2020年01月26日

マフラーの塗装と廃ロープウェイ

前回の記事から早2ヶ月半ほど、時はいつしか年が明けて2020年となりました。
正月に義兄の家に挨拶にいってから全然触ってなかったXL250K2(以降XLと記述)ですが、そろそろマフラーを再塗装しとかないと近い内に錆(さび)で穴開いちゃうような気がして、ちょうどお金も少しあったのでマフラー一式を外して塗装屋さんに出すことにしました↓
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エキパイ部分はこの有様。錆憎し!
まぁ今のうちならブラストかけても穴は開かないだろうと予想。
もし開いちゃったら一旦引き取ってフジタケさんに溶接で塞いで整形してもらうか、エキパイ部分を丸ごとリメイクしてもらうか、と計画。

で、塗装屋さんですが、過去にバハのカスタムでお世話になった西村コーティングさんにまた出そうと思ってたんですが、いきなり埼玉に引っ越しされていたので断念(現物見ながら説明する方が手っ取り早いので)。
そこで新たに近場で高性能な塗装をしてくれる塗装屋さんを検索。
見つけたのは「鈴友株式会社」さん。
なんと以前シートの張替えでお世話になった大木製作所さんのご近所でした。
使用する塗料は「セラコート」というもので、かなりの強度・耐候性があるとのこと。
しかもマフラー用断熱塗料の「サーマルバリアー」ってのがすごくて、ガンガン走り込んだ直後のエキパイに素手で触っても火傷しないという、夢のような塗料もあるとか!?
この塗装なら真夏の渋滞で左内ももが熱くて地面に足下ろせないなんてこともなくなる〜!と喜び勇んで問い合わせしてみると…残念!サーマルバリアーは廃盤だそうで、同様の塗料「ブラックアイス」というのもあるんですが、塗膜表面がかなりザラザラになってしまうようなのでこれは諦めました(泥汚れが落ちにくそうな気がしたので)。
したがって施工してもらう塗装は耐熱のセラコート「C-7600グレーシャーブラック」に決定。
これも通常の耐熱塗料よりも断熱性あるようだし、1200℃に耐えるって凄すぎ(XLのエキパイにはオーバースペック…)。

外したマフラーとその他パーツ↓
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マフラー本体の下にある金属板は、マフラーとバッテリー搭載位置の間に設置される遮熱板。
裏側にはポリプロピレンと思わしき樹脂板がリベットでくっついています↓
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セラコートは1液性の常温乾燥なのでプラにも塗れそうですが、やっぱりちゃんとバラして鉄板だけ塗りたいのでドリルでリベット除去。

メインのヒートガードには車名のエンブレムが、はめ込みのリベットみたいなやつ?(名称不明。切れ込みの入った薄くて丸い鉄板で断熱材らしきものを挟んでいた)で固定されていたのでラジオペンチで再利用できるように外しました↓
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エンブレムとガードの隙間にはアメリカのものかもしれない泥汚れが残ってました(笑)。

アポとってGO!↓
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写真は帰り道の銀座。
過去、バイクネタ以外でもなにかとここを通ることがあるんですが、どういうわけかいつも混雑せずにスイスイ走れる好きな道。

仕上がり予定は現在受注が多くて2月中旬になっちゃいそうとのことだったんですが、きっかり1週間で完成!
速攻で受け取りに行きました。
マフラー本体↓
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持ち込みに行った際、塗装見本を見せてもらったんですが、全く同じでスベスベ塗膜。
ただ、やはりサビ跡は残るわけでこのような感じに↓
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まぁこれで赤錆は湧いてこなくなっただろう。

ヒートガードはこんな感じに↓
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こっちはほとんど錆びてなかったのでキレイなもんです。
あれ?でもなんか一部凹んでるような…今まで気づかなかった…まぁ気づかなかったということは些細なレベルだ(と自分に言い聞かせる)。
ネジ穴(写真2)の中までちゃんと塗れています。
ちなみに写真3は裏側。けっこう細かい錆びがありましたが消え去ってます。

その他マフラー関連パーツ↓
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一番大きいのがインナーヒートガードとも言うべきもの。
左下がバッテリー部遮熱板。
三角の部品はマフラー本体のステー。
丸いのがマフラー根元のフランジ。
その下にあるパイプを割ったような2つの部品はフランジとマフラーの間に入る押さえ部品。
ナットのくっついてる小さなステーはメインのヒートガードをエキパイ付近で固定する部品。

エンブレムも再利用部品ですんなりくっついたので、白部分にあった剥がれをチープに補修↓
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そういやこういう金属エンブレムってのも昨今の車両では無くなりましたね。

バッテリー部遮熱板にプラ板取り付け↓
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ホムセンで売ってたアルミリベット(1袋100円)だけ買ってきてハンマーで潰して固定!
いつものようにガサツな作業によって表に少し傷ついちった。
その遮熱板を取り付けるとこのようになります↓
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う〜んいい色!
ちなみに塗膜に付いた傷は「パリッ」と剥がれるようなことは全く無く、少し柔らかさのある塗膜が「ネリッ」と削がれるような雰囲気です。
柔らかいといっても、塗膜表面は硬さを感じるのが不思議。
かなりの密着性があるようで、恐らく下地の金属は出ていないと思われます。
塗膜の厚みもコッテリしてるのかと思いきや、ミクロン単位のかなり薄いもののようで、マフラー本体の細〜い線で刻まれた刻印もクッキリ残っていました。

そして組み立てたマフラーを取り付けてフィニッシュ!↓
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うぉ〜!違和感無し!いい色!いいつや消し具合!
気になるお値段は…
マフラー本体 20,000円
ヒートガード 5,000円
遮熱板・インナーヒートガード 各2,000円
その他小物 各1,000円
合計38,500円(税込)
でした。
プロの設備でブラストから塗装まで熟練の職人さんがやってくれると考えれば納得のお値段だと思います。
自前で塗装できる環境をお持ちの方は、塗料だけでも買えるようなのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

エンジンを掛けてみると塗料の焼けるような匂いを微かに感じます。
これは小一時間乗って揮発を促したくなる…というか、ただ乗りたいだけ。幸い今日は季節外れの温暖な気候だし。
というわけでまた陣馬山へ↓
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ここは和田峠越えた西側のベンチがある所の手前。
改めてマフラーと車体のハーモニーを堪能↓
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路面には水が流れてたり濡れてたりする所もあったので、もうエキパイに泥色が付いてしまいました。
でも塗膜表面がスベスベなので、たぶん汚れも落としやすくなってると思います。
ちなみにこの2枚の写真は昨年末に購入したフォクトレンダー(コシナ)のAPO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical(以降アポランター50と記述)を付けたα7IIによるもの。
標準域レンズはすでにオールドレンズで3本、フォクトレンダーNOKTON 58mm F1.4 SLII N(以降ノクトン58と記述)とか少し広角寄りのフォクトレンダーNOKTON 40mm F1.2 Aspherical(以降ノクトン40と記述)もあるんですが、オールドレンズはともかく比較的新し目のノクトン40でも開放近くでは高コントラストな部分に色収差が出てしまうようで、メッキや金属部分の多いバイクを背景ボケで撮影しようとすると、反射光部分に色収差が顕著に出て悩ましかったんです(Lightroom5で補正も可能な場合もあるんですが、収差と近い周波数の背景や被写体の色(青や紫や緑)にも補正がかかってグレーになってしまうなんてこともよくありました)。
昨年末に発売されたこのアポランター50はこの色収差を、電子補正ではなく光学的に極限にまで出ないようにした高性能レンズで、今までの他メーカーなら数十万円してしまうような性能が十万円ちょいで買えてしまうってんで予約購入しました(残念ながらノクトン58と40の2本を下取りに出したので実質12,000円程度で買えたんですが、ホントは2本とも置いときたかった)。
前出の写真を撮影した時は開放(F2)とF2.8の2枚で撮ってましたが、開放でも色収差が強力に抑えられており、F2.8にすればほぼ完全に出なくなりました。夏場の強力な日差しのメッキ反射がどうなるか…見ものです。

話は元に戻りまして、この日は夜19時以降に佐川急便から荷物(バイクネタ)が届く予定だったので、あまり遠くへは行かずに100km程度で済ませるつもりでしたが、気温も異例の暖かさで非常に快適だったということと、いつものコース(町田〜陣馬山〜相模湖〜町田)を1周すると2時間程度で終わって物足りないという気分もあって少し遠回りすることに。
山梨・長野方面へ行く際の定番ルートの途中にある小菅村を通って、定番ルートなら北上して丹波山村へ行くところですが、さすがにそこまで行くと19時までに家に帰れなくなりそうなのでここらで折り返し。
とはいえ来た道引き返すのはつまらないので小菅村から東へ進んで奥多摩湖へ↓
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奥多摩は地元バイク乗りの方々にとっては超メジャースポットなのですが、ぼくはどういうわけかあまり来てませんでした(周辺の道はちょいちょい通るけど)。
なので奥多摩湖周辺の道はあまり知らなくて、家に近いルートはどこなのかもわからず、方角と標識の地名を頼りに進行。
「すぐ帰ってくるし、身軽に行こ〜」と地図的なものは一切持ってこなかったのです。

なんとなくで奥多摩周遊道路を通ることにしたんですが、このあたりから少々ウンキッシュな状態がじわじわ始まりました。
「まぁまだ全然我慢できるし、そのうちどっかコンビニあるっしょ」と進行。
すると奥多摩周遊道路に入ってすぐの広い駐車場の中に、いきなり中途半端な高さの鉄塔が現れました↓
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よくみるとロープウェイの支柱のようです。
「あ!これあの廃ロープウェイのやつか」と気づきました。
過去いろいろ廃墟とか廃線とか調べててその存在は知っていましたが、徒歩で長時間歩かないと行けないようなとこなんだろうな〜と思って行こうとは思わなかった場所。
そういや奥多摩湖にあったんだと思い出しました。
そのワイヤーロープをたどって山の方を見ると、木々の向こうに何かが見える↓
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この場所はどうも道からそれほど遠くなさそうで、歩いてすぐ行けそうな気がしたので周囲を見回すと、ブロック塀の一部が斜めになっているのが見えました。
「階段あるじゃん!」と早速バイクで階段の根元へ行ってみる↓
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立入禁止看板とか柵とかは何もなく、入っても怒られなそうなのでこれは行くしかないでしょう。
ちなみになんでこの写真が白黒なのかというと、広角スナップ用で持ち歩いてる安いレンズのGM1による撮影なので、空と木々のハイコントラスト部分にけっこうな色収差が出てしまって見苦しかったからです(Lr5で補正もできなかった)↓
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階段の写真の左上の空部分を等倍拡大した状態です。
木々と空の境目に鮮やか過ぎる青や紫の色が見えるかと思います。
もしかしてもっと露出を暗めにすれば色収差も抑えられるのかなぁ?と今思った。
というわけで以降、たまに白黒写真があります。

もちろんここからは徒歩です。
トライアル競技やってる人ならバイクでも行けるだろうけど、階段の先はかなり低い柵しかないようなので万が一転落したらヤバそう。
登ってみると上の方の階段には土が堆積しており、昨日まで雨(雪?)が降ってたせいかかなりスリッピー。
階段を登り切るとこんな建造物が木々に囲まれて佇んでいました↓
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入っても怒られない廃墟で、ここまでしっかり残ってるのは今時珍しいんではないでしょうか。
建物横からはプラットホームの全体が見えます↓
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こんな状態で残してくれているのがありがたい!
普通、車両とかの乗り物って真っ先に撤去されそうなもんですが、なんでこんなに残ってるんだろう?

建物入り口↓
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せっかくのレトロ廃墟に無粋な落書きはヤメてぇ〜。
せめて建物の時代に合ったレトロな落書きを…いやそういうことじゃない。

入り口を入ると目の前に受付だったと思われるカウンターがあり、そこには旅ノート的なノートとペンがありました↓
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こういうのは建造物に直接被害が無いし、景観的にもほとんど影響しないからいいっすね。
欲を言えば汚れや風雨に耐えるように缶に入れておくとベスト。

カウンターを裏側から見た図↓
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あのコーヒーカップ、もうちょい小さけりゃカウンターに置いてあるように見えたのに…ってそういうことじゃなくて、落書きすんなっつーの。
まぁ意味不明で若干可愛げのあるタッチなのは嫌いじゃないけど。

男子トイレ↓
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ここも残ってはいるものの、かなり荒らされてます。
小便器↓
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一番右端はかろうじて使えるか。
しかしなんで壊しちゃうかねぇ。破壊以外にストレス発散の仕方を知らないのかなぁ。それか、発散が追いつかないほどストレス抱えちゃってる不憫な子なのか…。

謎の部屋↓
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安いレンズ(14mmパンケーキ)付けたm4/3機のGM1だけど、超コンパクトであるメリット以外に、たまにこういういい雰囲気の写真も撮れちゃうから手放せません。
m4/3の弱点である高感度時のザラザラノイズも、見方を変えればフィルムの粒状感に見えなくもない…。
ちなみにこの時はα7IIも腰のポーチに入れており時々撮影しましたが狭い空間が多く、広角レンズじゃなかったのでなかなかいい構図で撮れず。

機械室↓
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暗くてよくわかりませんでしたが、モーターは無かったっぽい(実は対岸にある)。
この写真はRAW現像時にかなり明るく補正しているので、肉眼で見ると実はかなり真っ暗。

ロープウェイの規格看板↓
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昭和36年10月といえば、中岡俊哉さんの有名な著作「恐怖の心霊写真集」第1巻(昭和49年初版)の表紙の写真がちょうど同じ年月の撮影。
子供の頃は心霊写真が大好きで、この「恐怖の〜」シリーズは全6巻だったと思うんですが、ぼくは「鑑定入門編」以外の5冊を持ってます。
なぜ鑑定入門編は買わなかったのかというと、子ども心にもネタ切れ感のある内容で文字が多く、あまり面白くなかった印象だったから。
このシリーズを今読み返すと、昭和の風景や当時の人々のリアルな姿が大量に掲載されていて、たまに使用したカメラやフィルムのことなんかも書いてあって、昔とは違う視点で大変興味深い本です。
心霊写真のネガを今のスキャナーで取り込んだらもっと鮮明に見えるんだろうな〜。
ちなみに「耗」という単位は「mm」のことだそうです。

改札↓
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AFだから奥ピンになってしまいました。MFで撮ればよかった…。

改札を乗り場側から撮影↓
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しかしこのロープウェイ、片道いくらだったんだろう?

そしてプラットホーム↓
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やはり色収差が醜いので白黒化。
怪我の功名か、カラーよりカッコいい気がします。
意外にもカゴ(正式名称はなんていうんだろうか)自体には落書きがほとんど無くて一安心(小さいのはある)。

カゴの中↓
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けっこう暗くなってきてたのでシャッタースピードが遅くなって微ブレしてます。

カゴの中から↓
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上部のメンテ用なのか、ホーム両側には上に登るハシゴがあります。

駅名表示↓
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「みとうさんぐち」と書いてあります。
対岸の駅は「かわの」。
恐らく向こうにも行けそうな気がしますが、時間的にあまりのんびりしてられないということを思い出し、そろそろ帰ることにします。
ちなみにこの写真はα7II+アポランター50。
RAW現像時の補正無しでも空部分に色収差はありません(ハイライトとシャドウの明暗を若干バランス調整している他はノータッチ)。

カゴのアップ↓
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これもαで撮りたかったんですが、50mmだとかなり距離を取らないと全体が入らず、なかなかいい構図で撮れなかったので断念。
個人的価値観かもしれませんが、やっぱりこういうシンプルな水平垂直基調のデザインって魅力的だな〜と感じます。
やっぱりこういう無骨で味気ない(…はずなんだけどなんか可愛くなることが多い)形の方が好きです。

帰り道は先程登ってきた所を戻るだけなんですが、階段は途中までしかなく、そこまではスリッピーな土の斜面が人の通った跡っぽくなってるだけなので、けっこう気をつけないと滑落・転落の危険性ありです。
足腰の弱い方や運動が苦手なお子様は登らない方がいいかもしれません。

ここまでの探索でウンキッシュ気分も次第に大きくなっていき、バイクのシートに座ると肛門の裏からたくさんのウンコ達が「早く出せ〜!」と大きな丸太ん棒を抱えてグイグイ押してくるような高圧によって、いつもの姿勢で座るとなんか気分が良くない。
しかたなくアーウィン女性探偵社の女性ライダーの看板(わかるかな?)のように尻を後ろに突き出して走行。幸い前後はおろか対向車もほぼ皆無。
時間的にも19時までに家に帰れるかかなり微妙な感じになってきたので(廃墟を出る頃で16:40過ぎ)どっちにしても先を急いだ方が良さそう。
なにはともあれまずこのウンコ達の暴動をなんとかしないと気分良く走れないので、公衆便所かコンビニを探しながらの走行となるわけですが、まぁ〜何もない。
途中に「山のふるさと村ビジターセンター」という施設が現れましたが見事に閉館時間を過ぎていました。
次第にあたりに霧が立ちこめるようになってきて思わず撮影↓
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あまりのんびりしてられないとか言いつつ、霧はレアなのでやっぱり撮影しとかないと。
いい風景とかはどんな天候でもそこに行けば見ることができますが、霧は見たいと思ってもそう簡単には見ることができないってのがレア感あると思うんすよね。
この写真の後にもうちょい濃い霧に遭遇したんですが、過去経験した濃霧(前に伸ばした腕が見えなくなるレベル)ほどの濃さにはならなかったのが残念。
その濃霧はまだ20代半ばくらいの頃だったと思いますが、真夜中2時頃にセローで長野の人里離れた山の中を彷徨ってて(勘で道を選んでた)牧場とかダウンヒルコースの真っ只中を通ったりしてたら突然濃霧に出くわしまして、歩くような速度で進むしかなくて怖さもあったんですが、それ以上にメチャクチャ面白くて、濃霧にはもう一度出くわしたいなぁと常々思ってます。

霧が晴れた所で見えた荘厳な山々の姿↓
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やっぱり山はいいなぁ〜。
…としみじみしている場合ではなく、その後も変な姿勢で走り続けましたが、駐車場はあれど公衆便所が無くて「いよいよ野グソすることになるのか?」と覚悟をして「アクセスしやすく、なおかつ人が来なそうな場所」も選択肢に入れて探しながら走っていると、やっと公衆便所のある駐車場が出現!

※お食事中の方は気分を害される可能性がありますので以下の文は食後にお読みください※

もちろんすぐ飛び込みましたが、街灯はおろか建物内にも電灯が全く点いていない…。
しかしもうここで出しとかないと次いつトイレに出会えるかわからない(土地勘のない場所)ので携帯電話のLEDライトを点灯させてウンコ暴動軍を奈落の底に落とすことにしました。
そう、現代の幼い子どもなら怖くて泣き出してしまうという、今はなかなかお目にかかれなくなったボットン便所ってやつです。
形状も和式で、水洗のように水たまりのようなスペースもなく、便器の枠から内側は全て暗黒の大穴が空いているので、携帯電話や財布等を落としたら確実にゲームオーバー。一撃死です。

携帯電話の明かりだけを頼りに眼の前にある小さな棚(予備のトイレットペーパーを置く場所と思われる。もちろんここにはトイレットペーパーなどという文明的なものも無いのでポケットティッシュを使用することになる)に明かりの点いた携帯電話を置き、ズボンを下ろしてしゃがみこもうとしたその時、いきなり真っ暗闇に!
どうやら携帯電話のLEDライトは時間制限があるらしく、わずか30秒しか点灯しない(点灯時間を設定することもできない。バカじゃねーの!)。
携帯電話のライトを再び点灯させようするものの、扉を閉めた個室はもちろん真っ暗闇で、スイッチの位置がよくわからない。
というのもぼくの携帯電話はまだガラケー(Gz'One TypeX)でして、物理スイッチだけなんです。
物理スイッチなら手触りでわかりそうな気がしますが、このライトのスイッチが側面の狭いスペースに他のスイッチと共に並んで配置されていて、なおかつ常に外側にむき出しの場所なので、知らぬ内に押してしまわないように外装とほぼツライチにデザインされており、手触りで凸凹が認識しにくく、さらにライトスイッチの両隣にはよくわからない(使ったことない)スイッチがつながって配置されている(一つのスイッチの大きさは3x6mmという極小サイズ)ので適当に側面を押さえても謎の機能が起動するばかり。
ライトスイッチはちょうど押しにくい真ん中あたりの位置に配置されてるという悪夢。しかも閉じた状態では点灯せず(全て誤作動をさせないための設計なんでしょうね〜)。
本当なら普段遠出する時は小さなLED懐中電灯を持っていくんですが、この日に限って「すぐ帰ってくるし〜」と、またもや過去の自分のアホ思考によって持ってきていなかったのであります。
しばらく真っ暗闇の中、ズボンを下げたまま仁王立ちでスイッチを探っていましたがライトが点灯することはなく、暗黒の穴からはハエの飛ぶ音だけが虚しく響き渡る…。
しょうがないので扉を開けて外の薄暗い月明かりを頼りにスイッチの位置を確認して点灯。
30秒で消えちゃうので、もう頭上の棚に置いて使用することができず、常にしゃがんだ膝と胸の間に挟んでおくしかない。
こうすれば消えてもすぐ点灯させられるんですが、落下の危険性もあるので少々難易度高めのゲームです。ライトゲーマーはまずやらないゲームです。

やっとのことで暴徒達を奈落の底に落とし終えましたが、次はケツ拭きという試練が待ち受けています。
上着のポケットに入っているティッシュを取り出そうとするんですが、今度はそのポケットが右胸の内ポケで、しかもこれがけっこう深くて左手をかなり突っ込まないと取り出せない状態になっていました。
しかもこの時はウエストに巻くように装着していた2つのポーチ(財布&携帯電話&GM1入れとα7II用)が汚い地面に触れないように首にかけていたのでポーチが邪魔になって一悶着(公衆便所によくある扉についたフックなんて便利なものも無い)。
そんなこんなでなんとか取り出したティッシュはなんと真っ二つにちぎれていました。どうやら長年ポケットに入れっぱなしだったために何度も折れたりしているうちに真ん中のラインから切れたようです。
なので1枚ではもちろん拭き取れるどころか確実に奴らが手に付いてしまうことうけあい(by菓道)なので、4枚(本来の2枚)程度を取り出して使用。
ところがこういう時に限って肛門にしがみついた暴徒の残党がなかなか落ちず、ティッシュ1袋使い切ってしまいました。
そこでもう一度ポケットを探ってみると幸いもう一袋ありました。しかも切れてない!
結局その一袋も使い切ったところでちょうど拭ききれたようで、なんとかこの高難易度ゲームをクリアできました。
やはり公衆便所は電灯と荷物置き場と清潔さが必須なんだなぁと痛感しました。

すっかり真っ暗になった道をまた走り出します。
もう変な姿勢で乗らなくても大丈夫!
気分良く進むと先程の公衆便所から1kmも進んでない距離に電灯どころか自販機すら存在する駐車場が現れて「なんやねん!!」と突っ込まざるを得ませんでした。
あとは東に進路をとってあきる野市を通って帰宅(今マップで調べたら上野原市通った方が早かったかも)。
時刻はすでに19時を30分くらい過ぎていましたが、まだ配達は来てないようです。
「よかった〜」と安心してバイクにカバーをかけていたら佐川の配達員さんがやってきたのでその場で受け取り。
なんというジャストタイミング!
そんなわけで、今回もなにやらウンコ臭いプチ遠出となりました。

<旅データ>
総走行距離:173.9km
所要時間:約6時間

★給油
15:51 1回目給油:78.9km(スタート時のトリップメーターがたしか94kmほどと記憶していたが、正確ではないので推測値) 5.69リッター 938円 燃費:30.3km/l(推測値) 出光小菅給油所
ガソリン費用合計:938円(ハイオク)

★食事
13:56 ファミリーマート八王子西インター店
本格肉まん
ファミチキ
手巻き寿司シーチキンマヨネーズ
手巻き寿司サーモン
午後のミルクティー
*焼きそばパン
*和風ツナパン
*ハムカツタマゴパン
*ビスチョコデニッシュ
食費合計:1,257円
内、持ち帰り(*印):519円
当日消費額:738円

出費合計:2,195円(持ち帰り分減算=1,676円)
posted by 文鳥 at 04:00| 東京 ☁| Comment(0) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月09日

紅葉見に行きウンコ踏む

9月頭に、バハのカスタム(2010年頃にエルシノアアルミタンク加工とかキャブのアダプター特注とか)でお世話になったユニオンクラブで、日本で売ってないタイヤ、IRC TR-1が前後数本入荷していることを知って、買いたかったんですがお金が無かったので取り置きをお願いしておりまして、先日やっとお金ができたので購入〜(2本で合計22,550円)。
TR-1というタイヤは、キャラメルブロックパターンの21インチタイヤでは唯一3.00という太さのタイヤでありまして、これがビンテージオフロード車には大変カッコいいんですが、海外でしか流通してないんです。
一度IRCになぜ日本で売ってないか問い合わせたら、金型が壊れたとかで今残存する型はタイにしか無いとのこと。
日本でも流通させてほしいとお願いしときましたが、需要少ないだろうから無理かなぁ。
ちなみに現在日本で売ってるIRC TR-011というトライアルタイヤがありますが、これは現代の高性能タイヤなので見た目も性能も全然別物(F3.00というサイズも無い)。

そのTR-1を、そろそろ紅葉時期なので遠出前に交換することにしました(古い方もまだ十分使えるけどカッコ優先)。
過去、何度か自分でタイヤ交換したことはあったんですが、レバーでやるとリアタイヤのチューブに穴開けてしまう確率が高いので、タイヤ交換は行きつけのバイク屋さんでやってもらってました(バイク屋さんとのお付き合いも考慮して)。
しかし今はちょっとお金が心もとないので、久々に自分でやってみようといつも使ってるレーシングスタンドと工具を持って家を出て、いざバイクをスタンドにかけようとしました。
ところがこのスタンド、鉄パイプでできたテコの原理でガッコンと持ち上げる極シンプルなタイプなんですが、XLだと最低地上高も低く、スタンドを最低レベルにセットしてもけっこうな高低差があるので非常〜に重い!
バハなら車重も軽く、最低地上高もけっこうあるので簡単に上がってたんですが、XLだとぼくの体重だけでは上がらず、渾身の力を発揮して引っ張り上げないとまず無理。
しかも踏む部分が左にしか無く、支点が偏ってるので必ずと言っていいほど斜めにかかったり変なとこに挟まったりで大変。
何度かトライしましたが一気に萎えて断念。
もうお金は稼げばいいかと開き直ってバイク屋さんにやってもらうことにしました(タイヤ交換以前の問題で断念ってバカっぽいな〜)。

で、バイク屋さんなんですが、今まで長年お世話になってたショップ「ストラーダ」がちょっと前に行ったらいきなり閉店しちゃってまして(店長さんの体調が良くないみたい)いきなりバイク整備難民となりまして、新たにタイヤ交換してくれるショップを探すことに。
TR-1を購入したユニオンクラブは以前は有能なおじいちゃん整備士さんがいたんですが、こないだ聞いたらもうだいぶ前に亡くなってしまったらしく、店主さんもかなりのお年を召されており(実年齢より若々しいけど)タイヤ交換は自身なさそうだったのでこちらは断念。
で、考えたらウチのすぐ近所に長年やってるホンダのお店があるのを思い出しました。
早速行って交換してもらいました↓
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ついでにサビサビだったリアチューブと、長いこと継ぎ足しでしのいでたオイルも交換して合計9,440円。

というわけで前置きが長くなってしまいましたが、要は理想のタイヤに交換しましたというお話。
一応、以前のタイヤ(ビンテオフ系ならとりあえずこれ、という定番のダンロップ K950)との違いを御覧ください↓
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…やはり難易度の高い間違い探しレベルでしょうか。
写真のアングルが微妙に異なってますが、タイヤの太さ・厚み、極シンプルで丸っとしたサイドウォール、レトロな書体の文字、サイドのエッジがほとんど無くてトレッドの表情が丸く見えるレトロなブロックパターン、といった魅力的なディテールがおわかりいただけるでしょうか…。
マニアとしてはこの違いで気分の高揚感にかなりの差があります。

それから数日後、仕事の方も一段落して、紅葉の時期に突入したこともあり「タイヤも交換したし、そろそろ真っ赤になってるかな?」と以前行ったものの、上等なカメラでは撮影してなかった山梨県北部にある増富温泉手前の紅葉地帯に行ってみることにしました。
出発は思い立ったのが朝(07:00頃)起きてからで、風呂入って飯食って準備してるうちに10:30過ぎになってしまいまい遅めのスタート。
ルートは交通量の多い道を避けて、山道&マイナー道つないで行けるルートというわけで、まずは毎度おなじみ陣馬山の和田峠へ(12:19頃)。
ところが麓にはこのような看板が…↓
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メジャー道との分岐からここまでけっこうな距離(約10km)ありますが、しかたなく引き返して国道20号線を西進。
中央本線 藤野駅付近から20号を外れて北上、お気に入りルート(和田峠を越えた先)に戻ります。
そこから棡原地区を経由して北西方向へどんどん進み、小菅村、丹波山村へ。
いつも平日は交通量のほとんど無い道ですが、紅葉シーズンだからか、上り線下り線ともにバイクや車がけっこう多かったです。

出発が遅かったこともあり、日が暮れる前に増富温泉まで行きたかったので、かなりカッ飛びで進行。
今まで「3,000rpm以上回したくない」とか「60km/h以下が快適」なんて言ってましたが、この時ばかりは4,000〜5,000rpm、平均60〜70km/hくらい出しちゃってました(バハの時は通常・快適レベルの速度域ですが、5速しかないXLだとけっこう回ってる感じ)。
バハから乗り換えた当初は3,000rpm以上で出てくる、バランサーの無いエンジンの「ブ〜ン」という共振が気になってましたが、慣れてくると5,000rpm以上でもなめらかに回ってるように感じられて「さすがホンダだなぁ」なんて思うようになりました。
まぁレッドゾーンが8,000rpmからなので、レース的な使用法だと5,000rpmなんてまだまだ回ってないレベルだと思いますが、普段トコトコ走りばっかりだったぼくにとっては久々に若い走り方してしまったなぁとしみじみ。
本来XLはレーシーな使用を想定して作られた、当時としてはカリカリな、ブン回すのが当たり前なバイクなんですが、やっぱりこのXLは3,000rpm前後のトコトコが一番気分いいです。

丹波山村で初回給油(14:02)。
給油後、トリップメーターをリセットするためGS敷地の端に寄せてリセットノブを見ると…ノブが無い!↓
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ショック〜!
恐らくネジロックしてなかったから振動で緩んで脱落したんだろうと思われます。
ここに来るまでけっこうガタガタ道あったし、カッ飛ばしてたし、どこで落としたのやら…。
とりあえず持参した工具からラジオペンチを取り出してシャフトを引き出して(このノブは押し込むと、誤回転で数値が変わらないようになっている)指でチマチマ回転させてリセット。
現代の一般的メーターのように、少しの回転ですぐゼロにできるわけではないので指が疲れます(ノブを引くとトリップメーターがフリーになって1の位から順に回せるようになるだけ)。
しかしこれ、ネットで検索してもこの形のノブって出てこないんすよね〜。
純正新品を注文しようにもパーツリストにはメーターASSYでしか書いてないからノブだけの品番もわからないし。
どういうわけかe-bay(セカイモン)で中古品を検索するとメーターはそこそこ出てくるんですが、ノブが無いものばかりで謎です。
ガイジンはみんなノブ引っこ抜いて捨てちゃうんでしょうか(ノブがついてるのも少しあるけど結局メーター丸ごとなので高い)。
※後日、しょうがないので現在も手に入る中でも古いタイプのものを注文しときました(使えるかわかりませんが)。

以降もハイペースで進行。
塩山市街地に出る手前の柳沢峠の茶屋で富士山の写真だけ撮ってすぐ再スタート(14:30)↓
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横のノボリとかカラフルなガードレールとか無ければ見栄えいいんですが…こういうのも昔は無かったんだろうなぁ。

市街地に入ってすぐフルーツラインという道を北西に進んで川上牧丘林道の麓まで行く…つもりが道間違えて11kmほど余分に走ってしまいました。
しかしそのおかげというか、元の道に向かう途中にデイリーヤマザキというコンビニを発見。
ちょうど腹も減ってたし、これから山の中に入っていくのでここで食料を買い込むことにしました(15:16)↓
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店に入ると威勢のいい感じのおじさん(ぼくと同年代くらいか少し上?)が「ぃいらっしゃいゃせ〜ぃ!」みたいな感じでお迎え。
このおじさんはレジ打ちの際も非常に低姿勢でありつつ元気な感じで好感度大。昔の八百屋さんを彷彿とさせます。
レジ内には車椅子に乗ったお婆ちゃんもいて、おじさんに負けないように声出ししていました(レジカウンターの高さに隠れそうな座高なので最初いるのがわからなかった)。
外にはいい感じの位置にベンチがあったのでそこで食料の一部を食ってたら、横(店の裏手のような感じ)から杖をついた小さなお婆ちゃんがゆっくり歩いてきて「ごゆっくりお召し上がりください…」とやさしく語りかけて目の前を通り過ぎてゆきました。
ぼくは面白いやらありがたいやら可愛らしいやらで「あはぁども!」みたいな感じで答えました。
恐らく家族経営だと思いますが、妙に心温まる面白いコンビニでした。
ちなみに今マップで見ると、国道140号を挟んだ斜め向かいには大きな道の駅のような現代的な施設もあって、その隣には古い洋館作りの学校校舎を移築してできた郷土資料館みたいなのもあったんですが、なぜかぼくはデイリーヤマザキに吸い寄せられるように入っていきました。

個性的なデイリーヤマザキを出て、すぐクリスタルラインという道に入ります。
このクリスタルラインは山梨県牧丘町から北西に伸び、増富温泉のあたりまでけっこう長い距離のある気分のいい山道です。
クリスタルラインの先は清里や野辺山といった八ヶ岳の麓に出るという、非常にぼく好みな土地柄。
そのクリスタルラインは過去何度も来ているのですが、今回は「日暮れまでに増富温泉手前の紅葉を撮影する」という目的があるのでノンビリ風景を楽しみながら走るなんて呑気なことはやってられず、ここでもハイペースで味気なく進行。
しかし途中でどんどん日が暮れていき、ほのかに薄暗くなってきたので「この辺で予備という意味で黄葉も撮っとくか」と黄葉の多いところを探しながら進行。
すると妙に広い草地と黄葉のある、ガードレールの無い広場が登場。
「ここでサラッと撮っていくか」と草地の真ん中あたりまでバイクで侵入。
「このへんかな?」とバイクを90°転回させて停止してふと足元を見ると、なにやらクシャクシャになったティッシュが落ちている。
そしてそのすぐ横に、半分潰れた見事にデカいウンコが鎮座しているのを発見!
潰れ方からしてなにかタイヤのようなもので轢かれたような…嫌な予感がしたのでバイクを降りるわけですが、サイドスタンドや足で踏まないように位置を少し移動して、フロントタイヤを恐る恐る見てみると…ギィヤァアアアア〜!思い切りウンコ踏んどるやんけ〜!!
も〜〜〜!こんなど真ん中で野グソしてんじゃね〜よ!!端でやれ端で!と怒り爆発。
ウンコは換えたばっかのTR-1のブロックの隙間に縦横無尽に入り込み、ブロック面にある細い溝にまで丁寧に入り込んでいる。
色といい柔らかさといい、実に健康的なウンコですが、この野グソしたクソ野郎は今すぐ不健康になれ!と呪いたくなります。
乾燥してカピカピになってたらここまで悲惨なことにはならなかったんでしょうが、残念ながらこのウンコはひり出されてからまだそんなに時間が経っていない、できたてホヤホヤです。
全然関係ないけど昔「ホカホカ弁当」という弁当チェーン店が流行った頃「ホヤホヤ弁当」という店舗を見つけた時は笑ってしまいました。
ホントに全然関係ないですね。
とりあえずこの大量のウンコをなんとか除去しないと、このまま走行すると遠心力で飛び散ってフェンダー裏、エンジン、足に大ダメージを与えることになってしまいます。
そこで周辺を探索してみると、いい具合の硬さの薄い木の皮が落ちていたので、これをスプーンのようにしてウンコを削ぎ落としていきます。
木の皮で落としきれなかったウンコはティッシュで拭き取っていくんですが、なんせ付着面積が広いもんだからどんどんティッシュが無くなっていく…果たして使い切る前に全てのウンコを除去できるのか…という不安も抱えつつ、今度は先程のデイリーヤマザキで買ったお〜いお茶をかけて水拭き。
ティッシュに染み込んだ水分を伝ってウンコエキスが浸潤してきそうで、ずいぶんもったいない使い方になってしまいましたが、かろうじてティッシュ全部使い切ったところでなんとかほぼ全部のウンコを除去できました(ブロックの入り組んだ部分にわずかに茶色い色が数mm残ってましたがもう除去手段が思いつかないので、あとは走行中に水たまりとかで落とすつもり)。
はぁ〜想像を絶するトラブルでかなりの時間と体力と精神力を消耗してしまいました。
気を取り直して写真撮影(15:59)↓
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思いの外、黄葉満開ってほどでもありませんでした。
下の方が写ってないのはもちろんウンコ戦争の痕跡があるから。
ホントは普段ティッシュとかのゴミもちゃんと持って帰るんですが、さすがに今回は勘弁してください…。
も〜ホント野グソした野郎、野グソしてる最中に正面からキックしてウンコの上に尻もちつかせてやりたい。

さて、もう時間が無いので出発しようかと思いつつ、ウンコの残党がいやしないかもう一度タイヤをチェックしてたら、後ろから「こんにちわ」と声がかかりました。
振り返るとバイクを積んだトランポに乗ったお兄さんが「なにかトラブルですか?」なんて聞いてくれたもんだから「いや、バイクのメカ的には大丈夫なんすけど、ウンコ思い切り踏んじゃいまして〜」と今までの経緯を説明。
トランポの人はウンコ話に対するリアクションもそこそこに「いい感じのXLですね〜」と言ったと思ったら、車の中からもう一人カメラを持ったお兄さんが出てきて「バイクの写真取らせてもらってもいいですか?」と聞いてきました。
ぼくはこういうのは大歓迎なので「全然いいっすよ〜」と返答。
すると運転席のお兄さんは「実はぼくらモーターサイクリストの者でして…」といきなりの取材!
この様子はもしかしたら次か次々号のモーターサイクリスト誌に載るかもしれません(ウェブサイトと誌面どっちだろ?)。
バイク指さして泣いてる写真撮りました。
なんか短時間にいろんなことが起きたな〜。

モーサイの人達と別れてすぐ出発。
道中には妙に広い駐車場のような、車体の360°写真を撮るのに好都合な場所がありまして、前回来た時は誰かが車をど真ん中に停めて寝てたのでスルーしましたが、今回は誰もいない!
なので早速撮影(16:21)↓
1911071621a.jpg1911071621b.jpg1911071621c のコピー.jpg
2010年に来た時はまだ赤くする前のバハでしたが同じように撮ってます↓
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タイヤは奇しくも今回と同じTR-1。しかも換えて次の日でした。
このバハは70年代マシンに憧れてこういう形にしてたんですが、やっぱりフレーム形状やキャスター角が今風(80年代以降って意味)だから根本的に同じようなシルエットにはならないんすよね。そもそもモノサスだし。
なのでこのバハは今の赤い80年代初頭風味が一番だと自負しております。

あまり黄葉・紅葉はしてませんが(むしろ散ってる?)いい感じの道にて(16:27)↓
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いつもはじっくりアングルとか絞りのチョイスしたり、グリスの詰まったフォーカスリングのトルクを味わいながら撮影も楽しむんですが、今回はバイク停めたらカメラ出してすぐ降りて走って撮影ポイントまで行って撮って走って戻ってカメラしまって乗って…みたいな感じで、ライフル担いでスキーで走るバイアスロンを思い出しました(やったことないけど)。

ちょっと開けたところでキツネに遭遇(16:49)↓
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とっさの撮影はポーチにあるGM1+14mmパンケーキなので、かなり小さくしか撮れず、拡大トリミング↓
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まぁ鹿もタヌキもイノシシもいるから当然キツネもいるんだろうけど、キツネに出くわす率ってけっこう低い気がします。
ちなみに鹿(オス)とタヌキは今回も出会いました(タヌキが多かった)。
熊は幸い出会ったことはないです。

台風の影響なのか、林業で伐採した跡なのかよくわかりませんが、妙に開けた風景(16:58)↓
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たしかここに来る前だったと思いますが、道中、所々の路肩に枯れ葉が道に沿って堆積しているところがありまして「そうだ!この上走ればタイヤクリーニングできるんじゃね?」とちょいちょい枯れ葉の上を走ってたんですが、下り道でまた枯れ葉があったので早速そこに入ると、道の端っこに突っ込みそうになったのでハンドルをちょっと切ったらズルッとフロントが滑りまして、そのまま横倒しになりそうな姿勢のまま滑っていき、左脚で踏ん張ったんですが結局腹筋&腕力&脚力が限界を超えてコケてしまいました。
しかし、大量の枯れ葉の上だったせいか「スサァアア〜」みたいな感じで、まるでスケートリンクの上を滑るように抵抗なく進み、ぼくは「クッソ〜!」とか言いながら仰向けにひっくり返ったもののやはり背中でスサァ〜と滑っただけで、身体も衣服もダメージゼロ(スピード低かったのもありますが)。我ながら間抜けなコケ方で笑ってしまいました。
バイクもシフトレバーとクラッチレバーが曲がっただけで軽傷。
このクラッチレバー、純正の鍛造レバーなので曲がっただけで済みましたが、社外の安物だと鋳造なのでこういう場合ポッキリ折れます。
もちろん両レバーともに曲げて元に戻ります(シフトレバーは鉄)。

そんなこんなで結局、増富温泉手前の紅葉スポットに到着した頃にはほぼ夕闇みたいな暗さで、肉眼でも葉っぱの色がよく見えないレベルになってしまい撮影断念。
そもそも紅葉してなかったっぽい。
それも黄葉と緑の葉と枯れ木が混在しててピーク過ぎたのかまだなのかイマイチわからず。
※帰宅後に過去の記事見たら10月末頃がピークだったっぽい。

ここからはいつものトコトコ運転で進行して増富温泉郷に到着(17:25)↓
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このホテル群、家で調べたらぼくみたいな底辺野郎の泊まれるような宿ではありませんでした(お高いんザマス)。

増富温泉からすぐ近くにあるお地蔵さん達(17:34)↓
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ここは2017年の個展の打ち合わせした帰りに初めて見つけたものです。
それ以前にもバイクで近くまで来てたんですが、ここは通らなかったので気が付きませんでした。
お地蔵さんの頭がすげ替えられているのは上記2017年の記事でも書いてますが、恐らく明治期の廃仏毀釈の影響なんじゃないかなぁと推察。

増富温泉からこれまた何度か訪れたことのある「みずがき湖」を経由して、清里方面に向かう林道(ここもクリスタルライン)に入ります。
ここも昨年の春先の遠出で通ったんですが、その時はクリスタルラインが開通してなかったのでUターンした道です。
この道中には「森のラーメン 高須」というお店があるんですが、そこに至るまでの案内看板がちょっと面白いので写真撮っときました(17:53)↓
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1から順に出現。
グーグルマップを見るとレビューがたくさんあって、けっこう有名なお店だということが伺えます。
ちなみにぼくがここに来た時はいつも休業日。

クリスタルラインを抜けるとこれも恒例の「眺めのいい場所」に出るので、やはり撮影します(18:24)↓
1911071824 のコピー.jpg
絞り優先オートで撮ると長時間露光で真昼みたいになっちゃうので、マニュアルで程良きISOとSS(シャッタースピード)に設定。
ちなみにレンズはAiニッコール24mmF2.8S、絞りは開放 f2.8、SSは4秒、ISOは1600。カメラはα7II。
※ツイッターに載せた写真より明るく現像し直しました。
ちなみに三脚は前回の大崩海岸の時に使った超軽量コンパクトのハクバの安物ではなく、多少重くてデカいけど、もっとしっかりしたベルボンのUT-43Qです。
やっぱり積載性アップするとバイク旅もより楽しくなります。
今回は最初からサイドとリアフェンダー上に積載したので、身体は超身軽で最後まであまり疲れませんでした。

あとは国道141号を南下して国道20号に入り、国道140号を経て、行きに通った柳沢峠(国道411号)を通って来た道を戻って帰宅(柳沢峠茶屋の公衆トイレで防寒装備を増強)。
ちなみに防寒装備はグローブ以外は完璧で、最後まで快適性を維持できました(冬グローブ持ってきてなかったのが唯一の失敗。まぁ手がかじかむ程ではありませんでしたが手だけちょっと冷えた)。
あと、ガソリンは最近レギュラーを入れてたんですが、上り坂でノッキングっぽい雰囲気がかすかに感じられたので、この日からハイオクに戻しました。やっぱりハイオクの方が調子いいかもしれません(微々たる差ですが)。
紅葉は外しちゃったけど、なんかいろいろあって楽しかったです(ウンコ踏んだ時は楽しくなかったです)。

<旅データ>
総走行距離:409.2km
所要時間:約13.5時間

★給油
14:27 1回目給油:115.7km 4.73リッター 燃費:24.4km/l 770円 新日石丹波山給油所
18:50 2回目給油:123.9km 4.02リッター 燃費:30.8km/l 639円 エネオス高根バイパスSS
23:55 3回目給油:169.6km 5.00リッター 燃費:33.9km/l 730円 家の近所
ガソリン費用合計:2,139円(ハイオク)

★食事
15:11 デイリーヤマザキ 雁坂ライン店
ハリケーンポテト
新スパイシーチキン
お〜いお茶
午後のミルクティー
*YBSチーズバーグまん
*YBS焼きそばパン
*グラタンコロッケパン
*手巻きおにぎりシーチキン
*オムライス風パン
*カロリーメイトブロック チョコ
*カロリーメイトブロック フルーツ
*クランキーチョコ とうもろこし
食費合計:1,520円
内、持ち帰り(*印):984円
当日消費額:536円

出費合計:3,659円(持ち帰り分減算=2,675円)

燃費はやっぱり帰路が一番いいですね。なんでだろ?
初回燃費が極端に悪いのは、出発時に給油しなかったためと思われます(家での駐車期間で揮発するからかな?)。
posted by 文鳥 at 12:21| 東京 ☁| Comment(0) | 遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月30日

ヘッドライトと廃線跡

バイクネタです。
春にXL250S(以下XL-Sと記述)のヘッドライトに交換してしばらく乗ってましたが、やはり夜の林道では暗い。
もしかしたら6V車並の暗さなんではないかと思うほど(簡易12V化してある)で、過去にバハに付けていた小糸製作所のプラレンズなら最近のやつなので明るいからそれに交換しとこうかと思いましたが、やっぱり形が気に食わない。
新しい車種のレンズは明るいけど、丸く飛び出てないのでビンテージっぽさが無いんです。

そこであれこれ検索。
条件としては
★丸く飛び出しているレンズ
★ハロゲンレベルの明るさ
★リフレクターではなくレンズカットが入ってるやつ
★レンズ径140mm
★できればH4バルブ
ということになります。
最初はホンダ限定で検索してたんですが「レンズだけならメーカー関係ないか」と気づいて全メーカーの丸目ヘッドライトを調査。
…すると!見事にありました。
エリミネーター125の純正ヘッドライト↓
01.jpg02.jpg
125以外の他のエリミネーターはフラットレンズなのがイマイチ意味不明ですが、まぁ〜よくこんなニッチなヘッドライトがあったもんだ。
さすがカワサキ(笑)。
送料込みで1,876円(もちろんヤフオク)。
H4用コネクターが無かったので青配線とともに購入(640円)。
合計2,516円で長年探していた理想的なヘッドライトが手に入りました。

さて問題はこのユニットがXL-Sのヘッドライトリムに入るかどうか。
XL-Sのリムは一般的な140mm径ライトより若干小さいんですが、ギリ入りました↓
05.jpg
ただ、エリミ125ライトユニットの取り付けステーはグラインダーでカットしないと入りませんでした↓
03.jpg
赤矢印部分がカットしたとこ。
あと、リムに付いてた取り付けバネもそのままでは入らなかったので、倉庫にあったXT250のリムに使用していたバネを曲げて使用↓
04.jpg
上が元の形。
エリミライトがかなり厚みがあるので、薄いバネじゃないと入らないんです。

見た目比較↓
06.jpg07.jpg
ライト内にポジション球の穴が空いてるのがXL-S純正。
XL-Sのリム下部には光軸調整用のネジ穴が空いているんですが、エリミライトでは使えないのでネジは無し。
と、ここで「…そういや元々付いてたリムの方がシンプルでいいんじゃね?」と思い出し、早速交換↓
08.jpg09.jpg
XL-Sのリムよりもゆとりがあってすんなり入りました。
バネも元々付いてたやつそのままで大丈夫でした。
ちなみに横からみるとこんな感じ↓
10.jpg
やっぱりビンテージはこういうレンズじゃないとなぁ。
ちなみにこのリム、どうもXL250K2(以下XL-K2と記述)純正ではないようなんです。
元々付いてたレンズはCD50とかいろんな車種に使われてたやつらしいんですが、リムもレンズと同じくCD系のものだと思ってたんですが、よくよく調べるとCD系のリムは下部にネジ止めするためのステーみたいな部分が飛び出していることが判明。
そしてXL-K2(K0〜K2)のリムはXL-Sのような光軸調整穴が横に付いてるタイプのはず(輸出仕様のマニュアルで確認)なので、この穴の無いリムはいったいなんなのかと。
まぁシンプルでいい形なのでこれで満足なんですが、正体が知りたいところです。

ライトの交換と同時に、過去何度も起きたハイビームトラブル(過去記事「ヘッドライトトラブルの旅」「ツインリンクもてぎ」参照)の調査・解決をしようとバラシ↓
12.jpg
純正の配線図と見比べていくと、12V化してある部分以外にも若干の違いがあるようでちょっと悩みましたが、意外にもハイビームの配線は正しく接続されていました。
逆にロービーム配線(白)に怪しい部分がありました。
写真の矢印部分にあるように白カプラーが2本、メインハーネスから出ていました。
配線図では1本なのに…。
意味がわかりませんでしたが、ためしに今までつないでなかった方(空いていた)にロービーム配線をつないでエンジン始動。
そして恐る恐るハイビームにしてみる…切れない。
以前はここで安心して終わらせてしまった結果、トラブったわけで、今回はちゃんと回転を上げてみます。
…おぉ!切れない!1分近く試したけど切れない!(ホントはそれが当たり前なんだけど)
もちろんロービームも問題なし!
でもまだ実走行で試さないと確実とは言えん、と日が暮れるまで走ってみてチェックしてみましたが、見事解決!
光量も一昔前のハロゲンって感じで不安のない明るさ。
ハイビームにすると遠くまで照らせる!(それも当たり前)
これにてヘッドライト関連の問題はすべて解決しました。

ヘッドライトが完璧になったということで、早速遠出したくなりまして、先日行ってきました。
もうすぐ仕事の方が忙しくなりそうということと、天気も下り坂になっていきそうな感じだったので今しかない!と出発前日に急遽大雑把な計画を立てました。

目的地は静岡県の海岸沿いにある廃線跡。
出発は08:00頃でしたが、現地での日照時間を稼ぐべく寄り道せずに国道246号線をひた走り。
この日は雲は出ているものの日差しは強力で、冷感ロングTシャツ1枚でも汗ばむほどでしたが、走ってれば超快適でした。
富士山の東側あたりの道の駅「ふじおやま」で小休止(11:00頃)↓
13 1100.jpg
この日は平日でしたが、幹線道路沿いのためか車やバイクもそこそこ多く、駐車スペースの隣にいた手の込んだカスタムを施したCD50(だったかな?)が面白かったです。
乗ってた兄ちゃん曰く、エンジンを125ccに載せ替えて静岡の友人に引き渡しに行く途中だそうで、オイル漏れしてないかチェックしてたとのこと。こういうメカに強い若者を見かけるとなんとも頼もしく思えます。

国道246号の流れはけっこうハイペースで、5速までしかないXL-K2にとっての快適な回転数だと50km/hくらいで巡航することになるんですが、周りの車は60km/h以上が当たり前。
なので今回は車のペースに合わせて普段よりちょい回し気味で走ってました。
信号待ちで先頭になった場合はチンタラすると申し訳ないのでダッシュします。
80km/hくらいまでなら現代の250クラスの平均水準の加速力はあると思います。
でも80km/h超えるあたりからはかなりブン回ってる感じになるので、長時間飛ばす気にはなれません。
そんな感じで車のペースに流されるように走っていると、左に廃墟感満載の建造物を発見!
「なんだあれ?!」と思う間もなく後ろの方に過ぎ去っていく建造物。
そろそろ飛ばし疲れてきた感もあって、すぐ横道に入って建造物の方へ向かいました。
現れたのはコレでした(12:43頃)↓
14 1242.jpg15 1243.jpg
水門でしょうか。
全体的にサビサビでゲートを吊るす鎖も切れてたり、完全に機能停止しており、ぼくは「うぉぉ…」と唸りながら写真を何枚か撮りました。
カッコつけ写真↓
16 1246.jpg
水門の両側の水辺には大量のカモ達の楽園になっていて、ほのぼのとした雰囲気につられてノンビリしたくなってしまいましたが、メインの目的地はまだまだ先なので撮影はそこそこで再出発。
ちなみに今回持っていった撮影機材は

カメラ本体
★ソニー α7II(デジタル)
★ニコン FE2(フィルム)
★パナソニック GM1(デジタル)

レンズ
★フォクトレンダー NOKTON 58mm/f1.4 SLII N
★ニコン Aiニッコール24mmF2.8S
★パナソニック LUMIX G 14mm F2.5
★パナソニック G VARIO 45-150/4-5.6

といった感じで、久々にフィルムも使おうと思ったんですが、前日にフィルム買うの忘れてこの時点ではまだデジカメのみ。
コンビニにフィルム売ってるかと思ったら、もう写ルンですしか置いてないんすね…。
荷物の軽量化を狙ってαとFE2でレンズを共用させたので、α専用のノクトン40mmは今回もお留守番。

どれくらい走ったでしょうか、いつしかあたりは海の近くになりまして、左手に港が見える…船も停まってる!
というわけでまた寄り道(13:13頃)↓
17 1313.jpg
宇部興産のレトロな巨大タンク。
この辺は全然観光地でもなんでもない工業地帯なので変に混雑してることもなく、妙にガランとした雰囲気で最高です。

工業地帯なので海の近くは立入禁止な場所も多いのですが、一般人も立ち入りできる所もありまして、もちろん海ギリギリまで行ってみました。
そこから見える風景はいかにも工業地帯といった眺めで、自然豊かな山の風景とは180度違うベクトルですが、これまた妙にソソる景色でした↓
19 1319.jpg
ここは田子の浦港というらしいです。
ホントはこの位置から対岸の背後に富士山が見えるんですが、この日は残念ながら富士山に雲が覆いかぶさっていて拝めず。

そこでしばらく何枚か撮影したりボケ〜っと風景を眺めていると、なにやら「ブオオオオオ〜」というやたら重低音の効いた排気音らしき音が聞こえてきました。
「なんだ?」と思って音の方向を見てみると、大きなクレーン船を引っ張るタグボートでした↓
18 1330.jpg
速度は非常にゆっくりなんですが、こんな重たそうな船を引っ張れるなんて相当な馬力なんだろうな〜。
ちなみにこの写真はGM1とズームレンズによるもの。やっと遠出で望遠レンズが役に立ったような気がする…。

港を出発してほどなく、適当な方向感覚だけで元の国道1号線に戻ろうと走っていると、いつの間にやら田子の浦の大きな公園に出ました(13:37頃)↓
22 1337.jpg
こういった大きな堤防のある海岸はあまり見たことがないので新鮮でした。
平日なので人出もまばらで気分良し。
もちろんカッコつけ写真も撮りました↓
21 1336.jpg20 1335.jpg
今回の積載は、写真に写っているサイドバッグの他に、過去記事で登場した「ワンショルダー改ウエストバッグ」も持っていきました。
昨年夏の「西日本の友人巡り旅」ではこのウエストバッグのみだったので、後半かなり辛くなって最後の方で宅急便で家に送ってしまったんですが、今回はサイドバッグにもかなり振り分けられたので、かなり軽くなりました(サイドバッグが約5kg、ウエストバッグが約3kg。昨夏はウエストのみで約7kg)。

静岡の街中をしばらく走っているとカメラのキタムラを発見(15:00頃)。
ちょうど道もウヤムヤになってきてたところだったので、フィルム買うついでにマップ確認。
そして小一時間走って今回の目的地に到着(15:50頃)↓
23 1550.jpg24 1554.jpg
ここは大崩海岸にある旧東海道本線の「石部洞門」。
2枚目のトンネルの上部に逆から読む形で「石部洞門」と書いてあります。
少し手前には「鎮魂」と書かれた石碑があり、過去のトンネル工事で起きた落盤事故によって犠牲となった方々を祀られています(拝んでおきました)。

そして目的地中の目的地、崩落した石部トンネルに向かいます。
この辺は駐車場になるようなスペースがあまりないのですが、石部トンネルに向かう道の入り口の真向かいには駐車場があったようです。
過去形なのは今はそこも廃墟と化していて使えなくなっているからです。
なのでバイクは道の路肩に寄せて駐車。
その石部トンネルへの道の入り口↓
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見ての通り、鉄道愛好会の方が立てた看板のようです。
ここを入るとすぐ小さな石が埋め込まれて足がかけられるようになっている水路が現れます。
そこを降りていくわけですが、親切なことに上部の木にロープがくくりつけられていて、下の方にある段差も登り降りできるようになっています(笑)↓
26 1600.jpg
誰だかわからんけどありがとう!
この水路から段差まではけっこうな急勾配なのでこのロープはありがたいです。

段差↓
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たぶん150cmくらいでしょうか。
しかし、この時は降りた先がかなり深い藪になっていて、どこが道だかわからない状態だったので「こっからどう行きゃいいんだ?」とあたりを見渡すと左手側に獣道のようなルートがあるのを発見↓
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その道はこの段差を迂回するような形になっているようなので、そっちに行ってみました。
獣道といってもほぼ藪の中をかき分けて進むという具合なんですが、なんとか視界が開けてきました↓
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「おぉもうすぐ到着かな?」と横を見ると…↓
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ドォォォン…!いきなり現れるトンネル!うは〜!(16:00頃)
手前のトンネルはすぐに行ける感じだったので向かってみました。

中にはなにやらゴミのような廃道具のような、なにかがプラスチックかごに入れられて並んでいました↓
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綺麗に整頓されているようですが、やっぱり不法投棄なのかなぁ。
さらに奥へ進むと、盛り土なのか崩落なのか、よくわかりませんが、トンネルは塞がっていました。
奥から見た様子↓
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やっぱりレトロな鉄道トンネルは照明が無いのがいいっすね〜。

隣のトンネルはどうやって行くのかな?と横を覗いてみると、このような感じに…↓
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これまた親切な道具が(笑)。
しかし、普段運動らしいことを一切してないぼくは、ここまで降りてくるだけでけっこう疲れてしまったので、隣のトンネルは行かず(言い訳するとウエストバッグとカメラ3台+レンズとヘルメット装備したままだったので汗だく&ヘトヘト)。

トンネルの高さからの一望↓
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破壊されてしまうことは残念なことなんですが、滅びの美学というか、崩れたレンガ構造物に妙な美しさを感じてしまいます。

トンネルから海岸に降りてきました↓
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美しい海と遠くに見える伊豆半島をバックに佇むレンガの瓦礫。
フィルムでも撮ってみました↓
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実はこの日は最後まで気が付かなかったんですが、ASA100のフィルム入れたのにASA400設定のまま撮っちゃってたんですよね〜。
そのせいかどうかわかりませんが、なんか色味調整が難しくて納得いきません。
こういう現場でミスすること多いなぁ。

波打ち際↓
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人工的な構造物の廃墟に打ち寄せる波…なんかタマランものがあります。

瓦礫はけっこうな距離続いているようです↓
39 1611.jpg
しかしやはり体力的にもバイクのことも心配なのでこれ以上は行きませんでした。
それにしても廃墟あるあるの落書きやらゴミのポイ捨てがほぼ皆無なのがまたいいっすね、ここ。

トンネルではなく地面を構成していたと思われるレンガ構造物↓
40 1611.jpg
明治時代に作られたと思うとロマンを感じざるを得ません。

下からトンネルを見上げる↓
41 1613.jpg41.jpg
ここもフィルムと撮り比べ。
ちなみにこのデジカメ写真(1枚目)のみα7II。その他このトンネル周辺のデジカメ写真はGM1によるもの(αでも何枚か撮ったんですが、イマイチいい写真ではなかったため)。
海側のトンネルは一昔前までは内陸側トンネルの位置まで壁が半分残ってたようです(画像検索で判明)。
…ってことはやっぱり今も崩落の危険性ありありだってことなんですね…まぁ考えてみりゃメンテされてないんだから当たり前ですな。
「行かれる方は自己責任で」ってことですね。

崩落したトンネル天井部分のアップ↓
42 1620.jpg
蒸気機関車の煤汚れと思われる黒い跡がまたロマンティック。

そろそろバイクの元に戻らないと心配になってきたのでここらで引き上げます(16:30頃)。
元来た道を戻るんですが、行きの時よりも急勾配のように感じ、段差のあたりに来た時点でもう「ゼェハァ」状態。
迂回路で段差の上まで来たところで酸素不足なのか脚がふらついて「おっとっと〜」という感じで、よろめいた勢いで段差を飛び降りる羽目に(笑)。
もう情けないやら苦しいやらで可笑しくなってきました。
結局、また迂回路を歩く気力も無かったのでロープで登りました(脚さえ段差の上にかければ意外とすんなり登れました)。
なんとかバイクの元にたどり着くと、ヘルメットには藪を抜けた際についたと思われる蜘蛛の巣と、蜘蛛かなにかの虫の体液らしき黄色い汁がけっこうな面積で付いてて、服には毛虫の赤ちゃんみたいな小さい子がウネウネ歩いてました(潰さないように指で弾き飛ばしました)。
なんか久々に童心に帰って野山で遊んだような気がしました。身体は老いてましたが…。

さて、今回の主目的は果たしたので、あとはノンビリ自由なルートで帰ろうと、焼津まで海沿いを走った後はテキトーに走ります。
しかしやはり行きと同じような街中はあまり面白くないので山方面へ向かいます。
焼津あたりから山を通って東京方面へ帰るとなると大井川を遡上して山に入るルートが行けそうな気がしますが、マップを見るとどうも行き止まりになって結局海の近くまで戻されそうな予感。
できれば長野とか山梨まで北上したいんすよね〜。
でもさすがに長野となるとかなりの大回りになって1泊しないと体力的に厳しそう。
無理して徹夜走行も可能っちゃ可能なんだけど、景色は真っ暗だし疲れで面白みは半減しちゃうし。1泊は金銭的に厳しい(この時かなり金欠)。
そこでどこかヒト気の無い所見つけて野宿でもしようかと思い、とりあえず清水あたりまで街中の道通って戻り、富士川を遡上して山梨入りすることにしました。

まずはコンビニで軽く食事と、細かいルートの確認&記憶(18:11頃)↓
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何気ないコンビニの駐車場も、照明が意外といい感じだったりするんすよね。
地方のコンビニ(田舎であればあるほどいい)だと、なんか旅情をくすぐる寂しい照明に思えます。

清水区茂畑の林道(あたりに民家が無さそうなので)でヘッドライトの光り具合を撮影(19:00頃)↓
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ここに来るまでに対向車のいない真っ暗な道でハイビームを使って走りましたが、なんか久々な感覚でした(バハもローで十分明るいしスイッチが調子悪くて戻らなくなるからローのみしか使ってなかった)。
さすが比較的新しい車種であるエリミネーター125のヘッドライトなので、ハイロー共に配光・光量に不満無し!
いや〜ハイにしても切れないって気分いいっすね〜(←アホ)。
もちろん今回は予備電球を持ってきてましたが、こりゃ必要無さそうですな〜って油断するのが一番危ない。今後も遠出時には持っていきます。他に左右レバー、左右ワイヤーもサイドバッグに入ってます。

林道から出て東に少し進んで国道52号線に入りひたすら北上。
まだ夜中ではないためか結構交通量が多く、といっても混んでるわけではないので車やトラックがかっ飛んでおり、あまり快適ではありません。
そんな時にタイミング良く現れた道の駅「とみざわ」にて(20:11頃)↓
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ここで休んでいる時、ふとシートを開けてウエストバッグのストラップを挟んで閉めてみました。
すると、見事にリアフェンダー上にバッグが固定されたではありませんか!
かなりガッチリ固定できているので荒れたダート走っても平気そう。
サイドバッグが増えてウエストが軽くなったとはいえ、3kgでも長時間着けているとけっこうな負担になっていたのでこれは大助かり!
「う〜わ、もう完全に地元の近場走る時の身軽さやんけ!楽〜!」といった感じに気分良くなって、これなら徹夜して長野の北の方まで回れそう、なんて一瞬思いましたがさすがにそれは無理か。
どっちにしてもこれから楽になったぞ〜、ていうか昨夏の西日本巡りの時もこうやってりゃよかったのに〜。

気分良くなったついでにフィルムでもパチリ↓
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ASA設定は400のままですが夜間は意外といい感じの色味でした。

ちなみに三脚は今回、実験的にこんなやつを持ってきました(手ブレしちゃった)↓
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ハクバの安っすいやつ。
自分で買った記憶がないくらい昔から家にあったやつ。
でもコンパクトさと伸ばした時の長さ、そして軽さがダントツのパフォーマンスを誇ります。
欠点は雲台のホールドが甘く、ロックしてても簡単に動いちゃいます。
なのでロック後に微調整する時にはロックしたまま調整できるという、欠点なのか利点なのかよくわからない状態になります(ユルユルではないので一応固定はされます)。
シャッターショックの大きいカメラだともしかしたらホールドしきれずにブレちゃったり動いちゃったりしそうな予感。
とりあえずαとFE2は使えました。
でも重たくて長いレンズ着けたらお辞儀もしくは転倒しちゃうと思います。
今回は軽量化とスペースの確保でこの三脚をチョイスしましたが、ウエストバッグが車載できるとわかった今、これからの遠出は以前のちゃんとした三脚(ベルボン UT-43Q)にしてもいいかもしれません。

道の駅を出て、もうハイペースの車をやり過ごすのも面倒なので、ほど近い橋を渡って川の対岸にある県道10号線を北上。
以降も適当に川の東側をひたすら北上して、山梨県西八代郡にある市川三郷町の山奥にある四尾連湖(しびれこ)キャンプ場を目指すことに。
キャンプ道具は何も持ってきてないけど、雑魚寝で睡眠さえとれりゃいいや、あわよくば夜露がしのげる場所でも提供してもらえたらいいなぁ〜なんて甘い考えでした。
その道中にあったトンネルの出口でマップ確認したついでに、ちょっと寒くなってきたので厳冬用インナーを着込む(21:42頃)↓
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この時点でトップスはインナー、薄手のフリース、防風ジャケット、パーカー。ボトムスは下着とインナーとズボンのみ。
これ以上の寒さ対策としてネックウォーマーと雨合羽もありますが、さすがにまだ夏の名残があるような季節なので、この時点ではこれで快適。
この時、マップ確認時にアスファルトの上に寝転がってた(だ〜れも来ない)んですが、これがけっこう快適でこのまま眠れるんじゃないかと思えるほどでした。
ちなみに気温計のついた腕時計(プロトレック)も持ってきてたんですが、どこを押したら気温が表示されるのかイマイチわからず(ダッサ)。
今まではTIMEXのEXPEDITION WS4ってやつを右グリップの根元あたりに付けてたんですが、これだと何も操作せずに常に気温表示してたので見るだけだったんすよね。プロトレックも時刻と気温を同時に表示してくれるもんだとばっかり思ってましたが、どうやら違ったらしい…これはまたWS4に戻した方が良さそう。
ただ、WS4は1mくらいの高さからアスファルトに落としただけでバグって電源喪失しちゃったりするんでイマイチ信頼性は低いんすよね〜。

で、結局キャンプ場にはたどり着いたものの、営業時間は終了しており(平日はやってんのかな?)ネックウォーマーを装備して再出発。
山梨県中央市に入り、見慣れた街中を北東の方角へ進み、定番の塩山(甲州市)から柳沢峠を通って帰ることにしました。
その途中にはこれまた毎度おなじみループ橋がありまして、過去にその根元を見に行ったこともありまして「そうだ久々に橋の根元に行ってみよう」と向かってみました(00:51頃)↓
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あたりは当時とさほど変わった様子もなく、ただ夜中だったので以前のように奥の方までは怖くて(笑)行けませんでした。
「怖い」というのは霊的な意味もあるんですが、山の場合はそれよりも熊の方が怖いんですよね〜。
前に来た時は半ばミイラ化した状態の鹿の死体があったりしたのでこの辺はちょっと怖いです。
とかいいつつ、奥の川(沢とでも言うべきか)が以前より少し流量が増えてたので写真に撮っとこうと思ったんですが、さすがにLED懐中電灯の明かり程度では写らず。
そこでGM1のフラッシュをほぼ初使用してみようと思い、テープを剥がして(ふいに飛び出さないようにいつもは封印してある)写そうと思ったらフラッシュが発光禁止になっている。
設定でフラッシュ発光禁止を解除しようと思ってメニュー画面を見たら、フラッシュの項目が暗くなってて一切いじれない。
いったい何をどうやったらいじれるようになるのか、さっぱりわからず10分くらいあーだこーだカメラと格闘してましたが、なんとかフラッシュ使用できました(サイレントモードを解除しないといけなかった。わかりにくい!)↓
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過去の写真と見比べたら滝の縁が少し後退したくらいであまり変わってなかったです。
三脚使って長時間露光すればもっといい感じに撮れたのになぁと今気づく。

柳沢峠を登りきったところにある茶屋でトイレ小休止(01:45頃)↓
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ついでに小腹がすいたので買い置きしてた食材を一部食べる。
フィルムでも撮影↓
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ちょっと色味調整がミスったかな?

そこから定番にも程がある道を通っておなじみ陣馬山へ向かい、和田峠頂上の茶屋のベンチで仮眠しようと思ってしばらくゴロゴロしてたんですが、考えたらここはもう家からそう遠くない場所なので、おとなしく帰ることにしました。
峠の道中にある展望ポイント(04:11頃)↓
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この展望ポイントはぼくにとって「地元から出る」「地元に帰ってきた」区切りみたいな地点になってます(とはいっても家までは50kmくらいありますが)。
日中に飲んだドリンク剤のおかげでこの時点でもそれほど眠くならず。

そんなこんなで家の近所のガソリンスタンドに到着(05:39頃)↓
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XL-K2は相変わらず調子よく走ってくれましたが、ポイントカバーの下から出てる配線のあたりからオイルが滲んできました。
カムシャフトのシールがヘタってきたってことなのかな?それともヘッドカバーのつなぎ目かな?要調査。

<旅データ>
総走行距離:488.9km
所要時間:約22.5時間

★給油
14:36 1回目給油:169.8km 5.00リッター 燃費:33.96km/l 680円
23:27 2回目給油:162.5km 5.11リッター 燃費:31.80km/l 761円
05:36 3回目給油:156.6km 4.74リッター 燃費:33.03km/l 664円
平均燃費:32.93km/l
燃料費合計:2,105円(すべてレギュラー)

★食事
11:05 道の駅ふじおやま:自販機のファンタ:120円
12:21 ローソン:お茶、アリナミン7:287円
13:57 ローソン:アイス、Lチキ:345円
17:56 ローソン:カルピス、おにぎり、肉まん:379円
23:20 ローソン:コロッケパン、お茶、ウィダーinゼリー、カロリーメイト、おにぎり、キットカット:779円
食費合計:1,910円(内、家に持ち帰った分:273円)=1,637円

★雑費
15:01 カメラのキタムラ静岡千代田店 ASA100フィルム:723円

出費合計:5,257円

…で、ここまでもかなり長い記事でしたが、もうちょい続きます。
といいうのも、フィルムを使い切ってないまま現像に出すのはもったいないので撮りきろうと、もう一度プチ遠出してきました。

今回の目的地は埼玉県にある廃線跡。
持っていくカメラはFE2とGM1のみ。αはお留守番。
レンズはノクトン58mmと24mm/f2.8、GM1用は14mmパンケーキと45-150mmズーム。
完全に日帰り予定(フィルムをその日の内に現像に出す)なので防寒装備もほとんど無しで、サイドバッグのみ。

しかし寝坊してしまったため出発は13:00過ぎ頃になってしまいました。
国道16号線をひた走り(バイパスは通らず)横田基地に到着↓
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ここは古くからアメリカンなお店が多く、ぼくが20年以上前にサバゲーやってた頃はたまに来て米軍払い下げの装備なんかを探しにきたものでした。
しかし、いつしか本物の軍装品を置いているお店も品数が少なくなっていき(多少はあるみたい)今はアンティーク雑貨屋さんが多くなっているようです。
でも店構えは異国情緒あふれる洒落たお店が多く、なかなか絵になります↓
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ここはアメリカのアンティーク雑貨や家具とかを扱う「ビッグママ」。
ちなみにこの日はちょっと曇ってたせいか、またしても写真の色味調整に難儀しました(ASA設定は直した)。

16号線からちょっと外れたところにあったビンテージアメリカン風な誰かさんの家の前にて↓
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この反対側では作業員らしい格好をしたおじさんが壁をペタペタ刷毛でペンキ塗っていて、これまたなんかアメリカンな雰囲気でした。

一気にワープして目的地に到着〜(16:48頃)↓
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左の茂みに見える柵のところが鉄橋がある場所。
埼玉県川越市の南大塚駅から安比奈駅を結んでいた西武鉄道安比奈線という貨物線だそうです。
ここ以外に街中にも線路や遺構が残ってたりするようです。

もうちょい近づいてフィルムで撮影↓
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鉄橋と言ってもかなり小さいもので、数mしかありません。

GM1にて左右から撮影↓
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正直、柵は付けないでほしかったなぁ。
立入禁止にした理由はやっぱり怪我する人が出る恐れがあるからなんだろうけど、自己責任でいいんじゃないかと。
昔はこんな過保護な世の中じゃなかったけど、みんな文句言わずに平和に暮らしてたと思うんだけどね〜。

鉄橋の場所から少し離れたところにはオープンな雰囲気なモトクロス場がありまして、その傍らには線路が残ってます↓
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レールは残ってるのに枕木は無し。なんで?
この撮影地点のすぐ背後にコースがあって、この日もブイ〜ンブイ〜ンと何台も走り回っていました。

もうちょっと奥に入ったところにて↓
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いい感じに撮れました。
ここでフィルムは終わり。

フィルムが無くなったのでここからはGM1オンリー↓
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この辺は入間川の範囲なのか、広範囲に未開拓のような荒れ地が広がっていて、その中をオフ車が走るためのようなダート道が張り巡らされています。

この線路を奥に進んでみると森のような茂みでそれ以上進めませんでした(線路が続いてるのかは未確認)。
その途中には線路があったと思われる敷地の両脇にこのようなものが↓
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調べてみると境界標というものだそうで「工」は明治期にあった工部省という組織の工の字で、文字通り境界を示すものだそうです。
「工」の刻印の境界標は旧国鉄のもので、鉄道会社によっていろんな刻印があるようです。
あれ?でも西武鉄道って私鉄だよね?国鉄と同じ境界標なんすかね?まぁどうでもいいか。

線路の場所から離れて、広大な荒れ地に縦横無尽に広がるダートを走ってみると、また謎の遺構が…↓
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これはいったいなんでしょう?さっぱりわかりませんが、廃墟的なロマンは感じます。
※追記:これは鉄橋の根元と思われます。前述の鉄橋写真を見るとこれと同じ形のコンクリ構造物が見えます。てことはここは昔は川だったってことですかねぇ…廃墟好きの心にグッときます。

さらに進むと川沿いに出ました↓
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ホントはもっとギリギリ川沿いの細い道もあったんですが、撮りそびれてしまいました。
しかし広い敷地だなぁ。もったいない。

そして道はちょっとした川で寸断されていました↓
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セローに乗って無茶してた頃なら徒歩で深さ確認して渡るか渡らないか考えたかもしれませんが、今となってはなんか怖い思いが先立ってしまいすんなり引き返しました。
川底がクリアに見えるレベルならXL-K2でも渡れそうなんですが、ここは川底が見えないので急に深くなってそうなのが怖い(暗い緑色なのがまた怖い)。
シュノーケル付けた4駆とかなら余裕なんだろうなぁ。オフロードバイクは大概シート直下あたりに吸気口があるので、そこまで浸からなければ大丈夫なはずですが、丸石に足取られてコケたら即水没→不動というリスクがあります。

この後はテキトーに道を探して無事アスファルトの一般道に出て、16号に戻って地元のキタムラに急行。
閉店直後でしたが、レジで作業してた店員さんにお願いしたら預かってくれました。ありがたや。
そして翌日現像だけしてもらったネガを取りに行って、帰宅後にスキャン→色味調整&ゴミ取り→JPEG化で完了〜。
ちなみにフィルムスキャナーに関する記事はコチラ
この日は全般曇りがちでしたが、ほぼ街中だったためかTシャツにパーカーだけで全然快適でした。

<旅データ>
総走行距離:130.5km
所要時間:約6時間

★給油
20:15 1回目給油:130.5km 4.52リッター 燃費:28.8km/l 633円
燃料費合計:633円(レギュラー)

★食事
17:34 ローソン:カルピス、Lチキ、おにぎり:429円
食費合計:429円

★雑費
20:10 カメラのキタムラ町田旭町店 フィルム現像:648円
雑費合計:648円

出費合計:1,710円

というわけで、XL-K2のヘッドライトの完全復活と、新たな積載システムの発見でさらに長旅がしやすくなったの巻でした。
次は野宿ノウハウの勉強だな。
posted by 文鳥 at 05:21| 東京 ☀| Comment(0) | 遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする