある方がマイナスです。

購入当時から付いてたバッテリーはギボシ端子でXLのハーネスコネクターとつながっていたので、このギボシから先をそのまま使用します↓
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バッテリーも時代とともに進化しているようで、検索するとリチウムイオンもあるんすね。でも結局寿命短いからいらない。

箱に穴を開けて配線を通した図↓
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コンデンサーに振動は良くなさそうなので、当たる部分には全てスポンジを貼っています。

蓋の合せ目と配線が出る部分をシリコン系接着剤で密閉↓
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発熱を考えると完全に塞がない方が良さげな気もしましたが、発熱より湿気や埃の侵入を阻止する方が得策かと判断。

バッテリーレスキット完成〜↓
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念を入れて箱の外側にもスポンジを貼りました。

バッテリーとの重量比較↓
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XLに関しては純正らしさを維持することを重視してるので、軽量化もほとんど考えてませんが、バッテリーレスにすることで約800g軽くなりました。
余談ですが、XLに乗ってみて、意外と重い車体ってのもいいなぁと思いました。ただ新鮮なだけかもしれませんが。
「乗り物に乗ってる感」というか「乗り物を操縦してる感」みたいなものが軽い車体よりもあるような気がします。

完成したバッテリーレスキットを搭載↓
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バッテリーよりも小さいのでこの状態ではガタガタ。でもスポンジのおかげで衝撃が加わってる感じはありません。

ここから消費電力を削減するために各電球をLED化していきます。まずはテール↓
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これは10年近く昔からバハで使っていたLED球。まだまだ使えます。

次にメーター内部の電球もLED化↓
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ところがウインカー球(赤矢印部分)を替えたらまともに作動しなくなったので調べると、XLのウインカーインジケーターは…あれ、なんだったかな、たしか純正状態では両方のウインカーのプラス配線2本が電球に繋がってて、電球をLEDに替えると消費電力が小さすぎるゆえに余剰電力が逆流してどうのこうの…って話で、その電球からの配線の片方をマイナスに繋いで、もう片方の配線に左右ウインカーのプラスを合流させてつなぐわけなんだけど、逆流が起こらないようにその合流地点に、電流が一方通行となるダイオードを入れることでLED球も使えるようになる、って感じでした(いいかげん〜。作業してる時はしっかり理解してたんですが、日数経ったらほとんど忘れちゃいました)。
ちなみにメーターベースの中にある黒くて汚い輪っかは本来衝撃吸収用のスポンジだったんですが、数十年の劣化でご覧の通り。
おかげでメーターの角度が左右でチグハグになるという害も発生。近いうちになんとかしないと。

その逆流防止用のダイオードはナップスで売ってたPOSHの「インジケータースタビライザー」って商品から抜き取りました。
ダイオード部分(黄矢印部分)だけ切り取ってギボシ接続するように加工↓
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ちなみにこの写真はオスメス間違えて逆にしちゃった状態(オスメス正しい状態にすると、純正ハーネスを加工することなくつなぐことができるようになる)。
赤い部品は配線を挟むだけで簡単に接続できるっていうものなんですが、やたらかさばる形で接続も不安な感じなので使いません。
これを取り付けたら問題なくウインカーインジケーターが点滅するようになりました。
これでメーターの照明とインジケーター類は全てLED化完了。

次はウインカーだ〜とLEDウインカー球を買ってきて4つ全部交換すると全て点灯しなくなり、3個LEDだと最初は光るけどすぐ電気が足りないみたいな感じで消えてしまう。2個だけLEDにすると正常に点灯するようになるが、LED側の点滅が少々心もとないのでウインカー球は白熱球のままに(ちなみにウインカーリレーもちゃんとLED対応品に交換済み)。
これはやはりジェネレーターからの電圧が6V前後しかないからかな?
コイルの巻き直ししてからやった方がいいのかも。ということで今回は保留。
ウインカーは白熱球のままですが、メーター内電球やテールのLED化のおかげか、自作バッテリーレスキットのコンデンサー容量のおかげか、アイドリングで薄っすら点滅するようになりました(かなり暗いけど。もちろん回せばちゃんと点滅します)。
これもジェネレーター巻き直しでしっかりするでしょう。

というわけで電装系の改良は一旦完了。
次に2つ前の記事「細かいレストア」で行ったブリーザーパイプをエアクリボックスにつなぐ加工ですが、遠出後に開けてみたら想像以上にオイルを吹いた跡があったので、やはりオイルキャッチタンク的なものを仕込まないとマズいなということに↓
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けっこう「プププッ」みたいな感じで吹いてたんでしょうか。想像だともっと霧状なイメージだったんですが現実はキビシイ。

オイルキャッチタンクの候補としてTTR250のものが良さそうだったので注文しましたが、タンク本体は欠品でステーだけ届く…。
仕方ないので別候補を探し、XR650R用のものに決定。
届いてみたら思いの外デカかった↓
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でも金属部品も無く、劣化しにくそうなイイ感じ。取り付けステーも簡単に作れそう。

とりあえずこんな感じに付きました↓
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出入力の順番が逆ですが、中はワンウェイではないのでこれでもいいかと判断。
でももっと目立たない、エアクリボックスの裏側にも仕込めそうなスペースがある感じなんすよね…今度トライしてみます。
クランクケースからタンクに入ってからのパイピングは、バッテリーレスキットの下を通ってメインフレームを回ってエアクリボックスにつながっています。
かなり長い距離があるので、エアクリボックス内にオイルが吹き出ることはもう無いでしょう。
ちなみに純正と同じ太さの耐油ホースはナップスにもホムセンにも売ってない(また出た、ぼくが欲しいものは売ってない説〜)ので、一回り細いホースを無理くり接続してみましたが、けっこう上手くホールドされていて簡単には抜けません。
XR650Rの純正状態ではタンクの3つある経路の内2つにクランクケースからのブリパイが刺さっていて、エアクリーナーボックスからドレンパイプを解放で垂らしているのですが、このXLでは定期的にオイルが貯まってないかチェックすることにして、ドレンは蓋をして未使用にしています。純正よりクリーンだぜ!と自慢してますが…ホントに大丈夫かな。まぁ最初のエアクリボックス直繋ぎよりは全然マシでしょう。

次に硬い硬いと言っていたリアサスの話。
よくよく考えたらスプリングを純正と交換したらいいんじゃね?と気がついて即実行↓
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写真向かって右にある大小のスプリングが元の硬いやつで、ダンパーユニットに入ってるのが純正スプリング。
※ここで「純正スプリング」と言っているものは後々純正ではないということが判明します。元々付いてたメッキダンパーも純正ではありません(2020年6月追記)。

バラすには専用工具があった方がいいんでしょうが、安く済ませるためにこのようなシステム(笑)を組みました↓
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バラすのは簡単でした。しかし組み込むのが異様に難しかった…。
締め込んでいくといきなり「ガチ!」とかいってサスが片方に滑って偏ってしまうという現象が多発(写真赤矢印のような動きで滑る)。
こうなると締め込むことが非常に困難になります。下手すると手の皮を挟んで怪我します(しました)。

偏ると上部はこのような状態になって、いくら締め込んでもスプリングを押さえる輪っかを入れることができなくなります↓
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サス下の棒を通していた部分のゴムブッシュも無残な状態に↓
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結局ゴムブッシュは使わずに、締め込みも左右均等に、締め込みスピードも落ち着いてゆっくりやれば簡単にできました。
でももっとよく考えれば、より安全&簡単にできるシステム作れそうだな…もういらないけど。
というわけでサススプリング交換完了↓
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見た目も純正らしくなりました。
しかしこうなるとわかってたらメッキボディのやつ買ってたんだけどな〜(メッキボディのタイプはスプリングもメッキだったのでやめた。なんでメッキボディに黒スプリングという設定が無いねん!怒)。まぁ黒ボディもカッコイイからいいか。

そして今回のメインネタ、シートのレストアのお話。
元の状態は過去のオーナーさんがどこかのショップに頼んだのか、純正とは違う形になっていたので、購入当初から手直しするつもりでした(特にシート後ろの角が丸まってるのが納得いかない)。
最初はヤフオクとかebayで程度のいいシート丸ごと出ないかな〜なんて探してたんですが、ヤフオクでこのXLのパーツが出てくるなんてまずありえない、ってくらい日本ではマイナーな存在なので、もちろんそんなレアパーツが出て来るわけもなく。
兄弟車種であるSL250Sのシートもベースは恐らく同じだと思うんですが、シートフォーム(スポンジ)の形状はけっこう違うんです。まぁヤフオクではSLのシートすら出てきませんがね…。
そもそもSL250Sは知ってても、SLの輸出仕様がXL250という名称であることを知ってる日本人ってどれくらいいるんだろか。
そんなわけでebayで探してみると、タマ数はやはり多い!しかし程度がめちゃくちゃ悪いのばっか!そんな中唯一、ほぼ新品同様の純正シートを発見!値段は約35,000円。しかし、サイドに穴を補修した縫い跡があって縁も少し破けている。
しかも前パイピングの位置が純正と少し違うんだよな〜。
※この時見つけたのは350の純正シート。250と350は前部パイピングのラインが違います(2020年6月追記)。

というわけでオークションで探すのは諦めてシートの張替えに出すことに。
手がけていただくショップはかなり有名なのでご存じの方も多いとは思いますが「大木製作所」さんです。
早速シートを外してアポ取って車で持ち込み。
お店は車道に面した小じんまりとしたビルの1階なんですが、全面扉が全開になっていて、室内は職人さん達が地べたに座って作業をしていました。正に職人!って感じ。室内全部が作業場です。
前もってネットで検索したXLの純正シートのいろんな角度の写真をプリントしておいたのでそれを渡して「純正っぽくしたい」と指定。
シートフォームは劣化した純正使うのもなんだし、長く使うもんだからと新規で作ってもらうことにしました。ベルトも付けてもらいます。
ちなみにシートフォームは高反発なものをチョイス。

発注からしばらくして「シートフォームの形ができましたがどうでしょう」と写真付きのメールが来ました。
早速現物を見に行ったらま〜見事な造形だこと!非常にカッコイイ!↓
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ただ、長年の遠出経験から座面は水平の方が疲れないと思うので、若干前傾だったこの仮形状にプラス前部を10mmアップさせて緩やかに後部へつながる感じ、と座面のサイドへ落ちるエッジを前部に行くにしたがってもっと丸くなっていくように指定。
ちなみに裏面はこんな感じでした↓
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わざわざ黒塗装してくれてました(ウレタンとか焼付けとかの高級塗装ではないけど)。
元のシートフォームを剥がしてみたらベースはけっこう腐食&破損してたらしく、サイドの革を引っ掛ける部分を補修してリベットを埋め込んだそうです。こりゃノウハウのない個人じゃできないね。
しかもベースの縁は革を傷めないようにゴムが貼られています。繊細〜!

元のシートフォームのお姿↓
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想像以上に汚かった(笑)。
やはり後部の角は意図的に丸くしてあったようです。そして貼りたかったのか剥がしたかったのかわからん追加スポンジの跡。
これはちょっとプロの仕事とは思えない…なんとな〜くガサツなガイジンさんの仕事って感じも無きにしもあらず(笑)。

現物確認後、帰宅したらもうメールが来てました。仕事早!↓
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もう写真見ただけでバッチリな感じだったので、そのままGOサインを出しました。
すると次に「パイピングはどういった感じにしますか?」という旨のメールが来ました。
そういやパイピングがハッキリ写ってる写真は渡してなかったな…というか、フレームに載せないと位置取り難しいだろこれ…。と気がついたので、XLに違うバイクのシート(以前バハに付けてたXL230用)をカポッと載せて上野へ直行↓
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店頭に停めて現物合わせ。形状はもうバッチリ!タンクとのスキマ感も純正感たっぷり!そして後部の角も立ってカッコイイ〜!と感動。
前部パイピングはホントは無い方が脚に当たる疲労感を軽減できるんですが、走行中はそんなに当たらない位置だし、純正っぽさにこだわってこのラインにしました。

そして…ついに完成しました!↓
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うっひょー!すげー!純正そっくり!これぞ日本人の仕事!って感じ。
後ろのホンダロゴももちろん入ってます(ちなみに白か銀で指定できるようです)。
座った感じは「うわ、思ったよか硬いな」というのが第一印象。でも柔らかすぎるとシートベースに当ってすぐ痛くなるんすよね。
硬いといってもカッチカチではなく、高反発スポンジの硬さなので痛くはならなそう。
革は見た目と柔軟性から選んだんですが、思いの外グリップが効いていて、もうちょいスルスル滑るタッチの方が良かったかな?という印象でした。でも乗ってみたらグリップするのも悪くないな…という感じ。
お値段はなんと29,160円也!安い!ebeyで破けたシート買わなくてよかった〜。

最後に些細な変更。
ハンドルを純正に戻しました(上記の完成シートが載った写真も純正ハンドルに戻した後)。
なんで戻したのかというと、前後から見た時にハンドルバーの根元部分の幅が異様に広く、なんかかっこ悪かったからです。
高さは申し分なかったんですが、やはりカッコ悪いのは嫌なので問答無用で変更。
比較写真↓
30.jpg31.jpg
日陰の写真がハイポジバー、日なたの写真が純正。ぼくが言ってる意味がおわかりいただけたでしょうか…。
理想はCL72のハンドルなんだけど、これがまた激レアなんだな。
何種類かあるみたいですが、ぼくが欲しいのはさらにレアなやつらしい(ebey調べ)。
でもハンドル交換後にちょっと走ってみましたが「改めて味わってみると低いハンドル位置もいいね」という感じだったので、しばらくはこれで固定。

あ、あとチェーンもシールチェーン(しかもXリング)に交換しました(硬派な旧車マニアな方からは軟弱者呼ばわりされそうですが)。
なんでかというと、やはり伸びるのが早いから。

あとは外装とフレーム、脚回り、そしてエンジンの美化で完成かな?
でももういいかげん貯金がやばくなってきたので、しばらくは大金のかかることはできませーん。
posted by 文鳥 at 05:34| 東京 ☀| Comment(0) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月06日

細かいレストア

XL250K2を購入してから約3ヶ月。
エンジンの調子は絶好調、金属部分もサビが少なく、過去のオーナーさんが交換したと思われる部品もあって程度はかなり良いものではありますが、さすがに44年も前のバイクなので所々ボロい部分も無いわけではありません。
何もいじらずにずっとオリジナルコンディションで乗るという手もあるんですが、外装ならまだしも操作する部品や作動する部品や著しくボロい部分は新しくしたいと思い、チマチマと手を入れました。

とりあえず新品にできる部品を購入↓
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1はFブレーキレバー、クラッチレバー、レバー根元のゴムカバー、ウインカーリレー。
レバーとカバーはバハの80年代風改造でお世話になったホーリーエクイップさんにて購入。
ウインカーリレーはバハのものでして、ただ単にバハのウインカーが調子悪くなったのでついでに購入(なぜかこれしょっちゅう壊れる)。
2はCB750K3〜6用イグニッションスイッチ・ロックセット。
なんでキーを替えるのかというと、オリジナルのキーはスペアが無くて複製しようかと思ったんですが、このタイプの古いキーは現在複製できるところが無いらしく、できたとしてもこのオリジナルキーがそもそも複製の可能性もあり(複製の複製はキーがうまく回らなかったりするらしい)ハンドルロックやシートロックもちょっとボロいので、いっそのこと全部交換しちゃうのが得策だろうといろいろ調べた結果、70年代のZ系やCB系等の旧車用リプロパーツ(リプロダクト品。純正部品そっくりに作られたパーツ)を扱っているPMCさんとこでこれを見つけて購入(当時11,000円でしたが、現在少し値上げしちゃってます)。
XLに使えるかどうかは明記されてなかったのですが、形そっくりだしなんくるないさ〜とポチ。

次にハンドル左右のスイッチボックスなんですが、右はXS650を始めとした旧車に強いR-PROカンパニーさんとこで、XLと全く同じ形のCB750Four 1973-75用のものを購入(単体の写真撮り忘れた…。8,310円なり)。
で、左は…と検索するもののこれのリプロ品が見つからない。
あれこれ探していると運良くヤフオクでデッドストック品を発見!
すでに2名ほど入札が入ってましたが、即決で購入(入札してた人スイマセン…!)。
送料込みで1万円は安いと判断。だってリプロ品も無いんだもんね。↓
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しかし、いざXLに取り付けようとしたら純正は配線が2分割されて一方はヘッドライト内部、もう一方はフューエルタンク内側のコネクター類の集積してるところにつながっていたので一旦部屋に戻って2分割させました(写真2)。ちなみにハイ・ロースイッチの配線は長さが足りなかったので端子部分から純正のものと交換。

それからエアクリーナーエレメント、フレームとフューエルタンクに貼られているコーションステッカー、右サイドカバーに貼ってある車名ステッカーも新品購入↓
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あ、ここに右スイッチボックスの取り付け前写真がありました(1の左上)。
2の車名ステッカーの純正品はさすがにもう手に入らないのでセカイモン(要するにイーベイ)で検索したら、個人でステッカープリンター導入して作ってる強者さんを発見して購入したもの。
この車名ステッカーは古いってだけでなく、輸出仕様にしか使われてない(国内ではSL250Sという名称)から日本で見つかるわけないんすよね…ちなみにこのステッカーはXLの部分が赤いのでK2用。K1用だとここがオレンジで、K0はステッカー無し。なのでK0はSL250Sとほとんど同じルックスになります(SLそっくりの外見で計器類やコーションステッカーが英語ならXL250K0)。
車名ステッカーのお値段は4,579円。内、国際送料が2,323円、セカイモン手数料が800円。
英語が堪能でアメリカ国内で購入するだけなら1,456円(米国内送料800円)なので元はそんなに高くないんですが、やっぱ輸入となると送料半端ないっす。
でもまぁ今では手に入るはずのない激レアアイテムだし、純正価格も似たようなもんだろうからまぁいいか。

コーションステッカーはまだ使わないとは思うけど、いずれフレーム塗装した時のために注文。
車名の入ってるタイヤ指定ステッカー以外はなんとまだホンダ純正で注文できました。
車名の入ってるタイヤ指定ステッカーってのはコレ↓
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さすがにこれ作ってる人いないだろうな〜と思ってセカイモン検索したらさすがアメリカ。ありました。
でも純正で購入した他のコーションステッカーもセットだったので今回はパス(ダブっちゃうし送料がバカにならないので。先にこっち見つけてればなぁ〜)。

そして購入当初から替えるつもりだったハンドル↓
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上が購入したヴィンテージハンドルバー ハイ(もちろんクロモリ鋼)。
これもホーリーエクイップさんにて。送料・税込み6,102円。
過去に乗ってたセローやバハでは、着座位置から極力腕が伸びるようにハンドルを前傾させて取り付けていましたが(肘が下がった姿勢は見た目が好きじゃないので)今回は純正らしいカッコよさを意識して、ハンドルを横から見た時に根元からの傾斜がフォークの角度に沿うように取り付け↓
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着座位置からハンドルまでの距離もバハよりも若干遠い、というかシート座面が水平に近い感じなので着座自由度が高く、ハンドルを前傾させなくても自然に腕が伸びるようになりました。

細かい所ですが、フォークにくっついてる左リフレクターが曲がっていたので、修正するついでに塗装の劣化した右も合わせて樹脂ブラックで塗装↓
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いろいろバラして観察してみるとどうも過去のオーナーさん(何人目かわかりませんが)はオフロードでけっこう激しく走ってたような痕跡(Fタイヤ後ろのフレーム等に砂利が強く当たってできたような点傷が多数あったり、フレームの奥まった部分に泥&砂埃が残ってたり)も見受けられたので、このリフレクターの曲がりもそういったハードな使用でコケたか倒したかで曲がったものかと思いましたが、ウインカーやエンジン周辺はキレイなので枝とかが当たって曲がったとも推測できます。

これも些細なことですが、フォークにくっついてるスピードメーターケーブル用のガイドについて↓
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購入当初は外側からケーブルが入るようになっていましたが、これだと険しい獣道や廃道等で枝や草木がひっかかってしまう可能性も無きにしもあらずで危険なので、表裏を逆に取り付けました。
そういやバハのスピードメーターケーブルも横に大きく飛び出していて「近いうちになんとかしないとな…」と思いつつそのまんまになってました。なんとかしないとな…。
あとはバハにも使ってた、XR650Rのチューブバルブの根元にあるナットの代わりにつけるゴム部品を取り付け↓
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別にレトロでもなんでもないんですが、たまたま部屋の隅に純正の袋に入ったままの新品が転がってたので付けてみました。
この部品の意味は、650の強大なトルクでタイヤとリムがズレた時にバルブがちぎれないようにするとかいう、XLには縁もゆかりもない事象に対処するものらしいです。

さて、ハンドルのスイッチボックスの配線をつなぐためにタンクを外すと、内側にはこのような配線やらカプラーやら電装品が詰まっているわけですが、ウインカーリレーと12V化キットの一部と思われるレギュレーターらしき部品がけっこうラフに取り付けられているのを発見。タイラップで留めてあるだけなのでブラブラしてます。
これはあまり精神衛生上よろしくないので改善↓
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(1)青矢印がウインカーリレー、黄矢印がレギュレーターらしきもの、赤矢印が何かが刺さっていたはずの純正ステー。
(2)ウインカーリレーを見るとちゃんとゴムの差し込み部分があり、赤矢印のステーにピッタリだったのでそこに移動。
レギュレーターらしきものは反対側のイグニッションコイルの下にちょうどいい感じのボルトがあったので、そこに固定↓
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タンクを取り付けて確認しましたが、どこも当たらずに問題なし。気分良し。

新旧シートロック↓
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もちろん劣化してる方が古いもの。
鍵穴カバーが削れて(凹んで)少し行き過ぎてます。

新旧ハンドルロック↓
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古い方はカバーが割れちゃってました。
こんなシンプルな部品で大丈夫なのかと不安になりますが、組み付けてみるとステム側に溶接された鉄パイプの中に収まる状態になり、鍵がないとバラせないし、壊そうとしても簡単には壊れないだろうなと思わされます。
ちなみにCB用のキーはご丁寧に「CB」と彫刻されていますが、どうせなら「HONDA」にしてくれれば流用しても違和感なかったんだけどな〜。まぁ重箱の隅な話ですが。

左右レバーの交換↓
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元のレバーは表面がかなり劣化していて、右レバーは何かの樹脂でコーティングされていましたが、一部割れてたりしてかなりボロっちかったです。左レバーは根元のゴムカバーが割れてました。
新品に交換した状態↓
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ちなみにこの左右レバーは純正でもまだ在庫はあるようですが、今回は若干安い社外品を購入。
最初はレバー先端が純正っぽくゴムカバーされていましたが、ゴム塗料にドブ漬けしたような感じで左右で長さが違ってたりしたので外しちゃいました。

次はエアクリーナー周辺↓
015.jpg
サイドカバーはご覧の通りかなり傷だらけの天使です。
※「傷だらけの天使」現在、TVKにて毎週月〜水の22:00から放送中。モロにこのXLが最新型として走っていた時代のドラマで、当時の日本の風景や雰囲気が垣間見えます。
純正ではカバー下にナットかボルトで固定されていますが、このXLは樹脂のプッシュリベットで留められているので、工具なしで開けられるようになってました。

カバーを外すとボックス内いっぱいの大きさのエレメントが現れます↓
016.jpg
全然劣化してないところを見ると恐らく過去のオーナーさんが交換したものと思います。
まぁせっかく純正新品のエレメントもあるので交換しちゃいましょう。
ちなみにエレメント後端の金具の取り付けがイマイチわからず「これ何の意味があるんだ?」と思ってましたが、ネットで見つけた取扱説明書で判明しました。正しい取り付け方は後ほど。
エレメント全体を外すと異様に歪んだ形をしており、最初はコケて潰れたのかと思いましたが、エレメントを外すと中の部品が元々そういう歪んだ形だったというオチ↓
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1と2の写真を逆にしてしまった…というわけで2から説明。
(2)エレメント下部には吹き戻しでできたと思われる汚れが溜まってました。
(1)エレメントを外した状態。これだけでもゴミなんて入らなそうな厳重な構造です。
キャブ側から覗いたエレメント内部↓
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内部にはパンチングプレートが仕込まれていました。これでいびつな形状を維持してるわけですね。
エレメントを交換して取り付け↓
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後端の金具は写真のようにすると、ボックスにカッチリはまってガタつかないようになっていました。
でもやっぱりカバー側(外側)の金具はハマる所が無いので意味不明。

外したカバーはあまりにもボロっちいのでリペアします↓
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(1)もはや欠かせない工作アイテムである、アシレックス粗目で全体を研磨した後、行きつけの車屋さんでサンドブラスト貸してもらって足付け処理(写真はブラスト前の状態)。
(2)このカバーの素材はPP(ポリプロピレン)なのでそのまま塗装するとパリッと剥がれる可能性が高いので、PPプライマーを塗布してから本塗装。
本塗装は元の色に近い色にしようと勘で選んだCBR1100XXの「チタニウムメタリック」にしましたが、塗ってみたら想像より明るい色でした。でもこれも悪くなさそうなので作業続行。
ところがブラストの砂がサビ取り用の粗目だったので、塗装してもそのザラザラ面が埋まらないという状態に。
いくら近年マット塗装が流行ってるとはいえ、この状態はマット過ぎてちょっと汚い。
そこで一旦塗料を乾燥させてからアシレックス細目で下地が出ない程度に研磨するとなめらかな肌になったのでフィニッシュ塗装して無事完了。
ちなみに元のガンメタっぽい色はクリアーを吹いてないような半ツヤ感だったので、ネットで調べるとやはり半ツヤっぽい仕上げが多数。したがってこれもクリアー無しで終了。

で、ここで新たな事実に気づいたのですが、ぼくのXLは1974年式のK2なので、ホントはサイドカバーの色はツヤ有り黒(PPの地の色)が正しいのです。
ガンメタ色はK0とK1なんすね。そういやこのカバーに元々貼られていたボロボロの車名ステッカーはXLの部分がオレンジだったので、サイドカバーはK1のものだったようです。
さらにヘッドライトボディの色も黒はK1かK3なんすよね。K0とK2はシルバーなんです。
そうなるともしかしてこのXLはK2ではない疑惑も出てくるのですが、サイドカバーとヘッドライトボディだけが違うので、たぶんK2なんでしょう。フレームナンバーの資料があれば一発でわかるんですがね〜。
ちなみにK0(初期型。国内版であるSL250Sも同じ仕様)はフューエルタンク形状はもちろん、マフラーガード形状も似てるけど違う形状で、シリンダーの左側フィンも無く、メーターボディも鉄プレスで、K1やK2とは部品自体が違う箇所が多いです。
K1とK2の違いは、フューエルタンク形状、サイドカバーの色、車名ステッカーとマフラーガードの車名エンブレムの色、ヘッドライトボディの色、前後フェンダーの色、とタンク以外の部品形状自体は同じようです。

オタクなウンチクはこの辺にして、作業の話に戻ります。
ここでレストアとは少し毛色が違うんですが、購入当初から気になっていた部分を改良しました。
それは何かと言うと「ブリーザーパイプの処理」です。
ブリーザーパイプ(略してブリパイ)とは、ピストンの上下動によって生じたクランクケース内の圧力を逃がすためのパイプなんですが、圧を逃がすだけではなく、ピストンの隙間から漏れた未燃焼ガスや、高温で揮発したエンジンオイルの成分や水分などの発がん性もあるような有害物質も出てくるらしく、けっこう前から大気開放することは違法となっており、対策としてオイルなどの液体をキャッチする箱(ブリーザーユニット)を経由してエアクリーナーボックスに接続して有害ガスを再度キャブに吸わせるようにする方法がちょっと前のバイクでは当たり前でした。
フューエルインジェクションになってマフラーに触媒も入ってる現在のバイクはもっと厳重にクリーンな仕組みになっていると思います。
それがこの1974年式のXLでは純正状態でブリパイが大気開放されているんですね〜。時代ですね〜。
さすが光化学スモッグが日常茶飯事だった時代のマシンです。
ちなみに光化学スモッグというのは、自動車や工場の排ガスが紫外線等とあーだこーだとなって発生する公害です。夏の暑い日に発生しやすく、ぼくも子供の頃よく息苦しくなったり目がチカチカしたことがありました。
ぼくの住む地域では中学生の頃まではよく発生していた記憶があります。
まぁそんな公害がどうのこうのっていうよりも、とにかく臭いのは嫌なので、この大気開放状態のブリパイをなんとかしようと思ったのが発端です。
しかもこのXLのブリパイはクランクケース後ろに垂れ下がっていて、パイプ末端がエンジンより下に突き出している状態なので、深い水たまりや川を渡る、なんてやるとクランクケース内に水を吸ってしまう恐れもあります。
そこでまずXLRの純正部品で、ブリーザーユニットからエアクリーナーボックスにつながるところの白いコネクターのような部品を注文。
そのコネクターがちょうどハマる大きさの穴径のゴムブッシュをガラクタ箱から探し出し、エアクリーナーボックスをこのように加工してコネクターを装着↓
021.jpg
ゴムブッシュはオフ車のフロントフェンダーのマウント部に使ってるブッシュが使えるかと思います。
そして適度な長さに切った純正ブリパイをぶっ刺すだけ↓
022.jpg
ブリーザーユニットは当初TTR250のもの(鉄部品が使われておらず、黒くてシンプルな形状だったので)を一式で新品注文したんですが、肝心のブリーザーユニット本体の在庫がもう無いらしく、ステーしか届かなかったのでやむなくパイプ直付けに。
ホントはパイプをもっと長いものに交換して、上に持っていってループさせてからエアクリーナーボックスにつなごうと思ったんですが(こうすればオイル等の液体は排出されずにクランクケース内に戻ると想定)よくよく考えてみると排出される液体ってのは直接液体がブバブバ出てるわけではなく(もしそんなに排出されてたらあっという間にオイルがなくなってしまう)揮発したガス状の成分が冷えて液化したものなんではないかと思ったので、長いパイプをループさせても意味ないかなと結論。
ブリパイが短くてもエアクリーナーボックスにつなぐことによって、キャブがそのガス成分を吸ってくれるはずなので、そんなにボックス内は汚れないだろうと想定していますが…しっとり汚れそうな気もするな〜。やっぱ間にブリーザーユニット付けるのが一番かな。
そして塗装の完了したサイドカバーを取り付けて貴重な車名ステッカーを貼って完成〜↓
023.jpg
最初は色が少し薄すぎたように思えたCBR1100XXのチタニウムメタリックですが、取り付けてみたらこれはこれでなかなかカッコイイと自画自賛。

何日分もの作業をまとめているのでまだまだ終わりません。
お次はリアサス。
純正サスでも見た目的には全く問題ないんですが、なんせヘタりまくってて乗り心地が悪い。
幹線道路のマンホールとかのちょっとしたギャップでも「デデン!」とショックが直に尻に来て、ダンパーが抜けきってるので場合によってはシートの上で尻がピョンピョン跳ねる事態にも。
オーバーホールしようと思ったらこの手の純正サスは基本使い捨てらしく、一応穴開けてオイル入れ替えて…ってやってくれるとこもあるらしいのですが、いくらかかるかやってみないとわからないらしく、内部のオリフィスとかもダメだったらどうするんだろ?と不安要素しかないので新品サスを探すことに。
んでネットで検索するも、出てくるのは別体タンクの付いたアルマイトギラギラのレーシーな最先端なやつばかり(怒)なんでみんな同じモンばっかなんすか!そんなに新しいものって偉いんすか!
…と取り乱しながら辛うじて見つけたものは旧車にも似合いそうなものが2種類。
一方はオーバーホールも可能な高額なサス(4〜5万円)、もう一方は使い捨ての台湾製15,000円。
まぁ相当な期間と距離走らないとオーバーホールなんてしないだろうと安い方にターゲット。
ところが問題がもう一つ。
XLのリアサス取り付け部分は一般的な「フレームから出てるシャフトにサスを入れてボルトで留める」取り付け部分と違って、フレーム側にコの字状にサスを挟むボックスのような構造があって、そこにサスを入れてボルトで外側から締める、という非常に効率の悪い(動きも悪くなるし剛性も低い)仕様になっているので、サス側の取り付け部分の穴径以外に、その丸い部分の厚みもある程度薄くないと入らないのです。
で、ネットで調べたサスの取り付け部分の厚みなんて情報はほっとんど出てこない。
辛うじて出てきたのはSL250Sのリアサスを交換した方のブログで、この方はタイ製の激安サスの取り付け部をグラインダーで3mmほど薄く削って取り付けてましたが、純正サスの写真をよく見るとぼくのXLより薄い。
どうやらSL250S(XL250K0)はサスも別物らしいです。
というわけで多分汎用サスでもK2ならそのまま付くだろうと判断。
15,000円のサスを売ってるショップは前述にもあるR-PROカンパニーさんで、幸い家から近い所にあるので、現物を確認させてもらいにGO。
ちなみにR-PROカンパニーさんはネット通販のみなので、現物確認もできない可能性もありましたが、ダメ元で店舗の異様に重たいスライドドア(内側からしか作動しない自動ドアだったのかな?)を少し開けて「すみませ〜ん」と声をかけると、すぐに中から若いお兄さんが出てきて親切に対応してくださいました。
ただ「SLの輸出仕様であるXL」なんて知らなかったようで「このXLのリアサスなんですがGB250のがちょうどっぽいんですけど、現物合わせって可能ですか?」と聞くと彼が持ってきたのはXL250S用の長〜いやつでした(笑)。
ホントはGB用サスの長さもどんなもんか見たかったんですが、まぁ取り付け部の厚みさえわかれば大丈夫だろうと思ってそのXL250S用のサスをあてがってみると…ギリギリ入りそう!
というわけで「じゃ後で注文しますんで」とお礼を言って帰宅。
で上記の右スイッチボックスと一緒に335mmのサスを注文しました(ホントは340〜345mmあたりが欲しかったんですが、その長さはカタログに無かった。335mmの次が405mmって…もうこんなんばっか…)。
そしてサス到着。早速純正を取り外して比較↓
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やっぱり短い〜。大丈夫かなぁ。太さも若干あるなぁ。

XLをいつも使ってるスタンドで起こします↓
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最低地上高がバハよりも低い上に車重も重いから上げるのに一苦労。久々に渾身の力を出した気がします。
新しいサスと取り付け部のアップ↓
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ギリギリ入るには入るんですが、本来入れるはずのワッシャーは入りませんでした。
しかしこの取り付け部、純正もギリギリでワッシャーなんて入っておらず、ゴムブッシュが思いっきり側壁に挟まれて削れていたので、絶対動き渋いだろうな〜と思ったんですがベアリングとか入れちゃダメなんスかね?なんでこんな設計だったんだろ?
んで取り付けてみると、車高が若干上がるという方の穴に入れたせいか、見た目はさほど違和感は無く一安心でしたが、ちょっと走ってみるとやはり硬い。でもダンパーはちゃんと効いてる感じで尻がポンポン跳ねることはなくなりました。
他車種のスプリングでちょうどいい太さ&長さのものに替えたらもっと良くなるかなぁ。いや、やはり取り付け部の渋い締め付けを何とかするのが先決かも。こんなの緩まないように締め付けたら動き渋くなるよねぇ。

まだ終わりません。
次はポン付けかと思われたメインキーボックスと右スイッチボックスの試行錯誤です。
まずはメインキーボックスを取り付け終わり、いざエンジンを始動しようとキックするも、何回やってもかからない!
かくなる上は下り坂で押しがけじゃ!と転がしてクラッチをつないでも始動しないので、キーをカチカチやったらOFFで始動…そしてブレーキをかけるとエンジン停止。ニュートラルに入れても停止。
要はニュートラルランプかブレーキランプが通電すると停止することが判明。
いろいろ調べると…
★キーをオフにしても始動するが、ニュートラルランプは点かない。
★オンだとニュートラルランプは点灯するが始動できない。
そこでキーBOXのコネクターのテープを剥がして中を見ると、2本の配線の色がXL純正とは違う。
XLは赤・黒・緑・黒白なのに対し、CBのは赤・黒・茶・茶白。
ちなみにCB用のはONとOFF以外に「IGNITION」というポジションもあり、どうもエンジンかけたままキーが抜けるようなポジションらしい。
コネクター内の赤配線の位置もXL純正とは違うので、赤をXLのハーネスに合わせた位置にするとニュートラルランプが点灯しても始動するようになったが、左ウインカーとブレーキランプが点灯せず。も〜意味わからん!
そこで元の純正キーBOXを付けて走ると、テールランプ、ウインカー(両方)が点灯・点滅し始める。
どうやらバッテリーが完全に放電していたため、6Vのジェネレーターの発電量では12V電球を点灯させる力がなく、走行によりバッテリーに充電されてきたのでウインカー、テール共に点き始めたと思われ。
んも〜いろんな要因が絡んでくる上にわかりづらいから電装系トラブルって嫌いだわ〜!
でも諦めずにCBのキーBOXの配線溶接をハンダゴテでXLと同じような感じに溶接し直して取り付け。
すると前日の問題は解決。
ただ、本来のON位置では始動できず、IGNITION位置のみで始動するという変な状態に。
そのため始動中にキーが抜けてしまう。何らかの対策を講じないと下手すると紛失の恐れがありますが、とりあえずメインキーボックスはこのままにして、右スイッチボックスも付けてしまおうとトライ。

右スイッチBOXはやはり配線が全然違い、見た目のつながりをそのまま当てはめて接続したら、キルスイッチがRUNでは始動せず、OFFで始動するという、またしてもイグニッションスイッチと同じような状態に(RUNでニュートラルランプが点灯していたので点火しない原因がわからず、下り坂押しがけしながらスイッチを動かしてやっと気づいた)。
しかもライトは点灯せず。
そこで純正スイッチを繋いで、どの配線がどの機能を司っているのか抜きながら確認したところ、ライトを点灯させる配線が判明。繋ぎ直したら無事点灯。

次にCB用メインキーボックス内の接点位置を確認してON位置で始動できるようにしたものの、走ってる最中に日が暮れて暗くなってきたのでライトを点灯すると、メーターバックライトが光らない。
もしかしてとテールランプを見るとやはり光っておらず。
ブレーキは点灯するがスモールが点かないという状態。
あれこれ配線をつなぎ替えたあげくに、ON位置で始動、ライトとテールも全て正常に点灯するようにはなったものの、ライトをOFFにするとテールとメーターは消灯しないどころか、明るさが増える謎現象が発生。
まぁ点けっぱなしで走れば整備不良を切られることはないんですが、やはり完璧にしたい。

帰宅して右スイッチボックスをバラして内部を見比べてみると、スイッチ根元の端子の位置や数がそもそも違うというわかりやすい事実が判明↓
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アホクサ…ていうか同じメーカーなのになんで逆やねん!
要するにCBのキルスイッチは導通時に始動、XLは絶縁時に始動、というわけ↓
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1がCB用基盤、2がXL用基盤。
しょうがないので配線と基盤もろとも純正のものを移植。
ライトのON・OFFスイッチも全然違う端子&配線だったのでこれも純正と交換↓
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1がCB用基盤、2がXL用基盤。外見はそっくりなのになんでこうも違うんだろか。
とにかくこれで右スイッチボックスは解決。
ちなみにセルボタンは配線を外して飾りになっています。

メインキーボックスもバラして見比べてみる↓
027.jpg
これは純正メインキーボックスの内部。
OFF時は緑と黒白の2本が通電、ON時は赤と黒の2本が通電。
これもCBとXLではボックス内部の接触位置が全然違うようで、配線基盤(ボックス裏側の配線が溶接されている丸い板)を回転させて端子の位置をズラしてみたんですが、3つある爪のハマる位置が決まっているので3パターンしかできず、そのどれもがダメだったので、よくよく調べてみるとボックス内部の回転金具ベース(と勝手に命名。キーで回るパーツ)の基本位置を90°回転させればXLの端子位置と同じになりそうに見えたので、回転金具パーツを角度変更しようとするも、180°しか変更できない切り欠きがあって基本位置の変更ができず。
そこで強硬手段として切り欠き部分に90°回転させた穴を彫ってみたが、元の穴の影響でガタガタになってしまったので、アルミパイプの切れ端をコの字に変形させて元の穴を埋める形にはめ込んで整形↓
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1が90°回転させるために彫った切り欠き。2がコの字アルミを入れて完成させた図。半ばヤケクソ。
これでガタのない90°変更切り欠きが完成。
しかし配線基板をハメてみると、微妙〜にズレていて使えず。いじわる〜!
もう駄目かと諦めかけた時、配線基板のハマる切り欠きを横に少し拡大すれば微妙な角度調整できんじゃん!と気づいて早速加工↓
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これで一気に解決!
ガタ防止のため、念入りに太い針金を3箇所に挿しておきました↓
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何度も溶接を繰り返した無残な姿の基盤ですがちゃんと機能します。
IGNITIONポジションもちゃんと機能するので、エンジンかけたままキーを抜くことができます。
ちなみにこの汚い姿はゴムカバーで覆い隠されるので無問題。

純正右スイッチボックスの姿↓
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キルスイッチは劣化でボロボロ。
配線カバーもご覧の通り↓
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やはり軟質樹脂って耐候性低いんすね…でもこれ多分、夏の暑い日差しと紫外線を浴び続けたからかも。
交換後の右スイッチボックスの姿↓
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レバーホルダー兼ミラーマウントも新品にすりゃよかったか。

両スイッチボックスともキレイになって気分良し↓
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でもまだまだ改善すべき部分は多いです。

XL全体の姿↓
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この2枚の写真は先日の晴れ間が続いた日にちょっとした遠出をした際の写真ですが、そのネタはまた後日に。
ハンドルの高さもエンジンの調子も絶好調で気分良かったです。
posted by 文鳥 at 05:18| 東京 ☁| Comment(0) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月24日

XL250K2

半年ぶりの遊びブログでございます。
ついにカメラネタではなく、バイクネタが書けます(笑)。
結果から申し上げますと、1974年式XL250(K2)を購入してしまいました〜!
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まずどこから説明したらいいのか…え〜まず2014年の9月にそれまでXLR250バハのカスタムでお世話になってたタックインガレージというショップで1974年式XL350(K1)を購入しまして↓
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納車するまでの間に預けなきゃできないようなカスタムも一気にしちゃおうと、12V化・エンジン内部WPC処理・フレーム、エンジン外装の塗装・ステンレススポーク・ネジや金具類の再メッキ・リアサス交換、250のマフラー移植等、てんこ盛りで発注したわけです。
んでちょいちょい様子見に行ってたんですが、その度にお金を内金と言う形で少し入れてもらえないかと店長さんから言われて、ちょいちょい払ってたわけなんです。
で、合計80万近く払った(実はこのXL、350なのに軽登録車でして、カスタム内容も含めて考えたら妥当な価格かなと)んですが、待てども暮せども仕上がってこない。
エンジンバラし、フレームの塗装剥離とネジ類の再メッキとハブの塗装、そしてステンレススポークとリアショックの現物は確認できてたんですが(持って帰っときゃよかった)そこからの作業が全く見えなくなった…というか物が店から消えてたんすね。でもまぁほとんど外注でやってんだろうと思ってず〜っと待ってたわけですよ。
そして今年の9月。
ついにお店自体が無くなってしまいましたとさ。
これもうお金持ち逃げされちゃったと考えていいすよね〜。
もちろん店長の電話は鳴ってんのに絶対出ないし(随分前からこんな状態だった)。
金八先生は「だますよりだまされる方がいい」なんて言ってましたが、実際80万はキツイっすね。
でもいったい何があったんだろう。それまではけっこう仕事も早くて他じゃやってくれないような特注とかもやってくれて「いいとこ見つけた」なんて思ってたんだけどな〜。
そんなわけでXL350は幻と消えてしまいました。
まぁ軽登録って時点でちょっと後ろめたさもあったので、手に入らなくて良かったのかもしれません。
やっぱり堂々と気分良く乗りたいもんね。
でもお金が悔しいなぁ。これはまた働いて稼ぐしかないすね。

そんなショッキングなことがあってしばらく凹んでたんですが、ある日なんとな〜くXL350と似たような形のXL250やSL250の中古車を検索してたら、350と同じタンクで同じカラーのXL250K2(このタンクの250は輸出仕様のK2しかないレアなモデル)が1台だけありまして、写真を見たらなんかすごい程度良さげ。
総支払額は45万(自賠責は平成32年まであり)。
ショップは福島の郡山。
同じくらいの値段のXL(国内版のSLと同じ外装)やSL250も何台かあったんですが、どれもやはり年式相応の劣化がハッキリ見て取れるものばかり。どう見比べてもこの福島のXLは1ランク上のレア度と程度の良さを感じる。
貯金はまだなんとか大丈夫そうだし、福島ならツーリングがてら往復できそうだな〜なんて思ったが最後、このショップに電話かけてました。
とりあえず現車確認ってことでバハで福島へゴー↓
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最初は一般道でず〜っと行こうかと思ってたんですが、埼玉の川越あたりで道に迷って日が暮れて、このままじゃ徹夜でショップに行くことになってしまいそうだったので東北自動車道へ。
寒さはショップの人が「雪が少し積もってる」なんて言ってたので、ある程度予想してたんですが、さすがに気温1℃で80km/h巡航なんてやってたら指先が限界を迎えて、ちょいちょいSAに寄ってあったか〜いやつを補給したりして↓
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やっと郡山(寒さが辛くて少し手前の郡山東で降りた)に到着↓
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路肩に雪が残ってる〜!
インター降りてすぐコンビニに寄ってあったか〜いやつ飲み食いしていざ走り出したら、中途半端に温まったもんだから高速走ってた時より寒い!でもホテルはすぐ近くにあったので飛び込みました↓
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もちろん予定通りな行動なんてとれないのでホテルは予約ではありませんでしたが、すんなり泊まれました。
もう風呂が天国。

そして一夜明け、ショップの開店時刻に合わせてホテルをチェックアウト。
やっぱり完全に身体の冷えを取った上で日差しのある日中に走るのは快適。
過去20歳代の頃とかに真冬ツーリングなんてやってた頃に比べたら全然装備が良くなったからホント快適。
ショップはホテルから思いの外近くて開店前に着いちゃいました。
そしてショップの人が来て、いよいよXLとご対面↓
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サイトの写真で見たとおりの程度の良さ。
フレームの一部やアンダーガードに少〜しサビはあるものの、スポークとかフォークのインナーチューブとか、細々とした金属パーツやネジ類にはほとんどサビ無し!
どうも屋内保管されてたようです。
エンジンかけたらまたこれがやたら調子良さそうな感じ。メカノイズがほとんどしない。
始動性も絶好調。
ただタイヤだけはフロントが今風のBSのトレールウイング、リアがケンダのオフ用と、イマイチカッコ悪い。
まぁこれは交換すりゃ済む話だからいっか。
そして何と言ってもバランサーの無いエンジンから醸し出される振動でフロントまわりがブルブル震えたり、騒音規制なんてほとんど無かった時代のマフラーから吐き出される歯切れの良い排気音がたまらん(品のないうるさいだけのマフラーではなく、昔の純正らしい古き良き音)。
これぞ憧れ続けた本物の旧車!
というわけで「買います!」と宣言。

ショップの名は「トロフィーモーターサイクル」。
店主さんは真面目そうな、かつオシャレな感じの兄ちゃんといった感じ。バイクのことけっこう知ってそうな奥さんと一緒に切り盛りしてるようです。
書類の発行の様子とか見てるとちゃんとしたショップなんだなぁと思います(領収書もマトモに出さずに雲隠れした例のショップとは大違い)。
ちなみに近々もっと広いとこに移転するそうで(2月リニューアルオープン予定)景気良さそうでなにより。
まぁ上記のように、移転やら年末やらで忙しそうなので、登録は自分でやるということで1万円引きで購入決定!内金置いて、書類と返納するナンバープレートを受け取って帰路につきます。
トロフィーMCの店主さんに聞いた内陸ルートを基本に進みます↓
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やっぱり東北。こういう景色は関東近郊じゃなかなかお目にかかれません。
残念なのはカメラがGM1+14mmパンケーキしかなかったこと。
今回はちょっと強引な遠出だし、ツーリングが主目的じゃないからいっか、とα7IIは持ってこなかったのです。

と言いつつ浮かれてこんなとこ走ったりして↓
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ここ抜けたらナンバーが泥で隠れるくらいに汚れてしまいました。

やはり日のある内は、のんびり風景を楽しみながら行こうということで、なるべくマイナー道を選択↓
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この辺の地域には妙に小じんまりとした家のようなものがぽつぽつと建っていて「あれなんだ?」と思ってましたが、どうやらお不動様のお社だったようです↓
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まぁ〜しかし交通量も少なくてのどかだったな〜。
やはり交通量の多い道は周りの車に気ぃ使って疲れるから、ついついこういう道ばかり走ってしまいます。

なんかいい感じの鳥居だなぁ〜↓
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と反対側を見たらこっちにも神社が↓
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どうやら流鏑馬とかやる神社らしいです。
一応休憩がてらお参りもしてきました(もちろんお賽銭払ったよ)。
中には絵とか書とかの奉納されたものが展示してある小屋もありまして、明治時代の物が多かったです。
奥にあるお社もかなり年季の入ったもののようで、かなりいい雰囲気でした。

しばらくず〜っと情緒ある田舎風景が続き、交通量の少ない幹線道路から外れるとこのような風景が↓
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あ〜旅情をくすぐられる光景です。
春とか夏にXLでこういうとこ走りたいな〜…バハはどうしよう…乗らなくなっちゃうのかな?

そこから程なく、こんな踏切を発見↓
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うお!遮断器も警報機も無い踏切だ!
昔子供の頃持ってた小学館の鉄道図鑑に「踏切の種類」って項目があって、第4種というカテゴリーで紹介されていたこのタイプの踏切の絵が、短い説明文とともに妙に不気味で恐かった記憶があります。
でも実際に実物を見てみると別にそんなに怖いもんじゃなかった。
まぁ時代と共にこういうポップな看板も併設されているからなのでしょうか↓
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アシュラ男爵の子供時代?

GM1でもけっこういい感じの写真が撮れました↓
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もっといいレンズ使って絞り優先で撮れば、もうちょいボケ出せたかな?

しばらくこういう感じの車も通らないような道を走ってましたが↓
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次第に田舎から遠ざかっていきます。

腹が減ってきたので何かないかな〜とキョロキョロしながら走っていると、いきなり巨大な道の駅が現れたので入ってみました↓
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えごまラーメンと常陸牛コロッケとプレミアムプリンを食す。
この道の駅はまだできたばっかりな感じでピカピカでしたが、お客さんが少ししかいなくてガラガラでした。

この川はどこだったかな…茨城県だったのはたしか↓
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この辺で日が暮れて常磐道の水戸ICに入ったんだったか、それで東京までひとっ飛び。

★走行データ★
平均燃費:34.7km/l
総走行距離:618km(1日目:294.6km 2日目:323.4km)
ガソリン代:2,436円
食費:2,116円(自販機は含まず。ほとんど買ってないと思う)
高速代:6,370円
宿泊費:6,700円
総額:17,622円

で、今回はこれで終わりではありません。まだまだ続く長文の嵐。
早速、翌日必要書類等を持って(忘れ物がないか入念にチェック)午前中に陸運局へ↓
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無事名義変更完了して新ナンバー取得!
今のナンバーって頭の数字1じゃなくて2になってるんすね。
ちなみに自賠責シールは再発行すると時間もかかるし面倒なので、元々のナンバーに貼ってあったものを剥がして再利用しています。

すぐ帰宅し、真冬用バイク装備をバッグに詰めてメットとグローブを持って電車に乗ります↓
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電車は10月頭だったかに仕事(人形展)関連で都心まで行ったり、ついこないだ中野と新宿のカメラ屋に行った時に乗りましたが、それまでは十数年間乗ってなかったので新鮮〜。
でもやっぱり車やバイクの方が楽だわ〜。たくさんの赤の他人と狭い空間に黙って居続けるのは気疲れします(気軽に屁ぇこけないし)。
こういう時はスマホがあると紛らわせるんだろうなと思うけど(今でもガラケー使用)ぼくは電車自体が新鮮だから車窓の外見てるだけで暇が潰れます。
学生の頃使ってた小田急線のいくつかの駅も随分変わったな〜とビックリ。
新宿から駅員さんに郡山まで一番早いルートを聞いて、その通りに行きます。
新宿から大宮まで通勤型電車で向かい、いよいよ東北新幹線!↓
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新幹線なんて小学生の時に乗った東海道新幹線(0系)以来だっつーの!うわ〜なんかワクワクするな↓
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切符買う時、自由席でも空いてるだろと思ったんですが、意外と混んでて宇都宮まで窓際に座れませんでした。
窓際座って寝てるのはもったいないだろ〜と思ったけど、通勤で使ってる人からしたら飽き飽きしてるんだろうな〜。
車窓からの景色はほとんど夜景だったんですが、それでも街の明かりの流れの速さがよくわかって面白かったです。ホント笑っちゃうほど速えな〜。近年のリッターバイクはこれくらい出ちゃうんだから恐ろしい。
記録のために撮った切符の写真だけど、こういう時に限ってボケて字が読めない↓
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スピードのこと考えると、こんなに重たい車両をあっという間に300km/h近くまで引っ張る電力ってすごいなと改めて感じました。レシプロエンジンの馬力に換算したら最高出力何PSあるんだろうか。
ちなみに身体を窓際にくっつけていると、トンネルに入った時に車体が少し膨らむのがわかります。

なんと家からわずか3時間ほど(大宮からは約1時間)で郡山に到着…↓
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まさにドラクエにおけるルーラのような感覚。
とりあえず腹が減ったので駅ビル内でとんかつ定食みたいなやつ食べて、公衆トイレでバイク装備を着込んでバスのりばに行くと、ショップ最寄り駅行きのバスが1時間以上待たないと無いとな!
そこでトロフィーMCさんに電話すると車で迎えに来てくれました〜。ありがたやありがたや。

さぁこれからこのXLを家に持って帰るぞ↓
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店主さんが整備してみたら、なんとこのXL、すでに12V化してあったとのこと。嬉し〜!
確かにウインカーの点灯なんか昔乗ってた6Vのバイアルスに比べたら全然ハッキリすぐ点くもんね。
こりゃ思わずいい買い物をしてしまったようですな〜わっはっは。

そんなこんなでお支払を済ませ、ナンバーも付けて、出発!
トロフィーMCさん、良い品物をありがとう!こっち方面に遠出した際にはまたお邪魔いたします。
前回は内陸ルートを通ったので、今回は海沿いを行こうかなぁと進行。
海へ向かう前にひと山越えるわけですが、この山道がまた寒い!↓
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この写真ではマイナス2℃となってますが、もうちょい行くとマイナス4℃になってました。
そんな寒い環境でもエンジンの温まったXLは快調で、下から上まで何の引っ掛かりもなく吹けあがります。
びっくりしたのは、5速(トップギア)とかのハイギアードで、3,000rpm以下に下がった状態からアクセルをあおるだけで無理してる感じもなくモリモリと加速していくこと。
アイドリングからのクラッチミートでもアクセルをあおらずにドコドコ進み出すトルク感があって「まさか350のクランクだったりして?」なんて都合のいいことを考えましたが、さすがにそれはないか。
ただ、今まで乗ってたバハと比べるとレスポンスはかなりモッサリ感があり(ME08のオーバーサイズピストンとTMR36キャブ入ってるバハと比べるのも酷だけど)60km/h以上出すとバランサーの無いエンジンが共振してるのか「ブ〜〜〜ン!」ときます。
追い越し加速のようなパンチのある急加速もちょっとキビシく、ブレーキもトライアル用マスターの付いた前後ディスクのバハと比べたら正に真綿で締めるようなフィーリングなので、自然と車の後に車間を空けて追従する安全運転になります(笑)。
なのでこのXLの快適速度は40km/h〜60km/hくらいに思います(バハは60km/h〜80km/hくらいが快適)。
80km/hとかも出るには出るみたいですが、エンジンに無理させたくないのでそこまで飛ばす気になりません(今のところ1回くらいしか飛ばしてない)。
なんせ43年前のバイクですからね〜。大事にしないと。
ちなみにバハはカム両末端にベアリングが入ってますが、このXLのカムはシリンダーの凹みに乗って、オイルがピュピュッと出て潤滑してるだけなので、その辺を考慮してもあまり回したいとは思えないんすよね(当時のアメリカのレース用カスタムでカム末端にニードルベアリングを入れるカスタムも流行ったらしいけど、これ入ってたら最高なんだけどな〜まぁそんなレアケースは無いか)。
んなわけで、高速・高回転域よりも低速・低回転域の方が気分もいいし面白いです。
特に低回転からモリモリ持ち上がる時の排気音がイイ!これはバハではあまり感じられない心地良さ。
シフト下げなくても無理なく加速するので、低回転でもわざとハイギアで走りたくなります。
さすがにバイアルスほどの低速重視な感じではないので、幹線道路の一般的な車のペースくらいなら問題なく追従できますが、高速道路は辛いだろうな〜。
バイアルスなんて60km/hが辛かったもんな〜(でも楽しかった)。
低速重視な乗り味はぼくの好みなので、これはこれからの田舎道&山道の遠出で楽しいだろうな〜とワクワクします。

そんな感じにいろいろと乗り味や操作感を確かめながら走っていたら、このような電光表示が↓
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そういやここは東北だったんだな…と思い出しました。
早く全ての区域が自由に行き来、いや住めるようになるといいなぁ。
やむなく引き返して別ルートへ進みます。

どれくらい走ったでしょうか、いつしか海沿いの道にたどり着いたんですが、身体は冷え切るわ眠くなってくるわで、そろそろ宿泊施設に入りたいなと思いながら走っていると、薄暗い道沿いに大きなホテルらしきビルヂングが現れました。
「お!?これホテルじゃね?やけに暗いけどやってんのかな?」と早速バイクをホテルの下に止めて2階にある入り口からフロントへ入ってみるとドアは開いています。営業はしているようです。
しかしフロントにはだれもおらず、チンチンベルを何度か鳴らしても誰も出てこない…時刻は23時半頃だったかと思います↓
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しばらく辺りを捜索してみると「御用の方は〇〇〇ー…(電話番号)まで」と、鉛筆で殴り書きされた紙を発見。
なんかアドベンチャーゲームしてるみたいだなと思いつつ、もう早く風呂入りたい一心で電話してみると、しばらくの呼び出し音の後に寝起きのようなお婆さんの声が。
滑舌が悪いのか、方言の訛があるのか、半分くらい何言ってるかわからず、お婆さんが面倒くさがってる様子が伝わってきたので「あぁ、すいません、じゃ改めて他当たってみます…」と言うと急にお婆さんは「じゃあいいですよ、そこに鍵置いてあります?」カウンターには何本も鍵が置いてある。
「あぁ、いっぱい置いてありますよ」と言うと「じゃ507あります?507ならいいですよ」とのこと。
507の鍵は置いてある。そこで値段を聞いてみたら「素泊まり?なら4,500円です」…けっこう安いな。
なんとか聞き取りづらい声とやり取りして宿泊することになり、いざ部屋へ向かうとエレベーターのある一角が真っ暗。ボタンを押しても反応無し。
「え、なにこれ?」と辺りを見てみると裏側にもう1台エレベーターがあってそっちは生きてました。
なんかサイレントヒル(ゲーム)思い出すな…。
5階の廊下に出ると妙に静か。他にお客いるのかな?と若干不安を覚えつつ507号室へ向かうと、ドアはこんな感じでした↓
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もうこれ完全にお化け屋敷じゃんよ(笑)。
いったいなんだこの液体は。謎でしたが、触る気も起きなかったのでそのまま入室。
入って鍵のカードを壁に差し込むと明かりが点き、このような景色が↓
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お、なにこれけっこうデカい部屋じゃんよ。
奥に進むとなんと2人部屋でした↓
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しかも畳もあったりして妙に広い。ちなみに畳ゾーンの奥(撮影地点)は昔の旅館によくあった窓際の縁側っぽいスペースに椅子とテーブルがあります。
ところが…なんか足の裏がギュッギュするな?と確認してみましたが、特に何もない。
最初は自分の靴下が汗で湿ってジュウタンの化繊との兼ね合いで変な感触になってたのかと思いましたが、靴下も湿ってない。よくわからないけど気持ち悪いので備え付けのスリッパを履きました。
そして重要な風呂とベッドを確認。
風呂は特にこれといった変わった様子もない、一般的なユニットバス。
そしてベッドは…ぎゃあ〜なんじゃこりゃ!5cmくらいの長さの髪の毛がたくさん落ちたままになってる〜!
どんだけ抜け毛しとんねん!ていうかこれ誰の髪の毛だよ…ていうかなんで掃除してないの…?
若干霊現象的なものを想像しましたが、そういうのって大体女の人の長い髪なので、これは違うだろうと決めつけて全部払い落としました。そして念のためベッド表面の匂いを嗅いでみましたが、これは意外と清潔な洗濯したてのような匂いしかしませんでした。じっとり湿ってるようなこともありません。
最初はもう一つあるベッドで寝ようかと思いましたが、もう一つのベッドの方はなぜか布団が用意されておらず、それもなんか不気味だったので、抜け毛ベッドで寝ることにしました。
そしてベッドの横にある時計を見てみると時間がめちゃくちゃ。
直してやろうとよく見たらここにも謎の液体の跡が…↓
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しかも時刻設定はおろか、アラーム設定もどこを押してもできず。なんやねん!
他にも気になるところがありました。
貴重品を入れる金庫的なものの土台が…↓
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かなりのレベルのやっつけ仕事です。ていうかこの板いる?
そしてもういい加減風呂入ろ!と思いきや、普通のホテルならあるはずの備え付けのタオルが足ふきマットしかない…これじゃ身体拭けないじゃん。
「この近所にコンビニは無さそうだったし、どーしよ」と、悩んでてもしょうがないので、部屋の外に出て何かタオルの代わりになるものはないかと探索。
すると507号室の隣に、なにやら女湯的なのれんが下がった入口がある(その横には男湯っぽいのれんの部屋もあったが、真っ暗な中は物置みたいにごった返してたので入らなかった)。
女湯の中に入ってみると、お湯の抜かれたままのそこそこ大きな浴場と脱衣場があり、その脱衣場の棚にあるカゴの一つに「ビジネスホテル下川荘」と書かれた乾燥したキレイなタオルがかかっているではないか!しかしなぜか1枚だけ。
もうマジでアドベンチャーゲームの夢でも見てんのかな?と思いましたがこれは紛れもない現実。
次はお湯を出すのにボイラー室まで行ってボイラー動かす鍵を探さないといけないんじゃねーの?なんて妄想しましたが、お湯は至って普通に出ました。
…といった感じのツッコミどころ満載のお部屋でしたが、無事疲れを癒やすことができました。

そして翌朝、特に悪夢や金縛りに悩まされることもなくスッキリ起きて窓の外を見ると、見事な朝焼けが↓
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しばらくすると日の出が↓
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これはいい眺めだな〜。

昨日の電話でお婆さんは朝5時過ぎには食堂にいるとか言ってたようなので、6時頃行ってみると、なんと誰もいないかと思っていたお客さんが数人いた!
ただそのお客さん達はどこかの工事関係の人たちっぽい風体(どう見てもレジャーや休暇で来てるようには見えない)で、仕事前の食事といった感じで皆無言でご飯を食べていました。
カウンターには昨日の電話でしゃがれた声を出してたお婆さんと思わしき女将さん(60歳代くらい?お婆さんなんて言ったら怒られるか)がいて「あの、昨日電話で507に泊まらせていただいた…」と言うと「あぁどうもね、朝ごはん食べますか?」と聞いてきたので「あ、じゃいただきます」とテーブルに着くとなんとも家庭的…というべきか、あぁこの人の家ではこういうのが朝に出てくるんだな、という感じの…要するにスーパーで買ってきた惣菜をそのまま出しているような感じでした(笑)。もはや何を食べたのか記憶に残ってないほど印象が薄い…。
どうもこのホテルはこの女将さんが一人で切り盛りしているようで、一人で5階建てのホテル運営はそりゃ掃除もおろそかになるわなぁと少し同情してしまいました。
工事関係のお客さん達に混ざってぼくも黙々とご飯を食べていると工事関係の人たちは次々と食べ終わり、食堂を出ていき、食堂にはぼくと女将さんだけに。
すると女将さんが「風景キレイでしょ」みたいな意味合いのことを言ってきました(なんかイマイチ聞き取れなかったけどなんとなくわかった)。
たしかにこの風景は良かったので「ホントこの風景は素晴らしいですね〜」と褒めると「仕事で来られたんですか?」とかいろいろ聞かれたり「あの遠くを走ってる大きな船は原発に資材を運んでるのよ」とか、しばらく他愛もない会話をして、さて食べ終わったしそろそろ…と席を立とうとしたら「お茶でも飲んでいけば?」と引き止めてくるので「あ、いや、今1杯もらいましたんで…」と去ろうとすると「まだいいじゃない、もう一杯飲んでいきなさいよ」と、なんか気に入られたのか、寂しがり屋なのか、まだ話していたいような感じで引き止めてくるので「じゃ、もう一杯」とお茶を入れてトークを少々。
今思えば女将さんはここを一人でやってるのかとか、ドアにたれてる謎の液体はなんなのかとか聞いておけばよかったかな(ちなみにあのドアの液体は他の部屋のドアにも同じように付いていた)。
そして部屋へ戻って着替えてお金を払いに食堂へ戻ると女将さんはテレビを見ていたので「いろいろお世話になりました。えっとお代はおいくらでしたっけ?」と聞くと「じゃ5,000円ね」とのこと。そっか朝食は500円だったのか。

というわけで、なんともミステリアスなこのホテル「ビジネスホテル下川荘 勿来店」。
普通の至れり尽くせりのホテルには飽き飽きしたぜ!という方はぜひ一度行かれてみてはいかがでしょうか。
もしかしたらアドベンチャーゲームのような異世界感が味わえるかもしれません。
ちなみに帰ってからグーグルマップで調べてみたら、口コミでボロクソ書かれてて女将さんがちょっと可哀想になりました(書いたのはたぶんあの工事関係の人かな。仕事で使わざるを得ないんだろうな)。
さらに気づいたのはあのホテルの周辺には他にも何軒か宿泊施設があったということ。しかも他のとこの口コミはけっこう褒められてるのがまた泣ける…。

無事ホテルを脱出し(笑)しばらく海沿いを走ってましたが、やはり海沿いの道は国道6号というメジャー路ということもあってあまり面白くありません。
そこで途中の適当なところで内陸側へ進行。すると山道の定番、ダムが現れました↓
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しかし妙に寒くて、天気予報で見た感じだと内陸部から日本海側にかけて天気が悪くなるというようなことを言ってたのを思い出し「やっぱ海沿いを行くか」とまた適当に道を進んでいくとけっこういい感じの道に出ました↓
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α7II+NOKTON 40mm F1.2 Aspherical E-mount 絞り優先 f1.2 ISO100
「出ました」とかいって、実はわざとこういう風景を目指して走って横道逸れまくった結果です。
ここでいきなり買ったばかりのレンズの絞り比較。
上記写真は解放f1.2で、この写真がf2.8↓
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α7II+NOKTON 40mm F1.2 Aspherical E-mount 絞り優先 f2.8 ISO100
さすがに解放だとメッキ部分の鋭い反射光で色収差が出ましたが、オールドレンズに比べたら全然抑えられており、強力な背景ボケと少しホンワカした全体の雰囲気もいい。
f2以上に絞ればほとんど色収差は出なくなり明暗もグッと引き締まってクッキリするようですが、解放も十分使えるとなると、背景ボケを活かすか、クッキリ感を取るか、う〜ん実に悩ましい(←アホ)。
あ、書き忘れてた、買ったばかりのレンズというのは、フォクトレンダーのNOKTON 40mm F1.2 Aspherical E-mountです↓
nocton40a.jpgnocton40b.jpg
何と言っても近年のコシナらしい無骨なデザインが最高。しかもコンパクトだし。

さらに進むと砂利道を発見↓
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α7II+NOKTON 40mm F1.2 Aspherical E-mount 絞り優先 f1.4 ISO100(2枚とも同じ)
これまたいい写真が撮れました。
ちなみに遠くに見える丸いシルエットは巨大なパラボラアンテナです。

さらに進むと否が応でも都市部に近づいていきます↓
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そこで少しでも気楽に走るために側道を使って進みました。
スキあらばこんな道(?)に入ってみたりして↓
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結局今回は高速道路を一切使わずに帰ってこれました↓
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新旧XLの揃い踏み。

★今回のデータ★
名義変更費用
届出書:40円
返納書:60円
ナンバー代:520円
合計620円

神奈中バス:240円
小田急電鉄:370円
JR 新宿〜大宮:470円
東北新幹線 大宮〜郡山:6,590円
合計:7,670円

宿泊:ビジネスホテル下川荘 5,000円

初回給油 走行距離不明 3.51リッター 481円 燃費不明
2回目 95.8km 4.66リッター 661円 32.8km/l
3回目 110.6km 5.7リッター 769円 31km/l
平均燃費:31.9km/l
ガソリン代合計:1,911円

食費:2,936円
合計:18,137円
車両代金:44万円
総合計:458,137円

日を改めて気になる箇所を撮影↓
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キーでパカッと開閉するシート。こんなヒンジの付いた開閉機構のあるシートなんて初だから新鮮〜。
工具もガチャつくことなく収納できるし、登録書類(コピー)もシート下にしまえます(普通はそれが当たり前なんすけどね)。
工具収納スペースの前方にあるカバーを開けるとエアクリボックスの吸気口と、バッテリーと、レギュレートレクチファイアが見えます↓
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真新しい小型バッテリーは本来の6Vバッテリーより小さくなってるので、隙間を埋めるためのスポンジと共に収まっており、その前方にどうみても最近の車種のレギュレートレクチファイアが。こりゃ嬉しい改造です。

メーター周り↓
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スピードメーターは逆輸入車なのでマイル表示。前オーナーさんが貼ったと思われるkm換算の数字がありがたい。でもこれはいつかkmメーターに換えたいところです。
本来の純正状態ではライト上部にハイビーム点灯時に点く青いランプと、トップブリッジ中央のシャフトに速度警告灯の赤いランプが入っているのですが、これも前オーナーが丁寧に除去してメクラ蓋を施してあります。
仕事がキレイで丁寧!
※速度警告灯は最初から付いてませんでした。速度警告灯があるのは国内仕様のSLでした。

そしてやっぱりタイヤはビンテージっぽいの履きたいっすよね〜というわけで早速K950に交換(毎度お馴染みのストラーダさんにて)↓
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この直前に本物のビンテージタイヤのIRCのTR-1(キャラメルパターンで3.00-21というサイズは現在これしかない)をユニオンクラブさんとこで見つけたんですが、僅差で売り切れ。まぁこれは次の機会に。
ちなみにこのTR-1というタイヤ、なんで海外では売ってるのに日本ではミニトレサイズしか売ってないのか、気になったのでIRCに直接電話で聞いてみましたところ、なんでも金型が壊れてしまい、現在はタイでしか生産してないとのこと。でも他のタイ産タイヤは日本でも輸入販売してる物もあるので、TR-1も日本で流通させてほしいとお願いしておきました。でも需要無さそうだよな…K950よりカッコイイんだけどな〜。

タイヤ交換してほぼ理想の姿となった記念に、近所(サマーランドの近く)で撮影してきました↓
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α7II+NOKTON 40mm F1.2 Aspherical E-mount 絞り優先 f2 ISO100(上記6枚全て同じ)
やっぱりこの「オートバイ」然としたスタイルは普遍的な魅力があると感じます。
タンクからリアにかけての水平ライン、リアタイヤがボディやリアフェンダーに近いこの寸詰まり感、美しいタンク形状、現代の騒音規制や排ガス規制等にがんじがらめになってしまった可哀想なバイク達には到底実現できないであろうこのシンプルなメカニズムの機能美。
褒める所が多すぎて語り尽くせぬこの魅力満載の姿。
長いこと夢見てた、本物の70年代のオフロードバイクがついに手に入りました。
さぁ来年はこのXLで走り回るぞ〜い。
posted by 文鳥 at 01:39| 東京 ☀| Comment(3) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする