2017年04月19日

春に浮かれて

父がこの世を去ってから早くも1週間が過ぎ、事務的な処理もまだ少し残ってますが、昨今の春の訪れと共に開放的な気分も少しづつ湧いてきました。
約3年前(2014年9月)に発注してから一向に納車されないXL350も、やっと作業進むのかな〜?という希望が見えてきたような感じもなきにしもあらずな今日このごろ。

ということで、もはやバイクと双璧をなす趣味に成長したと言っても過言ではないカメラの話。
結果から先に言ってしまうと、α7II(とフォクトレンダー10mm)買っちゃいました…↓
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こないだまで「X-T1で満足〜」と言ってた奴がなんでこうなったのかという言い訳…いや経緯を書きたいと思います。

X-T1の筐体デザインは今でも自分内デジカメデザインランキング1位で、写真の描画性能も納得できるレベルなのは間違いありません。
しかしここ最近でα7IIを買わせるに至る出来事が何件かあったのです。
1つ目の気移り要因(笑)は購入当初からちょいちょい気になっていたポップコーン現象です。
とりあえずポップコーン現象がどんなものか実例を添えて説明しますと、まず以下の写真を御覧ください↓
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このリサイズした写真ではほとんど違和感はありませんが、等倍でピント部分の苔を見るとこのようになっています↓
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苔が溶けたような描写になっているのがおわかりいただけるかと思います。これがポップコーン現象(海外ではマッシュポテト現象とも言われる)です。
この原因はX-Transセンサーの特殊なカラーフィルター配列や本体内画像処理にあると言われています。
この現象が露骨に発生する頻度はそれほど高いわけではなく、こういった微細な形状が連続した被写体(木々の葉っぱ、細かい花びらの集合、砂地、草地等)を写した際にピントや解像の具合によって発生する可能性が高いようです。
こういった露骨な発現は前述の通り等倍で確認できるものなので、FHDディスプレイで写真全体を見るとあまり気が付かない些細な問題とも言えるのですが(4Kディスプレイだとどうなんだろ)何度もこういった写真を撮っているうちに、等倍拡大しなくても「ここなんか怪しいな〜」とポップコーン現象が発生しそうな箇所に目が行くようになり、次第に描写自体がちょっとノイズ抑えすぎな演出過多なようにも思えるようになって、ノイズやモアレはあっても素直な描写をしているように見えるベイヤーセンサーの方に魅力を感じるようになりました。
要は、このポップコーン現象を起こしうるカラーフィルター配列や本体内画像処理のおかげで、モアレもノイズも無い写真が撮れるということなんだろうなぁと思ったわけですが、ぼくはポップコーン現象の発生確率が高い野山や砂地のある場所で撮影する機会が多いので、モアレの発生を心配する必要も少なく「ベイヤーセンサーの方が向いてるんじゃね?」とも思うようになりました。
ちなみに上記の考察は、X-T1のX-Trans2センサーの話なので、進化したX-Trans3センサーを積んで画像処理も改善されているであろうX-T2やX-Pro2には恐らく当てはまらないと思います。

んで次の気移り要因は何かと言いますと「手ブレ」です。
今までX-T1で撮影した写真の内、自画自賛したくなる写真(笑)はそのほとんどが三脚を使用したもので、曇りや日陰や室内等の少し暗い環境で手持ち撮影した写真はけっこう微ブレが発生していたのです。
もちろんしっかり気合入れてホールドして撮ればかなりの悪条件でもブレずに撮れるのですが、少し気を抜いたり、まともにホールドできない状態や、心拍や息が上がっている状態で撮影すると大抵ブレていました。
その実例を少々↓
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これは姉と父の見舞いに行った後に病院近くの神社で撮ったもの。
このリサイズ写真ではわかりづらいですが、等倍で見てみると…↓
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見事にブレています。
この日は少し曇り空で、その上逆光の屋根の裏という少々悪条件ではありましたが、ブレはこれだけではありません。
神社行った後にその近くの山を歩いた際に撮ったのが以下の写真↓
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もう等倍でなくてもわかる酷いブレ。
この時は普段の運動不足が祟ってかなり息があがった状態で撮ったのですが、この山歩き写真は三脚を使ったもの以外はほぼ(90%くらい?)ブレで全滅という有様。
一人だったら三脚でじっくりあーだこーだと撮れるのでここまでの失敗量産はないと思いますが、この時は姉も一緒であまり時間もゆっくりできなかったということもあって、ゼェハァ言いながらもシャッターを切る瞬間は息を止めて肘もしっかり締めて撮りました。
しかし家帰ってから確認して愕然。心臓も止めないとダメだったのか。

別の日でも↓
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これもパッと見ブレてないように見えますが…
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やっぱりダメだった…。
この日はそこそこ晴れてたと思いますが、少し日陰の屋根の下で撮ったものはやはりほぼ全滅。
他にも微ブレなのかAFのズレなのかわからないけど解像感がイマイチな写真も量産。
そう、この日はテキパキ撮影できるようにXF16mmのAFも使っていたのですが、大概狙ったとこより奥ピンか手前ピンになっていました(恐らくシングルAFに設定しておけば避けられた問題なので、これは自分のせい)。
といった感じで、この日も姉と一緒で慌ただしく撮影したということと、普段からベースISO固定で撮っているせいもあるのかもしれませんが、手持ちでかなり気合を入れたり、好条件下で撮らないと失敗率が急上昇するというのもなんだかなぁ〜という残念な印象を抱いた日々でした(もちろん自分のスキルの低さもあるわけですが)。

こうなってくるともはや三脚(又は一脚)必須じゃんよ、と言いたくなったところにダメ押しのこの情報↓
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「Nokton 40mm F1.2」で画像検索するとわかりますが、超絶カッコイイレンズ!
APO-LANTHAR 65mm F2もNokton classic 35mm F1.4もカッコイイのは言うまでもないのですが、この40mmレンズのサイズ感、焦点距離、デザイン、性能(Eマウントのデジタルセンサーに特化した設計)の全てが魅力的!
近年のコシナのフォクトレンダーレンズは見た目も本当にぼくの好みドンピシャで、過去にはノクトン58mm(一代前)やカラースコパー20mmを購入した経緯があり、ノクトン58mmは今でもお気に入りレンズとなっておりますが、こりゃ〜この40mmも購入しないと後悔するだろうと言い切れる自信があります。
もちろん電子接点も搭載してるので、MFレンズとはいえレンズ情報は全て本体に伝えられ、本体内5軸手ブレ補正が入ったモデルなら5軸フルで使える(距離エンコーダーが内蔵されたレンズでないとシフト軸以外の3軸になる)という、MF好きのぼくにとっては夢のようなレンズ。
…しかしこのレンズはEマウント専用なんすよね…。
他にも前々から欲しいと思っていた超広角レンズの「HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6 Aspherical」というのがあるのですが、これもVMマウントかEマウントしかない。
アダプターを介してX-T1で使うことを考えるならVMマウントとなりますが、Eマウントのα7シリーズなら電子接点も活かせる上にフルサイズセンサーなので、10mmをフルで使える(APS-CセンサーのX-T1だと換算15mm相当になってしまう)。
そしてEマウント専用レンズはどうあがいてもX-T1では使えない…!

EマウントはSONY純正レンズがあまりカッコよくない形だったので、X-T1を購入した当初はあまり眼中になかったのですが、その後コシナの他にも次々とサードパーティがEマウント規格に参入して魅力的なレンズを出し始め、オールドレンズ等のMFレンズ群も手ブレさせずにレンズの隅々まで使えるEマウントは、今になって「いーなぁ〜Eマウント〜!」とダジャレを声に出して言ってしまうくらいの存在になっていました。
そんなEマウントのαシリーズですが、いったい画質はどうなんだと調べてみるとローパスフィルターレスではないα7IIでも「やっぱりX-T1を上回る解像感あるな…」という感じ。
そもそもローパスフィルターというのは、ベイヤー配列センサーのモアレを出にくくするために、センサーの表面にわずかにボカしたフィルムを乗せているようなものなので、理屈から言えばセンサーが本来持っている解像力は落ちるわけですが、やはりX-T1と比べるとセンサーの画素数も面積も上回るαの方が解像感があったわけです。

X-T1はローパスフィルターレスで、画質はAPS-Cトップクラスと言われた時期もありましたが、ローパスフィルターレスでもモアレが出なくなるように作られたX-Transセンサーが、ポップコーン現象という副作用を生み出しかねない独特な描画をするのは好みの分かれるところかもしれません。
しかしそのX-T1も後に画素数が約1.5倍に増えたX-Trans3センサーを積んだX-T2へと進化して、ポップコーン現象の話は聞かなくなりましたが、フルサイズセンサー&本体内5軸手ブレ補正を積んだα7IIが、X-T2と同じような値段で買えるとなると、軍配をα7IIに上げる人も多いのではないでしょうか。
ただ、多くの人がフジ機の最大の魅力として挙げる発色や色再現性の良さは確かに素晴らしく、X-T1はノイズ耐性の高さも異様に思えるほどでしたが、色に関してはLr5使ってるぼくとしてはそれほど重要な要素ではなく、ノイズも高ISOで撮らなければ大丈夫(普段からベースISO固定で撮ること多し)だろうし…なんて考えていくとどうしてもα7IIに引き寄せられずにはいられませんでした。

デザインは確かに今もXシリーズはダントツでカッコイイなぁと思うのですが、α7シリーズも近未来的ではあるものの、近年のキヤノンやニコンの一眼レフに代表される、プラスチッキーで丸みを帯びてて意味のわからん流麗なモールドやラインが入った巨大な重箱のようなデザイン(CNファンの人メンゴ)よりは遥かにカッコイイと思えるわけで(1960〜70年代の一眼レフカメラの背が低くて薄いシルエットのバランスが好き)。
フォクトレンダーレンズとの組み合わせも全然悪くないし…というか、何よりもフォクトレンダーがXシリーズでは一切出ずに、Eマウントで出始めたことも今回の気移り要因としてはかなり大きい出来事でした。
一応ぼくはニコンのFマウントMFレンズをメインに、アダプターを介して(時にはFE2で)MFレンズライフを送っていたわけですが、昨今のニコンの衰退話に関連してフォクトレンダーもFマウントはもう出さないような気がして、なんだか往年の家庭用ゲーム機戦争でソニーが圧勝したあの頃を思い出して「これからはEマウントの時代なのか…」と思った次第であります(笑)。
マウントアダプターで世の中に出回っている数多くのレンズ資産を復活させられるミラーレスカメラは、巷でもこれからのレンズ交換式カメラの主流になっていくのであろうと予想されていますが、その中でも「フルサイズセンサー」「本体内手ブレ補正」という2つの要素を持つのはEマウントのα7シリーズだけなんすよね…。

そんなわけでα7IIに対する購買意欲は日増しに高くなってゆき、まずは資金的に買えるかどうか考えていくと、やはりマップカメラのワンプライス買い取りは外せないわけで(笑)。
最初はX-T1本体も下取りに出そうかと思っていましたが、やっぱり手放すには惜しいカッコよさだし、三脚使えばまだまだ十分魅力ある写真は撮れるので、本体は置いておくことに。
となるとレンズを手放すことになるわけですが、持ってる中で一番高く売れるのはXF16mm/f1.4R WR↓
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これはXマウントレンズなので他のカメラでは使えないし、換算24mm相当の写真はAiニッコール24mm/f2.8S付けたαで賄えるだろう(そもそもX-T1はほとんど使わなくなるだろうと予想)ということで、まずはこれを手放すことに。
このレンズは持ってる中で唯一の防塵防滴レンズなので、これを売却するとカメラむき出しで身につけてバイクで運用することができなくなるわけですが、そもそもこれから買おうとしているα7IIは「防塵防滴に配慮した」作りになってはいるものの完全な防塵防滴ではないようで、雨中撮影なんかは避けた方がいいとのこと。
そうなるとバイクでの運搬は別の方法を考える必要があるのですが、この辺はまたの機会に。
描写的にはいろいろオールドレンズ使ってみてわかりましたが、やはり現代の高性能レンズといった感じで、フレアもゴーストも出にくく、解放は幾分ソフトではあるものの往年のレンズに比べたら色収差も出にくく遥かに締まった写り。最短撮影距離も15cmと、かなり寄れるレンズでもありました。
筐体デザインも悪くないんですが、換算24mmにしてはかなり明るいレンズのためか、ちょっと大きいのが残念ポイントでした。
そしてやはり操作感はデジタルレンズらしい味気のないもので、売却にあたっては躊躇する気持ちはありません。でも付けっぱなしレンズだったので使用頻度はけっこう高く、使用感のある傷がたくさん付くほど愛用していました。

他に売れるレンズないかなぁと物色すると、以前にカールツァイスのディスタゴン35mm/f1.4を下取りに出して入手したAiニッコール35mm/f1.4Sが目につきました↓
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このレンズはX-T1で標準域(50mm前後)となる35mmレンズ探訪で行き着いたレンズで、デカくて重すぎたディスタゴン35mm/f1.4の代わりに購入したのですが、解放がかなり滲む傾向があり、光と影のコントラストに出る色収差が特に酷かったので、ほとんどf2.8以上に絞って使っていました。
色収差の一例↓
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これはX-T1で撮影したもので、この頃は「やっぱりデジタルセンサーに対応してないレンズだからかなぁ」と思っていましたが、後にフィルムで撮ってみてビックリ↓
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ほとんど変わんねーでやんの。
ソフトフォーカスっぽい滲みはまぁ味わいとして捉えられるんですが、色収差が我慢ならんかった。
絞って使う分には何も問題はないどころかけっこういい感じで、筐体もかなりコンパクトで操作感もMFならではの重厚で高級な感触がありましたが、将来的に前述にあるフォクトレンダーから発売予定のEマウント専用の40mmを購入するつもりだし、上記のように解放が使えないのはつまらないので売却決定。
これを使用してからディスタゴンの凄さに気がつきました(遅い)。

次にAiニッコール35mmを入手した際に余ったお金で購入したAiニッコール50mm/1.4があったのでこれも↓
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50mm前後の標準域レンズはノクトン58mmがあるし、このレンズはSレンズではない(絞り値とFE2本体との連携がイマイチ)し、コンパクトではあるものの銘板周辺が少々安っぽく見える(些細〜)ので売却。
ではそもそもなんでこれ買ったのかと言うと、当時はフルサイズ(フィルム)のFE2と、APS-CのX-T1で同程度の焦点距離をそれぞれのカメラで持っていたかったからで、このレンズはFE2の標準レンズとして購入したもの(ノクトン58mmはX-T1の中望遠レンズとして使っていくつもりだった)。
このように、α7II買えばFE2とのレンズ共有ももっとシンプルにできる、というのも気移り要因の一つであります(ほぼこじつけ)。
あと売れそうなのは、Aiニッコール24mm/f2.8Sと、ニューニッコール85mm/f1.8 Ai改と、Aiニッコール300mmF4.5Sがありますが、これらは他に代替のないレンズなのでこれからも所持。

といった感じで売却レンズをチョイスして価格をネットで仮見積りしてみると、10万円ちょい(買い取り優待券というのもあったので使用)になりました。
ワンプライス買い取り(程度に関係なく買取額が固定されている)できるのはXF16mmとAiニッコール35mmで、査定によって買い取り額が変動するのはAiニッコール50mm。
α7II本体のみなら中古で最安のものなら差額ほぼ0円で買えることになりますが、やはり本体は新品で買いたいところ(物理シャッターには耐用回数があるので)。
新品α7IIはこの当時138,000円(箱スレアウトレットという扱いで少し値引きした額)なので、最安中古価格に約3万円加算すれば買えるということになります。
しかも新品購入の場合、ソニーのキャッシュバックキャンペーンもあり、α7IIだと2万円キャッシュバック。
となると実質下取り価格に1万円程の加算で新品α7IIが買えちゃうという計算に(まぁ下取りに出すレンズ達の購入金額はこの際忘れておこう…)。
あとはFマウント用アダプターを買えばすでに持ってるレンズ群を使えるわけで「なんだ2万円前後でα7II買えちゃうじゃん」となって、なんかしらんけど気が大きくなって(春の陽気のせいだろうか…)前述にもありましたHELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6もついでに買っちゃおうとなりまして、中古の10mmを探すもののこれが全然無い。
新品だとけっこう高ぇな〜と思いつつ、とりあえず本体はもう買う気満々だったので新宿へGO〜。

もはやおなじみの感のある中古買取センターで前述のレンズ3本をカウンターへ持っていくと「本日は大変混み合っておりまして、査定完了が20:00頃になるかと思われますがよろしいですか?」とのこと。ちなみにその時の時刻は15:30頃だったと思います。4時間半待ち〜!
駐車場代が少々高くつくことになるけど、まぁたま〜の観光だと割り切って新宿駅へ向かいます。
かなり久々の駅周辺は土曜日ということもあってものすごい人の海。
昨今の日本ブームで外国人観光客の方々もわんさかいて写真撮りまくってました。
アルタ前に行くと中古カメラでおなじみの「カメラのアルプス堂」があったのでチョロっと入ってみましたが特に何もなし。
アルプス堂を出てどこに行こうかと考えたら近くに歌舞伎町があるので行ってみました↓
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DMC-GM1K + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH. 絞り優先f5.6固定 SS1/60 ISO1600
ちょいブレしてますが、正面には最近ゴジラがいることで有名になった新宿東宝ビルが見えます。
歌舞伎町といえば、ぼくの好きなゲームである「龍が如く」シリーズが思い出されます。
このゲーム内で歌舞伎町は「神室町」となっており、この新宿東宝ビルは「ミレニアムタワー」となって何度か大爆発をしています(笑)。
新宿東宝ビル前から駅方面を見ると中央通りが一望できます↓
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DMC-GM1K + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH. SS優先1/250固定 絞りf2.5 ISO400
ちなみに龍が如くでは「中道通り」となっております。
ぼくの地元である町田駅周辺にもこんな感じにネオンひしめく通りがいくつかありますが、さすがに新宿は規模が違います。かなりの面積をこんな派手派手の街が埋め尽くしています。
女の人はよく描けているのにトラの絵はなんかタッチが違うイカした看板↓
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DMC-GM1K + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH. 絞り優先f5.6固定 SS1/60 ISO250
外国人観光客の定番観光スポットとなって久しい「ロボットレストラン」の看板です。
その店舗入口↓
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DMC-GM1K + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH. 絞り優先f5.6固定 SS1/160 ISO200
歌舞伎町はどこも外国人観光客だらけですが、ここもたくさんの観光客の皆様が楽しそうにしてまして、見てるこっちも思わず笑顔になってしまいました。
「新宿センター街・思い出の抜け道」↓
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DMC-GM1K + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH. SS優先1/250固定 絞りf2.5 ISO3200
龍が如くのチャンピオン街を彷彿とさせる雰囲気の場所ですが、チャンピオン街のモデルは新宿ゴールデン街だそうです。
周りの歌舞伎町の雰囲気よりさらに強力なカオス度とディープ度で、なかなか魅力ある場所でした。
その一角に取り残されたサンタさん↓
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DMC-GM1K + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH. 絞り優先f5.6固定 SS1/5 ISO3200
こんな感じで歌舞伎町をウロウロしてるだけでけっこう面白く、気がつくともう査定完了時刻が迫っていたので新宿駅の西側へ向かいます。
ちなみに一連の歌舞伎町写真は、お散歩カメラとして外出時には必携している、GM1と14mmパンケーキレンズの組み合わせですが、スナップ用途としては個人的にはマストアイテムだと思います。
このGM1もベイヤーセンサーなので素直な解像をしていると感じますが、ノイズはちょっと出やすいです。
意外と手ブレ率が低いのも不思議。

買取センターのカウンターに行くと「一つ買い取りできないものがありまして…」とのこと。
Aiニッコール50mmでした。
そういやこれ、フォーカスリングの動きにムラがあったので一回バラしてグリスアップしてたんですが、僅かなガタもあってそれが影響したのかな?マップカメラさん曰く「グリスが抜けているようで…」みたいなことを言ってましたが、恐らくガタのことを言ってたんだと思います。
まぁこの50mmが下取りできなくても数千円程度の差なのでまぁいいやと、総下取り額を聞いてみると108,706円とのこと。幸いなことにネットで仮見積りした額より数千円高くなっててプチうれし。
そしてマップカメラ本店へ。
一応ヘリアー10mmの中古が無いか聞いてみましたがやっぱり無し。
新品の価格は128,240円…まぁ貯金あるからいっか!と購入〜!
長いこと父の介護してた自分へのご褒美ってことで…。
結局キャッシュバック分も加算すると、約13万円でα7IIとヘリアー10mmを購入できました。

買いたてほやほやのα7IIとヘリアー10mmのお姿↓
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ちなみにソニーのキャッシュバックキャンペーンはレシートや保証書のコピーと、箱の横にあるバーコードを箱ごと切り抜いて専用用紙に貼って郵送する必要があって少々面倒なんですが、2万円のためならしょうがない。
ちなみにフルサイズセンサーとAPS-Cセンサーの大きさの違いはこんな感じ↓
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X-T1とほとんど同じ大きさの筐体によくフルサイズセンサーと手ブレ補正機構を入れたな〜と改めて感心。
ヘリアー10mmとα7IIの組み合わせ↓
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うっは〜なかなかかっこよろしい。
やっぱフォクトレンダーのデザインはイイ!レンズとα本体の大きさバランスも理想的!
ちなみにこのレンズを覗くと、絞りがどこから見ても正面向いてるように見えます。
そして裏から覗くとなんと絞り羽根は2重になっていて驚き。

そして次に、Fマウントレンズを使えるようにするためのマウントアダプターをチョイスします。
やっぱりマクロ機能が追加されるヘリコイド付きじゃないとね〜と検索すると恒例KIPONのやつで、1万いくらのと2万いくらの2種類ある。
何が違うんだ?とよくよく見てみると高い方は横に何やらスイッチが付いていて、その裏(アダプター内)に棒が飛び出ている。
これはレンズの絞りをワンタッチで開け閉めできるプレビュースイッチだ!と判明。
これがあると、いちいち絞りをカチカチ解放まで開いてピント合わせしなくても、設定した絞りを維持したまま解放にできて便利なんすよね。
これ欲しい〜と思ったんですが、2万チョイか〜。と少し悩んだのもつかの間、他の商品も見てみるとヘリコイド付きなのに妙に安いのもある。4,700円!?
それを見てみるとKIPONのアダプターをベースにデザインが少々違うような感じ。
ヘリコイドの上にもう一つヘリコイドのようなギザギザの輪っかが付いている。
しかしその輪っかはレンズ脱着用スイッチの部分が大きくカットされていて、多少回るクリアランスはあるが、くるくる回るようなものではないことがわかる。
そしてアダプター内には棒が飛び出ている…あ〜!これもプレビュースイッチになってる〜!
早速これを買おうと思いきや、ちょっと心配なのでレビューもいろいろ見てみると、Eマウント用といってもAPS-CのEマウント用のやつだと、取り付けはできるけど四隅がケラれるらしい。
中にはそのケラれる部分を削って使えるようにした強者もいるようで…。
それでよく調べてみるとマウント部分の開口部の大きさが2種類ありまして、フルサイズ対応のやつは肉厚が薄く、開口部がデカくなっていました。
もちろんそれをポチりまして先程無事届いたのですが、不思議な事にこの記事を書くためにもう一度ポチった商品のページを見てみると、写真がAPS-C用のものになっていました。
「やっべ!」と手元にあるアダプターを見てみたら無事フルサイズ用でした↓
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ポチった時はフルサイズ用の写真だったような気がするんですが気のせいだったかな。
恐らく現在はAPS-C用Eマウントアダプターは全部フルサイズ用に統一されているのではないかと推測。
まぁなんにしても安くあがってよかった。

で、このアダプターの類はもれなくと言っていいほど、グリスてんこ盛りになっていて、ぼくは毎回全バラして拭き取っています。
中にはネジの締め付けが甘いまま組まれたものもあり、そういうのは使ってる内にガタが出てくるので一度全バラして組み直すと快適になります。
軽くバラした状態でこの有様↓
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こんなの使ってたらその内表面に滲み出して手がベトベトになることでしょう。
徹底的に拭き取るためにさらにバラバラ↓
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…これ元に戻せるかな…と、以前タクマーレンズをバラして無限遠が狂った経験からちょっと不安になりますが、このアダプターは大丈夫でした。
余分なグリスを拭き取って、必要な部分にだけグリスアップして完成↓
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ただ、プレビュースイッチのグリスアップは漏れない程度にするとカスカスなタッチになってしまうのですが、かといってこんもり盛るとすぐ手に触れる表面にグチャッとでてくるのでカスカスセッティングに。
実際にレンズ取り付けて使用してみた感じではちょっとプレビュースイッチが軽すぎる気もしますが、グリスが漏れ出るよりはマシでしょう。
この辺はやはり2万いくらのKIPON製の方が理にかなってるのかもしれません。
あと、内部塗装もこの安い方はちょっとツヤがあるようで、フレアーが出やすいのではないかと少々心配↓
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KIPONのやつはちゃんとしたツヤ消し塗装が施されていますが、これは恐らく表と同じアルマイトのまま。
まぁいざとなったらツヤ消し塗装を自前でやってしまえばいいだけのことよ。

というわけでアダプターも手に入ったのでFマウントレンズのファッションショーです(笑)。
まずは一般的な広角レンズであるAiニッコール24mm/f2.8S↓
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やっぱこのレンズカッコイイな〜。
ちなみにこの一連のニコンレンズには通称「カニ爪」というものが付いていたのですが、収納時に他の機材を傷つけそうなので除去しています。ネジ穴は純正ネジに適度なサイズのナットを挟んで塞いでいます。
このナットを挟まないと、レンズによっては裏面に飛び出たネジでガリガリと内部を傷つけてしまいます。
次は標準レンズのフォクトレンダー NOKTON 58mm/f1.4 SLII N↓
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もうこれは手放せない、安いけどいいレンズです。
なんといっても近年のフォクトレンダーデザインだからカッコ良さダントツ。
レンズ自体の大きさは今回買ったヘリアー10mmとほぼ同じですが、マウントアダプターを挟むのでちょっと長めなシルエットに。
お次はニューニッコール85mm/f1.8 Ai改↓
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解放1.8なので、ボケはそれほど強力ではないものの、カッチリとした描写はおまかせなレンズ。
そういえば、これらニコンのレンズ群を購入してしばらく後に、フードも揃えたのですが、やはりオタクの悪い癖なのか、時代を合わせたくなってビンテージ物のフードで揃えました。
しかし50mm用のだけHNタイプ(ねじ込み式)が見つからず。タマ数多いと思うんだけどな〜。
最後は使う時あるのかと言いたくなるAiニッコール300mm/f4.5S↓
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やっぱり長い!

んで、実写といきたいところですが、まだ触るばかりで撮ってません(笑)。
とりあえず、ニコンレンズで手ブレ補正がどの程度のもんなのか、ファインダーのぞきながらそれぞれのレンズで確認してみたところ、シャッター半押しで見事に補正が聞いてるのがすぐわかりまして、思わず「うわ〜ちゃんと効いてる〜」と声を出してしまいました(300mmも手持ちでいけそう)。
もちろん電子接点を搭載してないレンズはそれぞれの焦点距離設定もしなければいけないのですが、カスタムキーに焦点距離設定の項目を割り振ればサクッと変更できてこれまた感動(X-T1はこれが面倒だった)。
いや〜いいもん買ったな〜と、まだ実写もしてないのに大満足。
でもまぁこれから春本番だし、このカメラをバンバン持ち出そうと思います。
posted by 文鳥 at 05:23| 東京 ☀| Comment(2) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月27日

人生の節目と物欲

お仕事関連ブログである「トリブレインブログ」の方にはすでに書いてますが、先月の頭に長年介護をしていた父が胆嚢炎で入院しまして約2ヶ月弱、父は幸い胆嚢炎は完治したのですが、高齢(87歳)のこともあって現在自力で起きることも食べることも困難になり、会話もほとんどできなくなってしまいました(つまり寝たきり状態)。
食べることができないというのは物を飲み込む「嚥下機能」が衰えたということでありまして、最初の内はゼリー状のものならなんとか口から食べることができたのですが、今はそれもできなくなり、鼻からのチューブで栄養補給をしている状態です。
ぼくは日々の介護から開放はされましたが、やはり父のことが気になって毎日見舞いに行って首の後揉んだり背中掻いたりしてやるのですが、調子がいい日の父は声を絞り出すようにして「ありがと」とか「気持ちいい」とか「嬉しい」とか言ってくれます。ただ、認知症も進行してるので、ぼくのことは誰だかわかってないようなのがちょい切ない(行くとずっと不思議そうにぼくの顔を見ているので「誰かわかる?」と聞くも、答えられない)。
で、これからどうなるのかというと現状としては、医学が今ほど発展する以前の時代ならすでに亡くなるような状態なわけで、自然で苦痛の少ない最後を…と姉と先生とを交えて相談した結果、いろいろ手段を講じて延命しても重度の認知症のために常に身体拘束することは避けられず(腕はよく動くので、チューブや点滴を抜いてしまう恐れがあるため)本人にとってはこのまま衰弱して眠るように亡くなるのがベターであろうと判断しまして、本人の生命力と僅かな点滴のみで過ごすことに決めました。
ちなみに現在入院している病院は救急車で運ばれたので救急病院だったのですが、救急病院は長期間の入院や終末医療ができない(たぶん)ため、近々転院することになりました。
転院すると現在の病院よりも遠くなり、毎日の見舞いができなくなりそうなのですが、ぼくもそろそろ仕事に集中しなくちゃいかんので、ちょうどいい感じなのかもしれません。

…とまぁなかなか暗い話題で始まりました今回のブログですが、命には必ず限りがあるわけで、高齢の父に至っては至極当たり前なことであります。
とはいえ、父のことを思うと母の時と同様にいろいろなことが思い出されて切なくなりますが、それと同時に長きに渡る(といっても約7年)介護に終止符が打たれるということが正直嬉しい、という気持ちもあります。

というわけで、ここからは人生の機微にはほとんど関係ない、物欲まみれのカメラのお話(笑)。

前回の記事で真夜中のプチ遠出をしてX-T1で夜間撮影を試みたのですが、改めてMFレンズの心地良さに心奪われてしまい、今持っているレンズ群をあれこれ見ていたら、X-T1にとっての標準域レンズ(オールマイティな画角でカッコイイ写真が撮れる率の高いレンズ:笑)はXF35mmF1.4R(フルサイズ換算52.5mm相当)と、ロシアンオールドレンズのミール1B 37mmF2.8(フルサイズ換算55.5mm相当)の2本が手元にあるわけですが、XF35mmF1.4は開放時のソフトフォーカス感も色収差も少なくてボケ味も良く、かなり優秀なレンズではあるものの、やはりマニュアルモードにしても結局電動なので「ジ・ジ・ジィ〜」みたいな段階的なフォーカスが全然心地よくない。
はたまたミール1Bは完全なるMFレンズで、解像感もバッチリな意外にも高性能なレンズでしたが、レンズの一部がコート剥がれなのか焼けなのかわかりませんが、微妙〜に色味が違って写る箇所があるということと、フォーカスリングのトルクがちょっと軽過ぎること(グリス詰め替えれば改善できそうだけど)と、なによりX-T1にはあまり似合わない形(レンジファインダー機なら似合いそう)なのが残念ポイントでした。
そこで「一番使いそうな標準レンズはもっと上等なMFレンズ持っておきたいな…」とあれこれ検索した結果、カールツァイス(コシナ)のDistagon T* 1.4/35 ZF.2(以降ディスタゴン35mmと表記)がベストなんではないかと、いきなり贅沢なものをターゲッティングしてしまいました。
贅沢というのも、なんせお値段が安くても15万円台!しかも中古はまず見つからない(今も軽く検索したけどニコンマウントのZF.2は無かった)という代物。
同じカールツァイスの35mmといえばもうちょい安いF2があるのですが、どうせ買うならF1.4がいいな〜と高望み。
しかしここ最近の散財で懐事情はかなりお寒くなっておりまして、いろいろ思案したあげく「手持ちのカメラ資産の中で使わなそうな物を下取りに出す」という、レンズ沼にハマった人あるあるな方法で思い切って購入〜↓
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ところが現物を見てその大きさに驚愕。今までデカいと思ってたXF16mmとの比較↓
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リアキャップの高さ違いもありわかりづらいですが、XF16mmより長いです。太さもチョイ太いかな。
で、下取りに出したカメラ資産というのは…
★KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 39,100円
★Voigtlander COLOR SKOPAR 20mm F3.5 SL II Aspherical 21,600円(フード300円)
★FUJIFILM フジノン XF 35mm F1.4 R 30,000円
★SONY Cyber-shot DSC-RX100 20,000円
となりまして、追加で38,130円支払い。ちょっと思い切りすぎたかなぁ…。
カラースコパー20mmは迷ったんですが、使用頻度が低いように思えたので思い切りました(フードは売らない方が良かったかも〜)。
意外だったのはRX100で、けっこう傷だらけだったにも関わらずかなりのお値段を付けてくれました。
というわけで、写真には一切関係ないけどカメラと組み合わせてみまSHOW(笑)。
まずはフィルムカメラのFE2との組み合わせ↓
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クラシックシリーズというだけあってFE2にも似合っちゃってる〜。
コシナ製カールツァイスのクラシックシリーズとZMシリーズは、レンズ先端のメタリックな輝きがカッコイイのですがフードもなかなかカッコイイ。
ぼく個人の好みとしては本来花形フードは好きじゃないんですが(特にプラ製のやつ)このフードは金属製な上に直線で構成されたデザインなので、FE2のような古いカメラでも違和感ありません。
しかもフード取付部のバヨネット機構もいちいち凝っていて、ロック用のリングとかバネが組み込まれており、その取付感も「スゥ〜カチ」という、なんかタマランものがあります(笑)。
もちろんバヨネット式なので逆さまに付けてコンパクトにもできます(レンズ自体はデカいけど)。
ではこれを本来の目的だったX-T1に付けてみましょ〜↓
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う〜わ、なにこのカッコイイカメラ。しかし標準レンズとは思えないデカさです。
マウントアダプターを挟むのでFE2の時よりかなり長く見えますが、FE2のフランジバック分も考えるとカメラ本体も含めた全体的な前後長はあまり差はないようにも思えます(デジカメは液晶モニターの厚みもあるから多少長くなるのかな)。

というわけで盆栽的な楽しみ方はここらへんにして試し撮り↓
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これはまだ夏の暑さが残る9月に、東京ミッドタウンにあるフジフイルムスクエアに行った時に撮りました。
2枚目の御食事処店内の写真は開放で撮ったのでストロー周辺に紫収差、ブラインドに緑収差が出てますが、なかなかカッコイイ写真になりました。
もちろん色収差はある程度絞れば出ません。
このくらいの色収差ならLightroom5で補正できますが、レンズ本来の特性の確認ってことであえて補正してません。ちなみにここの野菜カレーは非常に美味かった…。
3枚目のビル写真ではフレアとゴーストが出てます。これはちょっと意外でした。
バリバリ最新コーティングでこういうのは抑えられるのかと思いきや、オールドレンズっぽい雰囲気になりました。でもこの場合はむしろフレア&ゴーストがあった方がいい感じにも思えます。
ちなみに、なんでフジフイルムスクエアに行ったのかというと、実はこのちょっと前にX-T1を腰にぶら下げてバイクで移動した時にファインダーのアイカップを落として無くしてしまったので、ネットで買おうと思ったらなぜかX-T2用のものは売ってるのにX-T1用のアイカップだけネットでは売っておらず、仕方なくわざわざ出向いたわけです。
X-T2用のでも付けられるんですが、個人的にはX-T1用の形の方が好きなんです。
遮光性が悪いなんて意見もチラホラ散見しますが、ぼくは全然気にならないです。なんでだろ?
ちなみにこの日フジフイルムスクエアでXF35mmF2 R WRという最新レンズを触ってみましたところ、AF性能の向上はもちろんのこと、電動とは思えない滑らかなマニュアルフォーカシングができるようになってて驚き。
最近まで最新レンズの座にあったXF16mmですら「グググ」という段階を感じるフォーカシングだったのに対し、このXF35mmF2は「スル〜」と動く感じでした。
XFレンズが持つ「Xシリーズに特化して作られたカリカリの高性能」に加えてマニュアル操作感も違和感ないレベルになってきたとなると、MFレンズのアドバンテージは「操作トルクの心地良い重さ」とか「電気を使わない」とかデザインとかの精神・感覚的な好みの問題だけになってきますなぁ。

というわけで、これでX-T1にとっての標準レンズは完全マニュアルの明るいレンズに置き換えることができました(もちろんFE2にも使えるので2度おいしい)。
写真の写り的にはXF35mmF1.4でも全然問題ないんすけどね…やっぱり電動は好きじゃないんすよ〜。
で、それから約1ヶ月後、今度は下取りで手放したカラースコパー20mm、というかFE2にとっての広角域(もしくは超広角域)レンズがまた欲しくなってくるわけです(笑)。
これまでX-T1のことばかり考えてたので忘れてましたが、考えてみたらFE2に使えるレンズは前述のディスタゴン35mmより広角域のレンズが無くなっているわけで、やはり遠出した時にはX-T1と同じようなレンズラインナップで撮れないと面白くないように思えまして、ニコンFマウントの24mm以下のレンズを探す旅に出発した結果、Aiニッコール24mmF2.8S(以降ニッコール24mmと表記)の中古にターゲッティング。
お値段は18,360円。現在の相場から言うと少し安いし、ディスタゴンに比べたら微々たるもんです(ちょっと頭おかしくなってる)。
お店は横浜だったので車で行けるじゃ〜んと、お取り置きもせずに翌日直行(やはり中古はできれば実物を見てから買いたいので)。
現地に到着してみたらそこは昭和的な昔ながらの商店街で、数件隣にもレトロカメラ屋さんがあったりしてなかなかいい場所でした。
お店に入ると小さいながらもけっこう繁盛しているようで多数のお客さんがいらっしゃいまして、早速ぼくもその仲間になって物色…あれ?ニコンのレンズがほとんど無い…なにやら棚の中がスカスカな感じ。
そこでお店のおばちゃんに聞いてみたら、なんとその日はちょうど有楽町で開催されている「世界の中古カメラフェア」という、カメラ版のコミケやワンフェスみたいなイベントに出品しちゃってるとのこと。
おばちゃんは「実際に見てから買わなくても大丈夫なんで」と取り置きの電話をしてくれまして、早速有楽町まで突っ走りました。
会場に到着するとカメラ好きな方々で賑わってました。
ぼくも普段お目にかかれないような数のレトロなレンズやらカメラを片っ端から見回って眼福。
ひとしきり会場を一巡してからお目当てのショップ「ペンギンカメラ」さんのブースへ。
実物を見てみると「これ未使用品じゃね?」っていうくらいキレイな外観で、レンズ内も写りに影響無さそうなわずかなチリが見受けられる程度でした。
ヘリコイドはグリスが劣化しているのか、僅かに重く感じましたが実用上は問題ないレベル。
もちろん買ったさ(笑)↓
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ちなみに2枚目の写真にあるフードは会場内の別のブース(ムサシ商会さん)で買ったもので、お値段2,160円…この時は「まぁフードの値段って普通こういうもんでしょ。アルミ製だし、コシナのフードも数千円するしな」と思ってたんですが、家に帰ってからこのフードの名前「HN-1」で調べたらなんと数百円で売ってるではないか…!なんで?と思ってさらに調べたら、どうやら今回買ったこのHN-1はビンテージ物で、現在売ってる物よりも上質でフードマニアの方々の間では価値ある物のようです。
どこが上質なのかと言うとまず刻印が「刻印」であるということ。現代のものは印刷だそうで。
次に表面処理が現代のものはただのマットブラック(ブラスト処理かな?)なのに対し、これは削りだし→研磨→アルマイトといった感じの質感であるということ…全て写真の写りには関係ない!でもぼくはこの価値、理解できます…でも数百円で同じようなものが買えることを知ってたら、これは買わなかったかも…(笑)。
まぁコレクションアイテムが増えたってことで良しとしましょう。

で、これにてミッションコンプリート!となるはずだったのですが、やっぱりこういうお祭り会場ってのは世間の経済にはいいけど個人の経済にはよろしくないわけでして…「これでFE2の広角と標準(ノクトン58mm)は揃ったけど…中望遠が無い…」と気づいてしまったのが運の尽き。
買いましたさ、ニューニッコール85mmF1.8 Ai改(以降ニッコール85mmと表記)↓
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お値段27,000円。これは相場から言うと若干高いかもしれませんが程度がイイ!
外観もレンズ内も超キレイなので、さっき買ったニッコール24mmよりも程度良しと言えましょう。
ちなみに「Ai改」というのは…簡単に言うと、カメラが露出計を装備できるようになってから、時代を経る毎に何度も進化をしてきた露出機構に対応する方法として、他社はマウントそのものを一新していたのに対し、ニコンは基本的なマウント方式を変えることなく現在まで様々な技術革新に対応しており、つまりは「ユーザーのレンズ資産を無駄にしない」という思想に基いているわけで、1977年にAi方式が誕生してからも親切な対応が行われました。それがこの「Ai改」というやつで、それまでの非Aiレンズをニコンサービスステーション的なとこに持ち込むと、絞り環を交換してAi化してくれるというサービスでした。
したがって、見た目同じようなレンズでも「ニューニッコール(Ai時代以前に発売された旧レンズ)」とか「Aiニッコール(Ai時代に発売された新レンズ)」とか名称が違うことがありまして、ニューニッコールでAi改造されていないレンズはFE2では使えません(FMとFEなら使える)。
で、この85mmF1.8はどういうわけかAiニッコール版は発売されておらず、Ai対応の85mmF1.8は全て「ニューニッコールのAi改」だそうです(F1.4とかF2はAi版が発売されていたので、中途半端なF1.8は廃版ってことなんでしょうか)。
ちなみにニューニッコールAi改とAiニッコールの見分け方としては、レンズマウント側の形状とか、レンズコーティングの表面的な色(ニューニッコールはカラフルに反射する)の違いがあるそうで、これまたマニア心をくすぐります。

さて、これで今度こそミッションコンプリートだろ、と思って名残惜しみつつ会場をウロチョロしてると、ニッコール85mmを買ったブース(カメラのアルプス堂さん)の棚に気になるものが…Aiニッコール300mmF4.5S(以降ニッコール300mmと表記)が8,000円…。
見た感じジャンクじゃなさそうなのに妙に安い気がしました(この時はわかりませんでしたが後日調べたら現在の相場は1万円以上は確実)。
完全な望遠域レンズは使うつもりも予定も無かったんですが、これをX-T1に付けたら換算450mm!え〜どんなに遠くが撮れるんだろ?と興味が湧いてしまったのが運の尽き。
はい、買いました↓
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しかし長ぇ〜!さらにこれ先端部分が伸びてフードになるので写真の状態よりもっと伸びます(後ほど掲載)。
この時は思いつきませんでしたが、これ満月の夜にバイクの背景で月入れて撮ったら超カッコイイ写真が撮れそうな予感…今度やってみよう。
ちなみにこれを購入した時に、隣にいたお客さん2人組(だったかな?)も買おうかどうしようか迷ってたらしく、ぼくが店員さんに「これちょっと見せてもらっていいすか?」と聞いて出してもらったら横で「うわ〜程度いいな」とか「これ安いよね?」「うわ、買っちゃうんすか」みたいなことを言ってて(笑)その言葉に背中を押されて買っちゃったような気もします(お店のサクラだったりして)。
程度は外見もレンズ内も極上!なんでこんな安かったんだろ?
梱包してもらってたらそのお客さんの一人が「じゃその58mmを代わりに…」とぼくの腰にぶら下がってたノクトン58mmの付いたX-T1を指差して物欲しそうにしてて、お互いに「あははは〜」なんて和気あいあいなこともあったりして楽しかったんですが、これ以上この場に居たら破産してしまいそうなので、これにてホントにミッションコンプリート。

では早速カメラのファッションショー(笑)。
まずはAiニッコール24mmF2.8SとFE2↓
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ニコン純正のオールドレンズが付いたこの姿が本来のFE2の姿と言えましょう。
フードの付いた広角レンズはカッコイイな〜。
ぼくの好みですが、レンズは先が広がってるシルエットの方が好きなので、最近立て続けに発売されたフジフイルムのF2-WRシリーズのような先細りシルエットは、いくら高性能でもイマイチ買う気になれないんすよね。
ちなみにこのレンズは今でも新品で発売されています。お値段はなんと75,600円。ニコンのサイトには「手頃な価格の…」なんて書いてありますが「カメラレンズって高価な物なんだな」と改めて痛感します。そう考えると今回の購入価格は異様に安く感じちゃいます。
次はこのレンズをX-T1にくっつけて↓
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やっぱり違和感なし!
X-T1カッコイイな〜とまたしても惚れ惚れしちゃいますが「FUJIFILM」のロゴは世間では賛否両論らしいです。
言われてみれば確かに「FUJICA」ロゴの方がカメラっぽくてカッコイイようにも思えますが、まいっかという感じ。

お次はニューニッコール85mmF1.8 Ai改とFE2↓
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おぉ〜、これもカッコイイわ〜。前玉がいかにも大口径!って感じです(さらに大口径なF1.4も存在しますが、かなり高額相場)。
本体形状も程よく先太りなのがまたイイ。これのフードも探して買っときゃよかったな。欲を言えば古いやつ。
では同じくX-T1との組み合わせ↓
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うわ〜これも似合っちゃうな〜困ったな〜(アホ)。
もはや何の意味も持たないカニ爪も全然違和感なし。
こうやって見るとX-T1のデザインもさることながら、このヘリコイド付きマウントアダプターのデザインも秀逸だなぁと思います。
よくある短い土管みたいなデザインのアダプターと違って、オールドMFレンズの一部みたいになりきれるこのデザインはホント敬服。
ただこのアダプターには唯一の欠点がありまして、通常位置でロックしたりクリックしたりが無いので、時々いつの間にかマクロ寄りになってることがあり、撮影時には気をつけないといけません。

そして最後はAiニッコール300mmF4.5S。
まずはFE2に付けるとこうなります↓
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うお〜!長い!しかし、フードを伸ばすとさらに↓
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長〜い!
もはやカッコがどうとかデザインがどうだとかいうことがどうでもよくなるこの長さ。
でもちゃんとデザインは当時の他のレンズと同じフォーマットを踏襲してるんすね。どうでもいいけど。

※11月11日追記↓
X-T1にニッコール300mmを付けた写真アップするの忘れてました…↓
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上から見た写真は長すぎて標準レンズでは撮れなかった(部屋が狭すぎる)ので換算24mmの広角レンズで撮影(GM-1に14mmパンケーキ)。
最近までコンデジ使ってたぼくとしては、本格望遠レンズなんて使ったことないので異様に長く感じちゃいますが、レンズ交換式で超望遠域となるとこのくらいは当たり前みたいですね。
しかも世の中には1000mm以上の大砲みたいなのもあるわけで、そう考えるとこれはまだコンパクトな方なんでしょうか(笑)。※以上、追記分。

というわけでニコン純正MFレンズを一気に3本買ってしまったの巻でした。
実は今回初めてニコン純正MFレンズを触りましたが、思ったより高品質な印象でした(ウワサによるとコシナのレンズよりもチリが入りにくいとか)。
触ったり動かしたりした感触や表面の質感はコシナレンズの方が好みですが、ニコンレンズは本物のオールドレンズのままの姿ということでこれはこれで魅力的です。
ちなみにコシナレンズの筐体表面はアルマイト処理なのに対し、ニコンレンズは塗装のようです。でもただの塗装ではなく、恐らく粉体塗装なんではないかと思われます(FE2本体も同じかも)。

最後にこれらレンズ群を、またしても深夜のプチ遠出に持っていってテスト撮影してみました。
やはりカメラもレンズも使ってなんぼ…とか言いつつニッコール300mmは重くなりすぎるので今回はお留守番(笑)。
カメラはX-T1と、サブとしてGM1+14mmパンケーキ。FE2は本意気の遠出までおあずけ。
例によってX-T1で撮った写真は全てRAWで撮影、Lr5で現像、サイズを半分に縮小、データも極わずかに圧縮。
今回はISO200固定のみ、ほとんど三脚使用。現像時のノイズ処理は一切無し。
※11月21日訂正:サイズはアップロード時に自動的に1920pxに縮小されているので、半分ではないです(アップした画像は2448x1632。今まで気づかなかった…)。
まずはX-T1付けっぱなしレンズのXF16mmで、前回ノクトン58mmでカッコイイ写真が撮れた(笑)峠の茶屋前にて(ここからちょっとデカい写真が多くなります)↓
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絞り優先F5.6。
このレンズはフルサイズ換算24mm相当なので、今回買ったニッコール24mmをFE2に付けて撮ったのとほぼ同じ画角になります。コンデジのワイド端のような、スナップカメラでポピュラーな画角です。
ちなみに前回同様、今回も茶屋の自販機であたたか〜いコーヒーを買おうと120円を入れて光ったボタンを押したんですが、ウンともスンとも言わずに何も出てこない…。お釣りレバー押してもお金は戻ってこない。
「もう一回お金入れて他のボタン押したら2本出てくるかな?」と違うコーヒーを押したら普通に出てきました。1本だけ。グヌヌ…。
※現地を訪れる人のために書いときますと、今はどうなってるかわかりませんが、テープで補修してあるボタンは押さない方がいいです(笑)。

では新レンズ達の初陣です。
ニッコール24mm(フルサイズ換算36mm相当)↓
24a.jpg24b.jpg24c.jpg24d.jpg
絞りはF4とかF5.6だっけかな…またメモ忘れた。たしか開放は使ってないと思います。
1枚目と2枚目に少々ゴーストが出てます(幽霊じゃないよ)。2枚目のはどういう仕組みで出たんだろ?
フルサイズ換算36mm相当という、ぼくにはあまり馴染みのない画角でどう使ったらいいかよくわからないです。
まぁこのレンズはFE2専用の広角として買ったので、X-T1ではほとんど使わないと思います。
でも最後の写真はいい感じに撮れました。
ちなみにこの日は何本ものレンズをデカいバッグ無しで持参するために、このニッコール24mmのフードは外してお留守番。最後の写真はちょっと光が入ってたので手フードしました(笑)。

お次はディスタゴン35mm(フルサイズ換算52.5mm相当)↓
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これはX-T1で標準域となるレンズです。
1枚目は開放F1.4、2枚目はF2.8だったと思います。
やはり開放だと金属の反射部分に色収差がハッキリ出たので補正してます。
ディスタゴン35mmで絞りの比較↓
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1枚目が開放F1.4、2枚目がF5.6だったかと。
さすがにf5.6まで絞るとピント位置の解像感がグンとアップします。
同じくディスタゴン35mmにて、ピント位置の比較↓
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両方共開放F1.4。
強い光のコントラストが無ければ開放でも色収差はあまり気にならない…と思います。

次にニッコール85mm(フルサイズ換算127.5mm相当)↓
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1枚目は開放F1.8、2枚目はF5.6、3枚目が開放F1.8、4枚目はF5.6、最後がF8だったかな?
127.5mmというともはや望遠域なんでしょうか?かなり離れて撮影した記憶があります。
まぁこれもFE2専用の中望遠として買ったので、これもX-T1ではほとんど使用しないと思います。
やはり大口径レンズは開放で色収差が出やすいようで、このレンズも多少出てます。
最後の写真は絞ってるから背景ボケは無いけど、カタログ写真のようなクッキリ感でいい感じ。

場所を変えて撮影(XF16mm。ちょっと手前ピンになってしまった…)↓
16b.jpg
ここは前回の夜間撮影の時は通らなかった道で発見した神社の前にあった手水舎(←この名称今初めて知りました)ですが、実際は写真のような明るさではなく、もっと真っ暗な闇の中で手水舎の明かりだけが煌々と光っているという風景だったので、手水舎の屋根が赤いのも現像してからわかりました。
深夜なのであたりのシ〜ンとした中に手水舎の水が出て来る「ゴポッゴポポッ」みたいな音(たぶんポンプで汲み上げてるんだと思う)だけがひたすら聞こえ続けるという、風情があるんだか無いんだかの面白い場所でした。

ここからFE2専用として購入したレンズは面倒になって使ってません(笑)。
というわけでディスタゴン35mmで撮影↓
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絞り開放F1.4だったと思います。
先程のXF16mmより少し暗めに調整して手水舎メインな気持ちで現像。実際はもうちょい暗かったような。
フェンダーの反射の色収差を補正したらグレーになっちゃいました。
でも標準域らしいイイ感じな写真になりました。
明るさ2パターン↓
35h.jpg35i.jpg
両方共開放F1.4だったかな?
暗い方が実際に肉眼で見た印象の明るさですが、写真として見る場合はやはり多少明るく現像した方が見応えあるように思いました。

さらに場所移動(XF16mm)↓
16c.jpg16d.jpg
これも明るさ2パターン作ってみました。
明るい方はほぼカメラまかせの露出(絞り優先AE)。
暗い方が実際に肉眼で見た印象ですが、これは明るい方より暗い方がいい感じ。
明るい方は昼間撮ってるのとあまり見分けがつかないような感じで面白くない(深夜なのに昼間みたいに撮れたという意味では面白い)けど、暗い方は神秘的な深夜の暗さと月の明るさが再現できてるように思います。
ディスタゴン35mmにて、今度はわざと完全に昼間っぽく現像↓
35j.jpg
フィルムシミュレーションもプロビアだかを使用。もう何も言われなきゃ深夜の写真とは思えない(笑)。
フィルムシミュレーションといえば、どうやらカメラ本体内で行うフィルムシミュレーションと、Lr5で行うフィルムシミュレーションとではかなり色味の出方に違いがあるようです。
以前からLr5でのフィルムシミュレーションは、クラシッククロームとプロネガSTD以外のモードだと、やたら派手過ぎる印象があったのでほとんど使ってなかったんですが、本体内フィルムシミュレーションだともっと落ち着いた感じになるようです(実はまだやったことがない:笑)。
さらにX-PRO2やX-T2だとさらにいい感じにチューンナップされているらしいです。
ダブルSDカードスロットだとこういう時便利なんだろうな〜。片方に本体内フィルムシミュレーションしたデータ書き込んで、もう一方はRAWのみとかできるわけでしょ〜?よく知らんけど。
同じくディスタゴン35mmにて、アングル変えて撮影↓
35k.jpg
絞りはまたしても開放F1.4。もうちょい絞ったのも撮っておけばよかったな〜。
今度は実際の印象に近づけつつ、暗部ディテールも多少見えるように現像。これはなかなかカッコイイ写真にできました。
ちなみにこの場所、山奥な上にド深夜だったので撮影中はおろか移動時も一切他の車も人も出会いませんでした。なので異様な開放感に浸りつつ、三脚立ててじっくり撮影できました。ひと気のないとこ大好き(笑)。

またまた場所変え(XF16mm)↓
16e.jpg
今度は前回も通った長〜いトンネル内で三脚立ててリベンジ(前回は手持ちでバイクまたがったまま撮ったらブレて失敗)。
絞りは開放ですが、やっぱりこういう場合は少し絞ってもよかったのかなぁ。でもアングル的には広角らしいカッコよさは出せたと思います。

ディスタゴン35mm↓
35l.jpg35m.jpg
アングルとピント位置を変えて。両方共絞り開放。
これはなかなかいい感じになりました。
ちなみにこのトンネルの長さは約3km。写真の先は下りになっているので天井照明が下に向かって下がっているのが写ってます。

この後は前回も行ったダムで小休止してから帰宅(XF16mm)↓
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熊のイラストが入った看板、前回は無かったような。無視して入る人が多いのでしょうか。
熊は怖いので他のレンズは一切使用せず、トイレだけ済まして退散。
そういえばこの写真だけ手持ち(ISO200、F2、ss1秒)ですが、これはブレずに済みました。
その帰路でまたしてもウリ坊…いや、今度は親子連れに遭遇しました。
今度は親イノシシが子を守ろうとしたのかこっちをずっと見てたので撮影に成功(ブレブレですが)↓
P1290394 のコピー 2.jpgP1290395 のコピー 2.jpg
P1290396 のコピー 2.jpgP1290397 のコピー 2.jpg
最初の2枚がウリ坊を後ろに親イノシシが警戒してる様子。
後の2枚が親イノシシが逃げる(自分がおとりになってる?)様子。
カメラはGM1。こういう咄嗟の時はコンパクトなカメラは役に立ちます。
ちなみにぼくのGM1は咄嗟のスナップ専用と割り切ってレンズキャップはせずに、メインスイッチ以外のダイアルやスイッチ類はテープで固定(SS優先AEにして1/250固定)。
フラッシュも禁止にしてテープ止め(ふいに飛び出すことがあるので)して連写モードに設定。
14mmパンケーキ(LUMIX G 14mm F2.5 II ASPH.)はコンパクトなカメラ&レンズでありがちな繰り出し式レンズではないので、起動はかなり高速で手荒に扱っても故障しにくいというメリットもあります(過去使っていたRX100で、繰り出し式レンズは起動が遅い上にぶつけて故障する可能性が高いことに気づいた)。
これで手持ち撮影でほとんどブレずに撮れます…と言いたい所ですが、この写真は慌ててたのでブレブレ。
一応ウリ坊もブレながらも「らしき」姿が写ってます。

最後にダムのトイレで撮影した今回の装備写真↓
P1290398b のコピー 2.jpg
鏡なので左右逆転してたのをさらに逆転させてます(笑)。
前回はフルフェイスメットでしたが、かぶったままの撮影がしづらかったので今回はジェッペルに変更。
ゴーグルは去年だったか一昨年だったか、たまたま模型材料買いに入った近所の立派な模型屋さん(タムタム)のミリタリーコーナーで偶然発見・購入した新品のボレーの特殊部隊用(今となっては型遅れ物)でして、10年くらい前にサバゲーやってた時に愛用してたものと全く同じものなんですが、これがかなりの激安価格で売られていた(2,000円いってなかったような記憶)ので即買いしました。
このゴーグルがまたバイク用にうってつけで、レンズは二重密閉式(中空)で内面は防曇コーティングがされているようなのでまず曇らない(メガネは曇るけど…メガネ使用者はホント不便な人生を送ってると思う)。
デザインも昔のオフ用ゴーグルっぽい形なので好感度大。

寒さ対策は、前回より季節が進んで確実に冷えてきてるのがわかりきってるので、モンベルの冬山インナー(上下)とフリースジャケットを中に着用しまして、頭部もモンベルのバラクラバ被ってます。
このバラクラバがなかなかの一品でして、ぼくが20代の頃に行ってた雪山ツーリングなんかで使用してたバイク用アパレルのバラクラバとは雲泥の差。
縫い目がメットに圧迫されて頭痛がしてきたり、通気性が悪くて湿気でビシャビシャになったりしません。しかもちゃんと暖かい。山装備はバイクに最適だと思います。
ただ、フリースジャケットの上に着たウインドブレーカー的なジャケットのサイズが小さくて少し着ぶくれ野郎になってしまいました(フリースがLでウインドブレーカーがM。逆だったら良かったのに…)。
あとは首に毛足の長いフリースネックウォーマー。これは山装備ではなくて安物ですが、これは効果テキメン。
以上の装備でなんとか帰宅まで凍えずに済みましたが、真冬はこれじゃ無理ですな。
そういえばレンズやカメラ等はどこにあるのかと言いますと、ニッコール24mmとニッコール85mmはジャケットの腹部両ポケットに(なので出っ腹に見える…いや元からか)一番デカいディスタゴン35mmはマウントアダプターを付けたまま左後のポーチに、XF16mmは写真にも写ってますがX-T1に付けっぱなしで左腰部にぶら下げ、その後ろに折りたたんだ三脚を侍の刀のように挿してあります。
右側ポーチにはGM-1と予備バッテリー(GM-1とX-T1用両方)や小さい工具等の小物類、その後のポーチに財布とケータイ。
ポーチ類は前回同様コブラベルトで楽々一括装備。
グローブは操作性を優先させて、随分昔に買ったどこの馬の骨とも知れぬ薄っぺらい冬用でしたが、これはイマイチでした。
ブーツは…今回も履くのが面倒だったので普段履きのコンバース(ブーツじゃない)でしたが、靴下を婦人用防寒ニーハイソックスとフリースソックスの重ね履きで膝から下は無敵でした(太ももと腰回りだけ少し寒かった)。

今年の真冬は久々に遠出したくなってきました。
そのためにはジャケット類をもうちょい改善する必要ありかな…いやその前に仕事しなきゃもう懐ヤバす。

カメラネタのプチ遠出ですが、一応走行データも記録↓
総走行距離:158.1km
所要時間:約7時間
ガソリン代(ハイオク):546円
燃費:35.6km/l
食費:缶コーヒー1本で240円(怒)
posted by 文鳥 at 05:43| 東京 ☀| Comment(4) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月12日

ネオパン100 ACROS

フィルムの山をスキャンしまくってやっと約4年分終わりましたが、まだ山ほどある…さすがに疲れてここしばらくは他のことしてましたが、春の気配が次第に大きくなってきた今日このごろ。各カメラメーカーからも新製品が次々発売されてカメラ業界も幾分華やかになってまいりました。
そんな中でもフジフイルムのX-pro2ってやつが「ACROS」という名のフィルムシミュレーションと、さらにフィルム写真のような粒状感を再現させる「グレイン・エフェクト」という機能まで搭載してるってんで「え〜なにそれ〜」と興味津々だったわけであります(ちなみにACROSというフィルムシミュレーションは、フジフイルムの黒白フィルム「ネオパン100 ACROS」を再現したものだそうです)。
そんなフィルム写真のお株を奪うことされちゃったら、ますますフィルムの存在意義が無くなっちゃうやんけ〜と。
でもX-pro2の作例をいろいろ見てみると、フィルム写真と「完全に」同じ写真が撮れるというわけではなさそうで一安心。
特にグレインエフェクトはデジタルっぽいクッキリ感(粒子自体がクッキリし過ぎてる)があって素人目にもフィルム写真との違いは明らかでした。
グレインエフェクトには弱と強の2パターンがあるようですが、強は上記のようにちょっと白々しすぎる感ありありで、弱はけっこう使えそうな感じですが、やはりまだフィルムそのものといった感じではない(個人的な感想)。
もしかしたらグレインエフェクト弱をかけた後でフォトショップ等で全体を少しボカす(ブラーだっけ?)加工すればさらにリアルになりそうな気もしますが、そもそもベース写真の画質自体が違うっていうか、もうちょっと複雑なエフェクトかけないと見分けつかないレベルにはならないようにも思えます。
ただ、フィルムシミュレーションのACROSはそれ自体にグレインエフェクトとは違う粒状感を演出する効果があるそうで、グレインエフェクトをかけない方がいい感じに見えました。
あとX-pro2はセンサーが新しくなって画素数が増えてるそうですが、旧センサーのX-T1と比べてイマイチ違いがわからない…(ネット上の作例写真を見ただけだから)。まぁ解像度は高くなってるんでしょう。
しかし、このX-pro2の何が羨ましいかって、ボディはもちろんのこと、スイッチ類に至るまでの全てが金属製になってるところ。手に持って操作する感覚はさぞや気分良かろう。
X-T1の場合、メインの3ダイヤルや電源スイッチ、レリーズボタンあたりは金属なのですが、それ以外の小さいボタンやセレクター(ダイヤルの下にあるやつ)とかはプラっぽいです。
まぁ非常に些細な話ですが、嗜好品としての魅力はこういう所にあるんだろうな〜と思います。

…と、触ったこともないX-pro2の話はこの辺にして、本題です。
なんで冒頭でX-pro2の話をしたのかと言いますと、以前買っておいたフィルムの「ネオパン100 ACROS」を年末〜年始あたりで使ったのでそれを載せるためです。
デジタルなACROSと本物フィルムのネオパン100 ACROSの違いやいかに。

若干ピントが奥になってしまいましたが、夜間の室内↓
100 ACROS (14) のコピー 2.jpg
カメラはFE2、レンズはフォクトレンダーのノクトン58mm/f1.4です。絞りとかシャッタースピード数値は忘却の彼方。
写真は全て、ネガをOpticFilm 8100で取り込み(3600dpiのTIFF)、Lr5で明暗バランスを微調整(ハイライトを若干抑える程度)。
ゴミ消しはしましたが、ノイズ補正やトリミングはしていません。
そのデータをJPEG出力した後、サイズを約半分に縮小してます。
※2016年11月21日訂正:サイズはアップロード時に自動的に1920pxに縮小されているので、半分ではないです(アップした画像は2208x1472。今まで気づかなかった…)。

薄曇りの屋外↓
100 ACROS (18) のコピー 2.jpg
カメラ&レンズは同上。
ちなみにベンチの上にあるのは誰かが忘れてったシュシュ。

南大沢輪舞歩道橋↓
100 ACROS (19) のコピー 2.jpg
レンズはフォクトレンダーのカラースコパー20mm/f3.5。
エヴァンゲリオンを見てたぼくとしては第16使徒を思い出さずにはいられません。

南大沢輪舞歩道橋2↓
100 ACROS (21) のコピー 2.jpg
これもカラースコパー20mm。
やっぱり超広角レンズはカッコイイ風景を探す&切り取るのがムズいっす。
実はこの風景写真の前に友人宅で室内撮りして、20mmの恩恵が発揮された写真もあったのですが、友人家族全員と室内が全部写ってるので割愛。やっぱり超広角レンズは狭い空間だと自ずと良い感じに取れますが、広い屋外で超広角の威力を発揮させようとするととたんに難しくなる気がします。
この時は適当に立ったまま構えて撮ったんですが、もっとよく考えてから撮らないとダメっすね(車の駐車場の時間が気になってたせいで焦ってたのもあるかも)。

鉄骨↓
100 ACROS (23) のコピー 2.jpg
これはノクトン58mm。
強力なボケが出せるおかげか、やっぱりノクトン58mmの方が適当に撮ってもカッコよくなりやすい気がします(笑)。

ススキの穂↓
100 ACROS (27) のコピー 2.jpg
これもノクトン58mm。
風に揺れててタイミングが難しかったです。

カッコイイ建物↓
100 ACROS (28) のコピー 2.jpg
これもノクトン58mm。
モノクロで撮ると少々廃墟風味が出るような気がします。ウチの近所にあったお化けマンション(初代仮面ライダーのロケにも使われてたとこ)を思い出しました。

太陽の光がいい具合に射してたんだけど、レンズ交換してる間に曇ってしまった図↓
100 ACROS (30) のコピー 2.jpg
カラースコパー20mm。慌てて撮ったのでブレた上に道がズレてて変な構図になってしまいました。
光が射してる時はすごいカッコよかったんだけどなぁ〜。

思い切り逆光で↓
100 ACROS (31) のコピー 2.jpg
これはノクトン58mm。
木の幹は黒つぶれしてるかと思いきや、Lr5で調整したらけっこう像が残ってました。

以前カラーネガでも撮影したポイントにて、遠くに神々しい光が射してました↓
100 ACROS (32) のコピー 2.jpg
ノクトン58mm。
構図がやたら上に来てるのは、下に軽トラとかが停まっててイマイチな風景だったためですが、結局さほどカッコよくない写真になってしまったようです。
ちなみに写真中央あたりにモロモロとしたムラが薄っすら縦に写ってますが、これはネガフィルム自体にあったムラです。フィルムのかなり端の方まで使ったコマだったためと思われます。

…というわけでフィルムのACROS写真でした。
「X-pro2 ACROS」で画像検索するといくつかデジタル版ACROSの作例が出てくると思いますが、やっぱりレコードとCDの違いというか、白熱球とLEDの違いというか、物理的にフィルムに焼き付けられた像と、センサーで光を電気信号に変換して作られた像には根本的な違いがあるように思います。それが何なのかはシロウトなので説明できませんが(笑)。でもモノクロはカラーほどフィルムとの違いが明確にわからない気もします。
このまま技術が進歩していったとして、いつかはデジタルでも完全にフィルムそっくりな写真が撮れる日が来るのかなぁ。そうなったら便利だろうなと思う半面、フィルム環境が完全に無くなってしまうのだけは勘弁、という思いもあり。
もしフィルム環境が完全に無くなったら、昔のフィルムカメラの裏蓋を交換してデジタル化させるキットとか出してもらいたい…と思ったらデジタルバックっていうのがすでにあったんすね。ほとんど中判カメラ用だったみいですが。
FE2なら裏蓋交換簡単だし、データバック用の電子接点もあるから同期も比較的簡単にできそうだし、現代の技術で作れそうな気もするんだけどな〜。需要が少なすぎるか。

ちなみに今回のネオパン100 ACROSの現像はキタムラさんに出したのですが、現像方法(液?)が違うとかで外部のラボで現像することになり、年明けからそう日が経ってないこともあってか2週間くらいかかりました。
昔もこんな感じだったかなぁ?モノクロはフィルム時代でも数回しか使ったことないから全然覚えてないっす。
やっぱりカラーネガが一番お気楽ですかね〜(デジタルのお気楽度にはかなわんけど)。
posted by 文鳥 at 05:00| 東京 ☀| Comment(2) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする